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公爵家ご令嬢は悪役になりたい!
38.割とテンプレ的な覚醒方法
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「んで、桜花。俺はどうすればいい」
覚醒状態ののじゃロリこと桜花は、なんというかとても気持ち悪い笑い声をあげていた。すごく自信がありそうなのは伝わったが、それ以上にろくでもないことを考えていそうだ。
この状況をどうにかするにはのじゃロリの更なる覚醒、つまり俺がのじゃロリを使いこなせるようになり、桜色の刀身が特徴で俺の身体能力を上げてくれる始解・桜花の状態からさらに先へ行く必要がある。
あとは勇者の浄化作用的な力であの悪魔を散らすという方法が今とれる最善の行動だろう。
それ以外にあの悪魔に対抗するすべがないこの状況で、変な声で笑うのじゃロリが不気味でしょうがない。妙に自信ありげなところも引っかかるのだが、それ以上にろくでもないことを考えていそうだ。いやな予感がする。
『諸刃は気づいていると思うのじゃが、儂の解放にはいくつかの条件がある』
「そりゃなんとなくは分かってる。始解の解放条件が名を呼ぶことだったからな」
『次の解放条件は割と簡単じゃぞ。今提示されたのじゃ』
提示されたってなんだよ。鬼狩りであった俺からしても謎が多い鬼伐刀《きばつとう》。直感的な考えも含まれているが、解放条件というより、実は進化条件なんじゃないだろうかとも思う。
だってのじゃロリ喋るし。封印された力がある的な感じだったらこいつ自身が強くなる条件を知っているだろう。
それなのに今このタイミングで提示されたとか言い始めた。ということはつまり、今まで次に行く方法が未定だったけど、このタイミングで新しい道が開けたということだ。
どういう原理でそうなっているのか不明だが、この状況を打開できる力を手に入れられるならやるしかない。
「それで、解放条件ってなんだよ」
『なにって、そこに転がっているじゃろう』
そこってどこだよ。のじゃロリは刀なので指差しとかできない。それに俺の近くで転がっているのなんて……。
そこで飛鳥と目が合う。
「な、なによ。またひどいことする気……」
少し後ろに下がろうとするが、下がるとあの悪魔に近づくことになるので逆に一歩近づいて来た。そう、転がっているというか、俺の近くにいるのは飛鳥だけだ。リセやイリーナはシンシアと共にミーの相手をしている。アッシュはジェネとの戦いで忙しい。
あの悪魔に対応しているのは、俺と飛鳥だけなんだ。え、マジで。飛鳥がのじゃロリの次の解放に必要な条件なの? 嫌な予感がする。
『わかっとらんのう、諸刃は……』
のじゃロリが落胆するように言う。まるでやれやれだぜとでも言っているかのようだ。その言い方に多少ムカついたが、文句を言うと話が進まなくなりそうなので黙っていることにした。
「んで、どうすればいいんだよ。あいつも飛鳥がいるからっていつまでも止まっているわけじゃないんだよ」
悪魔の方に視線をやると、俺たちの周り以外の黒い靄がどんどんと凝縮されているというか、濃くなっているように見えた。きっとこれから大きな攻撃がくると思われる。それほどまでに全自動清浄機もといい飛鳥が脅威だと敵が認識しているようだ。いつまでもこのままではいられない。
「のじゃロリ、どうすればいいか教えてくれっ」
『はぁ~、これほどヒントを与えてやっているというのに分からんとは。諸刃はダメじゃのう……』
のじゃロリの言葉に少しだけイラっとしつつも我慢した。
『ほれ、強大な敵、立ち向かう男女。力の覚醒にはあれしかないじゃろ、あれしか』
「だからあれじゃ分からねぇよ。はっきり言え」
『これだから鈍感にぶちん野郎はダメなのじゃ……。やることと言ったら、キスしかなかろう。なぜ分からん』
…………は? キス? 接吻ってこと。俺が? 飛鳥と?
