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小さな鑑定士
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しおりを挟む昔から自分の記憶と別の2つの記憶があった。
それが異常な事で、今の世界とか違う時間軸・世界観だと理解出来るように成長するにつけ理解した。
10歳の時、はっきりとした記憶がよみがえった。
10歳になると教会で祝福を受け、
太陽神「ハルラ」様から、数人に一人の割合でスキルという才能を授かる。
祝福以降は勝手に付加されるらしく、
『鑑定』かあればわかるが、普通は各ギルド、教会でお金を払って確認するらしい。
で、早速自分を鑑定してみて出てきたのが、『転生者』だった。
10歳
名前 バーバラ
年齢 10
スキル 鑑定、生活魔法(笑)
ステータス 転生者
レベル
知力 320
体力 60
魔力 150
運 100
平民の大人で平均100、上級貴族で200くらいだそうだ。
生活魔法の最後に(笑)って謎の文字が入ってるし、詳しい内容はスキルのレベルが低くてわからなかった。
ただ、この(笑)にイラッとした瞬間に
それまで靄がかかっていた前世部分を思い出した。
「あー、母様。
ゲームが始まる前にドロップアウトしたんだ!!」
何より最初に思ったのは、そんな事。
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