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連合軍の反撃

戦力集結

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ミッドウェー島が陥落した7月11日。
この日、日本海軍の主力艦隊が全てトラック島に集結した。


連合艦隊
司令長官:井上成美大将
参謀:樋端久利生少将、源田実少将
旗艦:大和
空母:雲鷹、雷鷹、神鷹、鳳鷹、龍鷹、翔鶴、瑞鶴、雲鶴、紅鶴こうかく(翔鶴型9番艦)、新鶴にいづる(翔鶴型10番艦)、玄鶴げんかく(翔鶴型11番艦)、麗鶴れいかく(翔鶴型12番艦)、龍鶴りゅうかく(翔鶴型13番艦)、蘭鶴らんかく(翔鶴型14番艦)、玄龍、雷龍、雲龍、星龍、大鳳(大鳳型装甲空母1番艦)、舞鳳まいほう(大鳳型2番艦)、祥鳳、瑞鳳、龍鳳、千歳、千代田
戦艦:大和、長門、陸奥、扶桑、山城、伊勢、日向、比叡、霧島
重巡:古鷹、加古、青葉、衣笠、妙高、那智、足柄、羽黒、高雄、愛宕、摩耶、鳥海、鈴谷、熊野、生駒、浅間、大山、富士、八島、敷島、三笠、天城、六甲、白神、雲仙
軽巡:阿賀野型12隻、川内型3隻、球磨型4隻
駆逐艦:秋月型65隻


およそ1500機に及ぶ日本史上最大級の航空戦力を持つ艦隊がここに出来上がった。
またその航空機も更新されていた。


雷電三二型
最高速度:時速629㎞
武装:30㎜機銃2挺、12.7㎜機銃2挺、15㎝噴進弾8発
翼面荷重:160㎏/㎡
プロペラ:直径3.12mの可変ピッチ4枚
搭乗数:1人
航続距離:時速400㎞で600海里
全長:9.86m
全幅:12.42m(折り畳み時は5.61m)
(自動空戦フラップ搭載)


15㎝噴進弾はロケットなどの技術を転用し敵機や駆逐艦などへの攻撃を想定され開発された。
この兵器は対象への直射を前提にした兵器ではあるが、戦闘機でも敵艦を攻撃できるようになるのは画期的だった。


天山二一型
最高速度:時速512㎞
武装:12.7㎜連装旋回機銃1挺、12.7㎜単装機銃1挺、イ号無線誘導弾(炸薬量500㎏)1発/91式航空魚雷1発
翼面荷重:190㎏/㎡
プロペラ:直径4.02mの可変ピッチ3枚
搭乗数3名
航続距離:時速350㎞で800海里
全長:13.22m
全幅:16.44m(折り畳み時6.87m)


彩雲一一型
最高速度:時速967㎞
武装:12.7㎜単装機銃1挺
搭乗数:3名
航続距離:時速500㎞で900海里
全長:12.55m
全幅:16.23m(折り畳み時6.52m)
彩雲は日本海軍初のジェット航空機だった。
ジェット戦闘機やジェット攻撃機の開発は今だ終っていなかったが、彩雲は偵察機ということもあり武装は皆無に等しく44年には実用化していた。


瑞雲二二型
最高速度:時速564㎞
武装:20m2挺、12.7m旋回連装機銃1挺、1式軽量魚雷(炸薬量300㎏)1発
翼面荷重:155㎏/㎡
全長:11.29m
全幅:14.87m


これらの航空機が艦隊に配備されており、出撃を今か今かと待っていた。
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