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第三十四話 帰る場所
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「井沢教授、俺の図面39億円くらいで買ってもらえませんかね?」
教授の部屋を訪れて、
唐突に発した俺の言葉に、
「ぬかせ、青二才が」
井沢教授が鼻で嗤った。
継母が鳥羽建設の代表取締役に就任してからの半年間で、
すでにそれだけの損失が出ているのだと、
昨日、父親の秘書から耳打ちされた。
その損失を、俺が何らかの方法で埋めることが出来れば、
役員会に諮り、俺が継母にとって代わって、代表取締役に就任できるそうだ。
とはいえ、俺はただの一介の大学生でしかない。
さて、この金額をどうひねり出すか?
俺は腕を組んで考え込む。
「ふんっ! コイツ、自分の才能を微塵も疑わずに信じていやがるな」
井沢教授の顔から、笑みが消えて、
すっと目を細めた。
「まずはこの間突っ返した製図を完成させてみろ。
学生コンペは優勝賞金といってもせいぜい200万円くらいだが、
この俺を唸らせたら、39億円にお前を紹介してやらんでもない」
ここは日本有数の資産家の子弟たちが通う、欄城大学だ。
生徒に限らず、教鞭を執る教授陣の交友関係も、必然的にそういった人脈となる。
「わかりました。では早急に仕上げます」
俺は不敵に笑って見せる。
◇◇◇
製図室に籠って、俺は一心不乱に図面を引いていく。
そこに迷いはなかった。
コンペのタイトルは『夢のマイホーム』だ。
俺は母亡きあと、マイホームに夢などもったことはなかった。
世界一冷たい場所、それが、俺にとっての『家』というものだったから。
高校進学と同時に、実家を出てタワマンに住んでみても、
そこに微塵も『夢』などというものは、感じたことがない。
あくまで冷たい牢獄の延長線上にあるものでしかなかった。
快適ではあっても、強いてその場所に帰りたいとは思えなかったから、
上っ面の仲間と共に、クラブに出入りし、
浴びるほど酒を飲んでは、そのままよく路上で眠ったっけ?
今思えば、未成年のくせに随分と乱れた生活を送っていたと思う。
もっとも、井沢教授の図面を見てからは、
それに傾倒し、そういった退廃的な生活とは完全に縁を切って、
真剣に勉強と製図に打ち込んだ。
そういう経緯から、
まあ、あれだけ荒れてた俺を更生させたのは、
多分本人に自覚はないだろうけど、
井沢教授といえなくもない。
表面上は立ち直っても、
それでも中身はずっと空っぽだった。
あのタワマンと同じように。
(だが今は、俺にも帰る場所がある)
俺は瞼を閉じて、望月さくらを思い出す。
(俺のために、真剣に泣いてくれる人がいる)
それだけで俺は、なんにでもなれるような気がした。
(望月さくら、お前こそが俺の帰る場所なんだからな)
そう胸の内でひとりごちて、俺は製図を引いていく。
(外壁は……そうだな、お前に似合うのはきっと白だ。
それも真っ白ではなく、すこしクリーム色がかった、
明るくて、暖かい色)
俺は手を止めて、イメージを膨らませる。
(庭にはたくさんの花を植えよう。薔薇のアーチをくぐって、
春にはパンジー、ビオラにジュリアンなんかはどうだろう。
お前は気に入ってくれるかな?
夏はサフィニア、そして色とりどりのインパチェンス)
モノクロだった俺の世界に、色が溢れていく。
心に溢れるイメージを、線に変えていく度に、
凍てついていた俺の心が溶かされて、暖かな色彩に塗り替えられていく。
◇◇◇
「はい、お疲れさん」
そう言って井沢教授が、俺に缶コーヒーを手渡した。
「どうも」
それを受け取って、俺はプルタブを引く。
普段俺は、缶コーヒーなんて代物はほとんど飲まないのだが、
郷に入ったら郷に従えだ。
俺はコーヒーを口に流し込む。
うむ、意外に悪くない。
「鳥羽、お前、今、好きな人がいるだろ」
俺の図面を眺めながら、井沢教授がぽそっと呟いた。
俺は思わず口に含んだコーヒーを吹き出しそうになった。
「なっ、なっ、なっ、何なんですか? いきなり」
何を言い出すのだ、この人は。
思いっきり動揺してしまったではないか。
「図星か」
井沢教授は、鼻で嗤った。
「は……はあ? ったく、何なんですか? さっきから」
俺が鼻の頭に皺を寄せると、
「そんだけ内面が駄々洩れだってことだ、この青二才が」
そう言って、井沢教授は俺の頭を軽く小突いた。
「だが、悪くねぇんじゃねぇか?」
そう付け加える。
「少なくとも、このコンペの趣旨には合っている。
よし、これでいこう。明日までにCADで清書してこい」
井沢教授はそう言って俺が提出した図面を
再び俺に返した。
「しかしそのお相手っていうのは、大したものだな。
お前の作風をここまで見事に変えちまうとはなあ」
いやにしみじみとした口調で言う。
「そうですか? そんなにいつもと違いますか?」
自覚がなかったから、少し不本意だなと思って、
眉を顰めると、
「自覚がねえのがまた、重症だな」
そう言って、井沢教授が笑いをかみ殺す。
◇◇◇
「大学から連絡がありました。
あなたの製図がコンペの最終候補に残ったそうね。
まずはおめでとう、とでも言っておこうかしら?