ちらりと飛鳥に視線をやると、彼女は顔を真っ赤にしていた。口元に手を当てて、こっちをじっと見ている。あのどうしようもない飛鳥さんが急に乙女っぽくなった気がした。しかものじゃロリの言葉を聞いたリセやイリーナから殺気が飛んできた。まじかー、キスが次の解放のトリガーかー。どっち行っても地獄しか待っていないような気がするんだが、気のせいなのだろうか……。
「ききききき、キスって! 私と? 諸刃が!」
飛鳥は目がぐるぐるしているぐらいに混乱している。あのぐるぐる目を漫画以外でやるなんてちょっと驚いた。しかもかなりのクオリティー……ってそうじゃなくて。
俺と飛鳥がキスをすることであの悪魔を倒すための力が手に入るというなら、やるしかない!
「すまない飛鳥。これもみんなのなんだ」
「ちょ、諸刃……」
俺は飛鳥の手を引っ張って引き寄せた。近づく顔と顔。飛鳥は顔を赤らめてそっと顔を反らす。
「強引なんだから……。でも、諸刃なら……」
なんてことをぬかしやがるが、俺としてはどうしてもやりたくなかった。だって後ろからすごい殺気を感じるんだもの。特にイリーナのやつがやばい。修羅場になる以外の道が見えない。どうする。力を手に入れるためにキスをするか、それとも今の状態であの悪魔を討伐するか……。
俺の直感が今の力ではあの悪魔を倒すことができないということを理解していた。選択肢を一歩間違えれば地獄に落ちる。なぜ、戦闘中に女性関係で地獄に落ちるかどうかの選択を迫られなければならないのか。
上目遣いでこちらをじっと見つめていた飛鳥がそっと目を閉じる。逃げ場がなくなった。
『ほれ、ぶちゅ~っとやってやるのじゃ!』
「っく…………」
諦めきれなくて上を見上げると、悪魔がじっとこちらを見ていた。おい、なんでお前がこっちを見てるんだよ。敵なのに手を口元にあててキャッキャ言っている女子みたいなことやってやがる。なぜだろうか、無性にムカついた。
ええい、こうなったらやってやるっ!
俺はそっと飛鳥の顔に近づき……そして、キスをした。
「え?」
『……これは、予想外じゃったのう。というか度胸なさ過ぎて笑ってしまうのじゃ。まあでも条件達成じゃ。おおおおおお、みなぎってきたのじゃぁぁぁぁぁ!』
飛鳥は呆けた顔をしながらじっとこちらを見つめる。なぜだろう。ちょっと涙目。そしてのじゃロリが俺のことを馬鹿にする。
まて、俺がキスするのがそんなに嫌だったのか。そ、それに口にキスするなんてのじゃロリも言っていなかったわけだし、おでこでもいいよねって思ってやったのにこの言われよう。理不尽だと思う。
「リセ! 見ましたか。我らの勝利ですっ!」
「ふっふっふ、私達もだてに仲間やってないからね! 私は諸刃を信じていたよ! 私を一人にしないって!」
リセとイリーナあらはグットな評価をもらった。俺は度胸のない男という称号を得てしまったが、修羅場になるよりはましだろう。
俺が飛鳥にキスをしたことで、のじゃロリが輝きだす。のじゃロリから俺に力が流れてくるように感じられた。桜色の刀身にうっすらと蒼い幾何学模様が浮かび上がる。その模様から感じられるのは飛鳥が持っている神聖な力のような感じだ。神々が放つ光のように神々しく、その光は悪しきを浄化する力を持っている。
「弐解・桜花聖光……」
俺は今、のじゃロリの新しい力を開放することができた。勇者の浄化パワーを身にまとった新しい力。なんとなくだが、この刀ならあの悪魔に届くような気がした。
『ちなみにじゃが、この力は飛鳥の勇者パワーを用いて覚醒しているので、毎回キスしなきゃ使えんのじゃ!』
こんな時にそんなことを言わんで欲しかった。ああ、せっかく新しい力を手に入れたのに、再び修羅場に一歩近づいてしまったような気がする。
