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18話:売って売って売りまくれ!
しおりを挟む夏場の道の駅は過去最高のお客さんの数で売上も過去最高だった。新しい話としてはパートのおばさんのアイディアで、大きめ「オニギラーズ」海苔巻き、おにぎりを平べったく四角に延ばしたものが、飛ぶように売れて炊飯の量が大幅に増えた。具材を若者向けにベーコンエッグ炒めた野菜でまいた焼き肉をはさんだり、漬け物、高菜、焼きたらこと、卵マヨネなど七種類が大評判だった。
9月になっても土日祭日は着実に170万円超える売上をあげている。多い日は200万円超える日も出てきた。もう既に累計3000万円を軽く越えている。余程のアクシデントがない限り6千万円は確実に超えそうな勢いだった。秋、冬にかけて、客数増加のために平日に限り一時間、食べ放題の企画なども面白いかもとアルバイトの若者から提案があった様だ。
是非、実施してくれと指示した。忙しく動き回っているうちに10月は去り11月へ寒くなって来た。年末に向けて最後の一週間の売上が約1千万円と驚異的さ売上だった。その結果、大晦日、午後5時、道の駅の営業終了で年間集計金額、8856万円となり、もちろん過去最高、純利益は5300万円。正社員20人の年収を引くとパートさんの給料を引いても2千万円の利益をたたき出したのであった。
月間売上から見て来年は1億円が視野に入ってくる勢いだった。陰山は全員を前に、今年もみんなで協力して慌てず、しっかりと仕事に取り組んでいこうと言った。今年の冬も最近のヒット商品の「オニギラーズ」と味噌汁をセット販売していこうと、みんなに伝え、早出で一升炊き炊飯器二台で、ご飯を炊き10人で「オニギラーズ」を作っていた。米は無洗米でスピーディにご飯を炊いていった。
午後から町役場へ出て、みなさんに新年の挨拶して回わり建築業者の池田社長に年始の挨拶に行て、その後、道の駅に戻り冬場のおすすめ商品をもう一品考えようというので、熱々の豚汁うどんなんてどうかなというと、熱いうどんは良いかもしれないと大型の圧力釜を3つ買って、時短クッキングに活用すれば効率的に調理ができると言い、これも取り入れようと大きめの圧力鍋を3個注文した。
翌週からカレー用の具を煮るのに使用した。ポークカレー、チキンカレー、シーフドカレーをじゃんじゃん作り大鍋に移して外注したスパイスとタイカレーのレッドカレーペーストを入れて本格的なカレーを作り出した。圧力鍋のお陰で調理時間が数分の1になり大量に作れる様になり、素うどんに和風だしとカレーをいれたカレーうどんも売れ始め、その他、磯辺焼きも飛ぶように売れた。
夏場とは大幅なメニュー変更、スープは、カレースープ、クラムチャウダー、ビーフシチュー、きのこ汁など多くの種類を作った。また圧力鍋で一気に大量のうどんをゆでられるので非常に便利。汁物、煮物類の調理時間が短くなり大量に作れる様に鳴り、汁物を自宅へ持ち帰りできるように耐熱発泡スチロール容器を用意し、特に冬場は持ち帰りのできる商品が非常に良く出るようになり、ミックスピザも依然として若者中心に売れ行き好調だった。
汁物もの関係は昨年の2倍と好調だった。圧力鍋で具材を一気に煮込んで、それを大鍋に移し調味料を入れて数分煮込む。製造時間も短くになっている。冬場も平日150万円、土日祭日は300万円を超える売上だった。売れ行き好調な製品は、早出して、まず完成商品を多くしておく様にした。
1月は7百万円の売上が見えてた。明日から今年一番の寒気が入り吹雪になるとの天気予報で、その通りに翌朝
は吹雪で、朝から陰山の所へ従業員から出勤の件で電話がかかり、出勤できる人は9時に出勤してくれる様にお願いし、パートさんは全員休みとした。
9時に出勤すると10人が出勤していて平日でもあり、お客さんが来ないようだったら吹雪のため臨時休業の看板を出して帰る事にした。本日は悪天候のため臨時休業とした。この日は、吹雪で道の駅にも大量の雪が積もり、レンタルオフィスが気になるので行ってみたるとオフィスに入るといつも通り、フリースの上にダウンジャケットを着て仕事をしており、1階よりも2階の方が暖かく快適だった。
やがて午後になり雪がやみ、道の駅では雪かきを職員全員で行ってから作業に入り、道の駅の副駅長の柴田さんに今日は新しいレンタルオフィスの件で動き回ってるので何かあったら電話をくれる様に言って役場に向かった。今年も夏の最盛期がやってきて、今年は昨年以上の売上をめざして業務用の大型冷蔵庫と冷凍庫を増やした。
多くの氷を貯蔵するためで、それでも間に合わない場合は業者から氷を運搬してくれるように手配し、その他、炭酸ジュースを大量に作れる様に工夫した、今年の一番の特長は収益性の高い製品を積極販売していこうというスローガンでいく事にし、道の駅の副駅長の柴田さんに現場を任せる事にした。
何かあればすぐ陰山が来る体制をとり行動して、陰山が商品の売れ行きと補給、在庫管理が利益を上げる一番の秘訣であるからきちんと管理しておく様に副駅長の柴田さんに指示した。その他、人員の配置とパートさんの出勤管理も重要と言い、平日の客が少なそうだと判断したらパートを減らし逆の場合は大胆に増やせと伝えた。
その後、土日の利益目標額を決めて一気に売上増加を狙う作戦で売上を順調に伸ばしていき2週間後の日曜日、遂に1日で4百万円突破という売上金額の新記録を達成し、陰山の奥さんも大喜びで陰山に売上の詳細を報告した。
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