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09-01 暇つぶし*
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襲撃がこない日が五日続き、すっかり要塞での暮らしにも慣れたルザは驚いたものだった。
侵略者の侵攻回数は存外多い。数日おきにくるものだから、それは確かに複数人が交代して迎撃に当たるべきだと思う。そもそもカーリャに聞いた話では、大型の侵略者一機をあんなに簡単に迎撃できるのはエヴァンジルと、旧式の兵士の中では青ランク以上の精鋭だけだという。
旧式と呼ばれる兵士は六段階にランク付けされており、ラゾはそれと戦績を基準に迎撃部隊を編成するのだという。ちなみにトコエが吶喊していく今でも、一応迎撃部隊は襲撃の度に組まれている。
上位二ランク、青と紫のレベルになるとエヴァンジルよりも格上になるようだ。そういった兵士は極少数なのだが、それでも現存するエヴァンジルよりは多い。それを聞いてようやくエヴァンジル計画が失敗と呼ばれる理由が納得できるものになった。
トコエはというとその間、非常に暇そうにしていた。寝るのにも飽きた彼女は、かといって部屋の外に出ることもなくぼーっとしていた。
だからちょっとした下心ありきで、自分で暇を潰してくれればと思った。
「はぁっ、ん、く……うっ、焦らすの、どんどん上手くなるね、トコエ……」
「楽しいの?」
根元を彼女の親指と人差し指でつくられた輪できつく締め付けられ、なかなか絶頂を迎えることができない。そんな状態のまま、大好きな生温い責めを受けて、先走りがだらだらと溢れていく。
「君は知らないけど、んっあ、僕は前までずっと、こういう役回り、うぅっ」
「変態なんだね」
「あっ、そんな、違うよ、僕はっんん」
トコエに触られて、構われているのが嬉しいのだと、だから変態では無いと否定しようとしても、それは言ってはいけない決まりだった。
「トコエっ、もう、もうイきたいっ、ださせて……っ」
「んー」
そう彼女は唸ると、根本は指で縛ったままもう片方の手できつく屹立を扱き始める。びくびくとそれは震えて早く吐精したいと訴えているようだったが、彼女は意に介さない。
「あぁ、だめっ、ほんとにもうむりっ、そんな、はげしくしたら、僕っ」
「…………」
「やだっ、トコエ、とこえっ、おかしくなるから……!」
「はい」
「うぁっ」
ぱっと拘束が外れ、それを自分が認識するよりも先に鈴口から勢い良く精液が吐き出される。トコエは慣れた様子でそれを手で受け止める。単純にベッドを汚したく無いのが理由だろう。
「はぁっ、は……っ、ん……」
ちらりと視線を彼女へ向けて、ルザは一瞬息が止まってしまう。
彼の痴態を見ていた彼女は薄らと笑っている。
「(僕にえっちないたずらして、笑ってる……)」
かっと顔が熱くなって、もっとトコエと触れ合いたいと思った。だから顔を近づけて彼女の唇を奪い、艶かしくその柔らかい桃色を舐めた。
「トコエ、僕ともっと気持ちいいことしよ……?」
「なにそれ」
「もう、セックスしようって言ってるんだよ」
精液塗れになった彼女の手を綺麗に拭いてやり、じりじりと迫っていく。
ちなみに未だにトコエとはあの一回きりの関係だった。
「また奥まで繋がって、一緒にイこう?」
「今はおなかすいてない」
「う、嘘だ。だってもうあれから何回か戦闘に出ただろう……?」
早くそれ仕舞えとトコエにベルトを差し出され、仕方なく服装を正す。彼女のデレイを確認しようとスカートの裾を捲った。
「……ほとんど減ってない」
「最近のは雑魚ばっかりだったから」
