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7話:次郎の子供養育費、交渉
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葬式の週の日曜日、長男の義朗と長女の出雲悦子を呼んで故、金井次郎の子供達、一郎の孫2人についての今後について相談したいと電話を入れて8月19日の日曜に金井一郎に家に来てもらう事にした。9時過ぎに、そろい、まず金井一郎が女房と話し合った結果、この家に引き取り、ここかか小学校、中学校に通ってもらおうと思うと言った。
もちろん年金だけでは足らない事はわかってるが今まで貯めた金と詳細は言えないが曾祖母からの遺産もあり何とかやっていけるんじゃないかと思うと言った。これに対して出雲悦子が足らなくなるのがわかってるのにやっていけるとはどういうことですかと聞いた。
長男の義朗が、実は、俺は親父に3千万円ほど借りて投資をし、資産を1億円近くまで増やしたので悦子に助けてもらわなくてもやっていけると言うと、どうも釈然としないと言った。
そこで一郎の奥さんのかなえさんが悦子さんお気持ちは良くわかる、だから、ここに大きな土地を定期借地権という形で、安く、出雲家から安く提供していただいて大変助かってると話した。また、毎年、新米や野菜をもらって感謝している。もし足らなくなりそうになったら前もって相談すると伝えた。
父の一郎と兄の義朗に任せてやってはもらえないだろうかと言うと、確かに自分だけではたいしたことできないから仕方ないけどと言い。絶対に無理しないでねと言ってくれた。一郎が本当にありがとうよと言い、わかったと悦子が了解してくれた。隣に住んでるんだから、何かあったら、気軽に、頼み事をしてねと涙を浮かべて言った。
その姿を見て、かなえさんが悦子は優しい子だよと抱きしめて涙を流した。これで決まりだねと、長男の義朗が言い、今後、みんなで、弟、次郎の遺児2人を立派に育て上げるために全面協力していこうと告げ、話合いは終了。その1ヶ月後、9月17日、金井義朗から金井一郎に電話がかかり、交通事故の後の処理の方法が決まったと書類が来たと言った。
その晩、行くと連絡があり20時過ぎ、一郎の家に来て事故の発端となった大型トレーラー会社の過失で治療費と死亡者には諸費用、その他、かかった費用、全部含めて1人当たり1千万円が支払われることになったと知らせがあったと話した。その手続きを取ると言い、その金を全て金井一郎の口座に入れて孫達の費用に充てて欲しいと言ったので了解した。
数日後、一郎の口座に2150万円の振り込みがあった。9月20日、また、金井義朗から一郎に電話があり、亡き次郎の奥さん、里村好恵さんの父、里村幹生さんから電話で子供の養育費について話がしたいと言うので、ついては、9月23日の夜8時に横浜市中区本牧の家に来て欲しいと言われた。駐車場があるので車でお越しいただいても大丈夫ですと言われた。
了解して、金井一郎が義朗を乗せて本牧中学の脇の本牧、和田の豪邸の一画に里村家があり、車でつきて、表札を確認してドアフォンを押すと、里村幹生さんと美恵子さんが出て来て、広いリビングに行き、こんな夜遅く、申し訳ないと言い、この所、仕事忙しく、お陰様で徐々に景気が良くなってきて新店舗を探しで動き回っていると話した。
そして、時間を掛けたら申しないから単刀直入に孫の養育費について話し合いたいと言った。そこで、金井義朗が失礼ながら里村さんのお考えを先に伺いたいと聞くと率直に言って、私たち
商売人は、毎月とか、中学校、高校、大学など随時、支払うよりは総額で支払いたいと言った。その理由は今現在支払えるが世の中が変わって金がなくなると払えなくなるからですと答えた。
それに対し金井義朗が言われることはごもっともです、所で、どの位とお考えなのですかと、突っ込んで聞くと、1人1千万円で合計2千万円と言った。それを聞いた金井義朗が、実際に一番、面倒を見る立場として2千万円と言われていますが、どうですかと一郎に聞いてた。一郎は、援助していただけるという気持ちだけでも充分なので、それだけいただければ充分ですと答えた。
逆に、そんなに出して大丈夫なのですかと聞き返した。昨今、1人にかかる教育費を考えれば決して高額とは言えませんから出しますと言ったので全く異論ありませんと答えた。それを聞いた金井義朗が父がそう言ってるのですから私も同じく異論ありませんと言うと、今晩ここで、
念書を書いて、連番でハンコをいただけますかと言うので、結構ですと伝えた。
念書を3枚、既に用意していて金井一郎、金井義朗と里村幹生さんのハンコをついて、3通の念書を作成し1枚ずつ、各人が保管することにして振込先を教えて全額を金井一郎の口座に振り込んでもらうことに決まり30分程で全てが決まり失礼した。帰りの車の中で義朗が先方では早く決着つけたかったんですよと言った。彼らもさすがに商売人1人1千万円とは一見、高額そうに思える金額だが、実際に養育費は金持ちの間では1人3から5千万円と言われてる。
それだから、彼らにとって良い取引だったんじゃないかなと漏らした。以前、亡き次郎と電話で話したが次郎も働き奥さんも商売で忙しくて全然、孫を見に来ないと、ぼやいていたようだと聞かされた。奥さんの里村好恵さんが1人で大変だったみたいと教えてくれて、きつい言い方かも知れませんが、早いところ片をつけたかったんじゃないですかと言った。
