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第四章 Dio Perdito(ディ・オ・ペルディト)
Dio Perdito.6※
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寝台の上で、薄桃色に上気した細い四肢が面白いようにがくがくと跳ね上がる。
「ひ…ぅ──、ァ──ッ、…これ…何──っ──!」
「うん…?どうした。何が、どう違う──?」
罌粟の媚薬をたっぷりと塗り込んだ二本の指で、じゅくじゅくと音を立ててルゴシュの腹の内側を暴きながら、明らかに普段と異なる反応を見せるルゴシュの潤む眼差しを見下ろしてゲオルギウスはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。
悪い遊びに頭の先まで浸った悪友が手渡してきた催淫の軟膏は紛れもなく本物で、人ならざる不死者の身にも確実に作用していることは火を見るより明らかだった。堕落した快楽を求める不浄の隧道に指を差し入れ、クチュクチュと捏ね回すことで媾合のための路を作っていく。不死鬼にとっては食餌となる人間の男の精気を受け渡す前の準備として、或いは、ただ純粋に歪んだ嗜虐的な愉悦を満たすために、ゲオルギウスはこの行為を殊更丹念に行った。
粘膜に直接塗り付けて使うのだという異国の媚薬は、じわじわと作用して、熱感に似た感覚を生じさせるらしい。熱い、と幾度も口にして無意識に閉ざそうとする彼の右膝を、そうはさせまじと左腕で絡め取ってがっちりと押さえ込んでしまえば、力の抜けたルゴシュに抵抗の術はなくなることをよく知っていた。尚も片脚を割り開きつつ、彼が最もいい声を上げると知っている腹の裏側の痼りを捕らえ、指の腹で挟みながらやわやわと波打たせて揉み込んでやる。
「や…ッ、──ひ…あぁッ…!──なに…か──、おかし…い──ッ…!…ッ、ぁ、ソコ──もう…やだ──ッ…!」
「どうした、ジェダス…?まだ始めたばかりだぞ…?──あぁ、もう我慢できないなら、見ていてやるからこのまま達けよ。──ほら、いい子だ…。」
「い…ぁ、──駄目、ダメ──っ──!」
埋め込んだ指の形にぴったりと沿って疼く肉壁の締め込みも、白い喉を仰け反らせて喘ぐ様子も、明らかに常の満月のルゴシュとは様子が異なる。拒絶の言葉を口にしながらも悩ましげに揺れる細い腰、銀色の淡い下生えの中で完全に張り詰め切った雄の証は、既に切っ先からとろりと透明な雫を零して、後ろの深みを弄られるだけで倒錯した性感を覚えていることを若い神父の眼に如実に伝えてくれる。彼が男としての身体を持っているからこそ、偽れない。この手管で感じ切り、鳴き喘ぐルゴシュの反応は、どれひとつとってもゲオルギウスの昏い歓びを煽らないものはなかった。歪に笑んだ唇をしきりと舐めながら、ふたつの指の刺激だけでルゴシュを追い詰めることに終始する。
「ヤ…だ、──もう…無理…ッ──!イ…ッ…、はァ、アあぁ…ッ──!」
拒絶の言葉は綺麗に無視した。ぎゅうっと纏い付く熱い内壁を押し返すように泣き所だけをグリグリと刺激してやると、寝具を蹴り付ける右脚がピンと反り返り、シーツを掴み締めて耐えていた両指に力が籠もって震える。小刻みに痙攣しながら、ビシャリと精を噴き上げるルゴシュの末期の悲鳴を耳に、殊更そそられた若い神父は、眦から溢れる涙を舐め取ってやりながら喉の高みを揺らしてクツクツと笑った。
「いつもより、余程淫乱だ。…まだ許さないぞ。お前の方から仕掛けてきたんだろう?」
「ッ、は…!──う…あぁ、ア──ッ…!」
肉付きの薄い腹の上に飛び散り、そして急速に冷える不死者の精。指技だけで陥落したことをありありと物語る白濁を眺めながら、ゲオルギウスは、ルゴシュの奥処を暴く指の数をさらに増やす。若く逞しい棒術使いの太い指が三本、束になってぐちゅぐちゅと肉洞を捏ね回す、圧迫感を伴う快楽に打ち据えられ、細い全身がガクン、と跳ねた。
「っ、ひ、…あアぁッ──!」
薄く開かれた朱色の唇から絶え絶えに息を喘がせ、太い指の責め苦を受け止めることしかできない壮齢の男。既に張り詰め切った内側の痼りを撫でるように虐めてやるだけで、下腹がひくひくと波打ち、言葉にはならない声で快楽を綴りながら、彼はまたほろりと涙を流す。
「…っ、ギィ…!…ダメ──また、…来る──から…ッ…!」
「また達きそうか、ジェダス?──今からこんなザマで、腹の奥まで突き抜かれたら、お前、本当に狂っちまうかもしれないな…。」
痛い程にきつく引き締まる柔襞を掻き分け、彼の弱点だけを狙いすまして束ねた指でグリグリと押し上げる。旧い本当の名前で呼ぶ度に、彼の内側は昂りを示してきゅっと引き締まった。果てたばかりの身体を容赦なく襲う絶頂の波に揉まれて、細い手足を震わせながら顔を歪めてルゴシュはまたドクンと薄い精を迸らせる。
「ッ…、もう──止めて、許して…くれ、──ッぁ、…や…あ…アぁッ──!」
下がった眦を細め、涙で濡れた翡翠の瞳が弱々しくゲオルギウスを見詰めてくる。それだけで、腰の辺りにザワリと凶暴な血流が蟠るのを感じた。罌粟の媚薬の効力だとしか思えない異様な乱れ方。しかし、許しを請う彼の力ない言葉が若い神父の嗜虐性に拍車を掛けるのだとは、果たして、彼は思っていただろうか。銀色の短い髪を散らし、露わになった額の上に音を立ててくちづけを落とし、先の尖った耳朶を薄く啄んで低く囁く。
「…もう、手を止めて欲しい?──はっきり言えよ、俺に聞こえるように…。」
「ッあ、っ──と、…止め…て──ッ…。」
遂に、白く長い指を持つ片手が伸びて、小刻みに震えながらも、恣に内側を暴き続けるゲオルギウスの手首に掛かった。異常な快感と、短い間隔で与えられた激しい絶頂感を、この細い肉体はまだ飲み込み切れていないのだろう。頬を紅く火照らせて息を喘がせる年嵩の男の弱々しい懇願は若く粗暴な情動を煽り、ゲオルギウスは濃青の双眸を細めながら、相応の質量となってルゴシュを嬲っていた三本の指をくぷん、と引き抜いて、果てのない快楽という地獄から束の間、解放してやった。
呆然と天井を見上げ、ほぅ、と安堵の息を吐くルゴシュの全身は弛緩し、しっとりと甘い汗に塗れている。それそのものが人間の欲情を誘って止まない、蠱惑の芳香。気を抜くと頭の芯に僅かに残った理性まで攫っていきそうな香りを胸一杯に吸い込みながら、相手に休む暇を与えず寝台に投げ出された細い足首をガシリと鷲掴みにする。見開かれた翡翠の瞳に、さっと怯えに似た色が走り抜けるのをゲオルギウスは決して見逃さなかった。
「な──に…!」
「ここまでぐずぐずに熔けているのに、こんなモノでは足りないだろう。もっと奥まで挿入ってやるから…壊れるなよ?」
下腹の茂みの中でそそり勃つ巨きな雄の器官は、ルゴシュが醸した媚態だけで存分に煽られ、激しく怒張していた。飢え切った狼が獲物の兎に飛び掛かるようにルゴシュの痩躯に圧し掛かり、指技だけで淫らに綻ばせた奥処の入口に狙いを定めて灼熱の切っ先をひたりと押し付けると、今からどんな目に遭わされるのかを知り尽くしている熟れた身体が強ばって竦み上がる。
構わずに、力任せにガツ、と腰を打ち付けて、散々に指で蕩かした肉の隧道をズプリと一思いに穿ち抜いた。存分に指で弄った柔い肉壁は、容赦なく弱点ごと擦り上げて串刺しに貫く固い肉の槍を難なく奥まで受け入れ、きゅうきゅうと絡め込んでくる。逃すまいと抱え込んだルゴシュの白い太腿が、玩具のようにビクビクと跳ね上がった。
「──か…は──ッ…!」
指では到底届かない最奥への突き上げを受け、脊柱を伝って脳天まで貫く強烈な刺激に息もできず、陸に揚げられた魚さながらに唇を開いて荒い呼吸を繰り返すルゴシュ。その下腹で、三度目になる薄い吐精がとぷりと溢れたのをゲオルギウスは具に感じ取る。
