22 / 58
そうやったんか!
しおりを挟む
(なんだこの顔に当たる心地よい物体は……)
しばらく気を失っていたのか、記憶が飛んでいるようだ。たしかに穂乃花と俺は夜道を歩いていたはずだったのだが……。
起き上がろうとすると俺の上に人が被さっているようである。なんとか心地の良い物体の下から抜け出して、上半身だけ起き上がった。その途端、俺の上に覆い被さっていた体が落ちそうになるので、慌てて受け止める。
(あっ渡辺か?)
俺の両手の中には、穂乃花が目を瞑り眠っているようだった。
「そうか、あの時……」記憶が甦ってくる。
俺達は、暗い夜道を手探り状態で進んで行ったのだか、少し細くなったような道で穂乃花が足を滑らせて落下しそうになった。手を繋いでいた俺も彼女と一緒に暗闇の中を落下する事になってしまった。
そのまま、どの程度落下したかは分からなかったが二人とも気を失ってしまったようであった。
「おい、渡辺!渡辺!」彼女の名前を呼ぶが反応しない。俺の中に一抹の不安が広がる。彼女の心臓の音がするかどうか確かめる為に、彼女の胸の辺りに耳をあてる。
「う、ううん」急に彼女が目を開いた。
「おわっ!」俺は上から彼女の胸に顔を埋めるような姿勢になってしまった。
「きゃー!!!」もうこの世のもので無いほどの悲鳴が暗闇の中を響き渡る。どうやら、気を失っていた事に乗じて、俺が悪戯でもしようと思ったようだ。
「い、いや、いや、違うんだ!」俺は必死に弁解を試みる。
「あなた、そういう人だったの!?幻滅だわ!」暗闇ではあったが、何か軽蔑に似た視線をぶつけられている事が犇々と伝わってくる。
「俺達、暗闇で足を踏み外して道から落ちたんだ、それでお前が気を失っていたから、心配になって・・・・・・・」
少しの間の沈黙、彼女は何かを考えている様子であった。
「そうなんだ、ごめんね・・・・・・、ありがとう」状況を理解したのか、急に言葉のトーンが落ちて、素直になったようだ。
「どの程度気絶していたのか解からないけれど、ケガとか痛みはないか?」自分の身体も確認してみる。
「ええ、私は大丈夫みたい。あなたの方はどう?」優しい声で心配してくれる。
「ああ、俺の方も、い、痛い!」足首の辺りに痛みを感じる。骨が折れているほどでは無い様子ではあったが、酷い捻挫のようであった。ちょっと立ち上がるのは困難である。
「どこか、痛いの?」
「ああ、少し足を捻ったみたいだ」立ち上がろうとしたが、支えきれずもう一度その場に座り込んでしまった。
「ごめんなさい・・・・・・、私のせいよね」その声が少し泣きそうになっているように聞こえる。
たしかに、最初に足を滑らせたのは彼女であったが、普段からの運動不足が原因だと俺は思っていた。
「お前のせいじゃないよ、俺、動神経が悪いから・・・・・・」足を擦ってみたが、結構な大きさに腫れあがっている様子であった。
「また、お前って言った。どうせなら名前で呼んでよ」どうも、お前と言われる事に相当抵抗があるようであった。
「でもそれじゃあ、なんて呼べばいいんだよ」日頃から友人を名前以外で呼ぶ時は、お前という事が普通であるのだが、彼女にとっては苦痛なのかもしれない。
「穂乃果でいいわ。その方が呼ばれ慣れているから」
「穂乃果さん・・・・・・、ですか?」友伽里以外の女子を下の名前で呼んだことなど流石に無かったので、正直のところかなり照れ臭い。
「う―ん、さんはいらないわ。穂乃果でいいわ」彼女は平然と言ってのける。
「いやいや、さすがに人妻を呼び捨てにするとまずいんじゃねえか?」俺の頭の中に背徳感が満開に漂う。
「まだそんな事を言っているの、あなたは本当に馬鹿なのね」穂乃果は大うけしたように爆笑する。
「なにが、可笑しいんだよ!」彼女の笑いの意味が全く理解できずに俺は少し憤慨する。
「私、あなた達と同じ高校一年生。十六歳なのよ、ひなが私の娘だったら私は一体いくつの時に妊娠しないといけないのよ?」今度はかなり呆れている様子であった。
「えーと、ひなちゃんは確か、三歳位だったから生んだのは十三歳か?」冷静に考えると不自然極まりない。
「あなたはアホなの。突然子供が生まれる訳ないじゃない!妊娠の期間を合わせると十一歳~十二歳よ。犯罪色満開でしょ!」確かに言われてみればあり得ない話である。人妻であることが頭の中で固定化してしまって、そんな事を考える余裕がなかった。
