配信ボタン切り忘れて…苦手だった歌い手に囲われました！？お、俺は彼女が欲しいかな！！

この2人しか勝たん！！‪××side

SNSで見つけた推し様には、推しがいた。

推しの推し様イコール私の推しになったのは、推しの推し様が、私の推し様をコラボに上げた時。推しが推し様に告白をした瞬間

開いたことのない新たな扉を開いてしまった

最初に彼を見つけたのは歌みた動画だった。男の人なのに、高音部分が綺麗で。でも綺麗な声だけじゃなく、時には力強く。時には甘い歌声で、数秒の動画に一瞬で魅了された。

それはから追っ掛け1号として、YouTub〇や配信、SNSを見る事が日常になり、


部屋の色は彼のイメージカラーに染まった

そんな彼に推しが居ると分かったのは…彼の、いや、□□さんの自枠で本人の口から知らされた。


“俺にも推してる人がいるから追いかけるの楽しいの分かるよ”

この瞬間耳を疑った。

匂わせ発言か。女か…いや内縁の妻！？どれだよっ！推して早々炎上の気配なんて嫌なんだが。

思わず聞き耳を立てれば、

彼から答えを得られる事となった。


“ずっと推してるんだよね、あくあさん”




違う意味で泣いた。

いや。推す理由に理由はいらない。いらない…けど。なんであくあ。

かなりアンチの多い、炎上商法配信者じゃん

推す要素がどこにあるんですか…正気か


頭を抱えつつ、

推しが推すのであれば、見極めなければ。その一心で、あくあの配信に張り付き監視する日々が続いた。

そして、何故推しがあくあを推しているのか、

理解できたのは以外にもあくあ本人の配信だった。確かにリスナーを煽りに煽る配信が通常運転なのだが…、

リスナーを陥れる発言はなく。寧ろ自虐ネタの方が多い事に気付いた。



そしてどんなコメントでも拾っていくスタイルは逆に好感が持てて、

気付けば□□さんとあくあさんを同時に応援し始めていた。


この2人、絡み増やしてくんないかなー

少し前まで考えられなかった願いは…、意外にもコラボという形で叶えられ…


あまりの尊さに泣いた。

□□さんがあくあに告白をした時、発狂の変わりに鼻血を噴出したのは言うまでもない

□□さんから、普段感じない緊張感を感じた


今、彼はどんな顔をしているのか。
今、あくあはどんな顔をしているのか。

想像するだけで何かが満たされて、


思わずスマホを両手で握りしめ、ベッドにダイブした。ありがとう神様ありがとう推し様ありがとう推し様たちを産んで下さったお母様たち。


生きてて良かった。

始まりはSNSだったけど、私の世界は推しによって広がった。そしてまた推しの推し様が私の推し様になった。

最高過ぎる人生に感謝しながら盛大に叫んだのだった




「この2人しか勝たん！！！！」


そしてそんな推し□□さんが推しにプレゼントを送ったのは少し後のお話し。