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08-03 浮かない顔**※
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ルザはカーリャの手を取って首を横に振る。
「いいよ、このまましよう」
「え、でも、それじゃなんかフェアじゃないし」
「気にしないで」
頑なに自分への前戯を拒否するルザに彼女は首をかしげる。やっぱりベル以外に触られるのが嫌なのだろうかと、そう邪推してしまう。
そんな不安を察知してか、ルザは笑みを浮かべるとベルトを外してズボンを下ろした。既に主張し首をもたげた男根が下着の中に収まっている。
「実を言うと、昨日は彼女と枯れるまでしてね。君に良くしてもらったら、勃たなくなるかもしれないんだ」
「あぁ、そういうことか……」
「ごめんね。僕の身体を好きにしたいなら事前に空いてる日を教えて欲しいな。予定空けておくから」
カーリャが下着を引っ張ればそれがこぼれ落ちる。血管が浮かぶそれを手で撫でていると、ルザは放った服のポケットからなにかを取り出した。
「? 別にゴムしなくてもいいんだよ?」
取り出したのは避妊具だ。それを慣れた手付きで自身のものに付けると、彼は申し訳なさそうに眉を下げた。
「これが僕なりの区別の付け方、かな。気に障ったのならごめんね」
「……ううん。そうだよね、外じゃ常識だもんね」
もう一度キスをして抱きしめ合う。
カーリャにとってはルザの見せる線引きが妙に羨ましく思えた。自分もそれほど、何物よりも大切にできる支えがあったならと。
「あたしも、ルザみたいになれたらな……」
「あまりおすすめはしないよ」
ぐっと秘処に押し付けられたそれが中へと入り込んでくる。
「たった一人に依存して生きるなんて、正気の沙汰じゃないからね」
奥までそれを挿入すると、すぐには動かさずに労うようにカーリャにキスをする。また舌を交わらせて、両手で胸を愛撫する。頂をくるくると指で弄ぶと、敏感に彼女が反応を示す。
「ん、ここ好きなんだね。中がきゅうって締まるよ……」
「ほん、と……うぅ、焦らさないで、いっぱい、して……っ」
「そうだね、一緒にいこう」
ゆったりとした動きで剛直を引き抜くと、またゆっくりと中に挿れていく。キスや愛撫も止めることなく奥をとんとんと突いていけば、カーリャの口から嬌声が漏れてくる。
「ぁ、あっ、んんっ、はぁっ」
急速に昇っていく感じがしてカーリャは焦ってしまう。いくらなんでも早すぎる。まだ挿れてからほとんど時間が経っていないというのに。
「気持ちよさそうだね。どんな感じ?」
「うぇえっ?なん、かっ、はぅ、すっごい……んぁっ」
「ん?」
ぐんっと急に激しく突かれ、カーリャは一瞬目の前がチカチカと光った気がした。
「ひゃあっ!」
「んっ……軽く、イっちゃったかな」
自身を締め付けるそこで絶頂を感じ取ったルザは意地悪くそう言った。
「我慢できないなんて、悪い子だね」
「や、だって、ぁん、あっ、きもち、よくて……っ」
果ててる最中も内壁を刺激し続けられ、なすすべもなく彼女は啼き続ける。まるで感度をかなり高める薬を使われたような、そんな感覚だった。
「るざっ、くすりとか、んんっ、つかって……やっ」
「使ってないよ。んー……いつもよりきもちい?」
「うんっ、きもちいっ、はぁ、すごいっすごいの……っ!」
「そっかぁ……ふふ」
一人でに納得した様子でルザは笑みを浮かべた。そろそろ本腰を入れるかと身体を起こし、彼女の腰を手でしっかりと抑え込む。ぱん、ぱんと小気味よく肌がぶつかる音がして、激しく彼女を責め立てていく。