せいぜい、家名を汚さないように頑張って頂戴」
めずらしく継母が、俺の部屋を訪ねた。
「それと、ルイーズ・エクレシアとの食事の約束を取り付けました」
その言葉に俺はきつく唇を噛み締めて下を向く。
「わかっていると思うけど、あなたに拒否権はないわ」
継母はそんな俺に少し目を細めて、
艶やかに微笑みかける。
教授の部屋を訪れて、
唐突に発した俺の言葉に、
「ぬかせ、青二才が」
井沢教授が鼻で嗤った。
継母が鳥羽建設の代表取締役に就任してからの半年間で、
すでにそれだけの損失が出ているのだと、
昨日、父親の秘書から耳打ちされた。
その損失を、俺が何らかの方法で埋めることが出来れば、
役員会に諮り、俺が継母にとって代わって、代表取締役に就任できるそうだ。
とはいえ、俺はただの一介の大学生でしかない。
さて、この金額をどうひねり出すか?
俺は腕を組んで考え込む。
「ふんっ! コイツ、自分の才能を微塵も疑わずに信じていやがるな」
井沢教授の顔から、笑みが消えて、
すっと目を細めた。
「まずはこの間突っ返した製図を完成させてみろ。
学生コンペは優勝賞金といってもせいぜい200万円くらいだが、
この俺を唸らせたら、39億円にお前を紹介してやらんでもない」
ここは日本有数の資産家の子弟たちが通う、欄城大学だ。
生徒に限らず、教鞭を執る教授陣の交友関係も、必然的にそういった人脈となる。
「わかりました。では早急に仕上げます」
俺は不敵に笑って見せる。
◇◇◇
製図室に籠って、俺は一心不乱に図面を引いていく。
そこに迷いはなかった。
コンペのタイトルは『夢のマイホーム』だ。
俺は母亡きあと、マイホームに夢などもったことはなかった。
世界一冷たい場所、それが、俺にとっての『家』というものだったから。
高校進学と同時に、実家を出てタワマンに住んでみても、
そこに微塵も『夢』などというものは、感じたことがない。
あくまで冷たい牢獄の延長線上にあるものでしかなかった。
快適ではあっても、強いてその場所に帰りたいとは思えなかったから、
上っ面の仲間と共に、クラブに出入りし、
浴びるほど酒を飲んでは、そのままよく路上で眠ったっけ?
今思えば、未成年のくせに随分と乱れた生活を送っていたと思う。
もっとも、井沢教授の図面を見てからは、
それに傾倒し、そういった退廃的な生活とは完全に縁を切って、
真剣に勉強と製図に打ち込んだ。
そういう経緯から、
まあ、あれだけ荒れてた俺を更生させたのは、
多分本人に自覚はないだろうけど、
井沢教授といえなくもない。
表面上は立ち直っても、
それでも中身はずっと空っぽだった。
あのタワマンと同じように。
(だが今は、俺にも帰る場所がある)
俺は瞼を閉じて、望月さくらを思い出す。
(俺のために、真剣に泣いてくれる人がいる)
それだけで俺は、なんにでもなれるような気がした。
(望月さくら、お前こそが俺の帰る場所なんだからな)
そう胸の内でひとりごちて、俺は製図を引いていく。
(外壁は……そうだな、お前に似合うのはきっと白だ。
それも真っ白ではなく、すこしクリーム色がかった、
明るくて、暖かい色)
俺は手を止めて、イメージを膨らませる。
(庭にはたくさんの花を植えよう。薔薇のアーチをくぐって、
春にはパンジー、ビオラにジュリアンなんかはどうだろう。
お前は気に入ってくれるかな?
夏はサフィニア、そして色とりどりのインパチェンス)
モノクロだった俺の世界に、色が溢れていく。
心に溢れるイメージを、線に変えていく度に、
凍てついていた俺の心が溶かされて、暖かな色彩に塗り替えられていく。
◇◇◇
「はい、お疲れさん」
そう言って井沢教授が、俺に缶コーヒーを手渡した。
「どうも」
それを受け取って、俺はプルタブを引く。
普段俺は、缶コーヒーなんて代物はほとんど飲まないのだが、
郷に入ったら郷に従えだ。
俺はコーヒーを口に流し込む。
うむ、意外に悪くない。
「鳥羽、お前、今、好きな人がいるだろ」
俺の図面を眺めながら、井沢教授がぽそっと呟いた。
俺は思わず口に含んだコーヒーを吹き出しそうになった。
「なっ、なっ、なっ、何なんですか? いきなり」
何を言い出すのだ、この人は。
思いっきり動揺してしまったではないか。
「図星か」
井沢教授は、鼻で嗤った。
「は……はあ? ったく、何なんですか? さっきから」
俺が鼻の頭に皺を寄せると、
「そんだけ内面が駄々洩れだってことだ、この青二才が」
そう言って、井沢教授は俺の頭を軽く小突いた。
「だが、悪くねぇんじゃねぇか?」
そう付け加える。
「少なくとも、このコンペの趣旨には合っている。
よし、これでいこう。明日までにCADで清書してこい」
井沢教授はそう言って俺が提出した図面を
再び俺に返した。
「しかしそのお相手っていうのは、大したものだな。
お前の作風をここまで見事に変えちまうとはなあ」
いやにしみじみとした口調で言う。
「そうですか? そんなにいつもと違いますか?」
自覚がなかったから、少し不本意だなと思って、
眉を顰めると、
「自覚がねえのがまた、重症だな」
そう言って、井沢教授が笑いをかみ殺す。
◇◇◇
「大学から連絡がありました。
あなたの製図がコンペの最終候補に残ったそうね。
まずはおめでとう、とでも言っておこうかしら?
せいぜい、家名を汚さないように頑張って頂戴」
めずらしく継母が、俺の部屋を訪ねた。
「それと、ルイーズ・エクレシアとの食事の約束を取り付けました」
その言葉に俺はきつく唇を噛み締めて下を向く。
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