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第9章
第289話
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「初めまして、今代の契約者たる者よ。私の名はヴィヴィアン。湖の乙女の一人よ」(ヴィヴィアン)
「私の名前はエレイン。ヴィヴィアンと同じく湖の乙女の一人よ。よろしくね、今代の契約者さん」(エレイン)
「そして、私はモルガン。ヴィヴィアンやエレインと同じ、湖の乙女の一人。今代の契約者さん、仲良くしましょうね」(モルガン)
「私の名前はカイルと言います。どうぞ、よろしくお願いします」
目の前に立って挨拶をしてくれる、全身から高貴な雰囲気を醸し出す、金髪碧眼の絶世の美女三人。
ヴィヴィアンさんは、高位貴族家を取り仕切るデキる若奥様といった雰囲気の、中性的な顔立ちをしているショートボブの美女。
エレインさんは、ほんわかとしている優しい保育士のお姉さんといった雰囲気の可愛らしい顔立ちをしている、脇腹まで伸びているロングストレートの美女。
そしてモルガンさんは、落ち着いていてもの静かな司書さんといった雰囲気の、凛々しい顔立ちをしている、膝裏まで伸びているロングポニーテールの美女だ。
それにしても、ヴィヴィアンにエレイン、さらにはモルガンとはな。かの有名なアーサー王物語に登場する名であり、ヴィヴィアンにエレインというのは湖の乙女の名だと言われていて、モルガンはケルト神話における女神と同一視されている九人の魔女の一人。
湖の乙女やモルガンは、アーサー王物語の中だけでなく、アニメ・漫画・ゲームなどにおいても、超一流の魔術師として扱われている事が多い存在だ。
そんな存在たちの名を冠する目の前にいる三人の妖精たちは、その名に恥じる事のない超一流の魔術師である様だ。三人の身体から感じられる膨大で濃密な魔力と、それを完全に制御・操作して全身に循環させているという事だけでも、三人の妖精たちがどれだけの腕を持つ魔術師であるのかが分かる。
「リアンノンから、今代の契約者と精霊様たちが里に来ていると聞いてね。精霊様たちとの久々の再会と、今代の契約者に顔見せと挨拶をする為にこの里まで来たという訳なのよ」(モルガン)
「モルガン、私たちはただ顔見せと挨拶に来ただけじゃないのよ。やるべき事を忘れちゃダメ」(エレイン)
「そうですよ。私たちには、アステリア様からの使命があるのですから」(ヴィヴィアン)
「アステリアからの使命?」(黄の精霊)
「あの子が使命を言い渡すなんて珍しいわね」(青の精霊)
「自由を心から愛してるあいつが、誰かに何かを命令するなんて、それこそ何百・何千年ぶりだ?」(赤の精霊)
「そうだな。ヴィヴィアン、ティル・ナ・ノーグで一体何かあったのか?」(緑の精霊)
ティル・ナ・ノーグという言葉に、ライノスさんやオボロさんの事や、ライノスさんとセインさんの会話を思い出す。
確かあの時聞いた話だと、個人個人で好きに生きていた妖精たちを纏め上げ、そこから小さい国々をも纏め上げた事で、大きな一つの国を生み出したという話だった。
そして、その生み出した大きな一つの国の名が、セインさんが言っていたティル・ナ・ノーグだったと記憶している。
だがヴィヴィアンさんの口から出た、アステリアという人物の名前。さらに言えば、少なくとも四桁は生きているであろう妖精であるヴィヴィアンさんたちが、様付けをする様な妖精の中でも高位の存在。
精霊様方もよく知っている仲の良い者で、昔からの長い付き合いである事が分かる。そして、そのアステリアという名の妖精が、妖精国ティル・ナ・ノーグの王であるようだ。
ライノスさんもオボロさんも、自分たちがラノベの主人公みたいな事をいい歳してやっていると自覚してからは、基本的には裏方で動いていたそうだからな。他の国々の妖精同士の橋渡しを積極的に担い、妖精族が一つの纏まりのある種族になれる様に精力的に動き、ティル・ナ・ノーグという国を作り上げていった。