「あのときも、んっ、これくらい余裕が、あったらなぁ……!」
「ひ、んっ、あぁっ、むりっ、もうむりっ」
「がんばって、もう少しだよ」
がくがくと足を震わせ、既に頂が見えつつあるカーリャを励ます。激しい締め付けにも存外頭は冷静で、ルザはゆっくりと上がってくる感覚を新鮮に思った。
「ルザっ、あっ、あたし、んぁ、またしたいっ、また、あたしと……っ」
「ああ、いいよ。また一緒に、ふっ、気持ちよくなろうね」
「うん、うんっ、は、あぁあっ……!」
ルザの手を握りながらカーリャは果てる。同じようにルザも膜越しに吐精する。
ずるりと自身を引き抜き、呼吸を整えながら口付けを交わす。快楽を与え合った身体を大切そうに抱え合いながら。
◆
手早く着替えをするルザを、カーリャは裸のままベッドに横たわり見つめていた。こうしていればまたその気になってくれるのではないかと思ったが、ゴムに溜まった精液の少なさを見ても本当に限界そうだった。
「それで、結局もう一つ確かめたいことって何だったの?」
シャツに袖を通しながら、ルザは淡々と説明する。
「エヴァンジルじゃない兵士とセックスしたらどんな感じなのかなって」
「? どういうこと?」
「僕はエヴァンジルの特殊体なんだ」
その言葉を理解できないながらも、カーリャは一つだけ腑におちたことがあった。
ルザはあんなにもベルを大事にしているのに、彼女の代わりに戦うことはしないのだ。以前ベルが戦っているところを神に無事を祈りながら見つめていたのを目撃したことがあった。
「戦闘能力は無いんだけど、他のエヴァンジルとの効率供給を高める……共振って作用があってね。昨日彼女としたときはいろいろすごかったから、それが媚薬のせいなのか、それとも共振のせいなのかはっきりさせたかったんだ」
「はぁー、なるほどねぇ」
「昨日童貞を捨てた僕が、君みたいな女性を満足させられるわけがないだろう?君が気持ち良かったのも共振のせいだね」
「へぇ。それじゃもう、ベルはメロメロになっちゃったんじゃない?」
少しだけ嫉妬を感じるも、カーリャはそんなことを言った。あんなに気持ちが良かったのだ。もしかしたらベルはもうルザを離さないかもしれない。
「そりゃあ媚薬もあったからねぇ……でも、メロメロになったのは僕の方だよ」
ふっと、ルザが浮かべた笑みは彼女が見たことないものだった。
心底幸せそうな、そんな顔。
「共振は僕にも作用するらしい。でもそれは相手が同じエヴァンジルの時だけ。身体を重ねることを知り、僕は更に彼女から離れられなくなった」
器用にタイを結んで、ルザはくるりと振り返った。
「今日は楽しかったよ。薬の件も含め、いろいろとありがとうね。先に日付を教えてくれれば、今度はちゃんと調整するよ」
「うん。……ルザはさぁ」
自身の頰を撫でる彼の手に触れて、カーリャはじっとルザを見つめる。
「もし、ベルが他の女の子と寝ないでって言ったら、ルザはそれに従うの?」
表情を崩すことなく、ルザは答える。
「ああ。彼女が嫌というなら、やめるつもりだよ」
「……なら、次は無いよ。ルザみたいに素敵な人、フツー独り占めしたいもんじゃん」
その言葉にルザの表情から笑みが消える。辛そうに目を伏せて、唇を噛み締めた。
「それは……無い、かな」
「え、なんで」
断言されたことを不思議に思い、彼女は更に問いかける。
「どんなに身体を重ねても、きっと彼女は僕のことを好きになってはくれない。……僕がそう、教えたから」
「ルザ……」
しばらくルザは口を噤んでいたが、すぐにぱっと笑顔を浮かべた。
「そろそろ行くね、カーリャ。またいつか」
音を立てて口付けをして、彼はカーリャの部屋から出て行く。
