時代の波と恩人の死

ハリマオ65

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25話:グラナダ、アルハンブラ宮殿1

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 一方、キリストの死から復活までの物語を描いた「受難の門」も、「生誕の門」とあわせて見どころスポットの1つ。こちらは当日券を購入した観光客の入り口として利用されている。「生誕の門」「受難の門」どちらから入場してもサグラダ・ファミリアの塔に上ることができる。

 「受難の門」から上ることができる塔は上りも下りもエレベーターですが、「生誕の門」から上る塔は下りが階段となっており、途中の小窓からもバルセロナの街並みをゆっくり堪能できる。

 この階段はアンモナイトをイメージして作られたと言われている螺旋階段で遠くから眺めているだけでは見られなかった塔の造形を間近に観察できる所も人気のポイント。スケールも新たに生まれ変わるサグラダ・ファミリアは早くも完成が待ち遠しい。

一体いつ完成するのか分からなかった、これまでとは違い2026年という現実的に待てる数字が示されたことも世界中の人々の期待を高めている。そんな夢が膨らむサクラダファミリアを茂田さんとそのグループが見た。

 その後、ホテルへ帰ってきて、夕食を取り、早めに寝た。翌4月17日7時、ホテルをチェクアウトしてタクシーでバルセロナ空港へ8時に到着して10時半のグラナダ行きの飛行機に乗り、お昼頃クラナダに到着した。

 ホテルに13時に着いて、昼食を取りアルハンブラ宮殿の入場券の予約をフロントの人にお願いし取ってもらった。その後、アルハンブラ宮殿以外のグラナダの名所と言われる場所を回る事にした。

 最初が、王室礼拝堂。16世紀に建てられた礼拝堂です。霊廟がありフェルナンド2世と妻であるイザベル女王、娘である女王フアナとその夫であるフェリペの遺骸が眠っています。鉄拍子があり、その内側に大理石で作られた墓が2つある。

 1つにはフェルナンド2世夫妻、そしてもう1つは女王フアナ夫妻が眠っている棺になります。次が、グラナダ王室礼拝堂「カテドラ」。ここは、王室礼拝堂に隣接していたので直ぐに移動できた。

 正式名称を「カテドラル・サンタ・マリア・デ・ラ・エンカナシオン」という大聖堂です。カテドラルとは大聖堂を意味します。元はゴシック様式で建築が進められた聖堂でしたが、途中から建築家が変わったことによりルネサンス様式に変更されている。

 そのため2つの様式が混ざった建物となっています。見事なステンドグラスが荘厳な雰囲気を高めています。その後、夕食を食べに行き、19時には、ホテルに戻り、明日のアルハンブラ宮殿、見学にそなえた

 4月18日、アルハンブラ宮殿のオープンの8時半に観光をスタートし一番人気のナスル朝宮殿は入場時間が30分毎に決められており、さすが大人気の場所で大勢の人が、自分の指定された入場時間をじっと待った。

 ナスル朝宮殿は「メスアール宮」「コマレス宮」「ライオン宮」の3つで、入場すると一番最初に、メスアール宮で最も重要なメスアールの間があった。メスアールの間はアルハンブラ宮殿に現存する建物の中で最も古く、政治や裁判が行われていた場所。

 壁は色とりどりのモザイクタイルで装飾されていた。細かい模様の木組み天井には、一部当時のオリジナルも残っている様だ。イスラム教の祈祷室の壁には非常に細かい透かし彫り装飾が施されて、部屋の右側には聖地メッカの方向を示すミフラーブがあった。

 馬蹄形アーチの窓の向こう側には、アルバイシン地区の美しい街並みが広がっていた。その後、メスアールの間の次にある、メスアールの中庭へ移動した。中庭の四方は建物に囲まれているが、非常に明るい空間。

 前方の壁には二つの青銅の門があり、周囲は色鮮やかなタイルで装飾されている。門の上は、これでもかと言わんばかりの漆喰細工で埋め尽くされていた。漆喰細工の模様は偶像崇拝を禁止するイスラム教でよく用いられるアラベスク模様。

 植物や幾何学模様、文字などの緻密な反復模様が施されていて、長く見ると目が疲れる。黄金の間は来訪者の控室、天井には金箔の使った美しい木組み細工が施されていた。黄金の間からはアルバイシン地区の白い街並みが美しく見えた。
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