確かに最近の戦闘といえば、ルザの目から見ても小物ばかり。ラゾの部隊編成を確認しても、下から三番目になる黄色ランク以下で構成されたものばかりだったはずだ。そういう敵が相手だと、戦闘時間はものの数秒だ。
「でも、気持ちいいことしたいでしょ?この前だってすごく良さそうだったし」
「あんまり覚えてない」
「うっ」
そう、あまりにも激しすぎるあの性行為を、彼女はほとんど覚えていないのだ。確かにあの時は意識はあっていて無いようなものだっただろう。何せ訳もわからず喘いでいただけなのだから。
しかしカーリャによれば媚薬そのものにそこまで姦淫効果はないので、あれは大体共振の作用なのだ。そう考えると、多少は回数をこなして慣れていかなければ楽しむのよりも疲労の方が大きいかもしれない。
想像を絶するほどに気持ちいいことにはいいのだが。
ふと以前カーリャに聞かれたことを思い出す。
「そんなに冷たくすると、他の女の子のところに行っちゃうよ……」
「? 行ってくれば?」
「…………」
予想通りも予想通りにあっさりとそう吐き捨てられ、ルザは俯く。もう本当にカーリャに慰めてもらいに会いにいこうかと一瞬考えた。
「……ひま」
そう呟いてトコエはベッドに倒れ込む。すぐさまそこに覆いかぶさって、ルザは彼女を抱きしめる。
「暇つぶしにもなるよ。だから、ね?」
「ひまつぶし……」
考え込むようなトコエの反応に、ルザは期待を寄せる。何だったら一時間くらいトコエに前戯をしてからじっくり楽しむのも悪くは無い。
甘い妄想に想いを馳せていると、唐突にトコエに股座を掴まれる。
「暇つぶしに全部出してやる」
「やめてっ、しばらくトコエとセックスできなくなっちゃうっ」
「一石二鳥だな」
また彼女は、薄ら笑いを浮かべた。
◆
「それで逃げてきたの?」
「うん……」
自室に転がり込んできたその男の話を聞き、カーリャは半笑いで同情の意を示す。
「しっかし、ベルってそういう子なんだねぇ、知らなかった」
よもや男の証を責めに責め抜いて再起不能にするのが得意だとは、と彼女は笑う。あんなに上品そうな見た目をして、なかなかに獰猛だった。
「ああされるのは嬉しいけど……、したいときだってあるでしょ?」
「そうだねぇ。手や口とは別物だからねー」
「全然メロメロじゃないよ……」
落ち込んだように項垂れるルザの姿に、カーリャは小さく笑みを浮かべる。その頰にキスをして、そっと抱きしめてやれば彼も大人しく甘えてくる。
「よしよし、あたしが相手してあげよっか?好きなだけしていいよ」
「んー……」
トコエのものよりも豊かな双丘に顔を埋め、ルザは唸る。嬉しい申し出ではあるのだが、いまいち気が進まなかった。それは、彼が今したいと思っている相手がトコエだから、というのもあるだろう。
けれどそれ以外にも理由はあった。
「やめておく。最近、全然襲撃が来ないだろう?この前も、その前の敵も弱かったし、揺り戻しが来そうで怖いんだ。だから彼女用の余力を残しておかないと」
「そうだね」
「戦闘じゃ僕は一切役に立たないから、不安で……」
そう彼が言い終わった瞬間、鈍い轟音が要塞内に響き渡る。一瞬何事かと思ったが、薄らと雨音が聞こえてくることから、さっきのは落雷の音なのだと気づいた。
「珍しい天気だね」
呑気にそう言い放つルザに対して、カーリャの表情は暗い。
「ルザ、ベルのところに戻ってあげて」
「え?」
「嵐って、あの子にとってはあんまり、いい思い出ないと思うから。それに……」
その後に続く言葉を聞いたルザは即座に部屋を飛び出す。
トコエの部屋に戻る途中ですれ違った兵士の誰もが不安そうな顔をしていたのが、印象的だった。
