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第47話
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リゼは、スライム相手に悪戦苦闘していた。
スライム相手に倒すだけなら簡単だ。
しかし、ポイズンスライムを想定して倒そうとすると、上手くいかない。
上手く出来ないと自分で分かっているだけに、苛立ちが募る。
そんなリゼを遠くから、見ている者たちがいた。
「スライムと踊っているのか?」
「違うでしょう、スライムが倒せないんじゃないの?」
「あと一歩、踏み込めば倒せるのに……」
「遊んでいるんだろう?」
彼らは『暴風団』というクランの者だ。
リーダーで剣士の『タバッタ』、サブリーダーで中級魔術師の『ポンセル』、そして剣士の『ラレル』と回復魔術師の『メニーラ』。
タバッタとポンセルは男性で、ラレルとメニーラが女性の四人組だ。
この草原の向こうに生息する、ゴブリンの討伐に向かう途中だった。
「タバッタ、教えてあげたら?」
あまりにも酷い動きをする人物に見かねたメニーラが、笑いながらタバッタに話し掛けた。
「そうだな。別に寄り道って訳でも無いしな……」
「そうそう、後輩の指導も先輩の務めってね」
楽しそうに話をするタバッタとラレル。
「あれ? あの子って、孤児部屋の子じゃない?」
変な踊りをしている冒険者が、孤児部屋にいたリゼだと気付いたメニーラが、自信のない声で呟いた。
「そう言われれば……」
「確かに……」
ポンセルとラレルは目を細めるようにして、変な踊る冒険者を見た。
「とりあえず、あっちに向かうぞ」
「はーい」
「了解!」
「はい」
タバッタの言葉に、他の三人は各々に返事をする。
「おーい!」
遠くから人の声が聞こえるので、リゼは一瞬、スライムから目を離す。
視線の先には、冒険者らしき四人がこちらに向かって、歩いていた。
しかし、スライムはリゼの都合など気にすることなく、攻撃を続ける。
リゼはすぐに視線をスライムに戻して、魔核を攻撃してスライムを倒した。
「おっ!」
遠くから驚きの声が聞こえた。
リゼは、息を整えながらこちらに足を進めている四人を待つ事にした。
「よっ、俺たちが分かるか?」
「はい、何度かギルド会館でお見かけしました」
「俺たちは、暴風団という名のクランのタバッタだ」
タバッタは、残りの三人を紹介する。
「リゼです。宜しくお願いします」
リゼは挨拶をする。
「スライムを倒すのに手こずっているのか?」
「あっ、その……」
リゼは答えに悩む。ポイズンスライムを倒そうとしていることを、この人たちに伝えていいのか……。悩んだ末、リゼは正直に話す事を決める。
「その……スライムは難なく倒す事が出来るのですが、ポイズンスライムだと倒すことが出来ないので、スライムを仮想ポイズンスライムとして、倒す方法を考えていたんです」
「なるほどな」
リゼから話を聞いたタバッタは、リゼの変な踊りは仮想ポイズンスライムの為の動きだと理解した。
「恥ずかしい話ですが、他の冒険者の方の戦い方を見たことが無いので……」
リゼは俯き話した。
「ポイズンスライムはスライムとは違うからな」
「そうそう、物理攻撃系の職業だと、最初に倒すのは確かに難しいよな」
剣士のタバッタとラレルが、リゼの気持ちを理解するように話を続けた。
「ん? でも、まだランクCだとポイズンスライムの討伐は無い筈だが?」
「それは……」
リゼは気付いて欲しくなかった事に、気付かれてしまい返事に困る。
「まぁ、スライム討伐していれば、ポイズンスライムやアシッドスライムなどの上位個体とも出会うから、倒したくなる気持ちは分かるけどな」
「そうそう、俺も同じだったしな」
タバッタとラレルは、昔の自分を思い出すように話す。
「リゼの職業は、剣士じゃないよな?」
リゼの装備を見ながら、タバッタは質問をする。
