福の神の末裔の波乱爆笑の人生

１２話：双子の誕生と義理の母に助けてもらう

　２０１４年になると、歩くのもつらいようで、１月１５日から、奥さんが、産休に入った。　クラウンロゼ、ウキヨノカゼ、サンブルエミューズが、調子良さそうと言うと、中でも、1番調子の良い馬は、幸手が聞くと、やっぱりクラウンロゼと言うので、調べると、単勝では１０番人気、複勝では１２番人気と、不人気馬と分かると、単勝、複勝１０枚ずつ買う事にした。

　そして、急いで、馬券を購入し、観覧席について間もなく、レースが始まった。するとすぐに、クラウンロゼが、先頭に出て、そのまま、レースが続き、第４コーナーで、２番手のウキヨノカゼ、その後から、猛然とサンブルエミューズが、まくってきて、ゴールになだれ込んだ。

　しかし、１着クラウンロゼ、アタマ差で。２着ウキヨノカゼ、ハナ差で、３着サンブルエミューズとなり、クラウンロゼが逃げ切った。最後は、１、２着が、競っていたので、興奮したわと、祥子さんが、白状した。でも、馬券が、当たって良かったと安堵の顔に戻った。

　払戻金を確認すると、単勝が８３３０円、複勝が、１６６０円で、約１０万円ずつの勝ちで、終了した。払戻金をもらい、急ぎ足で、電車に乗って、秋葉原のスーパーで、すき焼き用の牛肉を買って、自宅に帰り、
風呂に入ってからすき焼きとビールで、競馬談義をして２２時には、眠りについた。

　その後、３月１６日、東急東横線渋谷駅を地下駅に移転した上で、東京メトロ副都心線との相互直通運転、およびみなとみらい線「東横線と乗り入れ」から東武東上線及び西武池袋線「副都心線と乗り入れ」までの相互直通運転開始した。これにより東京と横浜が、一層近くなる。３月３１日、日本の国債、借入金、政府短期証券の合計金額『いわゆる「国の借金」』が、２０１２年度末時点「当初予算ベース」で１千兆円の大台を突破。

　１千兆円と言われても、全く、ぴんと来ない。まーとにかく、日本の国の家計が、大赤字であることだけは、理解できた。５月４日、こどもの日に合わせて、１５歳以下の人口が、３２年連続で減少していることが明らかとなった。日本の人口減少は、今までも言われてきていたが、それが証明された形となり日本の将来に暗雲が立ち込めていると幸手夫妻は、感じた。

　５月１０日、島根県出雲市の出雲大社で祭神が仮殿から本殿に遷座される「本殿遷座祭」挙行「平成の大遷宮」出雲大社では。６０年ぶりの遷宮となる。６月１８日、２０１１年８月破綻し被害者、約７万３千人、負債総額、約４３００億円を出した安愚楽牧場元経営者ら３人を逮捕した。８月６日、厚生労働省、７月２２～２８日の一週間で手足口病の患者が、新たに全国で、２万７７７３人報告された。

　これで、年間累積患者数が、１３万人を突破。その数字は、２０１１年に続く多いペースであり、日本中で、蔓延していると注意を喚起すると発表した。１０月２日、伊勢神宮の内宮で、御神体を旧殿から新殿へと遷す、式年遷宮の主要行事「遷御」が行われる。外宮遷御「１０月５日」の翌日１０月６日には、２００５年から続いている第６２回式年遷宮の関連行事がすべて終了した。

　１０月２２日、朝、祥子さんが、朝食で食べたものを吐いて、驚いた幸手福三が、父の不動産屋に、今日休むと電話した。その後、念のため産婦人科を受診すると、おめでたですと告げられ、予定日は、２０１４年２月１５日と告げられた。この知らせを幸手家と岩波家の両親に伝えると、おめでとう言われ、喜んでくれた。そして週末、岩波家の両親が、祥子さんの好きなお菓子を持って来てくれた。

　そして、幸手福三に、くれぐれも宜しくお願いしますと挨拶して帰っていった。幸手家でも、喜んでくれ、この不動産屋は、特に忙しくないから十分に産休を取って構わないと、優しく言ってくれた。こうして１１月になり１２月を迎えると、今度は、奥さんの食欲が、増して、肉、魚、卵を食べ、ご飯も２杯、食べるようになった。そして、以前、飲まなかった牛乳も飲むようになり、顔つきもふくよかになってきた。

　さらに、おなかの出方が、かなり大きいので、次回の検診の時に、幸手福三もついて行くと、双子の可能性が高いと言われた。こうして、２０１４年を迎えた。そして、家事を幸手が、やりはじめ炊事、洗濯、掃除と忙しく家の中で動き回って、夜は、早く寝るようになった。そして、２月１３日に診てもらっている産婦人科病院に入院した。