そしてティル・ナ・ノーグという国を建国してからも、あまり表舞台に出る事はせずに、役職や要職に就いた妖精たちを陰から支えていたと聞いている。
精霊様たちの会話から考えて、ティル・ナ・ノーグの王であるアステリアさんは、基本的に命令などをしない自由な王のようだ。
だが、そんな自由な王が命令を下してまで、フェリーク・ジャルダンにヴィヴィアンさんたち三人を向かわせた。この事だけでも、ティル・ナ・ノーグで何か大きな出来事があったというのが、精霊様方だけなく俺にも分かってしまう。
「現在、ティル・ナ・ノーグにとっても妖精族にとっても、非常に厄介な状況になっています」(ヴィヴィアン)
「非常に厄介な状況?」(緑の精霊)
「一体どんな厄介事を抱えているの?」(青の精霊)
緑の精霊様と青の精霊様の言葉に、ヴィヴィアンさんたちは互いの顔を見合わせた後に一度頷き合い、妖精国ティル・ナ・ノーグが今現在抱えている厄介事について、俺にも分かりやすく丁寧に話し始めてくれた。
「妖精族の英知を結集させて生み出した異空間といえども、全てにおいて完璧という訳ではないわ」(ヴィヴィアン)
「異空間内に動植物も生息していれば、魔力溜まりもあるし魔物や魔獣も存在している」(エレイン)
「そして今回問題になっているのが、魔力溜まりから生まれた魔獣の一種ね。時折生まれてくる魔物の中で特に厄介な性質を持つ、妖精喰らいと呼ばれる私たち妖精族の大敵よ」(モルガン)
モルガンさんの妖精喰らいという言葉に空気が一気に重くなり、この場の緊張感が急速に増していく。精霊様方は普段の賑やかで悪戯好きの顔ではなく、世界の均衡を守る者としての真剣な顔になっている。
そしてセインさんもまた、妖精喰らいという言葉を聞いてから雰囲気が真剣なものに変化している。
精霊様方とセインさんの劇的な反応、それだけで妖精喰らいという存在が世界の均衡を崩す可能性のある魔物ということが分かる。
「前の時はそこまでじゃなかった」(黄の精霊)
「今回はどのくらいだ?」(赤の精霊)
精霊様方の問いかけに、ヴィヴィアンさんたちが妖精喰らいの情報を教えてくれる。
「前回の時より強大な個体です」(ヴィヴィアン)
「魔力操作・制御が優れており、各種魔術をより精密に扱います」(エレイン)
「さらには高度な隠形なども併用してくるなど、厄介さが非常に増しています」(モルガン)
妖精族であるヴィヴィアンさんたちが、優れている、厄介だと断言する程の個体か。大敵である妖精喰らいという事を抜きにしても、相当に強い個体の魔物であるというのは理解した。
「被害の方はどう?」(青の精霊)
「現段階では周辺の魔物が多数、……それから下位精霊が何名か喰われています」(エレイン)
下位精霊が喰われたということに怒りの感情が湧き上がる。
だがその怒りを抑え込んで冷静になり、下位とはいえ精霊すらも喰らうことが出来るのは、妖精喰らいという異名が関係していると考える。
「妖精族の方はどうだ?」(緑の精霊)
「国を挙げて調査していますが、幸いにもまだ一人も犠牲者確認できていません」
(モルガン)
「ここに来たのも被害の確認調査の為という事か。アステリアからの使命というのはそれか?」(緑の精霊)
「ええ、そうです」(ヴィヴィアン)
精霊様方は暫し沈黙した後、俺の方をチラリと見る。
俺はその視線に対して頷いて返す。精霊様方が何を考えているかは直ぐに分かった。
「ヴィヴィアン。その調査だが、私たちも協力しよう」(緑の精霊)
「精霊様たちや今代の契約者であるカイルさん、セインやセインの良き友人たちが協力してくれるなら非常に助かります」(ヴィヴィアン)
「ですが、何か御用があってこの里に来ているのですよね?それについてはよろしいので?」(エレイン)
「ああ、問題はないだろう。リアンノンからも少し時間が欲しいと言われている」(緑の精霊)
「リアンノンが……。分かりました。調査の協力に関しては、私たちの方からリアンノンに話を通しておきます。精霊様たち、カイルさん、調査の協力をお願いします」(モルガン)
モルガンさんが右手をそっと差し出す。
俺は三人の顔を見て頷き、同じく右手を差し出して握手を交わした。
「私の名前はエレイン。ヴィヴィアンと同じく湖の乙女の一人よ。よろしくね、今代の契約者さん」(エレイン)
「そして、私はモルガン。ヴィヴィアンやエレインと同じ、湖の乙女の一人。今代の契約者さん、仲良くしましょうね」(モルガン)
「私の名前はカイルと言います。どうぞ、よろしくお願いします」
目の前に立って挨拶をしてくれる、全身から高貴な雰囲気を醸し出す、金髪碧眼の絶世の美女三人。
ヴィヴィアンさんは、高位貴族家を取り仕切るデキる若奥様といった雰囲気の、中性的な顔立ちをしているショートボブの美女。
エレインさんは、ほんわかとしている優しい保育士のお姉さんといった雰囲気の可愛らしい顔立ちをしている、脇腹まで伸びているロングストレートの美女。
そしてモルガンさんは、落ち着いていてもの静かな司書さんといった雰囲気の、凛々しい顔立ちをしている、膝裏まで伸びているロングポニーテールの美女だ。
それにしても、ヴィヴィアンにエレイン、さらにはモルガンとはな。かの有名なアーサー王物語に登場する名であり、ヴィヴィアンにエレインというのは湖の乙女の名だと言われていて、モルガンはケルト神話における女神と同一視されている九人の魔女の一人。
湖の乙女やモルガンは、アーサー王物語の中だけでなく、アニメ・漫画・ゲームなどにおいても、超一流の魔術師として扱われている事が多い存在だ。
そんな存在たちの名を冠する目の前にいる三人の妖精たちは、その名に恥じる事のない超一流の魔術師である様だ。三人の身体から感じられる膨大で濃密な魔力と、それを完全に制御・操作して全身に循環させているという事だけでも、三人の妖精たちがどれだけの腕を持つ魔術師であるのかが分かる。
「リアンノンから、今代の契約者と精霊様たちが里に来ていると聞いてね。精霊様たちとの久々の再会と、今代の契約者に顔見せと挨拶をする為にこの里まで来たという訳なのよ」(モルガン)
「モルガン、私たちはただ顔見せと挨拶に来ただけじゃないのよ。やるべき事を忘れちゃダメ」(エレイン)
「そうですよ。私たちには、アステリア様からの使命があるのですから」(ヴィヴィアン)
「アステリアからの使命?」(黄の精霊)
「あの子が使命を言い渡すなんて珍しいわね」(青の精霊)
「自由を心から愛してるあいつが、誰かに何かを命令するなんて、それこそ何百・何千年ぶりだ?」(赤の精霊)
「そうだな。ヴィヴィアン、ティル・ナ・ノーグで一体何かあったのか?」(緑の精霊)
ティル・ナ・ノーグという言葉に、ライノスさんやオボロさんの事や、ライノスさんとセインさんの会話を思い出す。
確かあの時聞いた話だと、個人個人で好きに生きていた妖精たちを纏め上げ、そこから小さい国々をも纏め上げた事で、大きな一つの国を生み出したという話だった。
そして、その生み出した大きな一つの国の名が、セインさんが言っていたティル・ナ・ノーグだったと記憶している。
だがヴィヴィアンさんの口から出た、アステリアという人物の名前。さらに言えば、少なくとも四桁は生きているであろう妖精であるヴィヴィアンさんたちが、様付けをする様な妖精の中でも高位の存在。
精霊様方もよく知っている仲の良い者で、昔からの長い付き合いである事が分かる。そして、そのアステリアという名の妖精が、妖精国ティル・ナ・ノーグの王であるようだ。
ライノスさんもオボロさんも、自分たちがラノベの主人公みたいな事をいい歳してやっていると自覚してからは、基本的には裏方で動いていたそうだからな。他の国々の妖精同士の橋渡しを積極的に担い、妖精族が一つの纏まりのある種族になれる様に精力的に動き、ティル・ナ・ノーグという国を作り上げていった。
そしてティル・ナ・ノーグという国を建国してからも、あまり表舞台に出る事はせずに、役職や要職に就いた妖精たちを陰から支えていたと聞いている。
