47 / 67
貴公子の微笑み
しおりを挟む
「そうだ、聞いてください」
「どうした?」
「佐々木さんにカフェに行かないかって誘われたんです」
鶏やニンジン、昆布など具沢山な混ぜご飯を口に運ぶ。
口の中で解ける香ばしい醤油風味のごはんとニンジンの甘みが、どこか懐かしい感じがする。続いて口に運んだ鶏肉は出汁を出し切ったはずなのにしっとりしている。
野菜もお肉も入ってるし、もうごはんは永遠にこれでもいいんじゃないかなって思える。
おかずを何も食べなくてもお茶碗一杯が少なく感じるこの不思議。
ぱくぱく食べ進めたいのをぐっと我慢して大根のお漬物で口の中をすっきりさせたところで気付いた。
あれ?吉崎さんの手が止まってる?
「佐々木?」
「あ、小原さんは知らないですよね」
今日はなぜか小原さんが吉崎さんのところに来ていたので、小原さんも一緒にごはんを食べている。
目の前にこうして並んでると見た目はすごく物騒なんだよね。何度見ても慣れな……いや、美味しい美味しいってごはん食べられてるし普通に会話してるし、慣れちゃってるね。
吉崎さんは佐々木さんのことは知ってるからか静かだ。
「私の教育係だった人で、微笑み王子なんて呼ばれてるんですよ」
「王子ぃ?てことは男か。もしかして嬢ちゃんついに男が……」
そのときなぜかガタッと音がして、音のした方を見てみると、吉崎さんが立ち上がろうとしたのか膝をぶつけていた。
「大丈夫ですか?」
「……ああ」
なぜだろう目がちょっと怖い。目線の先では小原さんがおかずのつくねに手を伸ばしていた。
あれ?小原さんそれいくつめですか……?さては美味しい混ぜご飯に夢中になってる間にけっこう食べましたね?
視線を感じたからか、小原さんはつまんだ慌ててつくねを口に放り込むと、どうぞと言わんばかりにお皿を私の方に押してくれた。
「吉崎さんのこのつくね美味しいですからね。お弁当にもよく入ってますけど、冷めても美味しいんです」
小原さんの気持ちはよくわかる。お弁当のおかず部分が全部つくねでもいいくらいだもん。
「ああ、そりゃあよかった」
気を取り直したように吉崎さんは座り直してお吸い物の入ったお椀を手に取った。それの残りをひと息で飲み干すと、なぜかため息っぽい息を吐く。
「で?行くのか?」
「せっかく誘っていただいたので……」
どうしてだろう。吉崎さんは妙なものを見るような表情だ。
まさか、私が騙されてると思われてる?
まあ私も最初何事かと思ったけど……
とりあえず簡単に経緯をお話しすることにした。
ーーーーーーーーーー
「ねぇ佐伯さん、急で悪いんだけど明日のお昼時間あるかな?」
「……え?」
印刷した書類を抱えて廊下を歩いていたら、すれ違った佐々木さんに突然そう声をかけられた。
思わず書類を落としそうになったけど、落としてばら撒いてしまったら大惨事なので気合で腕に力を込める。
「行きたいカフェがあるんだけど男一人じゃ行きづらくて。どう?」
どう、と言われてましても……
行きたいか行きたくないかで聞かれたらそれは行きたい。明日は土曜日で休み。特に大きな持ち帰りも抱えていない。
なによりあの微笑み王子、佐々木さんからのお誘いだ。お姉様方の反感を買う気しかしないけど、またとない機会なのでは……?
「明日は空いてます」
「よかった。佐伯さんなら安心だからね。長話はできないからまた詳しいことはメッセージで送るよ」
安心ってどういうこと?
そう尋ねる暇もなく、佐々木さんは爽やかな残滓を残して去っていった。持っていた鞄から察するにこれから営業に行く途中だったらしい。
……とにかく、こうして私は佐々木さんと出かけることになった。
その後の書類の判押しとホチキス留め作業が全く捗らなかったのは言うまでもなく、判子の場所を間違えたり綴じる枚数を間違えたりして何部か無駄にした。
ーーーーーーーーーー
……とまあ、そんな経緯があった。
「これがオフィスラブってやつか」
小原さんはそう言いながら大根の漬物に積極的に箸を伸ばしている。オフィスラブって、そんなんじゃないんですが……って、こっちもなくなりそう……いや、ここは我慢。この漬物は数枚でお茶碗一杯のごはんを消してしまう魔性のお漬物。
混ぜご飯にする前の白いごはんが私を呼んでる気がするけど、我慢。明日のお弁当に入れてもらおう。
「普通の色恋話なんて長いこと聞いてねぇな」
「いや、まだ色恋とかそんなのでは……」
あとで来てたメッセージを見たら、本当は佐々木さんのお姉さんと行く予定だった人気のカフェらしく、せっかく取れた予約をキャンセルするのは勿体無いから目に入った私を誘ってみたとのこと。
用は代役だ。
というか普通じゃない色恋話って、むしろそちらの方が気になる。
「某俳優の愛人が実はこっちの関係者のオンナで、早い話が美人局だったとか」
具体例を尋ねてみたらなかなかの情報が飛び出してきた。エンタメ系の情報は疎いけど、その人が、へぇ……ってなった。おそらく週刊誌にも載っていない情報では?