「盗賊です」
「盗賊か。だから剣じゃなくて、小太刀を持っているのか。しかし、なんで短剣にしなかったんだ?」
「短剣よりも小太刀の方が手に馴染んだからです」
小太刀だと、刃が片側にしかない。その点、短剣だと両側に刃があるので大抵の冒険者は両側にある剣や短剣を選択する。
リゼは、武器の詳しい情報は知らなかった。
しかし、思い返せばギルド会館にいた冒険者たちは、タバッタの言う通り両側に刃がある剣を持っていた。
予備装備も小太刀でなく、短剣だったことを思い出す。
「まぁ、使いやすいのが一番だからな」
「はい、ありがとうございます」
「俺たちが、ポイズンスライムの倒し方を見せてやるよ」
「いいんですか? クエストに向かう途中じゃないんですか?」
「この先にある場所へゴブリンの討伐に行くだけだ。たいした寄り道でもないからな」
「ありがとうございます」
「ポイズンスライムは、……っと、あそこにいるな」
タバッタはポイズンスライムを見つけると、リゼを連れて移動する。
「スライム系の魔物は、聴覚が発達していることは知っているか?」
「はい。小石を投げたりして色々と試しました」
「倒せなかっただろう?」
「はい……」
リゼは悔しそうに答える。
「倒す方法は一つじゃない。参考程度に見ていてくれ」
タバッタは笑いながら、ポイズンスライムの方に足を進めた。
ポイズンスライムは、タバッタに気が付くと体液を飛ばしてきた。
タバッタは左手に持っていた盾で、ポイズンスライムの攻撃を防ぐ。
地面を強く踏みしめるように歩き、ポイズンスライムへと近づく。
ポイズンスライムは体を変化させて、タバッタに攻撃をする。
タバッタは避けると同時に、攻撃してきたスライムの体を剣で切断する。
切断されたスライムの体は液体となり、地面に落ちた。
ポイズンスライムは、同じように体を変化させてタバッタに攻撃するが、剣で切られていた。
「よく見て、ポイズンスライムの体が小さくなってきたでしょう」
「はい」
「魔核を攻撃するだけが、魔物を倒す方法じゃないのよ。スライムとはいえ、体を傷つけられるわけだから、ダメージがあるのよ」
解説をしてくれたメニーラの言葉に、「確かにそうだ! どうして、そのことに気が付かなかったのか!」と、リゼは情けない気持ちになる。
タバッタの攻撃でポイズンスライムは、徐々に小さくなる。
魔核を覆う液状の体が無くなることで、ポイズンスライムは攻撃も出来なくなっていた。
最後は剣先で魔核を突くと、魔核が転がりポイズンスライムはタバッタに倒された。
タバッタは魔核を拾うと振り返り、「こんなもんだ!」と余裕の表情を浮かべていた。
「ありがとうございます。とても勉強になりました」
リゼはタバッタに、頭を下げて指導してくれた感謝を告げた。
「よせよ。そんなに大したことじゃないから」
礼を言われたタバッタは照れくさそうに返す。
「スライム系の魔物などは魔核が見えるので、どうしても魔核を攻撃しがちだ。柔軟な考えを持って攻撃した方がいいぞ」
「ラレルが、その言葉を言うの?」
「なんだ、俺が言ったら変か?」
「変よ」
「変だ」
「うん、おかしい」
「なんなんだよ、お前ら‼」
タバッタたちは、ラレルを揶揄う。
「まぁ、アシッドスライムとの戦闘は、出来るだけ避けた方がいいな」
「そうだな。武器を溶かされたりと、討伐よりも修理費の方が高くつく。タンクの俺が一番損をするからな」
ラレルが持っている盾を触る。
「そういう時の為に、俺のような魔術師がいるんだよ」
ポンセルが誇らしげに話す。
パーティーの場合、魔物を引き付けるタンクと、攻撃を主体とするアタッカー。そして、仲間の回復を主としたヒーラーの大きく三つに分けられる。
基本的な役割については、リゼも本で知っていた。
タバッタとラレルが同じ剣士でも、装備が異なっていたのが理解出来た。
しかし……クウガたち銀翼の場合は、リーダーであるアルベルトがタンクなのだろうか?
