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第7章
第203話
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この魔術は、他の属性の魔力に変換せず、無属性の魔力のまま、術式を構築したものだ。この武装付与の効果は単純明快で、持てる魔力の全てを、肉体と精神を強化する事に、全振りするというものだ。
さらに、この付与術式は少し特殊で、魔刃を放つといったもの以外の、放出系の魔術を使用出来なくする、という制約を自らに課す代わりに、身体強化や再生など、自身を強化する際の魔力効率を上げる。
その効果は凄まじく、少量の魔力消費で、肉体と精神を、通常の身体強化より何倍も強化する。そして、今の俺の魔力量は、魔力制限術式を、第四階梯まで解除している事もあり、底なしと言ってもいい程だ。そんな、底なしと言っていい程の魔力の全てが、肉体と精神を強化する事のみに集中する。
強大な力を得るには、それ相応の代償が必要だ。
この付与術式の大本となる術式を、最初に考えた時は、ヘクトル爺やルイス姉さん、精霊様方に、欲張り過ぎは良くないと言われた。大本となる術式に求めたものは、肉体と精神を超強化した状態のまま、魔術をポンポンと放てるようにしたいというものである。その当時は、革新的な術式を完成させたと思っていたが、今にして思うと、あれもこれもと欲しがる、子供の様な考え方だったな、と思う。
そんな俺に対して、皆が言ってきたのは、実際に術式を起動してみろ、という事だった。そこで、早速とばかりに発動しようとした所、早々に問題が発覚した。術式をしっかりと構築し、魔力を籠めたにも関わらず、術式は全くと言っていい程反応せず、発動する事はなかった。
その際に言われたのが、等価交換の法則についてだった。そう教えられた時に、ストンと腑に落ちてしまい、皆が欲張り過ぎだといった意味を、ようやく理解できた。そこから試行錯誤を繰り返して、完成させたのが、この術式になる。
放出系の魔術が使えなくなってしまうものの、その代償を打ち消すほどの強大な力を、この身に与えてくれる。
アッシュは深い笑みを浮かべながら、濃密な魔力を練り上げ、循環させ、全身の細胞を活性化させ、身体全体をさらに強化する。錆色の肌がさらに濃くなり、額の角の唐紅も同じく濃くなっていく。そして、手に持つ金砕棒にも魔力が循環し、圧縮され、唐紅がさらに濃くなり、膨大で、暴力的なまでの熱が溢れ出し、周囲に熱波が荒れ狂う。
「さあ、いくぜ‼」(アッシュ)
アッシュは、左脚を一歩前に踏み込み、地面を蜘蛛の巣状に大きく砕き、腰を落として両脚に力を溜めて、爆発的に加速してくる。その移動速度は、獣人たちが、狩りや戦闘の際に扱う歩法である、縮地と呼ばれるものに匹敵する。
対する俺は、意識を集中させ、アッシュの動きの全てを見逃さない様に、その場から微動だにせずに、自然体で待ち構える。
一瞬で、俺との距離を詰めてくる。アッシュは、真正面から仕掛けてきた。そんなアッシュの姿と雰囲気に、ゾクリとしたものを感じる。俺の直感が、振るわれた右薙ぎの一撃は、今まで振るわれてきた幾多の攻撃とは、何かが違うと、警告をガンガン鳴らす。
自分の直感が打ち鳴らす警告を信じて、大きく距離をとって避ける。そして、その直感が正しかった事が証明された。
「《爆砕》」(アッシュ)
静かに、だけれども、自然と響き渡る様な声で、一言告げられる。すると、俺に向けられていた金砕棒の一つの面と、その一つの面に等間隔に並ぶ、正方形の四角推型の突起物に、火属性の魔力が、急速に圧縮されていく。そして、先程までその場に立っていた、俺の頭部の位置を金砕棒が通過し、その後ろにあった一本の太い木に叩き込まれる。
その瞬間、一つの面と、その一つの面に等間隔に並ぶ、正方形の四角推型の突起物に圧縮された、火属性の魔力が一気に膨れ上がって弾け、強力な爆発を起こす。
金砕棒が叩き込まれた一本の太い木は、強力な爆発によって太い幹が砕け折れ、轟音を響かせて、地面に向かって倒れ落ちていく。叩き込まれた箇所は、空気に触れただけでボロボロと崩れてしまう程、完全に炭化してしまっている。
爆発の衝撃と威力だけではなく、爆炎の高火力も併せ持つ、一撃必殺の一振り。この攻撃のために圧縮した魔力量も、アッシュの総魔力量から考えても、少ない魔力量で済んでいると、魔力感知から得た情報から予想出来る。
つまり、この戦闘の中で、今の一撃と同じ攻撃を、何発も放つ事が出来るという事だ。さらに、圧縮する魔力量を増やせば、当然だが、一撃の威力が増す事は、まず間違いないだろう。
〈こうなると、真面に打ち合う事自体が、危険になってくるな。受け止める事も、受け流す事も出来ない。あの一撃を放とうとしている時は、回避する事を優先した方がいいな〉
真面に打ち合えない時と、打ち合える時の見極めをしっかりと行わないと、あの爆発と爆炎を、モロに当てられる。あの程度の魔力量の圧縮で、あの威力だ。さらに魔力量が上がり、爆発と爆炎の威力が上れば、今の俺の再生能力を上回り、致命傷を受けるだろう。
魔力感知の精度と範囲を、最高レベルまで引き上げる。アッシュの魔力の動きを徹底的に感知し、次々と、息吐く間もなく振られるアッシュの技を避けながら、仕掛けられるタイミングを計り、打刀を振るっていく。
再び、金砕棒の一つの面と突起物に、魔力が圧縮していく。だが今度は、接近してくる事なく、その場に立ったまま、目にも止まらぬ速さで、金砕棒を左薙ぎに振るう。
「《爆刃》」(アッシュ)
〈魔刃を飛ばしてきたか‼〉
アッシュは、圧縮した魔力を、爆砕という技として放つのではなく、火属性の魔刃に変換して放ってきた。しかも、ただの魔刃ではない。放たれた魔刃から感じられるものは、爆砕という技と同質のものであり、爆砕と同じ様に、対象に衝突したと同時に、爆発する事が予想出来る。
だが、直接仕掛けて来るよりも、こちらの方が対処しやすい。
〈触れたら爆発するのならば、触れずに斬ってしまえばいい〉
「――――――ハッ‼」
高密度に圧縮した魔力を、打刀の刀身に纏わせ、迫り来る刃に向けて、打刀を左薙ぎに振り抜き、白銀の魔刃を飛ばす。白銀の魔刃は、真っ赤な魔刃に向かい、真っ直ぐに飛んでいく。そして、互いの魔刃が、真正面からぶつかり合う。
ぶつかり合った瞬間に、真っ赤な魔刃を構成する、火属性の魔力が一気に膨れ上がり、勢いよく弾け、強力な爆発を起こす。地面を、半球状に大きく抉り、高温の熱によってガラス状に溶かす。さらに、周囲の木々や岩石にも、爆発と爆炎が及び、木々は消し炭になり、岩石はドロドロに溶け、爆心地一帯の温度が急激に上昇する。
「まだまだ‼――《爆刃連断》」(アッシュ)
アッシュが滑らかに、そして素早く魔力を操作しながら、金砕棒で、連打の嵐を振るい続ける。その一振り一振りから、次々と真っ赤な魔刃が飛ばされ、こちらに迫ってくる。流石と言うべきか、真っ赤な魔刃を構成する魔力の量と質は、寸分違わず同じであり、放たれた全ての魔刃が、先程の真っ赤な魔刃とも、全く同質のものである。
放たれた魔刃は、十以上存在する。つまり、あれだけ広範囲・高威力で爆発した一撃が、狭い範囲内に幾つも存在するという事だ。安易に一つの魔刃を斬り裂けば、爆発の余波で、他の魔刃にどんな影響が出るか分からない。
〈だとするならば、全ての魔刃を、全く同時に斬り裂かなければならない〉
「――――《虚空一閃》」
さらに、この付与術式は少し特殊で、魔刃を放つといったもの以外の、放出系の魔術を使用出来なくする、という制約を自らに課す代わりに、身体強化や再生など、自身を強化する際の魔力効率を上げる。
その効果は凄まじく、少量の魔力消費で、肉体と精神を、通常の身体強化より何倍も強化する。そして、今の俺の魔力量は、魔力制限術式を、第四階梯まで解除している事もあり、底なしと言ってもいい程だ。そんな、底なしと言っていい程の魔力の全てが、肉体と精神を強化する事のみに集中する。
強大な力を得るには、それ相応の代償が必要だ。
この付与術式の大本となる術式を、最初に考えた時は、ヘクトル爺やルイス姉さん、精霊様方に、欲張り過ぎは良くないと言われた。大本となる術式に求めたものは、肉体と精神を超強化した状態のまま、魔術をポンポンと放てるようにしたいというものである。その当時は、革新的な術式を完成させたと思っていたが、今にして思うと、あれもこれもと欲しがる、子供の様な考え方だったな、と思う。
そんな俺に対して、皆が言ってきたのは、実際に術式を起動してみろ、という事だった。そこで、早速とばかりに発動しようとした所、早々に問題が発覚した。術式をしっかりと構築し、魔力を籠めたにも関わらず、術式は全くと言っていい程反応せず、発動する事はなかった。
その際に言われたのが、等価交換の法則についてだった。そう教えられた時に、ストンと腑に落ちてしまい、皆が欲張り過ぎだといった意味を、ようやく理解できた。そこから試行錯誤を繰り返して、完成させたのが、この術式になる。
放出系の魔術が使えなくなってしまうものの、その代償を打ち消すほどの強大な力を、この身に与えてくれる。
アッシュは深い笑みを浮かべながら、濃密な魔力を練り上げ、循環させ、全身の細胞を活性化させ、身体全体をさらに強化する。錆色の肌がさらに濃くなり、額の角の唐紅も同じく濃くなっていく。そして、手に持つ金砕棒にも魔力が循環し、圧縮され、唐紅がさらに濃くなり、膨大で、暴力的なまでの熱が溢れ出し、周囲に熱波が荒れ狂う。
「さあ、いくぜ‼」(アッシュ)
アッシュは、左脚を一歩前に踏み込み、地面を蜘蛛の巣状に大きく砕き、腰を落として両脚に力を溜めて、爆発的に加速してくる。その移動速度は、獣人たちが、狩りや戦闘の際に扱う歩法である、縮地と呼ばれるものに匹敵する。
対する俺は、意識を集中させ、アッシュの動きの全てを見逃さない様に、その場から微動だにせずに、自然体で待ち構える。
一瞬で、俺との距離を詰めてくる。アッシュは、真正面から仕掛けてきた。そんなアッシュの姿と雰囲気に、ゾクリとしたものを感じる。俺の直感が、振るわれた右薙ぎの一撃は、今まで振るわれてきた幾多の攻撃とは、何かが違うと、警告をガンガン鳴らす。
自分の直感が打ち鳴らす警告を信じて、大きく距離をとって避ける。そして、その直感が正しかった事が証明された。
「《爆砕》」(アッシュ)
静かに、だけれども、自然と響き渡る様な声で、一言告げられる。すると、俺に向けられていた金砕棒の一つの面と、その一つの面に等間隔に並ぶ、正方形の四角推型の突起物に、火属性の魔力が、急速に圧縮されていく。そして、先程までその場に立っていた、俺の頭部の位置を金砕棒が通過し、その後ろにあった一本の太い木に叩き込まれる。
その瞬間、一つの面と、その一つの面に等間隔に並ぶ、正方形の四角推型の突起物に圧縮された、火属性の魔力が一気に膨れ上がって弾け、強力な爆発を起こす。
金砕棒が叩き込まれた一本の太い木は、強力な爆発によって太い幹が砕け折れ、轟音を響かせて、地面に向かって倒れ落ちていく。叩き込まれた箇所は、空気に触れただけでボロボロと崩れてしまう程、完全に炭化してしまっている。
爆発の衝撃と威力だけではなく、爆炎の高火力も併せ持つ、一撃必殺の一振り。この攻撃のために圧縮した魔力量も、アッシュの総魔力量から考えても、少ない魔力量で済んでいると、魔力感知から得た情報から予想出来る。
つまり、この戦闘の中で、今の一撃と同じ攻撃を、何発も放つ事が出来るという事だ。さらに、圧縮する魔力量を増やせば、当然だが、一撃の威力が増す事は、まず間違いないだろう。
〈こうなると、真面に打ち合う事自体が、危険になってくるな。受け止める事も、受け流す事も出来ない。あの一撃を放とうとしている時は、回避する事を優先した方がいいな〉
真面に打ち合えない時と、打ち合える時の見極めをしっかりと行わないと、あの爆発と爆炎を、モロに当てられる。あの程度の魔力量の圧縮で、あの威力だ。さらに魔力量が上がり、爆発と爆炎の威力が上れば、今の俺の再生能力を上回り、致命傷を受けるだろう。
魔力感知の精度と範囲を、最高レベルまで引き上げる。アッシュの魔力の動きを徹底的に感知し、次々と、息吐く間もなく振られるアッシュの技を避けながら、仕掛けられるタイミングを計り、打刀を振るっていく。
再び、金砕棒の一つの面と突起物に、魔力が圧縮していく。だが今度は、接近してくる事なく、その場に立ったまま、目にも止まらぬ速さで、金砕棒を左薙ぎに振るう。
「《爆刃》」(アッシュ)
〈魔刃を飛ばしてきたか‼〉
アッシュは、圧縮した魔力を、爆砕という技として放つのではなく、火属性の魔刃に変換して放ってきた。しかも、ただの魔刃ではない。放たれた魔刃から感じられるものは、爆砕という技と同質のものであり、爆砕と同じ様に、対象に衝突したと同時に、爆発する事が予想出来る。
だが、直接仕掛けて来るよりも、こちらの方が対処しやすい。
〈触れたら爆発するのならば、触れずに斬ってしまえばいい〉
「――――――ハッ‼」
高密度に圧縮した魔力を、打刀の刀身に纏わせ、迫り来る刃に向けて、打刀を左薙ぎに振り抜き、白銀の魔刃を飛ばす。白銀の魔刃は、真っ赤な魔刃に向かい、真っ直ぐに飛んでいく。そして、互いの魔刃が、真正面からぶつかり合う。
ぶつかり合った瞬間に、真っ赤な魔刃を構成する、火属性の魔力が一気に膨れ上がり、勢いよく弾け、強力な爆発を起こす。地面を、半球状に大きく抉り、高温の熱によってガラス状に溶かす。さらに、周囲の木々や岩石にも、爆発と爆炎が及び、木々は消し炭になり、岩石はドロドロに溶け、爆心地一帯の温度が急激に上昇する。
「まだまだ‼――《爆刃連断》」(アッシュ)
アッシュが滑らかに、そして素早く魔力を操作しながら、金砕棒で、連打の嵐を振るい続ける。その一振り一振りから、次々と真っ赤な魔刃が飛ばされ、こちらに迫ってくる。流石と言うべきか、真っ赤な魔刃を構成する魔力の量と質は、寸分違わず同じであり、放たれた全ての魔刃が、先程の真っ赤な魔刃とも、全く同質のものである。
放たれた魔刃は、十以上存在する。つまり、あれだけ広範囲・高威力で爆発した一撃が、狭い範囲内に幾つも存在するという事だ。安易に一つの魔刃を斬り裂けば、爆発の余波で、他の魔刃にどんな影響が出るか分からない。
〈だとするならば、全ての魔刃を、全く同時に斬り裂かなければならない〉
「――――《虚空一閃》」
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