「アイドルがスポンサーの社長に枕しようとして本気になっちまった話とか」
小原さんは最後の一切れをひょいっと口に運びながらドロドロっとしたお話をしてくれる。
まあ知り合いに記者がいるわけでもないし、私がその辺で喋り回ったりしないことがわかってるからこんな話をしてくれるんだろう。
うんうんとひとりで納得しつつ、酔っているわけでもないはずなのに饒舌になった小原さんの話に耳を傾ける。
「変わり種だと、ゲイバーのママが客の一人に惚れ込んで商売になってねぇとか」
それは……どう反応すればいいやら。
笑い話なのはわかるのし実際面白いので笑っていたけれど、どうにもさっきから吉崎さんの様子が気になる。
あれかな、浮かれてうっかりボロを出すなってことかな。それについては気をつけます。
ああでも、もし料理の話題とかになったらどうしよう。使ってる包丁は?とか尋ねられてもわかる気がしない……
「ハーブとか覚えた方がいいんでしょうか」
「は?」
吉崎さんがすごく変な顔をする。
しまった、口に出ていた。しかも吉崎さん達の前でよりにもよってハーブって、違う情報が出てきそうだ。
「これはその、もし料理の話題になったらどうしようって話で」
「話を逸せばいいだろ」
「それもそうですけど」
お弁当、私の手作りってことに一応なってるからなぁ。うーん、けど吉崎さんのことは言えないし……
どうしたものだろうかと考えているうちに、気付けばごはんがなくなっていた。
とりあえず、この混ぜご飯とつくねの作り方を教えてもらおうかな。
メモとペンを用意して私は吉崎さんの方を見る。
吉崎さんはやれやれとため息をつきながら作り方を教えてくれた。
「どうした?」
「佐々木さんにカフェに行かないかって誘われたんです」
鶏やニンジン、昆布など具沢山な混ぜご飯を口に運ぶ。
口の中で解ける香ばしい醤油風味のごはんとニンジンの甘みが、どこか懐かしい感じがする。続いて口に運んだ鶏肉は出汁を出し切ったはずなのにしっとりしている。
野菜もお肉も入ってるし、もうごはんは永遠にこれでもいいんじゃないかなって思える。
おかずを何も食べなくてもお茶碗一杯が少なく感じるこの不思議。
ぱくぱく食べ進めたいのをぐっと我慢して大根のお漬物で口の中をすっきりさせたところで気付いた。
あれ?吉崎さんの手が止まってる?
「佐々木?」
「あ、小原さんは知らないですよね」
今日はなぜか小原さんが吉崎さんのところに来ていたので、小原さんも一緒にごはんを食べている。
目の前にこうして並んでると見た目はすごく物騒なんだよね。何度見ても慣れな……いや、美味しい美味しいってごはん食べられてるし普通に会話してるし、慣れちゃってるね。
吉崎さんは佐々木さんのことは知ってるからか静かだ。
「私の教育係だった人で、微笑み王子なんて呼ばれてるんですよ」
「王子ぃ?てことは男か。もしかして嬢ちゃんついに男が……」
そのときなぜかガタッと音がして、音のした方を見てみると、吉崎さんが立ち上がろうとしたのか膝をぶつけていた。
「大丈夫ですか?」
「……ああ」
なぜだろう目がちょっと怖い。目線の先では小原さんがおかずのつくねに手を伸ばしていた。
あれ?小原さんそれいくつめですか……?さては美味しい混ぜご飯に夢中になってる間にけっこう食べましたね?
視線を感じたからか、小原さんはつまんだ慌ててつくねを口に放り込むと、どうぞと言わんばかりにお皿を私の方に押してくれた。
「吉崎さんのこのつくね美味しいですからね。お弁当にもよく入ってますけど、冷めても美味しいんです」
小原さんの気持ちはよくわかる。お弁当のおかず部分が全部つくねでもいいくらいだもん。
「ああ、そりゃあよかった」
気を取り直したように吉崎さんは座り直してお吸い物の入ったお椀を手に取った。それの残りをひと息で飲み干すと、なぜかため息っぽい息を吐く。
「で?行くのか?」
「せっかく誘っていただいたので……」
どうしてだろう。吉崎さんは妙なものを見るような表情だ。
まさか、私が騙されてると思われてる?
