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07-03 *
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控えめに彼の手が下腹部をなでて秘裂に触れた。同じように壊れ物に触れるかのような手付きで、もう片方の手が乳房を覆う。
「ん、柔らかい……」
掠れた色気のある声が鼓膜を擽る。時折悩ましげに熱い息を吐き出して、ジノは夢中になって彼女の身を愛撫していく。
輪郭を確かめるように胸に触れていた手は、柔らかさを確かめるように指を埋める。そして外気に触れたせいか硬くなり始めた乳頭を指の腹で撫でて、くすぐったいほどに擦り上げていく。
秘処に触れる指も次第に大胆になって、敏感な陰核をくりくりと撫で回す。強弱のあるその触り方に、緊張も加わっているせいか妙に感じてしまって、セレフィアは彼が自分の身体に触れる様を見つめながら小さく震えていた。
「ちゃんと、できているか?」
「は、っ……はい、んっ……」
「……君のそんな顔が見れるなんて」
耳元に口付けが降ってきたかと思えば、熱い舌先が触れる。ごわごわと耳を執拗に舐められる音に、背筋がぞくぞくとしてしまう。
「想像したよりもずっと、綺麗で、すごく、魅力的だ」
「ぁ、んっ」
「少し、濡れてきたか……?」
秘芯への愛撫はそのままに、ジノは湿り始めた割れ目に指を僅かに埋める。熱く滑る愛液が滲むそこは彼の無骨な指先を甘く食んで、物欲しそうに絡みつく。
「このまま、入ってしまいそうだ」
つぷ、ずぷっと指がどんどん奥へと沈んでいく。狭いそこを押し広げるように彼が指を曲げて内壁を擦ると、ちょうど悦い場所を掠めたのかびくりと腰が跳ねる。
「あっ、そ、こは……っ」
「わかった、ここがいいんだな」
「まって、一緒にさわ、んんっ、むり、です……!」
未経験の性感帯が馴らされ始める感触と、刺激の強い秘芯への責めに彼女は身を竦める。きつく唇を閉じても嬌声が溢れてしまいそうで、とっさに自分の口を手で塞いだ。
「ん、んん……っ、ぁ……ふ、っ」
くぐもった自分の息遣いと、くちゅくちゅと愛液がかき回される音に、耳まで犯されている気分だった。いつの間にか中に入っている指も増えて、絶えずざらついた膣壁を撫で回される。その度に快感が増していって、このまま高く昇ってしまったらどうなってしまうのかとも思った。
「感じてくれてるみたいで、嬉しい……が」
少し不満そうにジノがそう零したかと思えば、彼は口を塞いでいた彼女の手を掴む。力尽くに近い形でそれを剥がすと、半開きのその唇を自分のそれで塞いだ。
「ふぁ、んん、んむ……っ」
いつものキスだと思っていたセレフィアは、口内に入り込んできた舌に驚く。そのまま抵抗することもできず自分の舌を絡めとられ、口端から喘ぎ声を溢しながらどこまでも深いキスに翻弄される。
「ぁんっ、ん……っ、は、っふぅ……」
下半身をぐるぐると気持ち良さが回り続けて、今にも蕩けてしまいそうだった。うっとりとした表情でジノに縋れば、彼も同じように幸せそうに笑った。
「もっと……俺だけに見せてくれ」
「は、ぁあっ……、ジノさまっ、んっ、もう、もういって、ぁんんっ……!」
「っ、すごいな」
堪えていたものが弾けるような感覚と共に、渦巻いていた快感が一気に身体中を駆け巡る。身を竦めてその激しさに耐えていると、膣内の締め付けを感じていたジノは大きく息を吐いた。
ゆっくりと彼が指を引き抜くと、透明な液体がとろりと糸を引く。すっかり愛液でべたべたになった秘処を見つめながら、セレフィアはじわりと頬を赤らめた。
初めてだというのにこんなにはしたなく濡らしてしまって、自分は淫乱なのではないか。そんなことを考えた矢先に、ジノは優しく彼女を押し倒した。
「セレフィア……その、君も経験はない、んだよな……?」
「はい……でも」
恥ずかしげに太腿をすり合わせれば、くちゅりと愛液が滑る音がする。溢れた愛液で、シーツにも染みを作ってしまったことだろう。
「こんな、はしたなくて……顔から火が出そうなくらい、恥ずかしいです……」
「は、はしたなくなんてない! セレフィアはいつだって綺麗で、貞淑で」
ごくりと再びジノは喉を鳴らすと、ようやく自分の下衣に手をかけた。
「俺がそうさせたんだ。もっと君の乱れる姿が見たい、甘い声が聞きたいって……ずっと我慢してきたものを全て、ぶちまけてしまいそうだ」
窮屈そうに衣服に押さえつけられたそれが剥き出しになる。はじめて見る男根はずっと生々しくて、これが自分の中に入ると思った彼女は息を呑んだ。
「んぅっ」
「はぁ……なるべく優しくする。もしも痛かったり、俺が暴走するようなら遠慮せず殴ってくれ」