その背を見送った彼女は、重々しくため息をつくのだった。
08 面に似ぬ想い 了
「いいよ、このまましよう」
「え、でも、それじゃなんかフェアじゃないし」
「気にしないで」
頑なに自分への前戯を拒否するルザに彼女は首をかしげる。やっぱりベル以外に触られるのが嫌なのだろうかと、そう邪推してしまう。
そんな不安を察知してか、ルザは笑みを浮かべるとベルトを外してズボンを下ろした。既に主張し首をもたげた男根が下着の中に収まっている。
「実を言うと、昨日は彼女と枯れるまでしてね。君に良くしてもらったら、勃たなくなるかもしれないんだ」
「あぁ、そういうことか……」
「ごめんね。僕の身体を好きにしたいなら事前に空いてる日を教えて欲しいな。予定空けておくから」
カーリャが下着を引っ張ればそれがこぼれ落ちる。血管が浮かぶそれを手で撫でていると、ルザは放った服のポケットからなにかを取り出した。
「? 別にゴムしなくてもいいんだよ?」
取り出したのは避妊具だ。それを慣れた手付きで自身のものに付けると、彼は申し訳なさそうに眉を下げた。
「これが僕なりの区別の付け方、かな。気に障ったのならごめんね」
「……ううん。そうだよね、外じゃ常識だもんね」
もう一度キスをして抱きしめ合う。
カーリャにとってはルザの見せる線引きが妙に羨ましく思えた。自分もそれほど、何物よりも大切にできる支えがあったならと。
「あたしも、ルザみたいになれたらな……」
「あまりおすすめはしないよ」
ぐっと秘処に押し付けられたそれが中へと入り込んでくる。
「たった一人に依存して生きるなんて、正気の沙汰じゃないからね」
奥までそれを挿入すると、すぐには動かさずに労うようにカーリャにキスをする。また舌を交わらせて、両手で胸を愛撫する。頂をくるくると指で弄ぶと、敏感に彼女が反応を示す。
「ん、ここ好きなんだね。中がきゅうって締まるよ……」
「ほん、と……うぅ、焦らさないで、いっぱい、して……っ」
「そうだね、一緒にいこう」
ゆったりとした動きで剛直を引き抜くと、またゆっくりと中に挿れていく。キスや愛撫も止めることなく奥をとんとんと突いていけば、カーリャの口から嬌声が漏れてくる。
「ぁ、あっ、んんっ、はぁっ」
急速に昇っていく感じがしてカーリャは焦ってしまう。いくらなんでも早すぎる。まだ挿れてからほとんど時間が経っていないというのに。
「気持ちよさそうだね。どんな感じ?」
「うぇえっ?なん、かっ、はぅ、すっごい……んぁっ」
「ん?」
ぐんっと急に激しく突かれ、カーリャは一瞬目の前がチカチカと光った気がした。
「ひゃあっ!」
「んっ……軽く、イっちゃったかな」
自身を締め付けるそこで絶頂を感じ取ったルザは意地悪くそう言った。
「我慢できないなんて、悪い子だね」
「や、だって、ぁん、あっ、きもち、よくて……っ」
果ててる最中も内壁を刺激し続けられ、なすすべもなく彼女は啼き続ける。まるで感度をかなり高める薬を使われたような、そんな感覚だった。
「るざっ、くすりとか、んんっ、つかって……やっ」
「使ってないよ。んー……いつもよりきもちい?」
「うんっ、きもちいっ、はぁ、すごいっすごいの……っ!」
「そっかぁ……ふふ」
一人でに納得した様子でルザは笑みを浮かべた。そろそろ本腰を入れるかと身体を起こし、彼女の腰を手でしっかりと抑え込む。ぱん、ぱんと小気味よく肌がぶつかる音がして、激しく彼女を責め立てていく。
「あのときも、んっ、これくらい余裕が、あったらなぁ……!」
「ひ、んっ、あぁっ、むりっ、もうむりっ」
「がんばって、もう少しだよ」
