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第3章 魔獣の棲家 編
第52話 ダールド到着
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港町ダールド。
イグナシア王国、西海岸最大の都市は、水産資源が豊富な漁業と港を中心とした交易の街というイメージを持っていた。ところが、いざ、到着してみると風光明媚なリゾート都市としても栄えているのに、レイヴン一行は驚く。
今となっては、水産業と観光業の二大産業で、ダールドの街は大いに潤っているそうだ。
この都市のリゾート化を推し進めたのが、ポートマス家らしく、相当、やり手の領主だと想像できる。
街の発展に伴って、ポートマス家は資産家として、王国内でも指折りの大富豪に数えられているのだった。
その所有する屋敷たるや、王城と見まがうほどの大きさと絢爛さである。
遥か遠くから、豪奢な建物を視認していたレイヴンたちは、はっきりと見えているのに、なかなか近づかないことから、遠近感覚がおかしくなってしまった。
本日の御者は、アンナが務めている。手綱を握りながら、屋敷に近づくにつれ、その大きさに、ついつい見上げてしまうため、首が痛くなるのだった。
イグナシア王国の紋章入りの馬車が正門の前に着くと、門番らしき者が慌てて屋敷の中に入って行く。
すぐに執事と思しき、身なりの整った男がレイヴンたちを、出迎えてくれた。
キャビンから、降りた黒髪緋眼の青年の装いは、ラゴス王が用意してくれた制服姿である。
あまり、みすぼらしい恰好では、国王の使者と名乗るのが恥ずかしくなるような雰囲気が、この建物にはあった。
当初、邪魔と思っていた制服で体裁が整えることができ、この時ばかりは、ラゴス王に感謝する。
「王都からやって来た、レイヴンと言う者です。御当主に取り次ぎ願いたいのですが」
「レイヴンさまですね。存じ上げております。マークスさまがお待ちになっておりますので、こちらへどうぞ」
この執事の言葉を真に受ければ、事前に来訪を承知していたことになる。ラゴス王もしくは、トーマス卿が根回しをしてくれたのか?
それとも、これまで割と派手に行動してきたという事もあり、王国の紋章付き馬車を警戒してアンテナを張っていた可能性も考えられた。
いずれにせよ、面会してくれるのは間違いなさそうなため、そのまま、流れに身を任せることにする。
案内されるまま、長い廊下を歩くと突き当りの見るからに重厚そうなドアの前で、レイヴン一行は待たされた。
執事の男だけ、部屋の中に入り、主人と何やら調整しているようである。
『俺の事を待っていたんじゃないのかよ?』と疑うほどに待たされ、しびれを切らす直前になって、ようやく執事の男が戻って来た。
やっと、入室の許可が下りたのである。
クロウを定位置の肩に乗せながらレイヴンを先頭に女性、三人が続いて、領主の部屋に入った。
待ち受けていたマークスは、この珍しい取り合わせに目を大きくしてみせる。
事前に聞いていたとは思うが、想像とは違っていたのかもしれない。
「お初にお目にかかります。私、レイヴンという者です」
「こちらこそ。私がマークス・ポートマスです」
初顔合わせにマークスも驚いたようだが、レイヴンたちの方も驚いた。
例の噂から、勝手ながら粗暴なイメージを抱いていたのだが、目の前の男からは、まったく、そんな印象を受けない。
兄を殺害してまで、権力を握るようなタイプには、見えないのだ。
栗色の髪をした童顔の男。家柄も相まって、まさに貴公子という表現こそが彼にふさわしい。
後で分かった事だが、このダールドを一大観光都市にまで仕立て上げたのは、何を隠そうマークスの働きによるものだそうだ。
兄のデュークの武勇に隠れ、世間の評価を落としていた男。実はその領地経営の手腕は、卓越したものがあった。
そんなマークスは、多少、顔を強張らせて王国の使者に向けて、口を開く。
