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第34話:東日本大震災と長女、真弓の誕生

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 あまり多くなったので引き取って1週間以内に修理し返却するというシステムにした。その後、忙しくなってきたが月に収入が50万円を越える日も出て来て大繁盛した。収入は増えたが、輝一の書斎にパソコンやスマホが山積みになって修理に忙しくなって来た。

 そのため1週間でこなしきれなくなった段階で修理依頼の中止をするほどになった。また必要なくなったパソコンの引き取りスマホの引き取りを引き受けると、その依頼が増えてきた。まだ使えるパソコンはハードディスクをかえて中古販売しスマホもメモリを買えて中古販売すると、これが当たった。

 60万円を越える月が出て来た。その後、あっという間に2011年を迎えた2000年は1月から仕事を始めて年間利益5百万円を超えた。この調子でいくと来年は600万円を越えそうな勢いであった。2011年1月5日、朝、薫子さんが気持ちが悪いと食べた物をもどした。

 それを見て、泉さんが、念のために近くの産婦人科に行って調べてもらうと、妊娠4ヶ月目とわかり2011年7月13日が予定日と聞かされた。これを聞いて哲男が今度は可愛い女の子が欲しいなと言うと泉さんが、男の人って全く勝手なんだから女がどんだけ辛い思いをして子供を産むか全然わかってないと怒った。

 しかし、2011年3月11日午後2時47分、東北の東の太平洋で巨大地震・東日本大震災が起きた。また、長男の太郎が3歳になり4月から近くの保育園に通う事になり、泉さんも哲男も輝一も忙しくなる事を覚悟した。それでも輝一は毎月1回の釣りを楽しんでいた。

 宮城県栗原市で震度7,仙台、郡山、日立市、大田原市、桐生市、宮代町、成田市で震度6、東京、橫浜で震度5、沼津、伊豆長岡、戸田で震度4と大きな揺れを感じた。その後、薫子さんが橫浜の佐藤家の実家に電話しても通じなくて、夜6時にやっと連絡がついて怪我人がいない事を知って安心した。

 ただリビング、キッチンは散乱した食器で大変だったようだ。交通機関が動いていなくて、会社帰りの人達の大行列が続いたそうだ。伊豆長岡でも、台所に食器が落ちて片付けに時間がかかった。その晩は、放心状態で、ある物ので簡単に夕食を済ませた。

 そして呆然とテレビから流れてくる東北の被害の大きさを見て意気消沈するのだった。しかし、こういう時には、子を産む女は強いもので翌日から片付けに追われて一家、総出で大忙しだった。幸い釣り仲間や近所の知り合いに大きな怪我人もいなくて、ひと安心した。

その後。薫子さんは5月13日から産休に入り泉さんが前回同様に食事や洗濯など身の回りの世話をして買い物は哲男と聞いたが交代で出かける様になった。夏の暑い日に薫子さんは大きなお腹をして玉の汗をかいて動いていた。
それを太郎が見て大変だねと笑いながら言った。

 梅雨が来て2011年7月10日に前回出産した産婦人科医院にお願いして入院し、検査して出産が近いと言われ2011年7月12日に2700gの可愛い女の子を出産した。名前は香子さんが真弓が良いと言って、立山真弓と決定した。7月18日に退院して立山家に帰ってきた。

 7月20日に薫子さんの父、佐藤直太朗さんと母、佐藤瑞穂さんが立山家を訪ねてきて真弓を見て、瑞穂さんが薫子の時よりも可愛いかも知れないというと、薫子は複雑な顔して、どっちにしろ美人ですよねと
言い返すと大笑いとなった。

 3年位して孫達が橫浜の家に来るのが待ち遠しいなと喜んでくらた。8月なり、急激な円高となり哲男はFX口座を開いて3千万円を投資して8月に76円を割ってきて10倍の倍率で76円の買い指値をいれて2011年
10月に約定して7600万円で100万ドル購入した。

 続いて金価格が、急上昇して、11月8日4620円で80kgの金を売却でき3.68億円を得られた。税引き後2.9億円を手に入れて、資産が約7億円となった。そうして大きく資産を増やした2011年が終わり2012年を迎えた。
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