タバッタたちを見ながら、銀翼のことを思い出していた。
「じゃあ、俺たちは行くから頑張れよ」
「色々とありがとうございました」
笑顔で去っていくタバッタたち暴風団の姿が見えなくなるまで、リゼは感謝の気持ちで見送った。
スライム相手に倒すだけなら簡単だ。
しかし、ポイズンスライムを想定して倒そうとすると、上手くいかない。
上手く出来ないと自分で分かっているだけに、苛立ちが募る。
そんなリゼを遠くから、見ている者たちがいた。
「スライムと踊っているのか?」
「違うでしょう、スライムが倒せないんじゃないの?」
「あと一歩、踏み込めば倒せるのに……」
「遊んでいるんだろう?」
彼らは『暴風団』というクランの者だ。
リーダーで剣士の『タバッタ』、サブリーダーで中級魔術師の『ポンセル』、そして剣士の『ラレル』と回復魔術師の『メニーラ』。
タバッタとポンセルは男性で、ラレルとメニーラが女性の四人組だ。
この草原の向こうに生息する、ゴブリンの討伐に向かう途中だった。
「タバッタ、教えてあげたら?」
あまりにも酷い動きをする人物に見かねたメニーラが、笑いながらタバッタに話し掛けた。
「そうだな。別に寄り道って訳でも無いしな……」
「そうそう、後輩の指導も先輩の務めってね」
楽しそうに話をするタバッタとラレル。
「あれ? あの子って、孤児部屋の子じゃない?」
変な踊りをしている冒険者が、孤児部屋にいたリゼだと気付いたメニーラが、自信のない声で呟いた。
「そう言われれば……」
「確かに……」
ポンセルとラレルは目を細めるようにして、変な踊る冒険者を見た。
「とりあえず、あっちに向かうぞ」
「はーい」
「了解!」
「はい」
タバッタの言葉に、他の三人は各々に返事をする。
「おーい!」
遠くから人の声が聞こえるので、リゼは一瞬、スライムから目を離す。
視線の先には、冒険者らしき四人がこちらに向かって、歩いていた。
しかし、スライムはリゼの都合など気にすることなく、攻撃を続ける。
リゼはすぐに視線をスライムに戻して、魔核を攻撃してスライムを倒した。
「おっ!」
遠くから驚きの声が聞こえた。
リゼは、息を整えながらこちらに足を進めている四人を待つ事にした。
「よっ、俺たちが分かるか?」
「はい、何度かギルド会館でお見かけしました」
「俺たちは、暴風団という名のクランのタバッタだ」
タバッタは、残りの三人を紹介する。
「リゼです。宜しくお願いします」
リゼは挨拶をする。
「スライムを倒すのに手こずっているのか?」
「あっ、その……」
リゼは答えに悩む。ポイズンスライムを倒そうとしていることを、この人たちに伝えていいのか……。悩んだ末、リゼは正直に話す事を決める。
「その……スライムは難なく倒す事が出来るのですが、ポイズンスライムだと倒すことが出来ないので、スライムを仮想ポイズンスライムとして、倒す方法を考えていたんです」
「なるほどな」
リゼから話を聞いたタバッタは、リゼの変な踊りは仮想ポイズンスライムの為の動きだと理解した。
「恥ずかしい話ですが、他の冒険者の方の戦い方を見たことが無いので……」
リゼは俯き話した。
「ポイズンスライムはスライムとは違うからな」
「そうそう、物理攻撃系の職業だと、最初に倒すのは確かに難しいよな」
剣士のタバッタとラレルが、リゼの気持ちを理解するように話を続けた。
「ん? でも、まだランクCだとポイズンスライムの討伐は無い筈だが?」
「それは……」
リゼは気付いて欲しくなかった事に、気付かれてしまい返事に困る。
「まぁ、スライム討伐していれば、ポイズンスライムやアシッドスライムなどの上位個体とも出会うから、倒したくなる気持ちは分かるけどな」
「そうそう、俺も同じだったしな」
タバッタとラレルは、昔の自分を思い出すように話す。
「リゼの職業は、剣士じゃないよな?」
リゼの装備を見ながら、タバッタは質問をする。
「盗賊です」
「盗賊か。だから剣じゃなくて、小太刀を持っているのか。しかし、なんで短剣にしなかったんだ?」
「短剣よりも小太刀の方が手に馴染んだからです」
