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7話:売り場拡張工事
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農協との会議の2週間後に臨時の会議が招集されて秋からの果物、米の販売の打ち合わせをした。リンゴ・ジョナゴールドが9月中旬から10月中旬、王林・ふじは10月下旬から11月中旬、その後、イチゴが翌年の春まで続く。リンゴ、梨、イチゴはジュース、ジャムとして販売。
ジュース・ジャムは、専門業者に依頼して製造してもらう事にした。米とお餅は農協から、以前より多くの量を運んでもらう事にした。米の2kg、5kgは50袋、30kgは、5袋だけ在庫して、30kgが売れ残ったときには1週間後に在庫品を5キロ袋に詰め替えて販売することにした。
お餅は、磯辺焼き、おしるこ、お雑煮を販売していくと決め、全ての商品は試供品も切らさずに提供する様にした。炊飯器、ジャーも用意して発泡スチロールの小さな皿もしっかり在庫して置く事を販売員全員で確認しあった。その他、もち米とパックのお餅も業者に委託製造してもらい販売していった。
売りたい商品の大きな看板を作り国道からも、はっきりと見える様にした。翌週からこの計画が動き出したが、土日の混雑にスタッフの数が足りず、お客さんを待たせるケースが見られる様になった。11月になると農家も暇に
なるのでアルバイトの人数も増やせる様だ。
土日祭日は、平日の二倍の人数が必要となり、駐車場の管理スタッフも置かないと駐車できない程、車が多く
なった。売上金額を最高金額を更新しても現状のシステムと人数では頭打ちになりそうだ。陰山は道の反対側も整備して駐車場にしていくべきだと考え山田さんに進言した。
そして道の駅の近くの駐車場の1区画を食堂コーナーとして丸テーブルを置いて蕎麦、お餅料理、その他の商品の食事スペースにすれば更に売上増加が期待できると考えた。お客さんが減る冬場に駐車場拡張工事をすると山田さんから連絡があった。
そうなると道の駅の規模拡大で更に最低十人の人員が必要となると山田さんに伝えた。すると山田さんが道の駅のパート職員募集と、中高年の方にも働いてもらうよう働きかけることを約束してくれた。11月になり、お客さんの数が減ってきたのを見越して駐車場の整備工事が始まった。
工事期間は5日間。10月の最終売上金額で3500万円強の売上と過去最高金額をたたき出した。駐車場拡幅工事後、来年は6000万円突破を目標としていく事が決まった。翌月から駐車場の拡幅工事が始まった。始まってみると道の駅の営業に、それ程影響が少なく、ひと安心した。
今年の冬から朝とれた魚のうち売り物にならない魚を優先的に購入する事が役場と漁協の間で決定した。寒くなって、その魚のあら汁としじみ汁が飛ぶように売れ出した。国道沿いの宣伝看板の効果もあり客数が昨年の5割アップで寒くなっても、職員達は忙しく働いていた。
工事終了の翌日の月曜日に道の近くの駐車場に肉と魚をグリルを備えた青空食堂を始め商品の陳列棚も増やした。天気の良い日は食堂も土日中心に行列ができる日も出てきた。工事後の売上も目標以上の金額をだった。その後も陰山と奥さんが週3日ずつ交代で勤務する事が了解された。
この年は陰山も満足できる道の駅の改善と事業拡大がうまくいった年だった。2020年が明け、山陰特有の雪と荒れ模様の日が続いた。これは想定内の範囲であり晴れた日の土日祭日の晴れた日は道の駅の肉、魚のバーベキューが人気を呼んで食堂に列の日が出る日々も多かった。
2月になりバーベキューの火の周りに多くのお客が暖をとりながらあら汁、豚汁をふーふー言いながら食べた。お客の数に比例して冬ネギや、お米、野菜も売れ行き好調。2020年3月になり晴れの日が多くなると共に売上も上がってきた。
ジュース・ジャムは、専門業者に依頼して製造してもらう事にした。米とお餅は農協から、以前より多くの量を運んでもらう事にした。米の2kg、5kgは50袋、30kgは、5袋だけ在庫して、30kgが売れ残ったときには1週間後に在庫品を5キロ袋に詰め替えて販売することにした。
お餅は、磯辺焼き、おしるこ、お雑煮を販売していくと決め、全ての商品は試供品も切らさずに提供する様にした。炊飯器、ジャーも用意して発泡スチロールの小さな皿もしっかり在庫して置く事を販売員全員で確認しあった。その他、もち米とパックのお餅も業者に委託製造してもらい販売していった。
売りたい商品の大きな看板を作り国道からも、はっきりと見える様にした。翌週からこの計画が動き出したが、土日の混雑にスタッフの数が足りず、お客さんを待たせるケースが見られる様になった。11月になると農家も暇に
なるのでアルバイトの人数も増やせる様だ。
土日祭日は、平日の二倍の人数が必要となり、駐車場の管理スタッフも置かないと駐車できない程、車が多く
なった。売上金額を最高金額を更新しても現状のシステムと人数では頭打ちになりそうだ。陰山は道の反対側も整備して駐車場にしていくべきだと考え山田さんに進言した。
そして道の駅の近くの駐車場の1区画を食堂コーナーとして丸テーブルを置いて蕎麦、お餅料理、その他の商品の食事スペースにすれば更に売上増加が期待できると考えた。お客さんが減る冬場に駐車場拡張工事をすると山田さんから連絡があった。
そうなると道の駅の規模拡大で更に最低十人の人員が必要となると山田さんに伝えた。すると山田さんが道の駅のパート職員募集と、中高年の方にも働いてもらうよう働きかけることを約束してくれた。11月になり、お客さんの数が減ってきたのを見越して駐車場の整備工事が始まった。
工事期間は5日間。10月の最終売上金額で3500万円強の売上と過去最高金額をたたき出した。駐車場拡幅工事後、来年は6000万円突破を目標としていく事が決まった。翌月から駐車場の拡幅工事が始まった。始まってみると道の駅の営業に、それ程影響が少なく、ひと安心した。
今年の冬から朝とれた魚のうち売り物にならない魚を優先的に購入する事が役場と漁協の間で決定した。寒くなって、その魚のあら汁としじみ汁が飛ぶように売れ出した。国道沿いの宣伝看板の効果もあり客数が昨年の5割アップで寒くなっても、職員達は忙しく働いていた。
工事終了の翌日の月曜日に道の近くの駐車場に肉と魚をグリルを備えた青空食堂を始め商品の陳列棚も増やした。天気の良い日は食堂も土日中心に行列ができる日も出てきた。工事後の売上も目標以上の金額をだった。その後も陰山と奥さんが週3日ずつ交代で勤務する事が了解された。
この年は陰山も満足できる道の駅の改善と事業拡大がうまくいった年だった。2020年が明け、山陰特有の雪と荒れ模様の日が続いた。これは想定内の範囲であり晴れた日の土日祭日の晴れた日は道の駅の肉、魚のバーベキューが人気を呼んで食堂に列の日が出る日々も多かった。
2月になりバーベキューの火の周りに多くのお客が暖をとりながらあら汁、豚汁をふーふー言いながら食べた。お客の数に比例して冬ネギや、お米、野菜も売れ行き好調。2020年3月になり晴れの日が多くなると共に売上も上がってきた。
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