「いや、ご主人さん芸能人って聞いたから、そんな事もあるのかな・・・・・・って」俺は人差し指を二本付き立てて誤魔化すようにお道化て見せた。ただ、それも暗闇の中では、全く無意味であった。
「あなた、本当にアホじゃないの?」それは、明らかに馬鹿にしたトーンの声であった。
「でも、ひなちゃんは君の事をママって?」彼女は違和感なく穂乃果の事をそう呼んでいた。その雰囲気も自然であった。
「ひなは私の妹よ。彼女が生まれてすぐにお母さんが病気で死んでしまったのよ。それで私があの子の母親変わりになっているの。だからあの娘は私の事をママって呼んでるのよ」あまりにも可笑しいのか話してる間も穂乃花は笑い続けている。
「そうやったんか~!」暗闇の中、俺の雄たけびが響き渡った。
しばらく気を失っていたのか、記憶が飛んでいるようだ。たしかに穂乃花と俺は夜道を歩いていたはずだったのだが……。
起き上がろうとすると俺の上に人が被さっているようである。なんとか心地の良い物体の下から抜け出して、上半身だけ起き上がった。その途端、俺の上に覆い被さっていた体が落ちそうになるので、慌てて受け止める。
(あっ渡辺か?)
俺の両手の中には、穂乃花が目を瞑り眠っているようだった。
「そうか、あの時……」記憶が甦ってくる。
俺達は、暗い夜道を手探り状態で進んで行ったのだか、少し細くなったような道で穂乃花が足を滑らせて落下しそうになった。手を繋いでいた俺も彼女と一緒に暗闇の中を落下する事になってしまった。
そのまま、どの程度落下したかは分からなかったが二人とも気を失ってしまったようであった。
「おい、渡辺!渡辺!」彼女の名前を呼ぶが反応しない。俺の中に一抹の不安が広がる。彼女の心臓の音がするかどうか確かめる為に、彼女の胸の辺りに耳をあてる。
「う、ううん」急に彼女が目を開いた。
「おわっ!」俺は上から彼女の胸に顔を埋めるような姿勢になってしまった。
「きゃー!!!」もうこの世のもので無いほどの悲鳴が暗闇の中を響き渡る。どうやら、気を失っていた事に乗じて、俺が悪戯でもしようと思ったようだ。
「い、いや、いや、違うんだ!」俺は必死に弁解を試みる。
「あなた、そういう人だったの!?幻滅だわ!」暗闇ではあったが、何か軽蔑に似た視線をぶつけられている事が犇々と伝わってくる。
「俺達、暗闇で足を踏み外して道から落ちたんだ、それでお前が気を失っていたから、心配になって・・・・・・・」
少しの間の沈黙、彼女は何かを考えている様子であった。
「そうなんだ、ごめんね・・・・・・、ありがとう」状況を理解したのか、急に言葉のトーンが落ちて、素直になったようだ。
「どの程度気絶していたのか解からないけれど、ケガとか痛みはないか?」自分の身体も確認してみる。
「ええ、私は大丈夫みたい。あなたの方はどう?」優しい声で心配してくれる。
「ああ、俺の方も、い、痛い!」足首の辺りに痛みを感じる。骨が折れているほどでは無い様子ではあったが、酷い捻挫のようであった。ちょっと立ち上がるのは困難である。
「どこか、痛いの?」
「ああ、少し足を捻ったみたいだ」立ち上がろうとしたが、支えきれずもう一度その場に座り込んでしまった。
「ごめんなさい・・・・・・、私のせいよね」その声が少し泣きそうになっているように聞こえる。
たしかに、最初に足を滑らせたのは彼女であったが、普段からの運動不足が原因だと俺は思っていた。
「お前のせいじゃないよ、俺、動神経が悪いから・・・・・・」足を擦ってみたが、結構な大きさに腫れあがっている様子であった。
「また、お前って言った。どうせなら名前で呼んでよ」どうも、お前と言われる事に相当抵抗があるようであった。
「でもそれじゃあ、なんて呼べばいいんだよ」日頃から友人を名前以外で呼ぶ時は、お前という事が普通であるのだが、彼女にとっては苦痛なのかもしれない。
「穂乃果でいいわ。その方が呼ばれ慣れているから」
「穂乃果さん・・・・・・、ですか?」友伽里以外の女子を下の名前で呼んだことなど流石に無かったので、正直のところかなり照れ臭い。
「う―ん、さんはいらないわ。穂乃果でいいわ」彼女は平然と言ってのける。
「いやいや、さすがに人妻を呼び捨てにするとまずいんじゃねえか?」俺の頭の中に背徳感が満開に漂う。
「まだそんな事を言っているの、あなたは本当に馬鹿なのね」穂乃果は大うけしたように爆笑する。
「なにが、可笑しいんだよ!」彼女の笑いの意味が全く理解できずに俺は少し憤慨する。
「私、あなた達と同じ高校一年生。十六歳なのよ、ひなが私の娘だったら私は一体いくつの時に妊娠しないといけないのよ?」今度はかなり呆れている様子であった。
「えーと、ひなちゃんは確か、三歳位だったから生んだのは十三歳か?」冷静に考えると不自然極まりない。
「あなたはアホなの。突然子供が生まれる訳ないじゃない!妊娠の期間を合わせると十一歳~十二歳よ。犯罪色満開でしょ!」確かに言われてみればあり得ない話である。人妻であることが頭の中で固定化してしまって、そんな事を考える余裕がなかった。
「いや、ご主人さん芸能人って聞いたから、そんな事もあるのかな・・・・・・って」俺は人差し指を二本付き立てて誤魔化すようにお道化て見せた。ただ、それも暗闇の中では、全く無意味であった。
「あなた、本当にアホじゃないの?」それは、明らかに馬鹿にしたトーンの声であった。
「でも、ひなちゃんは君の事をママって?」彼女は違和感なく穂乃果の事をそう呼んでいた。その雰囲気も自然であった。
「ひなは私の妹よ。彼女が生まれてすぐにお母さんが病気で死んでしまったのよ。それで私があの子の母親変わりになっているの。だからあの娘は私の事をママって呼んでるのよ」あまりにも可笑しいのか話してる間も穂乃花は笑い続けている。
「そうやったんか~!」暗闇の中、俺の雄たけびが響き渡った。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
三人婚をすることになった私の行く末
石田空
恋愛
付き人に劇団の資金を根こそぎ奪われてしまった女優のマルヴィナ。責任を取って資金を回収しないと次の興行ができないと頭を抱えるものの、王都には未婚者恋愛禁止条例が敷かれてしまい、独身貴族からお金をせびることもできない。
にっちもさっちもいかなくなっている中、マルヴィナに声をかけてきたのは、王都住まいの豪商ウィルフレッドだった。
「私と結婚しませんか。側室として。籍さえ入れてくだされば、興行も自由ですよ」
胡散臭いと怪しむものの、背に腹は変えられないとオルブライト邸に出かけた先で出会ったのは。
どこをどう見ても深窓の令嬢にしか見えない正室のセシル(男)だった。
なぜか男夫婦の側室に収まり、夫からも正室からも迫られることになってしまったマルヴィナのうろんな日常。
カクヨムにて先行公開しております。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います
<子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。>
両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。
※ 本編完結済。他視点での話、継続中。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています
※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります
【完結】捨ててください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。
でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。
分かっている。
貴方は私の事を愛していない。
私は貴方の側にいるだけで良かったのに。
貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。
もういいの。
ありがとう貴方。
もう私の事は、、、
捨ててください。
続編投稿しました。
初回完結6月25日
第2回目完結7月18日
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる