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勢力拡大

太平洋艦隊出撃

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日本軍がコタバルなどに上陸を果たした2か月後の1942年1月3日に蘭印作戦を発動。
今村均中将率いる第16軍が各地に上陸を果たした。
蘭印政府はこの惨状を見て翌月2月1日に降伏。
これをもって日本は南方資源地帯の確保に成功したのだった。


1942年4月13日。
キンメルは司令部に各艦隊の司令を集めて作戦会議を行った。
「知っての通り、日本の勢いは当初の予想をはるかに超え、すでに確固たる勢力を構築している。我々はその勢いをそぎ落とし、日本を降伏させる。」
キンメルの言葉に周りが頷く。
そしてレイトンが説明を始める。
「作戦は大きく3段階に分かれます。第1段階はイギリス東洋艦隊との合流。これはすでにサマヴィル長官に話を付けており、マーシャル沖での合流となります。そして第2段階は合流した艦隊戦力をもって迎撃に現れるであろう日本主力艦隊と決戦を行います。その過程で日本の潜水、航空戦力が攻撃を仕掛けてくる可能性が高いですが事前にB17爆撃機によって基地を破壊することによって可能性を減少させます。最後に第3段階です。第3段階では日本本土まで進撃し徹底的な海上封鎖を行います。これで日本は降伏するでしょう。」
その作戦案に大半の将校は了解した。
だがスプールアンスは違った。
「この計画は日本軍を過小評価しているのではないか?」
そう言うとレイトンはすぐに反論した。
「では聞くが、日本の技術力は我々欧米にかなうと思うか?」
スプールアンスは引き下がるを得なかったが納得はしなかった。



4月15日。
太平洋艦隊はついに出撃した。


司令官:ハズバンド・キンメル大将
参謀長:エドウィン・レイトン中佐
空母:サラトガ、レキシントン、エンタープライズ、ワスプ、レンジャー
戦艦:アリゾナ、オクラホマ、ウェストバージニア、ネバダ、ペンシルベニア、カリフォルニア、テネシー、メリーランド、ノースカロライナ、ワシントン
重巡:ミネアポリス、セントルイス、チャールストン、ニューオーリンズ、チェスター、シカゴ、ヒューストン、インディアナポリス、ノーザンプトン
軽巡:タコマ、ルイビル、アウトリア、オーガスタ
駆逐艦32隻


アメリカ太平洋艦隊の総力を挙げたものだった。


「伊58から入電!アメリカ艦隊が真珠湾から出航しました!また、東洋艦隊にも動きがあるとのこと!」
源田が興奮しながら報告した。
「ついに来たか。」
井上は覚悟を決める。
「第2艦隊に連合艦隊との合流を打電せよ。」
18日には第2艦隊がトラック泊地に寄港し連合艦隊に合流した。
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