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4 かぐや姫は私のご先祖様
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私は、おばあちゃんが誘ってくれた温室にとぼとぼとついていった。正直温室には最近あまりいっていなかった。幼稚園に入る前は、そこが私の大好きな遊び場だったのだが、友たちと遊ぶ楽しさを覚えてしまってからは行くことがなくなった。しかもその温室には、お友達を連れて入ってはいけないと強く言われていたからだ。
「ことちゃん座って」
ガラス張りの温室の中はとても暖かかった。その真ん中に椅子とテーブルが置かれている。おばあちゃんは先に私を座らせると、自分も座った。いつの間に持ってきたのかおばあちゃんは、私の大好きなミルクティーのペットボトルをテーブルに置いた。
「ねえことちゃん、今までちゃんとお話ししてなくてごめんね。何から話そうね~」
そういっておばあちゃんはふっと笑った。私はまずミルクティーを飲んだ。おばあちゃんは私がミルクティーをおいしそうに飲んだのを見てからおもむろに話し始めた。
昔話の竹取物語のかぐや姫が自分たちの祖先だったこと。ただ昔話と違うことは、かぐや姫は月には帰っていないこと。
「そうなの?月に帰っていないの?じゃあかぐや姫はどこに行っちゃったの?」
おばあちゃんが言うには、それからも普通にこの世界で暮らしていたらしい。ではどうして月に帰ったという話になったのか。
ー満月の時に見たあまりに美しいかぐや姫のうわさが都の帝まで届いてしまい、帝や有名な貴族がかぐや姫を見に来たのだが、その時にはかぐや姫はもう普通の姿に戻っていた。満月の時にもう一度やってきたときには、帝他みんながこぞって求婚した。しかしはじめこそ普通の姿になってもいいと言っていたにもかかわらず、やはりみんな三日だけの美人よりいつも美しい人に心変わりしていった。ただ申し訳ないとのことで、お金や珍しい宝を置いて帰ってしまった。ただ都だけでなく地方にまでかぐや姫のうわさが広がってしまった。そのためこれからのち迷惑をかけないようにかぐや姫は月に帰ったということにしたとのことだった。
「やっぱりいつもきれいな人のほうがいいに決まってるよね」
かぐや姫の末路を聞いてがっくりした私がそういうと、おばあちゃんは笑った。
「そうねえ。でもね、貴族の中で一人だけ風変わりな人がいたのよ。普段のかぐや姫がいいっていう人がね。その人がかぐや姫の旦那さんになった人で、私たちのご先祖様」
「物好きだよね。あっ、でもおじいちゃんやお父さんもそうか」
「そうよ。あなたのお父さんもおじいちゃんもことちゃんから見たら変わった人よね。おばあちゃんもそう思うわ。特にかぐや姫の旦那様になったご先祖様なんて、都に住んでいてきれいな人をいっぱい見ていたのにねえ。でもねそんな人がことちゃんにもきっといると思うの。おばあちゃんやお母さんにもいたんだから」
「そうかなあ?」
「そうよ~。その時になったらきっと現れるわよ」
「ふ~ん。おじいちゃんはいつおばあちゃんと知り合ったの?」
おばあちゃんは、ここから出たことがない。私のうちは、家系かいつも女の子一人しか生まれない。だからその子がこの家を継ぐのだ。おばあちゃんは学校を出てからもそのまま家にいたはずだ。いつ出会ったのだろ。確かおじいちゃんはここの出身の人ではなかったはずだ。お父さんもそうだった。
「おじいちゃんはね、かぐや姫の伝説を調べに来た大学の学生さんだったのよ」
おじいちゃんは学生のとき竹取物語の伝説を調べに来て、おばあちゃんと偶然出会ったらしい。おじいちゃんは、おばあちゃんのことなんかまったく知らなくて、道を聞くため偶然話しかけた。
その時のおばあちゃんは普段のおばあちゃんで、少しもきれいでなかったらしいが、おじいちゃんは一目ぼれだったらしくて、それからことあるごとにおばあちゃんに会いに来た。おじいちゃんは、大学を卒業して結構いいところに就職したらしいのだが、おばあちゃんの親がここから出ることを許さなかった。おばあちゃんもおじいちゃんに自分の秘密をいえず、一度は断った。しかしそれからのおじいちゃんは、びっくりすることに仕事をすっぱりとやめて、ここの近くに引っ越してきた。しかもこの町の役所に転職までしてきたのだ。これにはおばあちゃんの親もびっくりして、おばあちゃんに決断をゆだねた。
「おばあちゃんもね、怖かったの。こんな変わっているものをもらったら大変だと思って。でもねおじいちゃんがね、それでもいいっていってくれたのよ。お母さんとお父さんのなれそめは知ってるわよね」
「うん、いやっていうほどお父さんに聞いた」
そうなのだ、父と母のなれそめは暗記できるほどに聞いた。今ではことあるごとに、その話を嬉しそうに話すお父さんをうっとおしく思うぐらいには。
父はこの家がある市内の銀行に勤めていた。母がちょうど銀行に用事で言った時、銀行の店内にいた父と出会った。父曰く、ビビッと来たそうだ。直ぐに母にその場で告白をしたが、母は本気にしないで別れた。父はそこで逃してなるものかと、母の後を追いかけ家までついてきた。仕事はどうしたかって?その場で上司に有休届を出したそうだ。たぶん上司も唖然としていたと思う。ここまでは父に聞いていないけど。それから毎日父の母詣でが始まった。父の様子を見たおじいちゃんとおばあちゃんはすごく微妙だったそうだ。なぜなら自分たちとそっくりだったから。そうして1年が過ぎたころ、やっと母が折れて交際が始まったらしい。
