車いすの少年 ＶＲに行く

車いすの少年 装備を整える

最初のクエストは　街並みを案内してくれることだった

「まずは　街を案内いたします、　初心者用の武器　魔法　スキルなどを

　利用できる場所などいろいろありますので　ついてきてください」

妖精が言うように　装備などないので　なるほどなと思いながら

後を付いていくことにした。

「はい　ここが武器屋です」

案内された場所は　レンガの建物で看板に剣の紋章が彫ってあり

一目でわかるようになっていた。

「へぇ　わかりやすくて助かるけど　まぁ　最初はこんなものかなと」

感心しながら武器屋のなかを見回すと数人が武器を物色していたようで

自分が入った時に多少、見られた気がしたが

すぐに武器に目を戻したようであまり見られるのは好きじゃないので

よかったなと思ってしまった。

「それでは　あの店員に話して下さい　初心者用の武器は無料で

　もらえるようになっていますので　気にせずお話しください。」

いかつい男の店員がいて小心者の自分には話しかけにそうだなとは

感じたがＲＰＧとかなら　こんな店員がいそうだなと思った

「あの　すいません　武器が欲しいんですが」

「いらっしゃい　どんな武器が欲しいんだい

　剣　斧　槍　弓　何でもそろってるよ」

「初心者用の武器が欲しいんですが」

「ああ　それなら　剣ならウインドソード　斧ならウインドアックス　槍ならウインドスピア
　弓なら　ウインドボウ　となってるけど　どれにする」

とりあえず　剣にしようと考えていたので　ウインドソードにしようと

「ウインドソードでお願いします」

「剣の方がそれなら　鎧は　ウインドアーマーでいいな」

「はい　それでお願いします　楯も一応もらえますか」

「はいよ　剣と鎧　それと楯はこれと」

軽そうな剣と鎧　楯が出てきて　店員さんから手渡された

どうやって装備するのかなと思ったが

手渡されたとたん　手になじむような感じだったので

持つだけで装備されるシステムなのかな思った

鎧や楯も手渡されとたん勝手に装備された

「目の前にマニュアルがでますので　装備の取り外しも

　出来るようになりますので　心の中でステータスと思ってください」

すっかり忘れていた妖精が教えてくれた

「装備もできましたのでモンスター退治のクエストを受注いたしましょう

　スキルと魔法はモンスターを退治した後にシステムをお教えします。」

「了解　それでどこに行けばいいの」

「ギルドがありますので　そこでクエストを受注します

　ついてきてくださいね」

武器屋を出て妖精の後を付いていくとまたレンガの建物があった

違ったのは彫っている看板なのだが　ギルドは天秤の彫り物のようだ

「ギルドの受付に行ってスライム退治を受けたいのですが

　とおっしゃってください　それで受付が受理してくれます」

中に入ると　武器屋と一緒で中に入ると受付のお姉さんがいて

周りに他のプレイヤーみたいな人たちが何人かいてまた見られた。

受付のお姉さんの前に来て

「すいません　スライム退治のクエストを受注したいのですがいいですか」

「はい　問題ありません　初心者の方ですね　とえあえず

　この書類にサインしてください　ステータスなどが出ます

　クエストをこなしていくたびに　ランクを上がっていきますので

　がんばってくださいね」

受付のお姉さんは笑顔で話してくれたのだが

ＮＰＣのはずだが美人だったので照れてしまった。

受付のお姉さんの笑顔とスライム退治というクエストで

とても浮かれている自分がそこにいた。