侵略者の侵攻回数は存外多い。数日おきにくるものだから、それは確かに複数人が交代して迎撃に当たるべきだと思う。そもそもカーリャに聞いた話では、大型の侵略者一機をあんなに簡単に迎撃できるのはエヴァンジルと、旧式の兵士の中では青ランク以上の精鋭だけだという。
旧式と呼ばれる兵士は六段階にランク付けされており、ラゾはそれと戦績を基準に迎撃部隊を編成するのだという。ちなみにトコエが吶喊していく今でも、一応迎撃部隊は襲撃の度に組まれている。
上位二ランク、青と紫のレベルになるとエヴァンジルよりも格上になるようだ。そういった兵士は極少数なのだが、それでも現存するエヴァンジルよりは多い。それを聞いてようやくエヴァンジル計画が失敗と呼ばれる理由が納得できるものになった。
トコエはというとその間、非常に暇そうにしていた。寝るのにも飽きた彼女は、かといって部屋の外に出ることもなくぼーっとしていた。
だからちょっとした下心ありきで、自分で暇を潰してくれればと思った。
「はぁっ、ん、く……うっ、焦らすの、どんどん上手くなるね、トコエ……」
「楽しいの?」
根元を彼女の親指と人差し指でつくられた輪できつく締め付けられ、なかなか絶頂を迎えることができない。そんな状態のまま、大好きな生温い責めを受けて、先走りがだらだらと溢れていく。
「君は知らないけど、んっあ、僕は前までずっと、こういう役回り、うぅっ」
「変態なんだね」
「あっ、そんな、違うよ、僕はっんん」
トコエに触られて、構われているのが嬉しいのだと、だから変態では無いと否定しようとしても、それは言ってはいけない決まりだった。
「トコエっ、もう、もうイきたいっ、ださせて……っ」
「んー」
そう彼女は唸ると、根本は指で縛ったままもう片方の手できつく屹立を扱き始める。びくびくとそれは震えて早く吐精したいと訴えているようだったが、彼女は意に介さない。
「あぁ、だめっ、ほんとにもうむりっ、そんな、はげしくしたら、僕っ」
「…………」
「やだっ、トコエ、とこえっ、おかしくなるから……!」
「はい」
「うぁっ」
ぱっと拘束が外れ、それを自分が認識するよりも先に鈴口から勢い良く精液が吐き出される。トコエは慣れた様子でそれを手で受け止める。単純にベッドを汚したく無いのが理由だろう。
「はぁっ、は……っ、ん……」
ちらりと視線を彼女へ向けて、ルザは一瞬息が止まってしまう。
彼の痴態を見ていた彼女は薄らと笑っている。
「(僕にえっちないたずらして、笑ってる……)」
かっと顔が熱くなって、もっとトコエと触れ合いたいと思った。だから顔を近づけて彼女の唇を奪い、艶かしくその柔らかい桃色を舐めた。
「トコエ、僕ともっと気持ちいいことしよ……?」
「なにそれ」
「もう、セックスしようって言ってるんだよ」
精液塗れになった彼女の手を綺麗に拭いてやり、じりじりと迫っていく。
ちなみに未だにトコエとはあの一回きりの関係だった。
「また奥まで繋がって、一緒にイこう?」
「今はおなかすいてない」
「う、嘘だ。だってもうあれから何回か戦闘に出ただろう……?」
早くそれ仕舞えとトコエにベルトを差し出され、仕方なく服装を正す。彼女のデレイを確認しようとスカートの裾を捲った。
「……ほとんど減ってない」
「最近のは雑魚ばっかりだったから」
確かに最近の戦闘といえば、ルザの目から見ても小物ばかり。ラゾの部隊編成を確認しても、下から三番目になる黄色ランク以下で構成されたものばかりだったはずだ。そういう敵が相手だと、戦闘時間はものの数秒だ。
「でも、気持ちいいことしたいでしょ?この前だってすごく良さそうだったし」
「あんまり覚えてない」
「うっ」
そう、あまりにも激しすぎるあの性行為を、彼女はほとんど覚えていないのだ。確かにあの時は意識はあっていて無いようなものだっただろう。何せ訳もわからず喘いでいただけなのだから。
しかしカーリャによれば媚薬そのものにそこまで姦淫効果はないので、あれは大体共振の作用なのだ。そう考えると、多少は回数をこなして慣れていかなければ楽しむのよりも疲労の方が大きいかもしれない。
想像を絶するほどに気持ちいいことにはいいのだが。
ふと以前カーリャに聞かれたことを思い出す。
「そんなに冷たくすると、他の女の子のところに行っちゃうよ……」
「? 行ってくれば?」
「…………」
予想通りも予想通りにあっさりとそう吐き捨てられ、ルザは俯く。もう本当にカーリャに慰めてもらいに会いにいこうかと一瞬考えた。
「……ひま」
そう呟いてトコエはベッドに倒れ込む。すぐさまそこに覆いかぶさって、ルザは彼女を抱きしめる。
「暇つぶしにもなるよ。だから、ね?」
「ひまつぶし……」
考え込むようなトコエの反応に、ルザは期待を寄せる。何だったら一時間くらいトコエに前戯をしてからじっくり楽しむのも悪くは無い。
甘い妄想に想いを馳せていると、唐突にトコエに股座を掴まれる。
「暇つぶしに全部出してやる」
「やめてっ、しばらくトコエとセックスできなくなっちゃうっ」
「一石二鳥だな」
また彼女は、薄ら笑いを浮かべた。
◆
「それで逃げてきたの?」
「うん……」
自室に転がり込んできたその男の話を聞き、カーリャは半笑いで同情の意を示す。
「しっかし、ベルってそういう子なんだねぇ、知らなかった」
よもや男の証を責めに責め抜いて再起不能にするのが得意だとは、と彼女は笑う。あんなに上品そうな見た目をして、なかなかに獰猛だった。
「ああされるのは嬉しいけど……、したいときだってあるでしょ?」
「そうだねぇ。手や口とは別物だからねー」
「全然メロメロじゃないよ……」
落ち込んだように項垂れるルザの姿に、カーリャは小さく笑みを浮かべる。その頰にキスをして、そっと抱きしめてやれば彼も大人しく甘えてくる。
「よしよし、あたしが相手してあげよっか?好きなだけしていいよ」
「んー……」
トコエのものよりも豊かな双丘に顔を埋め、ルザは唸る。嬉しい申し出ではあるのだが、いまいち気が進まなかった。それは、彼が今したいと思っている相手がトコエだから、というのもあるだろう。
けれどそれ以外にも理由はあった。
「やめておく。最近、全然襲撃が来ないだろう?この前も、その前の敵も弱かったし、揺り戻しが来そうで怖いんだ。だから彼女用の余力を残しておかないと」
「そうだね」
「戦闘じゃ僕は一切役に立たないから、不安で……」
そう彼が言い終わった瞬間、鈍い轟音が要塞内に響き渡る。一瞬何事かと思ったが、薄らと雨音が聞こえてくることから、さっきのは落雷の音なのだと気づいた。
「珍しい天気だね」
呑気にそう言い放つルザに対して、カーリャの表情は暗い。
「ルザ、ベルのところに戻ってあげて」
「え?」
「嵐って、あの子にとってはあんまり、いい思い出ないと思うから。それに……」
その後に続く言葉を聞いたルザは即座に部屋を飛び出す。
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托卵人妻と従弟の青年の、抜け出すことができない愛の関係を描いた物語。
◆登場人物
・ 鎌ヶ谷翔太(26) パルサーソリューションズ勤務の営業マン
・ 藤沢あかね(29) 三和ケミカル勤務の経営企画員
・ 八幡栞 (28) パルサーソリューションズ勤務の業務管理部員。翔太の彼女
・ 藤沢茂 (34) シャインメディカル医療機器勤務の経理マン。あかねの夫。
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