まあ私も最初何事かと思ったけど……
とりあえず簡単に経緯をお話しすることにした。
ーーーーーーーーーー
「ねぇ佐伯さん、急で悪いんだけど明日のお昼時間あるかな?」
「……え?」
印刷した書類を抱えて廊下を歩いていたら、すれ違った佐々木さんに突然そう声をかけられた。
思わず書類を落としそうになったけど、落としてばら撒いてしまったら大惨事なので気合で腕に力を込める。
「行きたいカフェがあるんだけど男一人じゃ行きづらくて。どう?」
どう、と言われてましても……
行きたいか行きたくないかで聞かれたらそれは行きたい。明日は土曜日で休み。特に大きな持ち帰りも抱えていない。
なによりあの微笑み王子、佐々木さんからのお誘いだ。お姉様方の反感を買う気しかしないけど、またとない機会なのでは……?
「明日は空いてます」
「よかった。佐伯さんなら安心だからね。長話はできないからまた詳しいことはメッセージで送るよ」
安心ってどういうこと?
そう尋ねる暇もなく、佐々木さんは爽やかな残滓を残して去っていった。持っていた鞄から察するにこれから営業に行く途中だったらしい。
……とにかく、こうして私は佐々木さんと出かけることになった。
その後の書類の判押しとホチキス留め作業が全く捗らなかったのは言うまでもなく、判子の場所を間違えたり綴じる枚数を間違えたりして何部か無駄にした。
ーーーーーーーーーー
……とまあ、そんな経緯があった。
「これがオフィスラブってやつか」
小原さんはそう言いながら大根の漬物に積極的に箸を伸ばしている。オフィスラブって、そんなんじゃないんですが……って、こっちもなくなりそう……いや、ここは我慢。この漬物は数枚でお茶碗一杯のごはんを消してしまう魔性のお漬物。
混ぜご飯にする前の白いごはんが私を呼んでる気がするけど、我慢。明日のお弁当に入れてもらおう。
「普通の色恋話なんて長いこと聞いてねぇな」
「いや、まだ色恋とかそんなのでは……」
あとで来てたメッセージを見たら、本当は佐々木さんのお姉さんと行く予定だった人気のカフェらしく、せっかく取れた予約をキャンセルするのは勿体無いから目に入った私を誘ってみたとのこと。
用は代役だ。
というか普通じゃない色恋話って、むしろそちらの方が気になる。
「某俳優の愛人が実はこっちの関係者のオンナで、早い話が美人局だったとか」
具体例を尋ねてみたらなかなかの情報が飛び出してきた。エンタメ系の情報は疎いけど、その人が、へぇ……ってなった。おそらく週刊誌にも載っていない情報では?
「アイドルがスポンサーの社長に枕しようとして本気になっちまった話とか」
小原さんは最後の一切れをひょいっと口に運びながらドロドロっとしたお話をしてくれる。
まあ知り合いに記者がいるわけでもないし、私がその辺で喋り回ったりしないことがわかってるからこんな話をしてくれるんだろう。
うんうんとひとりで納得しつつ、酔っているわけでもないはずなのに饒舌になった小原さんの話に耳を傾ける。
「変わり種だと、ゲイバーのママが客の一人に惚れ込んで商売になってねぇとか」
それは……どう反応すればいいやら。
笑い話なのはわかるのし実際面白いので笑っていたけれど、どうにもさっきから吉崎さんの様子が気になる。
あれかな、浮かれてうっかりボロを出すなってことかな。それについては気をつけます。
ああでも、もし料理の話題とかになったらどうしよう。使ってる包丁は?とか尋ねられてもわかる気がしない……
「ハーブとか覚えた方がいいんでしょうか」
「は?」
吉崎さんがすごく変な顔をする。
しまった、口に出ていた。しかも吉崎さん達の前でよりにもよってハーブって、違う情報が出てきそうだ。
「これはその、もし料理の話題になったらどうしようって話で」
「話を逸せばいいだろ」
「それもそうですけど」
お弁当、私の手作りってことに一応なってるからなぁ。うーん、けど吉崎さんのことは言えないし……
どうしたものだろうかと考えているうちに、気付けばごはんがなくなっていた。
とりあえず、この混ぜご飯とつくねの作り方を教えてもらおうかな。
メモとペンを用意して私は吉崎さんの方を見る。
吉崎さんはやれやれとため息をつきながら作り方を教えてくれた。
10
お気に入りに追加
1,856
あなたにおすすめの小説
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
FLORAL-敏腕社長が可愛がるのは路地裏の花屋の店主-
さとう涼
恋愛
恋愛を封印し、花屋の店主として一心不乱に仕事に打ち込んでいた咲都。そんなある日、ひとりの男性(社長)が花を買いにくる──。出会いは偶然。だけど咲都を気に入った彼はなにかにつけて咲都と接点を持とうとしてくる。
「お昼ごはんを一緒に食べてくれるだけでいいんだよ。なにも難しいことなんてないだろう?」
「でも……」
「もしつき合ってくれたら、今回の仕事を長期プランに変更してあげるよ」
「はい?」
「とりあえず一年契約でどう?」
穏やかでやさしそうな雰囲気なのに意外に策士。最初は身分差にとまどっていた咲都だが、気づいたらすっかり彼のペースに巻き込まれていた。
☆第14回恋愛小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございました。
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる