俺があなたを好きな理由

影咲冬斗

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凌平の本音

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昨日俺は凌平から先生が好きだと聞いた。凌平は俺の恋の悩みを一緒に考え、手伝ってくれた。正直言って、凌平がいなかったら成功していないと思う。だから、俺も凌平を助けたい。


「くだらないこと考えてないで、早く支度しなさい。」
「くだらなくないから……ってもうこんな時間かよ!行ってきます!」
「行ってらっしゃい。」



そして、待ち合わせの時間からちょっと遅れて待ち合わせ場所に着いた。
「ごめん、遅れた。」
「大丈夫だよ。いつものことだから」
「いつもごめんな」
光介はこの前のミスから遅刻することに罪悪感を前の五倍位感じるようになっていた。
「さあ、行こうか!」

「やべぇ、後五分だ!凌平、走るぞ!」
「いやいや、走りながら言われても……」
いつもなら十分前に着いているのに、今日はやたらと信号に捕まり遅刻しそうになっていた。
ガラ!
「あっぶねぇー、セーフだ!」
「ほんとになんだよあの信号たち!」
と、二人で信号の愚痴を言っていると、
「もう!二人とも遅いよー!もっと早く出てきたら?」
と、七海が話しかけてきた。
「おはよう、七海。聞いてくれよ今日、信号がさぁ……」
と光介と七海が二人で話し始めたので、凌平は自分の席に向かった。
ガラ!
「ホームルームを始める!席に着け!」
と、先生が入ってきた。
今日も一日が始まった!

昼休み
「凌平!ちょっと来てくれない?」
と、光介が呼んでいる。
「わかった、今行く!」
と、返事をして席を立った。
「で、何のようだい?」
と、光介に話しかける。
「俺は、今までお前に助けられっぱなしだ。だから、今度は俺の番だと思っている。」
と、言われた。
なに言ってんだコイツこれが最初に思ったことだ。
「助けるのは親友として当たり前のことだろう?順番ってなんだよ?」
「そのまんまだろ?一回は一回だ。」
「はぁ、わかった……助けてもらいたいときに手を借りるよ!」
光介にはそう言った。本音では、手を借りるつもりはないのだが、こうなった光介を止めることは出来ないからだ。





ほっといて欲しいんだけどなぁ…
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みんなの感想(3件)

有魅絵 恵
2017.07.03 有魅絵 恵

今日は、桐音翼の紹介で(勝手に感想見て)見に来ました、有魅絵恵(ありみえけい)です。
片思い辛いです!
そんなあなたには幸せになれる魔法を。
「頑張れ!お前ならできる!」
ずいぶんと上からですみません。
これからも桐音と僕、共々よろしくお願いします。あわよくばまたどこかで会えることを期待して・・・。

《普通の小説家 有魅絵 恵》

影咲冬斗
2017.07.04 影咲冬斗

見に来て頂きありがとうございます!!
素敵な魔法……胸に刻んでおきますね!!
僕が言うのもあれですがお互い頑張りましょう!!

解除
無月
2017.07.02 無月

覗きに来ました。
恋愛ですか、主人公がこの後どうなるかが気になりますね。
頑張ってください。

影咲冬斗
2017.07.03 影咲冬斗

わざわざ見に来て頂きありがとうございます!!励みになります!自分が言うのもあれですがお互い頑張りましょう!!

解除
2017.07.02 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

影咲冬斗
2017.07.02 影咲冬斗

感想ありがとうございます!!
励みになります!!
僕が言うのもあれですが、お互い頑張りましょう!!

解除

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