「…ッは、挿れられただけで達った──?可愛いほどにいやらしいな、ジェダス。…いいぞ、このまま悦がり狂え、鳴け──ッ…!」
「ア、あぁ──ッ…!…っや──ぁ、…イヤ──だ、…動か…ないで──っ、く、ウ、…おかし…く…なる──っ…!」
すんなりと押し入ったかと思えば、ルゴシュの内側は熱く脈動しながら漲る雄の形を写し取ってきゅうっと締め込んできた。ざわざわと内壁が収縮し、更に奥へと誘い込もうとするように蠢く。これが東の媚薬の効力であるというのなら、目を見張る外にない。ずぷずぷと小刻みな抽挿を繰り返すだけで小さな身体が瘧に掛かったかのように震え、縋るもののない白皙の両腕がゲオルギウスの逞しい背に巻き付いて抱き取ってくる。
「──あ…ァ、…や──、また…来る──っ…!」
「ッ、はははっ…!達きっぱなしか、お前…。すごい締め付けだぞ、こっちまで持っていかれそうだ。──いいぞ、思う存分に達けよ。見ていてやるから…!」
「い…ッ、──ァ、…イく…、──ヒッ──、あ、アァ…っ…!」
濡れた瞳を大きく見開き、顎を反らせて鳴き叫ぶルゴシュの全身が雷に撃たれたように大きく震えた。撃ち込まれた熱い楔をぎゅっと絡め取る肉の隘路は不随意にびくびくと震え、そこを貫かれただけで肉体が快楽の頂点に達したのだということを明瞭に教えてくれる。二つの身体の間に挟まれた彼の雄の器官は、最早吐き出す精すら枯らして、気を遣るごとにただ淫らに小さな口をひくつかせていた。全身でゲオルギウスの官能を煽って止まないルゴシュの痴態をもっと引き出したくて、ずちゅ、ぬぷ、と派手な音を立てながらギリギリまで引き抜いたモノを力強く肚の奥底に叩き込み、いつも以上にきつくさざめく肉壁に押し包まれて、恍惚と歓喜の溜息を零す。
「イ──く、…ぅッ、──あぁ…!…また──達く…、──ッ…!」
「もう出すものもないのに、女みたいに達けるのかよ──。淫乱なのは嫌いじゃない、ほら、もっと達って見せろ…。」
幾度か突き上げる度、言葉にならない嬌声と共に乾いた絶頂を迎える小さな男の肉体は、今や完璧に若い男を受け容れ、悦楽を享受するように造り変えられていると言っても過言ではない。この手管で身悶え悦ぶ、鍵にぴたりと合う鍵穴を目の前にして粗暴な衝動を抑えられるほど、ゲオルギウスは老練でもなければ禁欲的でもなかった。
肉槍の穂先で柔肉の中の快楽の源泉ばかりを狙ってゴリゴリと押し潰し、果てしない絶頂の海に溺れて喘ぐ口角から溢れ出す唾液を舐め取ってみれば、舌先に薄い鉄錆の味を感じる。快感を堪えようと歯を食い縛った時に、口腔内の何処かしらかを自ら傷付けたのだろうか。次第にせり上がってくる雄としての絶頂感に急き立てられるが侭に腰を突き上げて肉の隘路の中で己を扱き、締まりのない嬌声を張り上げる以外に言葉というものを失いかけている唇に、自分のそれを押し付けて口付けを貪った。
熱く濡れた咥内に舌先を押し込んでしまえば、彼がそこに歯を立てられないことは知っている。喉笛を鳴らして悲痛に呻き、背中に抱きついてくるルゴシュの内側を全て掻き回して犯し尽くすという行為は、ゲオルギウスの精神の根幹を罌粟の媚薬のように酔わせて止まない。
「ん──、っく、…ふ…ッ、──ゥ──!」
外気の中でツンと尖り立った胸の先を軽く弾いてやるだけで、快楽に蕩ける背筋が弓のように撓って溶け切った躰が幾度目かの絶頂を迎える。繋いだ彼の唇の中に自らの唾液をとろりと流し、舌を絡め合わせて混ぜてやることで、乱れ狂う高貴な不死者の体内に自分自身の痕跡を残せるような気がして、黒い嗜虐の暴れるが侭に汗ばむ身体を打ち付けて、ルゴシュの全てを全身で喰らった。
「──あぁ、…いくぞ、ジェダス──。全部…残さずに飲み込めよ──ッ!」
「…ゲオル…ギィ、──許…し──、…も──、狂…う──ッ…。」
ゾクリと脊椎を駆け降りる、背徳の恍惚感。包み込んだ雄をぎゅうぎゅうと引き絞って疼く肉壁のざわめきに促されるように、ズクンと打ち付けた怒張の切っ先を最奥でぴたりと止め、ドクドクと噴き上げるように脈動しながら、堪えていた快楽の全てを小柄な体躯の奥底まで余すところなくたっぷりと注ぎ込んでやる。身体を内側から焼き尽す間欠泉のような熱い迸りを受け止め、ピンと爪先を反らせたルゴシュの身体を、最後の絶頂の痙攣が突き抜けていくのが手に取るように解った。
「──は…。」
ゲオルギウスの全身は、滴るほどの汗に塗れてルゴシュを侵食していた。端整な容貌は強烈な快楽の所為でどろどろに蕩け、高慢さや居丈高は見る影もない。瀕死のように胸を上下させて荒い息をしながら、焦点の合わない翡翠の瞳でうっそりと天井を見上げるルゴシュの姿を、官能的に美しいものだとさえゲオルギウスは想った。深々と食い込む逞しい肉の楔を含まされたままの隘路は不規則に脈動し、彼が未だに絶え間なく続く絶頂の余韻から解放されずにいることを示している。亜麻布のシーツの上に散らばり広がる短い銀髪を、褒美のように撫でて宥めてやりながら、その白い首筋の上に唇を落としてきつく吸い上げ、赤黒い鬱血の痕を刻みつけた。
「──嫌いじゃ、ない。お前の全ては俺のものだ、ジェダス…。」
「──さっさと退けよ、オマエ。この私に…訳の分からない、いかがわしいものを使いおって──!」
常の彼であれば、いかに事後にゲオルギウスが冷たくあしらおうとも嫌がらせのように纏わりついてくるのに、今日ばかりは様子が異なる。下がった眼尻と眉尻を持つ穏やかな容貌に疲れ果てた険を宿し、身体を繋げたまま覆い被さっているゲオルギウスの肩を両腕で押し遣って強引に引き剥がそうとしてくるのだ。眉間を寄せ、涙の痕跡が残る眦を尖らせる彼は、明らかに酷く気分を害していた。媚薬の所為でありえない程の醜態を曝け出し、散々理性を飛ばされたせいだろう。気位の高い年嵩の不死鬼の尖った眼尻に、口許に、チュ、と小さな音を立てて宥めのくちづけを落としてやりながら、ゲオルギウスは小刻みに肩を揺らしてさも愉快とばかりに笑声を響かせる。
「そんなに怒るなよ、ジェダス。──悦かっただろ?何度気を遣ったか覚えていない程には、な。」
「やかましい。オマエが人間でなければ、全力で横面をぶん殴っているところだ…!」
鳴きすぎたお陰で、銀色の歌声を紡ぐ彼の声は枯れて掠れている。どれだけ手酷く抱こうが常に余裕を崩さない年上の男が、この手で悦がり狂わされて怒りを覚える程に恥じ入っている様子は、殊更に気分の良いものだった。軽いくちづけで彼を絆しながら、深く繋がったままの身体をゆさゆさと揺すぶる。途端に、ルゴシュの全身がぎくりと凍てついた。
「──おい、ウソだろ…!」
「嘘なもんか。お前はともかく、俺はまだ一回だぞ。もう少し付き合えよ…。」
「…っや、──ナカで…大きく──!」
悪友の言う通り、この媚薬は、交じらう双方に妙なる快楽をもたらすものらしい。ルゴシュの中に埋めた雄の証にむず痒いような熱感を覚え、腰を突き上げてそれを散らしながら、隧道に膨張の感覚を教え込むように力を取り戻していく。丹念に塗り込んだ油薬と、ゲオルギウス自身が吐き出した精液とが混じり合い、交点からはぐちゃぐちゃと聞くに堪えない卑猥な音が立ち昇った。枕元にずり上がって逃れようとする腰を捕まえて引き据え、痙攣する体内を小刻みに突き上げ、若く底なしの精力を知らしめてやる。
「ひ…ッ、嘘…、──イヤ…だ、抜けよ…!もう──達きたく…ない──っ…!」
「その様子じゃ、我慢は無理だろうな。──精々、諦めて愉しめばいいさ…。」
泣き濡れた顔を歪め、眉尻を下げて藻掻くルゴシュの様子とは裏腹に、力を取り戻した肉槍を咥え込んだ内側は切なげに蠢き、蠕動と共に奥に引き摺り込んでくる。今度は、率直に自分自身の快感だけを突き詰めるべく最奥を突く大きな律動を繰り返しながら、延々と続く満月の享楽の贄となって悦がり泣く男の媚態を愉悦と共にじっと見つめていた。
「ひ…ぅ──、ァ──ッ、…これ…何──っ──!」
「うん…?どうした。何が、どう違う──?」
罌粟の媚薬をたっぷりと塗り込んだ二本の指で、じゅくじゅくと音を立ててルゴシュの腹の内側を暴きながら、明らかに普段と異なる反応を見せるルゴシュの潤む眼差しを見下ろしてゲオルギウスはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。
悪い遊びに頭の先まで浸った悪友が手渡してきた催淫の軟膏は紛れもなく本物で、人ならざる不死者の身にも確実に作用していることは火を見るより明らかだった。堕落した快楽を求める不浄の隧道に指を差し入れ、クチュクチュと捏ね回すことで媾合のための路を作っていく。不死鬼にとっては食餌となる人間の男の精気を受け渡す前の準備として、或いは、ただ純粋に歪んだ嗜虐的な愉悦を満たすために、ゲオルギウスはこの行為を殊更丹念に行った。
粘膜に直接塗り付けて使うのだという異国の媚薬は、じわじわと作用して、熱感に似た感覚を生じさせるらしい。熱い、と幾度も口にして無意識に閉ざそうとする彼の右膝を、そうはさせまじと左腕で絡め取ってがっちりと押さえ込んでしまえば、力の抜けたルゴシュに抵抗の術はなくなることをよく知っていた。尚も片脚を割り開きつつ、彼が最もいい声を上げると知っている腹の裏側の痼りを捕らえ、指の腹で挟みながらやわやわと波打たせて揉み込んでやる。
「や…ッ、──ひ…あぁッ…!──なに…か──、おかし…い──ッ…!…ッ、ぁ、ソコ──もう…やだ──ッ…!」
「どうした、ジェダス…?まだ始めたばかりだぞ…?──あぁ、もう我慢できないなら、見ていてやるからこのまま達けよ。──ほら、いい子だ…。」
「い…ぁ、──駄目、ダメ──っ──!」
埋め込んだ指の形にぴったりと沿って疼く肉壁の締め込みも、白い喉を仰け反らせて喘ぐ様子も、明らかに常の満月のルゴシュとは様子が異なる。拒絶の言葉を口にしながらも悩ましげに揺れる細い腰、銀色の淡い下生えの中で完全に張り詰め切った雄の証は、既に切っ先からとろりと透明な雫を零して、後ろの深みを弄られるだけで倒錯した性感を覚えていることを若い神父の眼に如実に伝えてくれる。彼が男としての身体を持っているからこそ、偽れない。この手管で感じ切り、鳴き喘ぐルゴシュの反応は、どれひとつとってもゲオルギウスの昏い歓びを煽らないものはなかった。歪に笑んだ唇をしきりと舐めながら、ふたつの指の刺激だけでルゴシュを追い詰めることに終始する。
「ヤ…だ、──もう…無理…ッ──!イ…ッ…、はァ、アあぁ…ッ──!」
拒絶の言葉は綺麗に無視した。ぎゅうっと纏い付く熱い内壁を押し返すように泣き所だけをグリグリと刺激してやると、寝具を蹴り付ける右脚がピンと反り返り、シーツを掴み締めて耐えていた両指に力が籠もって震える。小刻みに痙攣しながら、ビシャリと精を噴き上げるルゴシュの末期の悲鳴を耳に、殊更そそられた若い神父は、眦から溢れる涙を舐め取ってやりながら喉の高みを揺らしてクツクツと笑った。
「いつもより、余程淫乱だ。…まだ許さないぞ。お前の方から仕掛けてきたんだろう?」
「ッ、は…!──う…あぁ、ア──ッ…!」
肉付きの薄い腹の上に飛び散り、そして急速に冷える不死者の精。指技だけで陥落したことをありありと物語る白濁を眺めながら、ゲオルギウスは、ルゴシュの奥処を暴く指の数をさらに増やす。若く逞しい棒術使いの太い指が三本、束になってぐちゅぐちゅと肉洞を捏ね回す、圧迫感を伴う快楽に打ち据えられ、細い全身がガクン、と跳ねた。
「っ、ひ、…あアぁッ──!」
薄く開かれた朱色の唇から絶え絶えに息を喘がせ、太い指の責め苦を受け止めることしかできない壮齢の男。既に張り詰め切った内側の痼りを撫でるように虐めてやるだけで、下腹がひくひくと波打ち、言葉にはならない声で快楽を綴りながら、彼はまたほろりと涙を流す。
「…っ、ギィ…!…ダメ──また、…来る──から…ッ…!」
「また達きそうか、ジェダス?──今からこんなザマで、腹の奥まで突き抜かれたら、お前、本当に狂っちまうかもしれないな…。」
痛い程にきつく引き締まる柔襞を掻き分け、彼の弱点だけを狙いすまして束ねた指でグリグリと押し上げる。旧い本当の名前で呼ぶ度に、彼の内側は昂りを示してきゅっと引き締まった。果てたばかりの身体を容赦なく襲う絶頂の波に揉まれて、細い手足を震わせながら顔を歪めてルゴシュはまたドクンと薄い精を迸らせる。
「ッ…、もう──止めて、許して…くれ、──ッぁ、…や…あ…アぁッ──!」
下がった眦を細め、涙で濡れた翡翠の瞳が弱々しくゲオルギウスを見詰めてくる。それだけで、腰の辺りにザワリと凶暴な血流が蟠るのを感じた。罌粟の媚薬の効力だとしか思えない異様な乱れ方。しかし、許しを請う彼の力ない言葉が若い神父の嗜虐性に拍車を掛けるのだとは、果たして、彼は思っていただろうか。銀色の短い髪を散らし、露わになった額の上に音を立ててくちづけを落とし、先の尖った耳朶を薄く啄んで低く囁く。
「…もう、手を止めて欲しい?──はっきり言えよ、俺に聞こえるように…。」
「ッあ、っ──と、…止め…て──ッ…。」
遂に、白く長い指を持つ片手が伸びて、小刻みに震えながらも、恣に内側を暴き続けるゲオルギウスの手首に掛かった。異常な快感と、短い間隔で与えられた激しい絶頂感を、この細い肉体はまだ飲み込み切れていないのだろう。頬を紅く火照らせて息を喘がせる年嵩の男の弱々しい懇願は若く粗暴な情動を煽り、ゲオルギウスは濃青の双眸を細めながら、相応の質量となってルゴシュを嬲っていた三本の指をくぷん、と引き抜いて、果てのない快楽という地獄から束の間、解放してやった。
呆然と天井を見上げ、ほぅ、と安堵の息を吐くルゴシュの全身は弛緩し、しっとりと甘い汗に塗れている。それそのものが人間の欲情を誘って止まない、蠱惑の芳香。気を抜くと頭の芯に僅かに残った理性まで攫っていきそうな香りを胸一杯に吸い込みながら、相手に休む暇を与えず寝台に投げ出された細い足首をガシリと鷲掴みにする。見開かれた翡翠の瞳に、さっと怯えに似た色が走り抜けるのをゲオルギウスは決して見逃さなかった。
「な──に…!」
「ここまでぐずぐずに熔けているのに、こんなモノでは足りないだろう。もっと奥まで挿入ってやるから…壊れるなよ?」
下腹の茂みの中でそそり勃つ巨きな雄の器官は、ルゴシュが醸した媚態だけで存分に煽られ、激しく怒張していた。飢え切った狼が獲物の兎に飛び掛かるようにルゴシュの痩躯に圧し掛かり、指技だけで淫らに綻ばせた奥処の入口に狙いを定めて灼熱の切っ先をひたりと押し付けると、今からどんな目に遭わされるのかを知り尽くしている熟れた身体が強ばって竦み上がる。
構わずに、力任せにガツ、と腰を打ち付けて、散々に指で蕩かした肉の隧道をズプリと一思いに穿ち抜いた。存分に指で弄った柔い肉壁は、容赦なく弱点ごと擦り上げて串刺しに貫く固い肉の槍を難なく奥まで受け入れ、きゅうきゅうと絡め込んでくる。逃すまいと抱え込んだルゴシュの白い太腿が、玩具のようにビクビクと跳ね上がった。
「──か…は──ッ…!」
指では到底届かない最奥への突き上げを受け、脊柱を伝って脳天まで貫く強烈な刺激に息もできず、陸に揚げられた魚さながらに唇を開いて荒い呼吸を繰り返すルゴシュ。その下腹で、三度目になる薄い吐精がとぷりと溢れたのをゲオルギウスは具に感じ取る。
「…ッは、挿れられただけで達った──?可愛いほどにいやらしいな、ジェダス。…いいぞ、このまま悦がり狂え、鳴け──ッ…!」
「ア、あぁ──ッ…!…っや──ぁ、…イヤ──だ、…動か…ないで──っ、く、ウ、…おかし…く…なる──っ…!」
すんなりと押し入ったかと思えば、ルゴシュの内側は熱く脈動しながら漲る雄の形を写し取ってきゅうっと締め込んできた。ざわざわと内壁が収縮し、更に奥へと誘い込もうとするように蠢く。これが東の媚薬の効力であるというのなら、目を見張る外にない。ずぷずぷと小刻みな抽挿を繰り返すだけで小さな身体が瘧に掛かったかのように震え、縋るもののない白皙の両腕がゲオルギウスの逞しい背に巻き付いて抱き取ってくる。
「──あ…ァ、…や──、また…来る──っ…!」
「ッ、はははっ…!達きっぱなしか、お前…。すごい締め付けだぞ、こっちまで持っていかれそうだ。──いいぞ、思う存分に達けよ。見ていてやるから…!」
「い…ッ、──ァ、…イく…、──ヒッ──、あ、アァ…っ…!」
濡れた瞳を大きく見開き、顎を反らせて鳴き叫ぶルゴシュの全身が雷に撃たれたように大きく震えた。撃ち込まれた熱い楔をぎゅっと絡め取る肉の隘路は不随意にびくびくと震え、そこを貫かれただけで肉体が快楽の頂点に達したのだということを明瞭に教えてくれる。二つの身体の間に挟まれた彼の雄の器官は、最早吐き出す精すら枯らして、気を遣るごとにただ淫らに小さな口をひくつかせていた。全身でゲオルギウスの官能を煽って止まないルゴシュの痴態をもっと引き出したくて、ずちゅ、ぬぷ、と派手な音を立てながらギリギリまで引き抜いたモノを力強く肚の奥底に叩き込み、いつも以上にきつくさざめく肉壁に押し包まれて、恍惚と歓喜の溜息を零す。
「イ──く、…ぅッ、──あぁ…!…また──達く…、──ッ…!」
「もう出すものもないのに、女みたいに達けるのかよ──。淫乱なのは嫌いじゃない、ほら、もっと達って見せろ…。」
幾度か突き上げる度、言葉にならない嬌声と共に乾いた絶頂を迎える小さな男の肉体は、今や完璧に若い男を受け容れ、悦楽を享受するように造り変えられていると言っても過言ではない。この手管で身悶え悦ぶ、鍵にぴたりと合う鍵穴を目の前にして粗暴な衝動を抑えられるほど、ゲオルギウスは老練でもなければ禁欲的でもなかった。
肉槍の穂先で柔肉の中の快楽の源泉ばかりを狙ってゴリゴリと押し潰し、果てしない絶頂の海に溺れて喘ぐ口角から溢れ出す唾液を舐め取ってみれば、舌先に薄い鉄錆の味を感じる。快感を堪えようと歯を食い縛った時に、口腔内の何処かしらかを自ら傷付けたのだろうか。次第にせり上がってくる雄としての絶頂感に急き立てられるが侭に腰を突き上げて肉の隘路の中で己を扱き、締まりのない嬌声を張り上げる以外に言葉というものを失いかけている唇に、自分のそれを押し付けて口付けを貪った。
熱く濡れた咥内に舌先を押し込んでしまえば、彼がそこに歯を立てられないことは知っている。喉笛を鳴らして悲痛に呻き、背中に抱きついてくるルゴシュの内側を全て掻き回して犯し尽くすという行為は、ゲオルギウスの精神の根幹を罌粟の媚薬のように酔わせて止まない。
「ん──、っく、…ふ…ッ、──ゥ──!」
外気の中でツンと尖り立った胸の先を軽く弾いてやるだけで、快楽に蕩ける背筋が弓のように撓って溶け切った躰が幾度目かの絶頂を迎える。繋いだ彼の唇の中に自らの唾液をとろりと流し、舌を絡め合わせて混ぜてやることで、乱れ狂う高貴な不死者の体内に自分自身の痕跡を残せるような気がして、黒い嗜虐の暴れるが侭に汗ばむ身体を打ち付けて、ルゴシュの全てを全身で喰らった。
「──あぁ、…いくぞ、ジェダス──。全部…残さずに飲み込めよ──ッ!」
「…ゲオル…ギィ、──許…し──、…も──、狂…う──ッ…。」
ゾクリと脊椎を駆け降りる、背徳の恍惚感。包み込んだ雄をぎゅうぎゅうと引き絞って疼く肉壁のざわめきに促されるように、ズクンと打ち付けた怒張の切っ先を最奥でぴたりと止め、ドクドクと噴き上げるように脈動しながら、堪えていた快楽の全てを小柄な体躯の奥底まで余すところなくたっぷりと注ぎ込んでやる。身体を内側から焼き尽す間欠泉のような熱い迸りを受け止め、ピンと爪先を反らせたルゴシュの身体を、最後の絶頂の痙攣が突き抜けていくのが手に取るように解った。
「──は…。」
ゲオルギウスの全身は、滴るほどの汗に塗れてルゴシュを侵食していた。端整な容貌は強烈な快楽の所為でどろどろに蕩け、高慢さや居丈高は見る影もない。瀕死のように胸を上下させて荒い息をしながら、焦点の合わない翡翠の瞳でうっそりと天井を見上げるルゴシュの姿を、官能的に美しいものだとさえゲオルギウスは想った。深々と食い込む逞しい肉の楔を含まされたままの隘路は不規則に脈動し、彼が未だに絶え間なく続く絶頂の余韻から解放されずにいることを示している。亜麻布のシーツの上に散らばり広がる短い銀髪を、褒美のように撫でて宥めてやりながら、その白い首筋の上に唇を落としてきつく吸い上げ、赤黒い鬱血の痕を刻みつけた。
「──嫌いじゃ、ない。お前の全ては俺のものだ、ジェダス…。」
「──さっさと退けよ、オマエ。この私に…訳の分からない、いかがわしいものを使いおって──!」
常の彼であれば、いかに事後にゲオルギウスが冷たくあしらおうとも嫌がらせのように纏わりついてくるのに、今日ばかりは様子が異なる。下がった眼尻と眉尻を持つ穏やかな容貌に疲れ果てた険を宿し、身体を繋げたまま覆い被さっているゲオルギウスの肩を両腕で押し遣って強引に引き剥がそうとしてくるのだ。眉間を寄せ、涙の痕跡が残る眦を尖らせる彼は、明らかに酷く気分を害していた。媚薬の所為でありえない程の醜態を曝け出し、散々理性を飛ばされたせいだろう。気位の高い年嵩の不死鬼の尖った眼尻に、口許に、チュ、と小さな音を立てて宥めのくちづけを落としてやりながら、ゲオルギウスは小刻みに肩を揺らしてさも愉快とばかりに笑声を響かせる。
「そんなに怒るなよ、ジェダス。──悦かっただろ?何度気を遣ったか覚えていない程には、な。」
「やかましい。オマエが人間でなければ、全力で横面をぶん殴っているところだ…!」
鳴きすぎたお陰で、銀色の歌声を紡ぐ彼の声は枯れて掠れている。どれだけ手酷く抱こうが常に余裕を崩さない年上の男が、この手で悦がり狂わされて怒りを覚える程に恥じ入っている様子は、殊更に気分の良いものだった。軽いくちづけで彼を絆しながら、深く繋がったままの身体をゆさゆさと揺すぶる。途端に、ルゴシュの全身がぎくりと凍てついた。
「──おい、ウソだろ…!」
「嘘なもんか。お前はともかく、俺はまだ一回だぞ。もう少し付き合えよ…。」
「…っや、──ナカで…大きく──!」
悪友の言う通り、この媚薬は、交じらう双方に妙なる快楽をもたらすものらしい。ルゴシュの中に埋めた雄の証にむず痒いような熱感を覚え、腰を突き上げてそれを散らしながら、隧道に膨張の感覚を教え込むように力を取り戻していく。丹念に塗り込んだ油薬と、ゲオルギウス自身が吐き出した精液とが混じり合い、交点からはぐちゃぐちゃと聞くに堪えない卑猥な音が立ち昇った。枕元にずり上がって逃れようとする腰を捕まえて引き据え、痙攣する体内を小刻みに突き上げ、若く底なしの精力を知らしめてやる。
「ひ…ッ、嘘…、──イヤ…だ、抜けよ…!もう──達きたく…ない──っ…!」
「その様子じゃ、我慢は無理だろうな。──精々、諦めて愉しめばいいさ…。」
泣き濡れた顔を歪め、眉尻を下げて藻掻くルゴシュの様子とは裏腹に、力を取り戻した肉槍を咥え込んだ内側は切なげに蠢き、蠕動と共に奥に引き摺り込んでくる。今度は、率直に自分自身の快感だけを突き詰めるべく最奥を突く大きな律動を繰り返しながら、延々と続く満月の享楽の贄となって悦がり泣く男の媚態を愉悦と共にじっと見つめていた。
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