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番外03-04 **※(3P)

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 ぐりぐりと膣口を擦られる感触に喘いでいれば、浅く先端が埋まる。かさのある部分がぐいっと中を押し広げて、ゆっくりと知らぬ剛直が身を貫いていく。


「ふぁ、あぁ……っ」
「ノイナ……」


 ようやく重なった身体に、スタールは感激した様子で息を吐く。けれど指導だということは忘れていないのだろう、ゲブラーにもよく分かるようにと、ゆったりとした腰遣いでノイナを責め立てていく。


「んんぅ、ふ、あっ……ぁあ、ひゃ、うぅ……」
「っ、ゲブラー、ちゃんと見てる……?」
「……」


 だがゲブラーの視線はノイナの表情に釘づけになっていて、肝心の腰の動かし方など眼中にはないようだった。
 膣内をスタールのものが蠢くたびに、甘やかな刺激が身体中を駆け抜けていく。緩慢な動きだというのに、ゲブラーのものに劣らず立派なそれは動くたびに弱い場所をしっかり刺激して、あっさりとイかされてしまう。


「スタールとのえっち、気持ちいい?」
「んっ、ふ、ぅ……」
「正直に言っていいよ。怒ってないから」
「ひゃっ、んんっ……きもちい、んっ、ゼルス……っ」


 はぁ、とゲブラーは熱い息を吐き出した。快感に緩んだノイナの顔を愛おしそうに見つめて、ねっとりと唇を重ねる。


「ノイナ、かわいい……もっと気持ち良く、なろうね」
「あぅっ、そこ、あぁんっ」


 何度もキスを交わしながら、ゲブラーは彼女の下腹部に手を伸ばす。すっかり覚えた弱点をお腹の上からぐりぐりと軽く圧迫しながら、もう片方の手で器用に彼女の秘芯を撫で回してやる。


「もういいかな……!」


 もはや指導のことなどどうでも良くなったらしいゲブラーに、スタールはもどかしげに言う。それにゲブラーはムッとしながらも頷いた。


「いくよ、ノイナ、がんばって」
「ふぇ、えっ、んあ、あぁ」


 ゆっくりだった抽挿が次第に早くなって、それでも貪欲に彼女の快感を引き出そうと、浅い場所も奥まった場所も激しく突き上げてくる。ゲブラーの手で圧迫されたそこは一突きごとにイってしまうほど敏感になって、もはや止まない快感にノイナは喘ぎ続ける。


「ふぁあっ、あんっ、すご、いぃっ、んんっ、ひゃううっ」
「うぅ……ノイナ、早くスタールをイかせて俺ともえっちして……!」


 さすがに我慢できなくなってきたのか、興奮した様子でゲブラーの指がぐりぐりと陰核を押し潰してくる。
 スタールも限界が近いらしく、責めの手は緩めずにきつく彼女を抱きしめる。そしてぐいっとその顔を上げさせて、快感に緩んだその表情を見つめた。


「は、一緒にイこう、ノイナ……っ」
「せんぱ、んっ、先輩っ、ふぁ、あぁあ……!」
「んぐっ」


 びくびくと、身体を一気に貫くような激しい快感に二人は震える。触れるだけのキスをして、ゴム越しに深くお互いが交わるのを感じて、充足感と幸福感でいっぱいになる。


「はぁ……ノイナ」


 彼女の中で絶頂を迎えて、精を吐き出している気持ちよさに、スタールは思わず身震いしてしまう。何度もキスを交わして、次は遮られることなく彼女の中に欲求を注ぎたいと思ってしまう。


「ちょっと」


 苛立った様子のゲブラーの声に、夢中になっていたスタールはハッとなる。思わずやってしまったかと、すぐにノイナの中から自身を引き抜いた。
 ノイナの手をとってゲブラーは彼女を抱き寄せると、まだひくひくと震えるその中に興奮しきった怒張を埋めた。蕩けた嬌声をあげる彼女を愛でるようにキスをすると、片手でスタールになにかを投げつけた。


「ん……」


 中身が出そうになるのをなんとか防いで見れば、それは避妊具の箱だった。


「ゼルス、んっ、イったばかりだから、その」
「優しくシてあげるから、ほらぁ……とんとん、って」
「んっ、んぁあ……」
「ふふ、かわいい……ん、スタールももっと気持ち良くしてくれるって」


 ゴムを付け替えて、スタールもノイナを抱きしめた。ぴんと張り詰めた胸の頂を指で撫でて、真っ赤になった耳元にふっと息を吹きかける。


「ゲブラーが終わったらまた、僕と一緒にイこうね」
「まだ始まったばっかなんだけど。んっ、今は俺に集中してね、愛してるよ、ノイナ……」


 男二人にがっちり挟まれた状態で、ノイナは激しすぎる快感に翻弄される。ゲブラーが一回イくまでにスタールに弱い場所を全て責められ何度もイかされ、またたっぷり精を注がれたあと、すぐにスタールのものに貫かれる。そしてとっくに抜けてしまった腰を掴まれ、がつがつと貪欲な抽挿に喘がされた。


「きもち、いっ、ぁうっ、ひゃぃ」
「また勃ってきちゃった……ノイナ、もう一回いける?」
「んんぅっ、あっ、ふぁ、ああぁっ」
「僕ももっと、ノイナとシたい……っ、ノイナ、出すよ……」


 止まない絶頂の中、スタールのそれが中でふるふると震える。ゴム越しにまたたっぷりと精を吐き出して、愛おしそうに彼女にキスをした。
 その日の行為はなかなか終わらずに、ノイナは二人の男に抱かれ続けた。



番外03 了
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