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キャスリン別れをいう
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キャスリンは屋敷に戻った。すぐにマークを探す。マークを見つけたキャスリンは軽く事情を話した。
「お父様はしばらくお忙しくなるわ。お兄様もたぶんジョージ王子と一緒にペジタ国との国境に行くと思うわ。マークこの屋敷の事よろしくね」
「はい、かしこまりました」
「マーク今までありがとう。私みんなにお別れしたら、スティーブとアシュイラ皇国に行ってくるわ」
「お嬢様、どうしても行かれるんですね。お気を付けてください。皇子をよろしくお願いいたします」
「任せて」
マークの目が潤み始めたのを見て、キャスリンもちょっとだけつらくなってその場を後にした。バーバラを探す。バーバラを自分の部屋に呼んだ。
「バーバラ、今までありがとう。ちょっと来て」
キャスリンは、机の引き出しから箱を取り出した。中にはきれいなブローチが入っている。
「バーバラ、よかったらこれをつけてくれる?」
「こんな高いものいただけません。それに私お嬢様にどこにも行ってほしくありません」
バーバラはわあっと泣き出した。キャスリンはバーバラをそっと抱きしめた。
「誰にも言ってないけど本当は私も怖いの。もし私が過去に行ったことでみんなの未来がゆがめられるんじゃないかと思うと怖くて仕方ないの。でもね、やっぱり私スティーブを救いたいの。未来がよりいいものになるように頑張るわ。みんなが笑顔でいられる未来にするわ。私のわがまま許してね」
「キャスリン様__!」
バーバラのキャスリンを抱きしめる力が強くなった。キャスリンは体を離した。
「バーバラ、今からお母様のところに行ってくるわね」
「はい、おかえりをお待ちしております」
バーバラは涙でくしゃくしゃになった顔で笑顔を作ってキャスリンを見送ってくれた。キャスリンも手を振って部屋を出た。母ミシェルの部屋に行く。
「お母様、いらっしゃる?」
母ミシェル付きの侍女がドアを開けてくれた。
「まあ、キャスリンいらっしゃい」
侍女はキャスリンを部屋に通すと、気をきかせて自分は部屋を出ていった。
「お母様、私今からアシュイラ皇国に行ってまいりますわ。今までありがとうございました。もうお父様とお兄様にはお別れを言ってきました。お父様とお兄様はしばらく忙しいと思いますの。お母様どうかこの家をマークとともに守ってくださいね」
それを聞いた母ミシェルは、キャスリンのもとにいってキャスリンを抱きしめた。
「お母様の腕の中温かいわ。本当はずっとこうしていたいくらい」
キャスリンの涙声に母ミシェルは、キャスリンを抱きしめたまま言った。
「キャスリン、あなたはあなたの思う通りに生きなさい。誰もあなたを責めたりしないわ。でもね、軽々しく命を無駄にしないでほしいの。だってお母様の大切な宝物だもの」
母ミシェルの声も震えていた。
「お母様、ありがとう」
母と娘はしばらくそのままでいた。しかしキャスリンは自分から体を離した。
「キャスリン、気を付けてね。皇子を助けてあげてね。あなたの一番の願いだものね」
母ミシェルの目から涙があふれ出ていた。キャスリンは母の顔を目に焼き付けていこうとしたのだが、母の顔が涙でにじんでかすんでしまった。
「じゃあ行ってきます」
母ミシェルが言葉を発する前にキャスリンはこの部屋から消えてしまった。
「行ってらっしゃい。また帰ってきてね...」
母ミシェルの声が部屋にむなしく響いたのだった。
キャスリンは、こみあげる涙をぬぐってスティーブの元へ転移した。いつもなら寝ているスティーブが起きていた。
「キャスリン様」
スティーブの声にキャスリンはびっくりした。
「起きていたのね」
「はい、なんとなく来るのがわかりましたので」
スティーブはすぐさま犬の姿のキャスリンに魔法をかけて、人間の姿にした。そしてキャスリンの顔を見て少し顔をしかめた。
「泣いていらっしゃったんですね」
「そう?泣いてなんかないわよ」
キャスリンはそう強がりを言ったが、スティーブにはお見通しだった。キャスリンは立っているスティーブを見て慌てて自分の姿を見た。この前とは視線の位置が違う。
「私大きくなってない?」
「はい、12歳ではなくて17歳ぐらいにしました」
「どうして?」
「アシュイラ皇国にいったらいっぱい活躍していただきたいからですよ」
「まあ、スティーブったら人使い荒いのね」
「ていうのもありますが、これが終わったら、キャスリン様には、あの時からまた人生をやり直していただきたいからです」
キャスリンはスティーブの言わんとすることがわかってしまった。スティーブはきっとキャスリンが毒を飲まされる前からの人生をやり直してほしいと思っているに違いない。でもどうなるのだろうか。キャスリンはスティーブさえ救えたら自分はどうなろうといいのだが、スティーブはスティーブでキャスリンを救いたいはずだ。
「ねえスティーブ。私たちふたりが幸せになれるよう頑張りましょうね」
「そうですね。精一杯頑張らせていただきます」
スティーブはこぼれんばかりの笑顔をキャスリンに向けた。その笑顔を見たキャスリンもまた涙にぬれた顔が自然と笑顔になった。