金井一郎は、これだけ出してくれれば充分で、もし、家庭の事情で出してくれなくても仕方ないと思ってたくらいだと本音を話し。そう言う意味では、両家にとって、良い解決だったんじゃないかと、金井一郎が胸をなで下ろした。そして金井一郎の資産が1.3億円を回復した。これで亡き金井次郎と好恵夫婦の件は、肉親達への心の傷を残して金銭面での問題は解決された。
もちろん年金だけでは足らない事はわかってるが今まで貯めた金と詳細は言えないが曾祖母からの遺産もあり何とかやっていけるんじゃないかと思うと言った。これに対して出雲悦子が足らなくなるのがわかってるのにやっていけるとはどういうことですかと聞いた。
長男の義朗が、実は、俺は親父に3千万円ほど借りて投資をし、資産を1億円近くまで増やしたので悦子に助けてもらわなくてもやっていけると言うと、どうも釈然としないと言った。
そこで一郎の奥さんのかなえさんが悦子さんお気持ちは良くわかる、だから、ここに大きな土地を定期借地権という形で、安く、出雲家から安く提供していただいて大変助かってると話した。また、毎年、新米や野菜をもらって感謝している。もし足らなくなりそうになったら前もって相談すると伝えた。
父の一郎と兄の義朗に任せてやってはもらえないだろうかと言うと、確かに自分だけではたいしたことできないから仕方ないけどと言い。絶対に無理しないでねと言ってくれた。一郎が本当にありがとうよと言い、わかったと悦子が了解してくれた。隣に住んでるんだから、何かあったら、気軽に、頼み事をしてねと涙を浮かべて言った。
その姿を見て、かなえさんが悦子は優しい子だよと抱きしめて涙を流した。これで決まりだねと、長男の義朗が言い、今後、みんなで、弟、次郎の遺児2人を立派に育て上げるために全面協力していこうと告げ、話合いは終了。その1ヶ月後、9月17日、金井義朗から金井一郎に電話がかかり、交通事故の後の処理の方法が決まったと書類が来たと言った。
その晩、行くと連絡があり20時過ぎ、一郎の家に来て事故の発端となった大型トレーラー会社の過失で治療費と死亡者には諸費用、その他、かかった費用、全部含めて1人当たり1千万円が支払われることになったと知らせがあったと話した。その手続きを取ると言い、その金を全て金井一郎の口座に入れて孫達の費用に充てて欲しいと言ったので了解した。
数日後、一郎の口座に2150万円の振り込みがあった。9月20日、また、金井義朗から一郎に電話があり、亡き次郎の奥さん、里村好恵さんの父、里村幹生さんから電話で子供の養育費について話がしたいと言うので、ついては、9月23日の夜8時に横浜市中区本牧の家に来て欲しいと言われた。駐車場があるので車でお越しいただいても大丈夫ですと言われた。
了解して、金井一郎が義朗を乗せて本牧中学の脇の本牧、和田の豪邸の一画に里村家があり、車でつきて、表札を確認してドアフォンを押すと、里村幹生さんと美恵子さんが出て来て、広いリビングに行き、こんな夜遅く、申し訳ないと言い、この所、仕事忙しく、お陰様で徐々に景気が良くなってきて新店舗を探しで動き回っていると話した。
そして、時間を掛けたら申しないから単刀直入に孫の養育費について話し合いたいと言った。そこで、金井義朗が失礼ながら里村さんのお考えを先に伺いたいと聞くと率直に言って、私たち
商売人は、毎月とか、中学校、高校、大学など随時、支払うよりは総額で支払いたいと言った。その理由は今現在支払えるが世の中が変わって金がなくなると払えなくなるからですと答えた。
それに対し金井義朗が言われることはごもっともです、所で、どの位とお考えなのですかと、突っ込んで聞くと、1人1千万円で合計2千万円と言った。それを聞いた金井義朗が、実際に一番、面倒を見る立場として2千万円と言われていますが、どうですかと一郎に聞いてた。一郎は、援助していただけるという気持ちだけでも充分なので、それだけいただければ充分ですと答えた。
逆に、そんなに出して大丈夫なのですかと聞き返した。昨今、1人にかかる教育費を考えれば決して高額とは言えませんから出しますと言ったので全く異論ありませんと答えた。それを聞いた金井義朗が父がそう言ってるのですから私も同じく異論ありませんと言うと、今晩ここで、
念書を書いて、連番でハンコをいただけますかと言うので、結構ですと伝えた。
念書を3枚、既に用意していて金井一郎、金井義朗と里村幹生さんのハンコをついて、3通の念書を作成し1枚ずつ、各人が保管することにして振込先を教えて全額を金井一郎の口座に振り込んでもらうことに決まり30分程で全てが決まり失礼した。帰りの車の中で義朗が先方では早く決着つけたかったんですよと言った。彼らもさすがに商売人1人1千万円とは一見、高額そうに思える金額だが、実際に養育費は金持ちの間では1人3から5千万円と言われてる。
それだから、彼らにとって良い取引だったんじゃないかなと漏らした。以前、亡き次郎と電話で話したが次郎も働き奥さんも商売で忙しくて全然、孫を見に来ないと、ぼやいていたようだと聞かされた。奥さんの里村好恵さんが1人で大変だったみたいと教えてくれて、きつい言い方かも知れませんが、早いところ片をつけたかったんじゃないですかと言った。
金井一郎は、これだけ出してくれれば充分で、もし、家庭の事情で出してくれなくても仕方ないと思ってたくらいだと本音を話し。そう言う意味では、両家にとって、良い解決だったんじゃないかと、金井一郎が胸をなで下ろした。そして金井一郎の資産が1.3億円を回復した。これで亡き金井次郎と好恵夫婦の件は、肉親達への心の傷を残して金銭面での問題は解決された。
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