精霊様たちの会話から考えて、ティル・ナ・ノーグの王であるアステリアさんは、基本的に命令などをしない自由な王のようだ。
だが、そんな自由な王が命令を下してまで、フェリーク・ジャルダンにヴィヴィアンさんたち三人を向かわせた。この事だけでも、ティル・ナ・ノーグで何か大きな出来事があったというのが、精霊様方だけなく俺にも分かってしまう。
「現在、ティル・ナ・ノーグにとっても妖精族にとっても、非常に厄介な状況になっています」(ヴィヴィアン)
「非常に厄介な状況?」(緑の精霊)
「一体どんな厄介事を抱えているの?」(青の精霊)
緑の精霊様と青の精霊様の言葉に、ヴィヴィアンさんたちは互いの顔を見合わせた後に一度頷き合い、妖精国ティル・ナ・ノーグが今現在抱えている厄介事について、俺にも分かりやすく丁寧に話し始めてくれた。
「妖精族の英知を結集させて生み出した異空間といえども、全てにおいて完璧という訳ではないわ」(ヴィヴィアン)
「異空間内に動植物も生息していれば、魔力溜まりもあるし魔物や魔獣も存在している」(エレイン)
「そして今回問題になっているのが、魔力溜まりから生まれた魔獣の一種ね。時折生まれてくる魔物の中で特に厄介な性質を持つ、妖精喰らいと呼ばれる私たち妖精族の大敵よ」(モルガン)
モルガンさんの妖精喰らいという言葉に空気が一気に重くなり、この場の緊張感が急速に増していく。精霊様方は普段の賑やかで悪戯好きの顔ではなく、世界の均衡を守る者としての真剣な顔になっている。
そしてセインさんもまた、妖精喰らいという言葉を聞いてから雰囲気が真剣なものに変化している。
精霊様方とセインさんの劇的な反応、それだけで妖精喰らいという存在が世界の均衡を崩す可能性のある魔物ということが分かる。
「前の時はそこまでじゃなかった」(黄の精霊)
「今回はどのくらいだ?」(赤の精霊)
精霊様方の問いかけに、ヴィヴィアンさんたちが妖精喰らいの情報を教えてくれる。
「前回の時より強大な個体です」(ヴィヴィアン)
「魔力操作・制御が優れており、各種魔術をより精密に扱います」(エレイン)
「さらには高度な隠形なども併用してくるなど、厄介さが非常に増しています」(モルガン)
妖精族であるヴィヴィアンさんたちが、優れている、厄介だと断言する程の個体か。大敵である妖精喰らいという事を抜きにしても、相当に強い個体の魔物であるというのは理解した。
「被害の方はどう?」(青の精霊)
「現段階では周辺の魔物が多数、……それから下位精霊が何名か喰われています」(エレイン)
下位精霊が喰われたということに怒りの感情が湧き上がる。
だがその怒りを抑え込んで冷静になり、下位とはいえ精霊すらも喰らうことが出来るのは、妖精喰らいという異名が関係していると考える。
「妖精族の方はどうだ?」(緑の精霊)
「国を挙げて調査していますが、幸いにもまだ一人も犠牲者確認できていません」
(モルガン)
「ここに来たのも被害の確認調査の為という事か。アステリアからの使命というのはそれか?」(緑の精霊)
「ええ、そうです」(ヴィヴィアン)
精霊様方は暫し沈黙した後、俺の方をチラリと見る。
俺はその視線に対して頷いて返す。精霊様方が何を考えているかは直ぐに分かった。
「ヴィヴィアン。その調査だが、私たちも協力しよう」(緑の精霊)
「精霊様たちや今代の契約者であるカイルさん、セインやセインの良き友人たちが協力してくれるなら非常に助かります」(ヴィヴィアン)
「ですが、何か御用があってこの里に来ているのですよね?それについてはよろしいので?」(エレイン)
「ああ、問題はないだろう。リアンノンからも少し時間が欲しいと言われている」(緑の精霊)
「リアンノンが……。分かりました。調査の協力に関しては、私たちの方からリアンノンに話を通しておきます。精霊様たち、カイルさん、調査の協力をお願いします」(モルガン)
モルガンさんが右手をそっと差し出す。
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