熱く硬いものがぬるぬると秘処に擦り付けられる。未だに溢れ続ける愛液を纏わせると、すぐにジノは彼女に自身を突き立てた。
「な、殴るなんて、でき、まっ」
「んん……っ」
「ん、柔らかい……」
掠れた色気のある声が鼓膜を擽る。時折悩ましげに熱い息を吐き出して、ジノは夢中になって彼女の身を愛撫していく。
輪郭を確かめるように胸に触れていた手は、柔らかさを確かめるように指を埋める。そして外気に触れたせいか硬くなり始めた乳頭を指の腹で撫でて、くすぐったいほどに擦り上げていく。
秘処に触れる指も次第に大胆になって、敏感な陰核をくりくりと撫で回す。強弱のあるその触り方に、緊張も加わっているせいか妙に感じてしまって、セレフィアは彼が自分の身体に触れる様を見つめながら小さく震えていた。
「ちゃんと、できているか?」
「は、っ……はい、んっ……」
「……君のそんな顔が見れるなんて」
耳元に口付けが降ってきたかと思えば、熱い舌先が触れる。ごわごわと耳を執拗に舐められる音に、背筋がぞくぞくとしてしまう。
「想像したよりもずっと、綺麗で、すごく、魅力的だ」
「ぁ、んっ」
「少し、濡れてきたか……?」
秘芯への愛撫はそのままに、ジノは湿り始めた割れ目に指を僅かに埋める。熱く滑る愛液が滲むそこは彼の無骨な指先を甘く食んで、物欲しそうに絡みつく。
「このまま、入ってしまいそうだ」
つぷ、ずぷっと指がどんどん奥へと沈んでいく。狭いそこを押し広げるように彼が指を曲げて内壁を擦ると、ちょうど悦い場所を掠めたのかびくりと腰が跳ねる。
「あっ、そ、こは……っ」
「わかった、ここがいいんだな」
「まって、一緒にさわ、んんっ、むり、です……!」
未経験の性感帯が馴らされ始める感触と、刺激の強い秘芯への責めに彼女は身を竦める。きつく唇を閉じても嬌声が溢れてしまいそうで、とっさに自分の口を手で塞いだ。
「ん、んん……っ、ぁ……ふ、っ」
くぐもった自分の息遣いと、くちゅくちゅと愛液がかき回される音に、耳まで犯されている気分だった。いつの間にか中に入っている指も増えて、絶えずざらついた膣壁を撫で回される。その度に快感が増していって、このまま高く昇ってしまったらどうなってしまうのかとも思った。
「感じてくれてるみたいで、嬉しい……が」
少し不満そうにジノがそう零したかと思えば、彼は口を塞いでいた彼女の手を掴む。力尽くに近い形でそれを剥がすと、半開きのその唇を自分のそれで塞いだ。
「ふぁ、んん、んむ……っ」
いつものキスだと思っていたセレフィアは、口内に入り込んできた舌に驚く。そのまま抵抗することもできず自分の舌を絡めとられ、口端から喘ぎ声を溢しながらどこまでも深いキスに翻弄される。
「ぁんっ、ん……っ、は、っふぅ……」
下半身をぐるぐると気持ち良さが回り続けて、今にも蕩けてしまいそうだった。うっとりとした表情でジノに縋れば、彼も同じように幸せそうに笑った。
「もっと……俺だけに見せてくれ」
「は、ぁあっ……、ジノさまっ、んっ、もう、もういって、ぁんんっ……!」
「っ、すごいな」
堪えていたものが弾けるような感覚と共に、渦巻いていた快感が一気に身体中を駆け巡る。身を竦めてその激しさに耐えていると、膣内の締め付けを感じていたジノは大きく息を吐いた。
ゆっくりと彼が指を引き抜くと、透明な液体がとろりと糸を引く。すっかり愛液でべたべたになった秘処を見つめながら、セレフィアはじわりと頬を赤らめた。
初めてだというのにこんなにはしたなく濡らしてしまって、自分は淫乱なのではないか。そんなことを考えた矢先に、ジノは優しく彼女を押し倒した。
「セレフィア……その、君も経験はない、んだよな……?」
「はい……でも」
恥ずかしげに太腿をすり合わせれば、くちゅりと愛液が滑る音がする。溢れた愛液で、シーツにも染みを作ってしまったことだろう。
「こんな、はしたなくて……顔から火が出そうなくらい、恥ずかしいです……」
「は、はしたなくなんてない! セレフィアはいつだって綺麗で、貞淑で」
ごくりと再びジノは喉を鳴らすと、ようやく自分の下衣に手をかけた。
「俺がそうさせたんだ。もっと君の乱れる姿が見たい、甘い声が聞きたいって……ずっと我慢してきたものを全て、ぶちまけてしまいそうだ」
窮屈そうに衣服に押さえつけられたそれが剥き出しになる。はじめて見る男根はずっと生々しくて、これが自分の中に入ると思った彼女は息を呑んだ。
「んぅっ」
「はぁ……なるべく優しくする。もしも痛かったり、俺が暴走するようなら遠慮せず殴ってくれ」
熱く硬いものがぬるぬると秘処に擦り付けられる。未だに溢れ続ける愛液を纏わせると、すぐにジノは彼女に自身を突き立てた。
「な、殴るなんて、でき、まっ」
「んん……っ」
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