父が、大金を手にして新手の商売

３８話：スカイプの勉強会と会話

　そして、自分たちは、近くの３ＬＤＫの賃貸マンションに住んでいると告げた。父、家賃高いのだろと聞くので眺めが良くて新しいから月に２０万円。でも、経費で落ちるから心配いらないのと笑った。ただ、忙しい毎日で、子供を作る時間的な余裕がないのが、ちょっと残念ねと言うと寂しそうな顔になった。

　それを聞き、人は、みな平等に２４時間しかないからなと言うと、あたり前でしょと明るい顔に戻った。ところで、さっき運ばれた患者３人の容体はと聞くと保冷材で体を冷やして点滴注射で水分や体液を補給してるから、１，２時間したら自宅に戻れるはずよと教えてくれた。

　だから心配しないで、帰って大丈夫よと言い、容体は、お父さんの所へ電話してあげるから、自宅に帰ったらと言った。何から何まで、すまないねと言うと人を助けるの、が医者の仕事だからと話した。それより私たちは、実家に行く時間ないから、お母さんと一緒に、たまには、美味しいお土産もって訪ねてきてくださいねと語った。

「おかあさんにもくれぐれも宜しく言っておいてと優しく言ってくれた」
「じゃーこれでと言い、父は、幸恵と別れ、自宅に戻った」

　やがて、秋、足早に冬へと季節は移り、１２月を迎えた。その後の会社の忘年会の時に、パソコンの豊島輝夫君、レコードコンサートの佐島芳子さん、料理教室の富士繁子さんが、ほとんど休みなしに仕事してる菅原社長に、もっとゆっくり事務所にいた方が良いと告げた・

　そして。冬休み、夏休みに奥さんと一緒に旅行でも言ってきてくださいと、労をねぎらった。それを聞いて、菅原幸一は、皆さんのおかげで、次々と新しい企画ができて、お客様に喜ばれ収益をあげてるとお礼を言った。やがて２００４年がとなり２００４年４月６日、朝８時半、証券会社の道下さんからの電話が入った。

　その時、ヤフー株１４０万円で気配値で売りと言われ売った。ヤフー株、２株購入後、２００２年に２回分割を２回、２００３年に２回分割を２回、２００４年３月に２回分割を１回の結果、株数が３２倍つまり２０株が６４０株になった。その結果、菅原幸一の税引き後７億円、残金合計が１０億円となった。

　２００４年４月２０日、既に、ベータ版スカイプを使いだしていたパソコン関連の責任者、豊島輝夫君が、スカイプの将来性に期待していると言い、スカイプ会議室の利用方法の勉強会と、実際に遠距離や海外の人たちと通話するデモンストレーションを企画したいと話していた。

　そのため光ファイバーインターネット回線を２つ、事務所にひく費用を出してほしいと言われ、了解した。その後、２００４年１０月２６日から世界中を無料で使える様になった。２００４年１０月２６日に「ハロー・スカイプ」と銘打って開催。

　スカイプ会議を海老名近くの倉庫の中の事務室で、マニアを１人千円で先着１５人をインターネットで募集すると、すぐ、いっぱいになった。当日は、ソフトウェアに強い３人の社員が同席した。あらかじめ、秋葉原のＮＥＣ・ビットインの菅原幸一さんのグループが、すでに、スタンバイしていた。

　そして会場の人と海老名、ＮＥＣ・ビットイン秋葉原、大阪、徳島、広島の５ケ所をつないでホスト局を海老名の豊島輝夫が司会をして始めた。

「ハロー聞こえますかと『未来商会・海老名店』の豊島輝夫君が呼びかけた」
「すると秋葉原の菅原幸一さんが、感度良好、聞こえると答えた」
「すると、続いて、ビットイン、大阪、徳島、広島でも良く聞こえますと返答」
「天気はと聞くと、次々に、現地の天候を答えた」

「その後、名産品は、何か、今に季節、観光名所はとか」
「スカイプでの交信を２０分ほど続けて、成功のうちに終了した」
　その後、未来商会のホームページで、指定したメールアドレスにスカイプをしたい人のスカイプ名とハンドルネームを送ってもらった。

　その後、毎週土日、夜２０時から２０時半までトークショーや質疑応答などの時間を設けて実施するようになった。スカイプの参加者が多くなったため、毎週土日、夜２０時から２０時半までが第一ステージで２０時３５分から２１時までが第二ステージとして番組を始めた。