「ことちゃん、この植物何かわかる?」
おばあちゃんは、急に話題を変えて温室にいっぱい生えている植物を指さして聞いてきた。
「ことちゃん座って」
ガラス張りの温室の中はとても暖かかった。その真ん中に椅子とテーブルが置かれている。おばあちゃんは先に私を座らせると、自分も座った。いつの間に持ってきたのかおばあちゃんは、私の大好きなミルクティーのペットボトルをテーブルに置いた。
「ねえことちゃん、今までちゃんとお話ししてなくてごめんね。何から話そうね~」
そういっておばあちゃんはふっと笑った。私はまずミルクティーを飲んだ。おばあちゃんは私がミルクティーをおいしそうに飲んだのを見てからおもむろに話し始めた。
昔話の竹取物語のかぐや姫が自分たちの祖先だったこと。ただ昔話と違うことは、かぐや姫は月には帰っていないこと。
「そうなの?月に帰っていないの?じゃあかぐや姫はどこに行っちゃったの?」
おばあちゃんが言うには、それからも普通にこの世界で暮らしていたらしい。ではどうして月に帰ったという話になったのか。
ー満月の時に見たあまりに美しいかぐや姫のうわさが都の帝まで届いてしまい、帝や有名な貴族がかぐや姫を見に来たのだが、その時にはかぐや姫はもう普通の姿に戻っていた。満月の時にもう一度やってきたときには、帝他みんながこぞって求婚した。しかしはじめこそ普通の姿になってもいいと言っていたにもかかわらず、やはりみんな三日だけの美人よりいつも美しい人に心変わりしていった。ただ申し訳ないとのことで、お金や珍しい宝を置いて帰ってしまった。ただ都だけでなく地方にまでかぐや姫のうわさが広がってしまった。そのためこれからのち迷惑をかけないようにかぐや姫は月に帰ったということにしたとのことだった。
「やっぱりいつもきれいな人のほうがいいに決まってるよね」
かぐや姫の末路を聞いてがっくりした私がそういうと、おばあちゃんは笑った。
「そうねえ。でもね、貴族の中で一人だけ風変わりな人がいたのよ。普段のかぐや姫がいいっていう人がね。その人がかぐや姫の旦那さんになった人で、私たちのご先祖様」
「物好きだよね。あっ、でもおじいちゃんやお父さんもそうか」
「そうよ。あなたのお父さんもおじいちゃんもことちゃんから見たら変わった人よね。おばあちゃんもそう思うわ。特にかぐや姫の旦那様になったご先祖様なんて、都に住んでいてきれいな人をいっぱい見ていたのにねえ。でもねそんな人がことちゃんにもきっといると思うの。おばあちゃんやお母さんにもいたんだから」
「そうかなあ?」
「そうよ~。その時になったらきっと現れるわよ」
「ふ~ん。おじいちゃんはいつおばあちゃんと知り合ったの?」
おばあちゃんは、ここから出たことがない。私のうちは、家系かいつも女の子一人しか生まれない。だからその子がこの家を継ぐのだ。おばあちゃんは学校を出てからもそのまま家にいたはずだ。いつ出会ったのだろ。確かおじいちゃんはここの出身の人ではなかったはずだ。お父さんもそうだった。
「おじいちゃんはね、かぐや姫の伝説を調べに来た大学の学生さんだったのよ」
おじいちゃんは学生のとき竹取物語の伝説を調べに来て、おばあちゃんと偶然出会ったらしい。おじいちゃんは、おばあちゃんのことなんかまったく知らなくて、道を聞くため偶然話しかけた。
その時のおばあちゃんは普段のおばあちゃんで、少しもきれいでなかったらしいが、おじいちゃんは一目ぼれだったらしくて、それからことあるごとにおばあちゃんに会いに来た。おじいちゃんは、大学を卒業して結構いいところに就職したらしいのだが、おばあちゃんの親がここから出ることを許さなかった。おばあちゃんもおじいちゃんに自分の秘密をいえず、一度は断った。しかしそれからのおじいちゃんは、びっくりすることに仕事をすっぱりとやめて、ここの近くに引っ越してきた。しかもこの町の役所に転職までしてきたのだ。これにはおばあちゃんの親もびっくりして、おばあちゃんに決断をゆだねた。
「おばあちゃんもね、怖かったの。こんな変わっているものをもらったら大変だと思って。でもねおじいちゃんがね、それでもいいっていってくれたのよ。お母さんとお父さんのなれそめは知ってるわよね」
「うん、いやっていうほどお父さんに聞いた」
そうなのだ、父と母のなれそめは暗記できるほどに聞いた。今ではことあるごとに、その話を嬉しそうに話すお父さんをうっとおしく思うぐらいには。
父はこの家がある市内の銀行に勤めていた。母がちょうど銀行に用事で言った時、銀行の店内にいた父と出会った。父曰く、ビビッと来たそうだ。直ぐに母にその場で告白をしたが、母は本気にしないで別れた。父はそこで逃してなるものかと、母の後を追いかけ家までついてきた。仕事はどうしたかって?その場で上司に有休届を出したそうだ。たぶん上司も唖然としていたと思う。ここまでは父に聞いていないけど。それから毎日父の母詣でが始まった。父の様子を見たおじいちゃんとおばあちゃんはすごく微妙だったそうだ。なぜなら自分たちとそっくりだったから。そうして1年が過ぎたころ、やっと母が折れて交際が始まったらしい。
「ことちゃん、この植物何かわかる?」
おばあちゃんは、急に話題を変えて温室にいっぱい生えている植物を指さして聞いてきた。
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