世界の終わりに祝杯を

※自殺したい人は読まないように。※


死刑になるために人を殺そう――そう言った大学の友人に“殺される”役回りになることを約束した園崎継春だったが、その約束が果たされることはなかった。そんな彼がある時、コンビニの女性店員から声を掛けられる。彼女も同じ“死を考える人間”で、一緒に死ぬ日を決めてそれまで同棲することになってしまう。

これは死にたいと考える人間と、死について考える人間の不思議な出会いと、人生という奇妙の物語。
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