とりあえず、修羅場は置いておいてあの悪魔をぱぱっと倒しますかっと。
覚醒状態ののじゃロリこと桜花は、なんというかとても気持ち悪い笑い声をあげていた。すごく自信がありそうなのは伝わったが、それ以上にろくでもないことを考えていそうだ。
この状況をどうにかするにはのじゃロリの更なる覚醒、つまり俺がのじゃロリを使いこなせるようになり、桜色の刀身が特徴で俺の身体能力を上げてくれる始解・桜花の状態からさらに先へ行く必要がある。
あとは勇者の浄化作用的な力であの悪魔を散らすという方法が今とれる最善の行動だろう。
それ以外にあの悪魔に対抗するすべがないこの状況で、変な声で笑うのじゃロリが不気味でしょうがない。妙に自信ありげなところも引っかかるのだが、それ以上にろくでもないことを考えていそうだ。いやな予感がする。
『諸刃は気づいていると思うのじゃが、儂の解放にはいくつかの条件がある』
「そりゃなんとなくは分かってる。始解の解放条件が名を呼ぶことだったからな」
『次の解放条件は割と簡単じゃぞ。今提示されたのじゃ』
提示されたってなんだよ。鬼狩りであった俺からしても謎が多い鬼伐刀《きばつとう》。直感的な考えも含まれているが、解放条件というより、実は進化条件なんじゃないだろうかとも思う。
だってのじゃロリ喋るし。封印された力がある的な感じだったらこいつ自身が強くなる条件を知っているだろう。
それなのに今このタイミングで提示されたとか言い始めた。ということはつまり、今まで次に行く方法が未定だったけど、このタイミングで新しい道が開けたということだ。
どういう原理でそうなっているのか不明だが、この状況を打開できる力を手に入れられるならやるしかない。
「それで、解放条件ってなんだよ」
『なにって、そこに転がっているじゃろう』
そこってどこだよ。のじゃロリは刀なので指差しとかできない。それに俺の近くで転がっているのなんて……。
そこで飛鳥と目が合う。
「な、なによ。またひどいことする気……」
少し後ろに下がろうとするが、下がるとあの悪魔に近づくことになるので逆に一歩近づいて来た。そう、転がっているというか、俺の近くにいるのは飛鳥だけだ。リセやイリーナはシンシアと共にミーの相手をしている。アッシュはジェネとの戦いで忙しい。
あの悪魔に対応しているのは、俺と飛鳥だけなんだ。え、マジで。飛鳥がのじゃロリの次の解放に必要な条件なの? 嫌な予感がする。
『わかっとらんのう、諸刃は……』
のじゃロリが落胆するように言う。まるでやれやれだぜとでも言っているかのようだ。その言い方に多少ムカついたが、文句を言うと話が進まなくなりそうなので黙っていることにした。
「んで、どうすればいいんだよ。あいつも飛鳥がいるからっていつまでも止まっているわけじゃないんだよ」
悪魔の方に視線をやると、俺たちの周り以外の黒い靄がどんどんと凝縮されているというか、濃くなっているように見えた。きっとこれから大きな攻撃がくると思われる。それほどまでに全自動清浄機もといい飛鳥が脅威だと敵が認識しているようだ。いつまでもこのままではいられない。
「のじゃロリ、どうすればいいか教えてくれっ」
『はぁ~、これほどヒントを与えてやっているというのに分からんとは。諸刃はダメじゃのう……』
のじゃロリの言葉に少しだけイラっとしつつも我慢した。
『ほれ、強大な敵、立ち向かう男女。力の覚醒にはあれしかないじゃろ、あれしか』
「だからあれじゃ分からねぇよ。はっきり言え」
『これだから鈍感にぶちん野郎はダメなのじゃ……。やることと言ったら、キスしかなかろう。なぜ分からん』
…………は? キス? 接吻ってこと。俺が? 飛鳥と?
ちらりと飛鳥に視線をやると、彼女は顔を真っ赤にしていた。口元に手を当てて、こっちをじっと見ている。あのどうしようもない飛鳥さんが急に乙女っぽくなった気がした。しかものじゃロリの言葉を聞いたリセやイリーナから殺気が飛んできた。まじかー、キスが次の解放のトリガーかー。どっち行っても地獄しか待っていないような気がするんだが、気のせいなのだろうか……。
「ききききき、キスって! 私と? 諸刃が!」
飛鳥は目がぐるぐるしているぐらいに混乱している。あのぐるぐる目を漫画以外でやるなんてちょっと驚いた。しかもかなりのクオリティー……ってそうじゃなくて。
俺と飛鳥がキスをすることであの悪魔を倒すための力が手に入るというなら、やるしかない!
「すまない飛鳥。これもみんなのなんだ」
「ちょ、諸刃……」
俺は飛鳥の手を引っ張って引き寄せた。近づく顔と顔。飛鳥は顔を赤らめてそっと顔を反らす。
「強引なんだから……。でも、諸刃なら……」
なんてことをぬかしやがるが、俺としてはどうしてもやりたくなかった。だって後ろからすごい殺気を感じるんだもの。特にイリーナのやつがやばい。修羅場になる以外の道が見えない。どうする。力を手に入れるためにキスをするか、それとも今の状態であの悪魔を討伐するか……。
俺の直感が今の力ではあの悪魔を倒すことができないということを理解していた。選択肢を一歩間違えれば地獄に落ちる。なぜ、戦闘中に女性関係で地獄に落ちるかどうかの選択を迫られなければならないのか。
上目遣いでこちらをじっと見つめていた飛鳥がそっと目を閉じる。逃げ場がなくなった。
『ほれ、ぶちゅ~っとやってやるのじゃ!』
「っく…………」
諦めきれなくて上を見上げると、悪魔がじっとこちらを見ていた。おい、なんでお前がこっちを見てるんだよ。敵なのに手を口元にあててキャッキャ言っている女子みたいなことやってやがる。なぜだろうか、無性にムカついた。
ええい、こうなったらやってやるっ!
俺はそっと飛鳥の顔に近づき……そして、キスをした。
「え?」
『……これは、予想外じゃったのう。というか度胸なさ過ぎて笑ってしまうのじゃ。まあでも条件達成じゃ。おおおおおお、みなぎってきたのじゃぁぁぁぁぁ!』
飛鳥は呆けた顔をしながらじっとこちらを見つめる。なぜだろう。ちょっと涙目。そしてのじゃロリが俺のことを馬鹿にする。
まて、俺がキスするのがそんなに嫌だったのか。そ、それに口にキスするなんてのじゃロリも言っていなかったわけだし、おでこでもいいよねって思ってやったのにこの言われよう。理不尽だと思う。
「リセ! 見ましたか。我らの勝利ですっ!」
「ふっふっふ、私達もだてに仲間やってないからね! 私は諸刃を信じていたよ! 私を一人にしないって!」
リセとイリーナあらはグットな評価をもらった。俺は度胸のない男という称号を得てしまったが、修羅場になるよりはましだろう。
俺が飛鳥にキスをしたことで、のじゃロリが輝きだす。のじゃロリから俺に力が流れてくるように感じられた。桜色の刀身にうっすらと蒼い幾何学模様が浮かび上がる。その模様から感じられるのは飛鳥が持っている神聖な力のような感じだ。神々が放つ光のように神々しく、その光は悪しきを浄化する力を持っている。
「弐解・桜花聖光……」
俺は今、のじゃロリの新しい力を開放することができた。勇者の浄化パワーを身にまとった新しい力。なんとなくだが、この刀ならあの悪魔に届くような気がした。
『ちなみにじゃが、この力は飛鳥の勇者パワーを用いて覚醒しているので、毎回キスしなきゃ使えんのじゃ!』
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