2人は手をつないで、過去にあったというアシュイラ皇国へと飛んだ。
「お父様はしばらくお忙しくなるわ。お兄様もたぶんジョージ王子と一緒にペジタ国との国境に行くと思うわ。マークこの屋敷の事よろしくね」
「はい、かしこまりました」
「マーク今までありがとう。私みんなにお別れしたら、スティーブとアシュイラ皇国に行ってくるわ」
「お嬢様、どうしても行かれるんですね。お気を付けてください。皇子をよろしくお願いいたします」
「任せて」
マークの目が潤み始めたのを見て、キャスリンもちょっとだけつらくなってその場を後にした。バーバラを探す。バーバラを自分の部屋に呼んだ。
「バーバラ、今までありがとう。ちょっと来て」
キャスリンは、机の引き出しから箱を取り出した。中にはきれいなブローチが入っている。
「バーバラ、よかったらこれをつけてくれる?」
「こんな高いものいただけません。それに私お嬢様にどこにも行ってほしくありません」
バーバラはわあっと泣き出した。キャスリンはバーバラをそっと抱きしめた。
「誰にも言ってないけど本当は私も怖いの。もし私が過去に行ったことでみんなの未来がゆがめられるんじゃないかと思うと怖くて仕方ないの。でもね、やっぱり私スティーブを救いたいの。未来がよりいいものになるように頑張るわ。みんなが笑顔でいられる未来にするわ。私のわがまま許してね」
「キャスリン様__!」
バーバラのキャスリンを抱きしめる力が強くなった。キャスリンは体を離した。
「バーバラ、今からお母様のところに行ってくるわね」
「はい、おかえりをお待ちしております」
バーバラは涙でくしゃくしゃになった顔で笑顔を作ってキャスリンを見送ってくれた。キャスリンも手を振って部屋を出た。母ミシェルの部屋に行く。
「お母様、いらっしゃる?」
母ミシェル付きの侍女がドアを開けてくれた。
「まあ、キャスリンいらっしゃい」
侍女はキャスリンを部屋に通すと、気をきかせて自分は部屋を出ていった。
「お母様、私今からアシュイラ皇国に行ってまいりますわ。今までありがとうございました。もうお父様とお兄様にはお別れを言ってきました。お父様とお兄様はしばらく忙しいと思いますの。お母様どうかこの家をマークとともに守ってくださいね」
それを聞いた母ミシェルは、キャスリンのもとにいってキャスリンを抱きしめた。
「お母様の腕の中温かいわ。本当はずっとこうしていたいくらい」
キャスリンの涙声に母ミシェルは、キャスリンを抱きしめたまま言った。
「キャスリン、あなたはあなたの思う通りに生きなさい。誰もあなたを責めたりしないわ。でもね、軽々しく命を無駄にしないでほしいの。だってお母様の大切な宝物だもの」
母ミシェルの声も震えていた。
「お母様、ありがとう」
母と娘はしばらくそのままでいた。しかしキャスリンは自分から体を離した。
「キャスリン、気を付けてね。皇子を助けてあげてね。あなたの一番の願いだものね」
母ミシェルの目から涙があふれ出ていた。キャスリンは母の顔を目に焼き付けていこうとしたのだが、母の顔が涙でにじんでかすんでしまった。
「じゃあ行ってきます」
母ミシェルが言葉を発する前にキャスリンはこの部屋から消えてしまった。
「行ってらっしゃい。また帰ってきてね...」
母ミシェルの声が部屋にむなしく響いたのだった。
キャスリンは、こみあげる涙をぬぐってスティーブの元へ転移した。いつもなら寝ているスティーブが起きていた。
「キャスリン様」
スティーブの声にキャスリンはびっくりした。
「起きていたのね」
「はい、なんとなく来るのがわかりましたので」
スティーブはすぐさま犬の姿のキャスリンに魔法をかけて、人間の姿にした。そしてキャスリンの顔を見て少し顔をしかめた。
「泣いていらっしゃったんですね」
「そう?泣いてなんかないわよ」
キャスリンはそう強がりを言ったが、スティーブにはお見通しだった。キャスリンは立っているスティーブを見て慌てて自分の姿を見た。この前とは視線の位置が違う。
「私大きくなってない?」
「はい、12歳ではなくて17歳ぐらいにしました」
「どうして?」
「アシュイラ皇国にいったらいっぱい活躍していただきたいからですよ」
「まあ、スティーブったら人使い荒いのね」
「ていうのもありますが、これが終わったら、キャスリン様には、あの時からまた人生をやり直していただきたいからです」
キャスリンはスティーブの言わんとすることがわかってしまった。スティーブはきっとキャスリンが毒を飲まされる前からの人生をやり直してほしいと思っているに違いない。でもどうなるのだろうか。キャスリンはスティーブさえ救えたら自分はどうなろうといいのだが、スティーブはスティーブでキャスリンを救いたいはずだ。
「ねえスティーブ。私たちふたりが幸せになれるよう頑張りましょうね」
「そうですね。精一杯頑張らせていただきます」
スティーブはこぼれんばかりの笑顔をキャスリンに向けた。その笑顔を見たキャスリンもまた涙にぬれた顔が自然と笑顔になった。
2人は手をつないで、過去にあったというアシュイラ皇国へと飛んだ。
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