2 / 27
始まりの町 イステリア
1話 冒険者生活の始まり
しおりを挟む
気がつくと俺は森の中に倒れていた。
頭の中に声が響く。
「私は異世界ナビです。異世界初心者のあなたにこの世界のことを説明します。」
これが天使様が言っていた異世界ナビか!
それから時間にしたら1分ほどであったが、数年分の情報が頭の中に入ってきた。
まるで最初から全てを知っていたかのようだ。
この世界の歴史、住んでいる人種、初級魔法の説明、ある程度の素材の説明など基本的な事項を知ることが出来た。
今の自分の姿もナビが見せてくれたが、以前より少し若返っており、顔も違うもののなんとなく前の顔に面影がある感じだ。
ナビからもらった情報によると先に転生してる彩綾と子供達が気がつきやすいように、前の姿に似ている人に転生出来るように天使様が異世界神に頼んでくれたようだ。
この青年の記憶も保持している、名前はレオン、農家の長男だったが農家を継ぐのが嫌で村から出てきて町までの移動中に、魔物に襲われて命を落としたばかりらしい。
傷は転生した時のエネルギー変換で癒てるが、レオン自体は死んでいる。
こいつを襲った魔物は転生した時の光に驚いて逃げたから近くにはいないらしい。
すまん俺がお前の分も生きてやるからな。
「まず、ステータスオープンと心の中で唱えてください。」
ナビに言われるがままにステータスオープンと心の中で唱えてみた。
すると目の前に四角いボードが現れた。
名前 レオン : 佐藤 尊(さとう たける)
レベル1
HP 18
MP 10
力 8
技 5
すばやさ 6
かしこさ 5
攻撃力 8
防御力 5
武器 なし(素手)
防具 普通の服
魔法 なし
道具 マジックバッグ
スキル 異世界共通言語
スキルポイント取得2倍
身体能力向上(2倍)
「これが今のあなたのステータスです。
ステータスはレベルが上がることによってより詳細な情報を見ることができます。
この世界で生きていくためには、ある程度の強さが必要になるので、頑張ってレベルを上げることから始めましょう。
強くなればそれだけ御家族を探しやすくなります。」
漫画でよくあるような展開だけど、自分で見れるとなんか楽しいな!
ナビさんこれから俺はどうしたらいいのかな?
「お答えします。まずここから1番近い町に移動し、装備を整えてからこの周辺の弱いモンスターを狩猟し、ある程度レベルがあがってから次の町に移動しましょう。」
ここから近い町はどの辺りにあるのかな?
「ここから北西に3キロほど歩いたところにイステリアという町があります。
マップナビを出してみてください。
同じように心の中でマップオープンと唱えてみてください。」
マップオープン!
すると目の前に四角いマップが現れた。
確かに北西の方向に町らしいものが表示されている。
「このマップは周囲5キロまで見ることができます。あとはマスターが歩いてマップを広げる必要があります。」
わかった!ありがとう。
この青くて動いてるのは何かな?
「それはモンスターになります。
この辺りだとゴブリンかスライムでしょう。
数が5匹と多いのでゴブリンの可能性が高く、レオンを襲った魔物の可能性が高いです。
今は光に驚いて逃げてますが、また様子を見にやってくるかもしれません。
今のままでは勝てないのでとりあえず逃げてください。」
ええー?ま、マジで!ど、どうしよ
「大丈夫です。逃走経路及び町までの最短経路を案内します。」
なんて優秀なナビなんだろ!
「それから武器はステータス画面の右上にあるポケットボタン🔘を押してください。
今入ってるのはダガーと木の盾なので、念の為それを取り出して置いてください。」
わかった!ステータスオープン
🔘ポチっとな
押すと武器、防具、素材などの項目に分かれたリストが出てきた。
確かにダガーと木の盾が入っていたので、ナビの案内にしたがってそれらを装備した。
「では案内しますので移動をお願いします。」
よろしくお願いします!