「ラゴス王が、心配になりあなたを派遣したくなる気持ちも分かります。どうぞ、時間の許す限り、ゆっくりと検分していって下さい」
ダールドの新領主から、そう言われてレイヴンは、自分の立場を思い出した。
彼にとっての主目的は、『海の神殿』に赴いて、『水の宝石』を守る事。そのために、ダールドに流れ着いたという女性に会いに来たのだが、マークスから見れば、レイヴンは国王巡察使なのだ。
隙を見せないように、気を張る姿勢は理解できる。
だが、正直、レイヴンは何を調査すればいいのか、分かっていなかった。ラゴス王からも、どこを見て来いとは言われていない。
唯一、確かめることができるとすれば、目の前の人物の人となりくらいだろう。ただ、そんなのは一目見て分かった。
『こいつは、悪人じゃない』
人を見る目に定評がある弟のクロウの反応を見ても、同様に感じているとなれば、疑う余地はない。
ラゴス王への報告内容は、ほぼ定まったようなものだ。ならば、自分の用事を優先させてともらおうと考える。
「お言葉に甘えて、ゆっくりと拝見させていただきましょう。・・・が、その前にお尋ねしたいことがあります」
「・・・何でしょうか?」
「ダールドの砂浜に打ち上げられたという女性についてです」
レイヴンの言葉に、明らかにマークスの緊張が解けたのが分かった。きっと、父親と兄の死について、問われるのだと覚悟していたのだろう。
しかし、正直、レイヴンには、そんなことは興味がないのだ。
「その方でしたら、ただいま、離れで静養してもらっています」
「会う事はできますか?」
ここで、初めてマークスは顔を曇らせる。どうも、判断に迷っているようだ。
何か会わせたくない事情があるのだろうか?
「会わせるのは構いません。ただ、一度、彼女に確認を取らせてください」
「それは、勿論、かまいません」
レイヴンとしては、そう言わさざるを得ないが、それは会わせないための口実づくりかと勘繰る。
女性の方が会いたくないと言っていると聞かされれば、無理矢理、面会することはできないからだ。
これは、何か別の手段を考えなければならないと思案していると、マークスは驚くべきことを話し始める。
「実は彼女は、記憶の大半を失っているようなのです」
「・・・それは、記憶喪失ってことですか?」
その通りとマークスは頷いた。詳しい話を聞くと、どうやら彼女は名前以外のことをほとんど覚えていないらしい。
そんな彼女の名前は、モアナという名だそうだ。
「分かりました。・・・一応、彼女に面会だけは、申し込ませてください」
これは、レイヴンの想定の斜め上を行く展開である。海の民かどうかの確認もできないとなれば、次に繋がらないのだ。
困った顔をするレイヴンを不思議に思いながら、マークスは依頼の件を承知する。
「それにしても、最近の中央官吏の方というのは、結構、自由なのですね?」
「自由?・・・何か、対応でおかしなところがありましたか?」
マークスが何を指して話しているのか、レイヴンには分からなかった。そもそも、正式にイグナシア王国に仕官している訳ではないので、作法なんかは門外漢だ。
「・・・いえ、お供の方が・・・女性だらけなもので・・・」
言いにくそうに貴公子が話すので、レイヴンもやっと理解する。このダールドはリゾート都市という顔も持っていた。
国王巡察使の仕事にかこつけて、寵愛する女性を伴って、遊びに来たと勘違いした様子。
とすれば、逆にマークスの方が、レイヴンの事を悪徳官吏と思っていたようだ。
対面した結果、マークスにも人を見る目があり、レイヴンの本質に悪いところが見受けられなかったため、思い切って質問したのだろう。
これで、最初、待たされた理由も分かった。国から巡察使が来る情報はあったが、予想よりもとんでもない人間が来たと思い、その対策を練る必要に駆られる。
不審な相続をした領主に対して、中央から難癖でもつけにきた使者を、うまく躱す算段がついてから、部屋の中に招かれたようだ。
お互い、会う前の事前情報で悪いイメージを持っていたとは・・・
レイヴンとマークスは、苦笑いを浮かべながら、誤解を解くのだった。
イグナシア王国、西海岸最大の都市は、水産資源が豊富な漁業と港を中心とした交易の街というイメージを持っていた。ところが、いざ、到着してみると風光明媚なリゾート都市としても栄えているのに、レイヴン一行は驚く。
今となっては、水産業と観光業の二大産業で、ダールドの街は大いに潤っているそうだ。
この都市のリゾート化を推し進めたのが、ポートマス家らしく、相当、やり手の領主だと想像できる。
街の発展に伴って、ポートマス家は資産家として、王国内でも指折りの大富豪に数えられているのだった。
その所有する屋敷たるや、王城と見まがうほどの大きさと絢爛さである。
遥か遠くから、豪奢な建物を視認していたレイヴンたちは、はっきりと見えているのに、なかなか近づかないことから、遠近感覚がおかしくなってしまった。
本日の御者は、アンナが務めている。手綱を握りながら、屋敷に近づくにつれ、その大きさに、ついつい見上げてしまうため、首が痛くなるのだった。
イグナシア王国の紋章入りの馬車が正門の前に着くと、門番らしき者が慌てて屋敷の中に入って行く。
すぐに執事と思しき、身なりの整った男がレイヴンたちを、出迎えてくれた。
キャビンから、降りた黒髪緋眼の青年の装いは、ラゴス王が用意してくれた制服姿である。
あまり、みすぼらしい恰好では、国王の使者と名乗るのが恥ずかしくなるような雰囲気が、この建物にはあった。
当初、邪魔と思っていた制服で体裁が整えることができ、この時ばかりは、ラゴス王に感謝する。
「王都からやって来た、レイヴンと言う者です。御当主に取り次ぎ願いたいのですが」
「レイヴンさまですね。存じ上げております。マークスさまがお待ちになっておりますので、こちらへどうぞ」
この執事の言葉を真に受ければ、事前に来訪を承知していたことになる。ラゴス王もしくは、トーマス卿が根回しをしてくれたのか?
それとも、これまで割と派手に行動してきたという事もあり、王国の紋章付き馬車を警戒してアンテナを張っていた可能性も考えられた。
いずれにせよ、面会してくれるのは間違いなさそうなため、そのまま、流れに身を任せることにする。
案内されるまま、長い廊下を歩くと突き当りの見るからに重厚そうなドアの前で、レイヴン一行は待たされた。
執事の男だけ、部屋の中に入り、主人と何やら調整しているようである。
『俺の事を待っていたんじゃないのかよ?』と疑うほどに待たされ、しびれを切らす直前になって、ようやく執事の男が戻って来た。
やっと、入室の許可が下りたのである。
クロウを定位置の肩に乗せながらレイヴンを先頭に女性、三人が続いて、領主の部屋に入った。
待ち受けていたマークスは、この珍しい取り合わせに目を大きくしてみせる。
事前に聞いていたとは思うが、想像とは違っていたのかもしれない。
「お初にお目にかかります。私、レイヴンという者です」
「こちらこそ。私がマークス・ポートマスです」
初顔合わせにマークスも驚いたようだが、レイヴンたちの方も驚いた。
例の噂から、勝手ながら粗暴なイメージを抱いていたのだが、目の前の男からは、まったく、そんな印象を受けない。
兄を殺害してまで、権力を握るようなタイプには、見えないのだ。
栗色の髪をした童顔の男。家柄も相まって、まさに貴公子という表現こそが彼にふさわしい。
後で分かった事だが、このダールドを一大観光都市にまで仕立て上げたのは、何を隠そうマークスの働きによるものだそうだ。
兄のデュークの武勇に隠れ、世間の評価を落としていた男。実はその領地経営の手腕は、卓越したものがあった。
そんなマークスは、多少、顔を強張らせて王国の使者に向けて、口を開く。
「ラゴス王が、心配になりあなたを派遣したくなる気持ちも分かります。どうぞ、時間の許す限り、ゆっくりと検分していって下さい」
ダールドの新領主から、そう言われてレイヴンは、自分の立場を思い出した。
彼にとっての主目的は、『海の神殿』に赴いて、『水の宝石』を守る事。そのために、ダールドに流れ着いたという女性に会いに来たのだが、マークスから見れば、レイヴンは国王巡察使なのだ。
隙を見せないように、気を張る姿勢は理解できる。
だが、正直、レイヴンは何を調査すればいいのか、分かっていなかった。ラゴス王からも、どこを見て来いとは言われていない。
唯一、確かめることができるとすれば、目の前の人物の人となりくらいだろう。ただ、そんなのは一目見て分かった。
『こいつは、悪人じゃない』
人を見る目に定評がある弟のクロウの反応を見ても、同様に感じているとなれば、疑う余地はない。
ラゴス王への報告内容は、ほぼ定まったようなものだ。ならば、自分の用事を優先させてともらおうと考える。
「お言葉に甘えて、ゆっくりと拝見させていただきましょう。・・・が、その前にお尋ねしたいことがあります」
「・・・何でしょうか?」
「ダールドの砂浜に打ち上げられたという女性についてです」
レイヴンの言葉に、明らかにマークスの緊張が解けたのが分かった。きっと、父親と兄の死について、問われるのだと覚悟していたのだろう。
しかし、正直、レイヴンには、そんなことは興味がないのだ。
「その方でしたら、ただいま、離れで静養してもらっています」
「会う事はできますか?」
ここで、初めてマークスは顔を曇らせる。どうも、判断に迷っているようだ。
何か会わせたくない事情があるのだろうか?
「会わせるのは構いません。ただ、一度、彼女に確認を取らせてください」
「それは、勿論、かまいません」
レイヴンとしては、そう言わさざるを得ないが、それは会わせないための口実づくりかと勘繰る。
女性の方が会いたくないと言っていると聞かされれば、無理矢理、面会することはできないからだ。
これは、何か別の手段を考えなければならないと思案していると、マークスは驚くべきことを話し始める。
「実は彼女は、記憶の大半を失っているようなのです」
「・・・それは、記憶喪失ってことですか?」
その通りとマークスは頷いた。詳しい話を聞くと、どうやら彼女は名前以外のことをほとんど覚えていないらしい。
そんな彼女の名前は、モアナという名だそうだ。
「分かりました。・・・一応、彼女に面会だけは、申し込ませてください」
これは、レイヴンの想定の斜め上を行く展開である。海の民かどうかの確認もできないとなれば、次に繋がらないのだ。
困った顔をするレイヴンを不思議に思いながら、マークスは依頼の件を承知する。
「それにしても、最近の中央官吏の方というのは、結構、自由なのですね?」
「自由?・・・何か、対応でおかしなところがありましたか?」
マークスが何を指して話しているのか、レイヴンには分からなかった。そもそも、正式にイグナシア王国に仕官している訳ではないので、作法なんかは門外漢だ。
「・・・いえ、お供の方が・・・女性だらけなもので・・・」
言いにくそうに貴公子が話すので、レイヴンもやっと理解する。このダールドはリゾート都市という顔も持っていた。
国王巡察使の仕事にかこつけて、寵愛する女性を伴って、遊びに来たと勘違いした様子。
とすれば、逆にマークスの方が、レイヴンの事を悪徳官吏と思っていたようだ。
対面した結果、マークスにも人を見る目があり、レイヴンの本質に悪いところが見受けられなかったため、思い切って質問したのだろう。
これで、最初、待たされた理由も分かった。国から巡察使が来る情報はあったが、予想よりもとんでもない人間が来たと思い、その対策を練る必要に駆られる。
不審な相続をした領主に対して、中央から難癖でもつけにきた使者を、うまく躱す算段がついてから、部屋の中に招かれたようだ。
お互い、会う前の事前情報で悪いイメージを持っていたとは・・・
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