桜は今日も息をする

桜病。そう呼ばれる奇病が流行っている世界。誰もが桜を恐れていた。
あるところに桜だけが植わっている変わった森がある。少年は桜病になった姉を助ける為にそこを訪れるが。
これは桜の木と病気と、生きることについてのファンタジー短編である。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,158 位 / 192,158件 現代文学 8,172 位 / 8,172件

あなたにおすすめの小説

無垢で透明

はぎわら歓
現代文学
 真琴は奨学金の返済のために会社勤めをしながら夜、水商売のバイトをしている。苦学生だった頃から一日中働きづくめだった。夜の店で、過去の恩人に似ている葵と出会う。葵は真琴を気に入ったようで、初めて店外デートをすることになった。

大嫌いであり愛しい君の死を望む

黒詠詩音
恋愛
高二の夏、篠宮真昼は不治の病、奇病とも言われている。 天花症候群。 所謂、持病が急激に悪化し、医師から余命宣告を受ける。 真昼の彼氏である、黒羽音羽もその事実を飲み込む。 音羽は彼女の要望に答え、最後の思い出作りの旅へと出かける。 彼らは制限付きの旅を自負する。 音羽は真昼には隠しているが、病気を持っていた。 真昼の病気、天花症候群、治療方以前に発見もされていなかった。 音羽も似た状況の病気、蛙殺病。 二人は治療方も、一切ない病気を前に必死に抗い、生きてきた。 だが、彼らの日常にも終わりが見えて来た。 そんな中、彼らは旅の中で、懐かしい者、または、新しい出会いと別れを経験する。 真昼の病気がどんどんと進行する中、音羽も進行が進み始める。 音羽は自分の病気を真昼に隠し、旅を続ける。 真昼は音羽の可笑しな言動、行動に勘付き始めていた。 音羽は真昼の様子が可笑しいのを理解し、自分の事に勘づいてると理解する。 制限時間の旅に変化が訪れ——。 彼らの旅に終わりは見えて来る! 少年少女の行く末は!? 彼ら少年少女は残酷な使命を受け。 そんな彼らの旅に終幕が着く……

野水仙の咲く丘には

鈴木 了馬
現代文学
 かつて不幸な大戦が人々をさらっていったように、津波が多くの人をさらっていった。  その大戦が人々を帰さなかったように、放射能が帰りたい魂を帰さない。  古代から人はこの海に育まれて暮らしてきた。  大昔から、人は海を畏れ、崇めてきた。  その子孫が海をもう元に戻せないほどに汚した。  自分たちの魂を引き裂いた。  せめて霊となって、戻っておいで。  引き裂かれた親子の霊は再び巡り合えるのだろうか。

令和四年のダウンタウンヒーローズ

根本外三郎
エッセイ・ノンフィクション
映画「ダウンタウンヒーローズ」に魅せられた私が令和四年に松山市を訪れた時の旅行記

★ランブルフィッシュ

菊池昭仁
現代文学
元ヤクザだった川村忠は事業に失敗し、何もかも失った。 そして夜の街で働き始め、そこで様々な人間模様を垣間見る。 生きることの辛さ、切なさの中に生きることの意味を見つけて行く川村。 何が正しくて何が間違っているか? そんなことは人間が後から付けた言い訳に過ぎない。 川村たちは闘魚、ランブルフィッシュのように闘い生きていた。

★【完結】小さな家(作品240305)

菊池昭仁
現代文学
建築家の宮永新一は、海が見える小高い丘の上に、「小さな家」の建築を依頼される。 その依頼主の女はその家にひとりで暮らすのだという。 人間にとって「家」とは、しあわせとは何かを考える物語です。

それでも ホワイトクリスマス

あおみなみ
現代文学
1980年12月、後に「五六豪雪」と呼ばれる記録的豪雪の中で迎えたクリスマスのお話です。

ダンシングマニア

藤和
ファンタジー
平穏な日常を過ごす村で、村人たちが楽しげに踊る。 はじめは賑やかな日常だと思ったその踊りは、村中に感染する。 これは病か、それとも呪いか。 錬金術師はその謎に迫る。