俺は小走りでナビの案内にしたがって、町まで移動した。
ナビのおかげで道中魔物に会うことはなかった。
30分ほど走ってようやく町の門まで到着した。
門には門番が二人いて話しかけてきた。
「よう、この町になんのようだい?」
ナビが心の中で説明してくれる。
「ミトの村からやってきた。
ギルドに用事がある。
冒険者になりたくて登録しにきたと言ってください。」
俺がその通り門番に説明すると、門番は快く門を通してくれた。
「ミトの村とは遠くからきたな。
ギルドで身分証になるカードをくれるから、俺が確認がてら案内してやるよ。
水の町イステリアへようこそ。」
一人がギルドの場所まで案内してくれて、道すがら宿屋と武器、防具屋、道具屋の場所も教えてくれた。
ギルドの中へ入ると人が大勢いてガヤガヤしていた。
門番の一人が案内係に説明してくれたおかげですんなりと登録することができた。
とりあえずレオンの名前で登録した。
その時、登録料が銀貨10枚必要だと言われたが、お金がないことを明かすと溜め息をつきながら銀貨30枚まで貸すことも可能と言われたので30枚借りることにした。
だってお金全くないからね。
宿代と食事代も確保しておかないとな。
そして、一滴血を銀色のカードに垂らすと一瞬光輝き登録が終わったようだ。
最初はFランクから始まるらしい。
まぁこれもゲームや異世界漫画どおりだからすぐに納得することができた。
また最初のナビからの説明で銅貨は1枚以前の世界の100円、銀貨1枚は以前の世界の1万円、金貨は1枚10万円、白金貨は1000万円の価値があると言うことだった。
登録だけで10万て高いよな、とも思ったが身分証明になったり、依頼も受けれること考えたら妥当な金額なのかな?
また月に銀貨1枚の支払いだが、払えなければカードも没収されるらしいので気をつけなければならないな。
また利息は10%らしく銀貨33枚を33回払いで払うことになった。
門番に出来たカードを確認してもらった。
血から犯罪歴などもわかるらしく、問題ないと言うことで門番は帰って行った。
とりあえずすぐにできる依頼がないか確認し、定番の薬草採取とスライムの核10個を受けることにした。
ナビがその程度の依頼なら今のままでもクリアできるとアドバイスしてくれた。
ふぅさっき聞いた宿屋に行ってみよう。
とりあえず少し休憩してから外に行ってみようかな。
絶望しかなかった毎日に比べたらここには希望しかない、早く強くなって家族を探しにいこう。
こうして俺の冒険者生活が幕を開けた。
頭の中に声が響く。
「私は異世界ナビです。異世界初心者のあなたにこの世界のことを説明します。」
これが天使様が言っていた異世界ナビか!
それから時間にしたら1分ほどであったが、数年分の情報が頭の中に入ってきた。
まるで最初から全てを知っていたかのようだ。
この世界の歴史、住んでいる人種、初級魔法の説明、ある程度の素材の説明など基本的な事項を知ることが出来た。
今の自分の姿もナビが見せてくれたが、以前より少し若返っており、顔も違うもののなんとなく前の顔に面影がある感じだ。
ナビからもらった情報によると先に転生してる彩綾と子供達が気がつきやすいように、前の姿に似ている人に転生出来るように天使様が異世界神に頼んでくれたようだ。
この青年の記憶も保持している、名前はレオン、農家の長男だったが農家を継ぐのが嫌で村から出てきて町までの移動中に、魔物に襲われて命を落としたばかりらしい。
傷は転生した時のエネルギー変換で癒てるが、レオン自体は死んでいる。
こいつを襲った魔物は転生した時の光に驚いて逃げたから近くにはいないらしい。
すまん俺がお前の分も生きてやるからな。
「まず、ステータスオープンと心の中で唱えてください。」
ナビに言われるがままにステータスオープンと心の中で唱えてみた。
すると目の前に四角いボードが現れた。
名前 レオン : 佐藤 尊(さとう たける)
レベル1
HP 18
MP 10
力 8
技 5
すばやさ 6
かしこさ 5
攻撃力 8
防御力 5
武器 なし(素手)
防具 普通の服
魔法 なし
道具 マジックバッグ
スキル 異世界共通言語
スキルポイント取得2倍
身体能力向上(2倍)
「これが今のあなたのステータスです。
ステータスはレベルが上がることによってより詳細な情報を見ることができます。
この世界で生きていくためには、ある程度の強さが必要になるので、頑張ってレベルを上げることから始めましょう。
強くなればそれだけ御家族を探しやすくなります。」
漫画でよくあるような展開だけど、自分で見れるとなんか楽しいな!
ナビさんこれから俺はどうしたらいいのかな?
「お答えします。まずここから1番近い町に移動し、装備を整えてからこの周辺の弱いモンスターを狩猟し、ある程度レベルがあがってから次の町に移動しましょう。」
ここから近い町はどの辺りにあるのかな?
「ここから北西に3キロほど歩いたところにイステリアという町があります。
マップナビを出してみてください。
同じように心の中でマップオープンと唱えてみてください。」
マップオープン!
すると目の前に四角いマップが現れた。
確かに北西の方向に町らしいものが表示されている。
「このマップは周囲5キロまで見ることができます。あとはマスターが歩いてマップを広げる必要があります。」
わかった!ありがとう。
この青くて動いてるのは何かな?
「それはモンスターになります。
この辺りだとゴブリンかスライムでしょう。
数が5匹と多いのでゴブリンの可能性が高く、レオンを襲った魔物の可能性が高いです。
今は光に驚いて逃げてますが、また様子を見にやってくるかもしれません。
今のままでは勝てないのでとりあえず逃げてください。」
ええー?ま、マジで!ど、どうしよ
「大丈夫です。逃走経路及び町までの最短経路を案内します。」
なんて優秀なナビなんだろ!
「それから武器はステータス画面の右上にあるポケットボタン🔘を押してください。
今入ってるのはダガーと木の盾なので、念の為それを取り出して置いてください。」
わかった!ステータスオープン
🔘ポチっとな
押すと武器、防具、素材などの項目に分かれたリストが出てきた。
確かにダガーと木の盾が入っていたので、ナビの案内にしたがってそれらを装備した。
「では案内しますので移動をお願いします。」
よろしくお願いします!
俺は小走りでナビの案内にしたがって、町まで移動した。
ナビのおかげで道中魔物に会うことはなかった。
30分ほど走ってようやく町の門まで到着した。
門には門番が二人いて話しかけてきた。
「よう、この町になんのようだい?」
ナビが心の中で説明してくれる。
「ミトの村からやってきた。
ギルドに用事がある。
冒険者になりたくて登録しにきたと言ってください。」
俺がその通り門番に説明すると、門番は快く門を通してくれた。
「ミトの村とは遠くからきたな。
ギルドで身分証になるカードをくれるから、俺が確認がてら案内してやるよ。
水の町イステリアへようこそ。」
一人がギルドの場所まで案内してくれて、道すがら宿屋と武器、防具屋、道具屋の場所も教えてくれた。
ギルドの中へ入ると人が大勢いてガヤガヤしていた。
門番の一人が案内係に説明してくれたおかげですんなりと登録することができた。
とりあえずレオンの名前で登録した。
その時、登録料が銀貨10枚必要だと言われたが、お金がないことを明かすと溜め息をつきながら銀貨30枚まで貸すことも可能と言われたので30枚借りることにした。
だってお金全くないからね。
宿代と食事代も確保しておかないとな。
そして、一滴血を銀色のカードに垂らすと一瞬光輝き登録が終わったようだ。
最初はFランクから始まるらしい。
まぁこれもゲームや異世界漫画どおりだからすぐに納得することができた。
また最初のナビからの説明で銅貨は1枚以前の世界の100円、銀貨1枚は以前の世界の1万円、金貨は1枚10万円、白金貨は1000万円の価値があると言うことだった。
登録だけで10万て高いよな、とも思ったが身分証明になったり、依頼も受けれること考えたら妥当な金額なのかな?
また月に銀貨1枚の支払いだが、払えなければカードも没収されるらしいので気をつけなければならないな。
また利息は10%らしく銀貨33枚を33回払いで払うことになった。
門番に出来たカードを確認してもらった。
血から犯罪歴などもわかるらしく、問題ないと言うことで門番は帰って行った。
とりあえずすぐにできる依頼がないか確認し、定番の薬草採取とスライムの核10個を受けることにした。
ナビがその程度の依頼なら今のままでもクリアできるとアドバイスしてくれた。
ふぅさっき聞いた宿屋に行ってみよう。
とりあえず少し休憩してから外に行ってみようかな。
絶望しかなかった毎日に比べたらここには希望しかない、早く強くなって家族を探しにいこう。
こうして俺の冒険者生活が幕を開けた。
22
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
ゲームのモブに転生したと思ったら、チートスキルガン積みのバグキャラに!? 最強の勇者? 最凶の魔王? こっちは最驚の裸族だ、道を開けろ
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
どこにでもいる平凡なサラリーマン「俺」は、長年勤めていたブラック企業をある日突然辞めた。
心は晴れやかだ。なんといってもその日は、昔から遊んでいる本格的ファンタジーRPGシリーズの新作、『レジェンドオブインフィニティ』の発売日であるからだ。
「俺」はゲームをプレイしようとするが、急に頭がふらついてゲーミングチェアから転げ落ちてしまう。目覚めた「俺」は驚く。自室の床ではなく、ゲームの世界の砂浜に倒れ込んでいたからである、全裸で。
「俺」のゲームの世界での快進撃が始まる……のだろうか⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる