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番外06-01 待ち望んだこの時を*
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部屋に入って扉を閉めた瞬間、こらえていた欲求が爆発するかのように、スタールはノイナを強く抱き寄せた。そのまま深く唇を交わらせて、早くも舌を突っ込んでくる。
「ん、っ……」
ねっとりと口全体を舐め回されるようなキスに、ノイナはあっさりと陥落してしまいそうになる。恋しそうに舌を吸われればびくびくと腰が跳ねて、情事の気配を察した身体の奥が早くも発情を始める。
「んぅ……ふ、んんっ」
お互いをきつく抱きしめあって口付けに酔っていれば、ぐいぐいと彼の興奮した下半身が押しつけられる。受け入れるようにノイナも腰を擦り寄せれば、ぱっと唇が離れた。
「……ごめん、先に、入浴を済ませようか」
「は、はい」
真っ赤になった顔を見つめ合いながら、興奮しきった身体をゆっくりと引き剥がす。先にどちらが入ろうかとノイナが提案しようとするも、その前にスタールの手がノイナの臀部を撫でる。彼にしては珍しい直球の誘い方だ。
「一緒に、入ってもいい、かな……?」
「はっ、はい……っ」
荷物をまとめて、服を脱ぎ捨てて、浴室に入った二人はまた硬直するも、ゆっくりと触れ合った。シャワーの蛇口を捻って、石鹸で互いの身体を洗い合えば、よりいっそう身体は昂っていく。
「もう、硬くなって……可愛い」
「んっ」
ノイナの脇腹をいやらしく撫でさすりながら、スタールはぴんと勃った赤い乳頭にキスをする。そのままざらついた舌の表面で撫で回して、ちゅうちゅうと吸い付き始める。
「んんっ、は……せんぱいの、なめかた、んぅっ、えっちすぎ、です……」
「ふ、気持ちいい?」
「……はい」
「そうだね、舐めると……ん、腰まで跳ねて、ここも……」
つうっと股座の割れ目をなぞった指が、愛液でびしょびしょになった中へと入り込んでくる。じっくりと舌で胸の頂を攻めながら、早くも彼の指がくちゅくちゅと中を掻き回していく。
「ふ、ぁ、あっ」
「嬉しいよ、もうこんなに……興奮してくれてるんだね」
「先輩、だって」
まだ中を弄りながらも、顔をあげたスタールの下腹部に、ノイナも手を伸ばした。先走りでびしょびしょになった先端を指先でなぞって、軽くそこを扱いていく。
「もう、んぅ……こんなに、濡れて、すごく、硬い……」
「……、ノイナ」
中から指を引き抜いて、スタールはきつく彼女を抱きしめる。ぐいっと大事な場所が触れ合う感触に息を呑んで、ノイナもその抱擁を受け入れた。
「堪え性がないと思うかもしれないけど……早く、君とひとつになりたい」
「はやく、洗いましょうか」
「ん」
また深く唇を合わせたあと、てきぱきと二人は身体を洗い流した。濡れた身体を拭いて、髪を乾かせば、裸のままベッドへとなだれこんだ。
抱きしめあって何度もキスをして、大事な場所を擦らせ合った。興奮したように息を荒げるスタールの姿にはいつもの余裕などとっくになくなっていて、ノイナの身体中にキスを落としながら、そのまま秘処に顔を埋めた。
「物欲しそうに震えて……ん、ノイナのここも、可愛いね」
「その、恥ずかしい、んですけど……」
「恥ずかしがる顔も可愛いよ」
そう言って彼はべろりとそこに舌を這わせた。溢れ続ける愛液を舐め取って、触って欲しそうに主張している突起を舌先で突く。快感から逃げようと動く腰を両腕で抱き抱えて、そのままきつく陰核に吸い付いた。
「ひゃう……っ」
「ん、イっちゃった?」
「うぅ」
鋭すぎる刺激にノイナは軽くイってしまって、顔を真っ赤にする。その反応にさらに興奮を示したスタールは、中に指を二本潜り込ませて尿道側の内壁を擦っていく。
「んっ、んぁ、そこ、はっ」
「我慢しないで、ここでも一回イこう」
「あぅっ、だめ、んっ、でちゃう、ふぁ、あっ、あぁんっ」
探るまでもなく弱い場所を即座に突かれ、あっさりと潮を吹きながらイってしまったノイナは呆然とする。
確かに感じやすい身体だとは十分知っていた。けれど、まだ何度もしたこともない男に、ここまで簡単に絶頂させられてしまうとは、と。
「……本当に、ノイナは敏感だね」
愛液まみれになった指を恋しそうにしゃぶって、スタールはどこからか避妊具を取り出した。仰向けになって震えるノイナの両足を開かせて、果てたばかりの蜜壺に薄いゴムを被った生々しい男根を擦り付ける。
「この調子だと僕がイく前に何回イっちゃうかな……ああでも、気にせず気持ち良くなっていいんだよ」
「ひ、ひぇ……」
「ん、っ……」
ねっとりと口全体を舐め回されるようなキスに、ノイナはあっさりと陥落してしまいそうになる。恋しそうに舌を吸われればびくびくと腰が跳ねて、情事の気配を察した身体の奥が早くも発情を始める。
「んぅ……ふ、んんっ」
お互いをきつく抱きしめあって口付けに酔っていれば、ぐいぐいと彼の興奮した下半身が押しつけられる。受け入れるようにノイナも腰を擦り寄せれば、ぱっと唇が離れた。
「……ごめん、先に、入浴を済ませようか」
「は、はい」
真っ赤になった顔を見つめ合いながら、興奮しきった身体をゆっくりと引き剥がす。先にどちらが入ろうかとノイナが提案しようとするも、その前にスタールの手がノイナの臀部を撫でる。彼にしては珍しい直球の誘い方だ。
「一緒に、入ってもいい、かな……?」
「はっ、はい……っ」
荷物をまとめて、服を脱ぎ捨てて、浴室に入った二人はまた硬直するも、ゆっくりと触れ合った。シャワーの蛇口を捻って、石鹸で互いの身体を洗い合えば、よりいっそう身体は昂っていく。
「もう、硬くなって……可愛い」
「んっ」
ノイナの脇腹をいやらしく撫でさすりながら、スタールはぴんと勃った赤い乳頭にキスをする。そのままざらついた舌の表面で撫で回して、ちゅうちゅうと吸い付き始める。
「んんっ、は……せんぱいの、なめかた、んぅっ、えっちすぎ、です……」
「ふ、気持ちいい?」
「……はい」
「そうだね、舐めると……ん、腰まで跳ねて、ここも……」
つうっと股座の割れ目をなぞった指が、愛液でびしょびしょになった中へと入り込んでくる。じっくりと舌で胸の頂を攻めながら、早くも彼の指がくちゅくちゅと中を掻き回していく。
「ふ、ぁ、あっ」
「嬉しいよ、もうこんなに……興奮してくれてるんだね」
「先輩、だって」
まだ中を弄りながらも、顔をあげたスタールの下腹部に、ノイナも手を伸ばした。先走りでびしょびしょになった先端を指先でなぞって、軽くそこを扱いていく。
「もう、んぅ……こんなに、濡れて、すごく、硬い……」
「……、ノイナ」
中から指を引き抜いて、スタールはきつく彼女を抱きしめる。ぐいっと大事な場所が触れ合う感触に息を呑んで、ノイナもその抱擁を受け入れた。
「堪え性がないと思うかもしれないけど……早く、君とひとつになりたい」
「はやく、洗いましょうか」
「ん」
また深く唇を合わせたあと、てきぱきと二人は身体を洗い流した。濡れた身体を拭いて、髪を乾かせば、裸のままベッドへとなだれこんだ。
抱きしめあって何度もキスをして、大事な場所を擦らせ合った。興奮したように息を荒げるスタールの姿にはいつもの余裕などとっくになくなっていて、ノイナの身体中にキスを落としながら、そのまま秘処に顔を埋めた。
「物欲しそうに震えて……ん、ノイナのここも、可愛いね」
「その、恥ずかしい、んですけど……」
「恥ずかしがる顔も可愛いよ」
そう言って彼はべろりとそこに舌を這わせた。溢れ続ける愛液を舐め取って、触って欲しそうに主張している突起を舌先で突く。快感から逃げようと動く腰を両腕で抱き抱えて、そのままきつく陰核に吸い付いた。
「ひゃう……っ」
「ん、イっちゃった?」
「うぅ」
鋭すぎる刺激にノイナは軽くイってしまって、顔を真っ赤にする。その反応にさらに興奮を示したスタールは、中に指を二本潜り込ませて尿道側の内壁を擦っていく。
「んっ、んぁ、そこ、はっ」
「我慢しないで、ここでも一回イこう」
「あぅっ、だめ、んっ、でちゃう、ふぁ、あっ、あぁんっ」
探るまでもなく弱い場所を即座に突かれ、あっさりと潮を吹きながらイってしまったノイナは呆然とする。
確かに感じやすい身体だとは十分知っていた。けれど、まだ何度もしたこともない男に、ここまで簡単に絶頂させられてしまうとは、と。
「……本当に、ノイナは敏感だね」
愛液まみれになった指を恋しそうにしゃぶって、スタールはどこからか避妊具を取り出した。仰向けになって震えるノイナの両足を開かせて、果てたばかりの蜜壺に薄いゴムを被った生々しい男根を擦り付ける。
「この調子だと僕がイく前に何回イっちゃうかな……ああでも、気にせず気持ち良くなっていいんだよ」
「ひ、ひぇ……」
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