小太刀だと、刃が片側にしかない。その点、短剣だと両側に刃があるので大抵の冒険者は両側にある剣や短剣を選択する。
リゼは、武器の詳しい情報は知らなかった。
しかし、思い返せばギルド会館にいた冒険者たちは、タバッタの言う通り両側に刃がある剣を持っていた。
予備装備も小太刀でなく、短剣だったことを思い出す。
「まぁ、使いやすいのが一番だからな」
「はい、ありがとうございます」
「俺たちが、ポイズンスライムの倒し方を見せてやるよ」
「いいんですか? クエストに向かう途中じゃないんですか?」
「この先にある場所へゴブリンの討伐に行くだけだ。たいした寄り道でもないからな」
「ありがとうございます」
「ポイズンスライムは、……っと、あそこにいるな」
タバッタはポイズンスライムを見つけると、リゼを連れて移動する。
「スライム系の魔物は、聴覚が発達していることは知っているか?」
「はい。小石を投げたりして色々と試しました」
「倒せなかっただろう?」
「はい……」
リゼは悔しそうに答える。
「倒す方法は一つじゃない。参考程度に見ていてくれ」
タバッタは笑いながら、ポイズンスライムの方に足を進めた。
ポイズンスライムは、タバッタに気が付くと体液を飛ばしてきた。
タバッタは左手に持っていた盾で、ポイズンスライムの攻撃を防ぐ。
地面を強く踏みしめるように歩き、ポイズンスライムへと近づく。
ポイズンスライムは体を変化させて、タバッタに攻撃をする。
タバッタは避けると同時に、攻撃してきたスライムの体を剣で切断する。
切断されたスライムの体は液体となり、地面に落ちた。
ポイズンスライムは、同じように体を変化させてタバッタに攻撃するが、剣で切られていた。
「よく見て、ポイズンスライムの体が小さくなってきたでしょう」
「はい」
「魔核を攻撃するだけが、魔物を倒す方法じゃないのよ。スライムとはいえ、体を傷つけられるわけだから、ダメージがあるのよ」
解説をしてくれたメニーラの言葉に、「確かにそうだ! どうして、そのことに気が付かなかったのか!」と、リゼは情けない気持ちになる。
タバッタの攻撃でポイズンスライムは、徐々に小さくなる。
魔核を覆う液状の体が無くなることで、ポイズンスライムは攻撃も出来なくなっていた。
最後は剣先で魔核を突くと、魔核が転がりポイズンスライムはタバッタに倒された。
タバッタは魔核を拾うと振り返り、「こんなもんだ!」と余裕の表情を浮かべていた。
「ありがとうございます。とても勉強になりました」
リゼはタバッタに、頭を下げて指導してくれた感謝を告げた。
「よせよ。そんなに大したことじゃないから」
礼を言われたタバッタは照れくさそうに返す。
「スライム系の魔物などは魔核が見えるので、どうしても魔核を攻撃しがちだ。柔軟な考えを持って攻撃した方がいいぞ」
「ラレルが、その言葉を言うの?」
「なんだ、俺が言ったら変か?」
「変よ」
「変だ」
「うん、おかしい」
「なんなんだよ、お前ら‼」
タバッタたちは、ラレルを揶揄う。
「まぁ、アシッドスライムとの戦闘は、出来るだけ避けた方がいいな」
「そうだな。武器を溶かされたりと、討伐よりも修理費の方が高くつく。タンクの俺が一番損をするからな」
ラレルが持っている盾を触る。
「そういう時の為に、俺のような魔術師がいるんだよ」
ポンセルが誇らしげに話す。
パーティーの場合、魔物を引き付けるタンクと、攻撃を主体とするアタッカー。そして、仲間の回復を主としたヒーラーの大きく三つに分けられる。
基本的な役割については、リゼも本で知っていた。
タバッタとラレルが同じ剣士でも、装備が異なっていたのが理解出来た。
しかし……クウガたち銀翼の場合は、リーダーであるアルベルトがタンクなのだろうか?
タバッタたちを見ながら、銀翼のことを思い出していた。
「じゃあ、俺たちは行くから頑張れよ」
「色々とありがとうございました」
笑顔で去っていくタバッタたち暴風団の姿が見えなくなるまで、リゼは感謝の気持ちで見送った。
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