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22話:薫子が横浜に来て今後の話を相談

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 その後中華街で買ってきたおかずと炊いた御飯でテレビを見ながら夕食を取り、薄い水割りのウイスキーを飲んで、23時過ぎ、眠りについた。翌朝も散歩をして、1日が始まり、10時過ぎに、友人から麻雀のお誘いが入った。

 夕方、出かけて、麻雀を楽しみ、みんなで、杯を上げた。平凡な生活にあけくれ、やがて、年が変わり平凡な生活に明け暮れ、2013年を迎えた。元旦に、金沢の薫子から、新年おめでとうと電話が、入り、金沢の店も他人に売ったと告げた。

 いよいよ、今年、アパート捜しを始めようと言った。そこで、「暇になったら、横浜に来いよと誘うと、喜んで、行きます」と言った。ホテルは高いから、「今、俺1人で3DKのマンションに住んでるから泊まっていけ」と言うと喜んでくれた。

 もう少しして、「会社の閉鎖の手続きや全てが終わったら連絡します」と言って、電話を切った。そして、寒い冬、日射しが良くて暖かい日には散歩したり、サイクリングをして、平凡な日々の連続。

 そんな2013年3月14日、また、薫子から電話が入り、全ての手続きが終わったと言った。「3月18日、横浜に行くので宜しく」と言うので了解と言い、乗ってくる新幹線の名前と何号車か知らせてくれれば迎えに行くと言った。

 そして昼過ぎに、携帯電話に薫子から電話が入り、新幹線「かがやき504号」東京着10時20分と6号車と知らせて来た。了解、迎えに行きますと答えた。

 やがて2013年3月16日、10時20分に東京駅のホームに列車が入ってきて、6号車の真ん中当たりで待っていると薫子が、うれしそうに笑顔で列車を降りてきた。清水が近づいて、荷物を持ってあげ、改札を出た。

 その後、東海道線で横浜へ行き、タクシーで15分で、清水のマンションに着いた。すごい、「観光地のマンションねと言い、高かったのでしょうと薫子が言うと、まー古いから、たいしたことはない」と答えた。

「ここからなら山下公園も行けるねと聞くので、歩くと20分くらい、組み立て自転車で5分くらいだ」と言った。お腹、空いただろと聞くと、はいと答えた。それなら中華街へ行こうと誘った。

そして、マンション近くでタクシーを拾い、10分程で、中華街入り口について、入り口の目の前の中華料理屋に入ると、1階は、既に満員で、2階へ案内され、ちょうど、道側の見晴らしの良い席が空いていたので座った。

 そして、ランチメニューを見て、薫子が、割と安いのねと笑いながら言った。清水が、何が良いと聞くと海鮮そばと薫子が言った。じゃー俺も同じものと言い、店の女店員に注文した。

 海鮮そばには、シュウマイと食後の珈琲までついていた。海鮮そばを食べ終わり、珈琲を飲みながら、今回は、「どの位いられる聞くと、薫子がニコニコしながら、いつまで、いて良いの」と聞いた。

 ちょっと、困った顔をすると、「冗談よ、1週間、2013年3月25日、月曜、金沢に帰ります」と答えた。それまで、「俺の所に、いて良いよと、ぶっきらぼうに言うと、薫子が、そのつもりよ」と笑った。

「その笑顔は、金沢の時のように暗い顔から、うって変わって、明るい笑顔」
「多分、彼女の気持ちのつかえが取れたのだろうと想像した」
「ところで、今後の予定は、どうするつもりと、清水が聞いた」
「また、笑いながら、どうして欲しいと、彼女が、謎かけをした」

「それを聞いて、清水が、俺と、残りの人生、同棲しようかと切り返した」
「それを聞いた、薫子は、急に、顔が崩れ、意地悪なことを言うのねと言った」
「まだ、心の整理がついていないのよと、暗い顔になった」
「いや、困らせようとして言ったのではないよ」

「ほんとに、俺の所に転がり込んでも良いと告げた」
「思わず、ウソーと、明るい声に変わった」
「ウソじゃない、マンションの名義も俺の名義だし子供達も独立して問題ないと答えた」

 ほんと、本当に、信じて良いのねと聞くので、知ってるだろ、
「俺が、ウソと人参が嫌いだってことは、と言い返した」
「すると若い娘のように、やったーと言い、突然、薫子は、清水の手を握った」
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