がくがくと足を震わせ、既に頂が見えつつあるカーリャを励ます。激しい締め付けにも存外頭は冷静で、ルザはゆっくりと上がってくる感覚を新鮮に思った。
「ルザっ、あっ、あたし、んぁ、またしたいっ、また、あたしと……っ」
「ああ、いいよ。また一緒に、ふっ、気持ちよくなろうね」
「うん、うんっ、は、あぁあっ……!」
ルザの手を握りながらカーリャは果てる。同じようにルザも膜越しに吐精する。
ずるりと自身を引き抜き、呼吸を整えながら口付けを交わす。快楽を与え合った身体を大切そうに抱え合いながら。
◆
手早く着替えをするルザを、カーリャは裸のままベッドに横たわり見つめていた。こうしていればまたその気になってくれるのではないかと思ったが、ゴムに溜まった精液の少なさを見ても本当に限界そうだった。
「それで、結局もう一つ確かめたいことって何だったの?」
シャツに袖を通しながら、ルザは淡々と説明する。
「エヴァンジルじゃない兵士とセックスしたらどんな感じなのかなって」
「? どういうこと?」
「僕はエヴァンジルの特殊体なんだ」
その言葉を理解できないながらも、カーリャは一つだけ腑におちたことがあった。
ルザはあんなにもベルを大事にしているのに、彼女の代わりに戦うことはしないのだ。以前ベルが戦っているところを神に無事を祈りながら見つめていたのを目撃したことがあった。
「戦闘能力は無いんだけど、他のエヴァンジルとの効率供給を高める……共振って作用があってね。昨日彼女としたときはいろいろすごかったから、それが媚薬のせいなのか、それとも共振のせいなのかはっきりさせたかったんだ」
「はぁー、なるほどねぇ」
「昨日童貞を捨てた僕が、君みたいな女性を満足させられるわけがないだろう?君が気持ち良かったのも共振のせいだね」
「へぇ。それじゃもう、ベルはメロメロになっちゃったんじゃない?」
少しだけ嫉妬を感じるも、カーリャはそんなことを言った。あんなに気持ちが良かったのだ。もしかしたらベルはもうルザを離さないかもしれない。
「そりゃあ媚薬もあったからねぇ……でも、メロメロになったのは僕の方だよ」
ふっと、ルザが浮かべた笑みは彼女が見たことないものだった。
心底幸せそうな、そんな顔。
「共振は僕にも作用するらしい。でもそれは相手が同じエヴァンジルの時だけ。身体を重ねることを知り、僕は更に彼女から離れられなくなった」
器用にタイを結んで、ルザはくるりと振り返った。
「今日は楽しかったよ。薬の件も含め、いろいろとありがとうね。先に日付を教えてくれれば、今度はちゃんと調整するよ」
「うん。……ルザはさぁ」
自身の頰を撫でる彼の手に触れて、カーリャはじっとルザを見つめる。
「もし、ベルが他の女の子と寝ないでって言ったら、ルザはそれに従うの?」
表情を崩すことなく、ルザは答える。
「ああ。彼女が嫌というなら、やめるつもりだよ」
「……なら、次は無いよ。ルザみたいに素敵な人、フツー独り占めしたいもんじゃん」
その言葉にルザの表情から笑みが消える。辛そうに目を伏せて、唇を噛み締めた。
「それは……無い、かな」
「え、なんで」
断言されたことを不思議に思い、彼女は更に問いかける。
「どんなに身体を重ねても、きっと彼女は僕のことを好きになってはくれない。……僕がそう、教えたから」
「ルザ……」
しばらくルザは口を噤んでいたが、すぐにぱっと笑顔を浮かべた。
「そろそろ行くね、カーリャ。またいつか」
音を立てて口付けをして、彼はカーリャの部屋から出て行く。
その背を見送った彼女は、重々しくため息をつくのだった。
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