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第7章
第161話
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今日も美味しい食事をいただいて、俺は良い気分のまま、食後の休憩でのんびりしていると、王女様が一つの提案をしてきた。
「カイルさん、この後はダンジョンに潜って、実戦的な鍛錬をしたいと思っているんです。一緒に附いてきてもらえますか?」(シュリ)
俺は、附いていくかどうかよりも、シュリ第二王女が、危険なダンジョンに潜ってもいいのか、と思ったので、アトル第一王子とザリス第二王子に視線を向ける。二人の王子は、俺の視線に対して、特に何かを思うわけでもなく、頷いて了承を示す。それどころか、シュリ第二王女に向けて、楽しんでおいでとばかりに、微笑んでいる。
広大な王都コンヤには、小さいものから大きいものまで、ダンジョンが幾つかある。俺が、この前潜ったダンジョンは、低規模なダンジョンで、最高階層が十五階層のものだ。特殊な環境や、特殊な異常状態にかかることもない、洞窟タイプのダンジョンだ。出現する魔物も、ゴブリンやコボルトが中心で、十階層からは、オークやストーンゴーレムなどの、少し強い魔物も出現する。
このダンジョンは、獣王国で冒険者になった若者たちが、最初に挑むダンジョン。他の依頼で貯めたお金で装備を新調し、このダンジョンで出てくる魔物の素材や、出現する魔道具や魔鉱石を手にして戻ってくる。それらを売って、さらに装備を強化して、再びダンジョンに潜っていく。ここは、そういった若い冒険者にとっての、一種の登竜門の様な存在だ。そうして潜り続け、堅実に成長した冒険者は、大成し、自分たちよりも下の、後輩たちの憧れになっていく。
シュリ第二王女様も、二人の兄王子の賛成に、嬉しそうにしている。本当にいいのかと、エルバさんを見る。エルバさんは諦めた様子で、仕方ないといった感じでいる。アトル第一王子と、ザリス第二王子は、シュリ第二王女に甘いらしい。まあ、甘くとも、兄弟同士が仲が良いのは良い事だ。王族で、仲の悪い兄姉の行く末なんて、容易に想像が出来る。そうなると、国も荒れるし、国民も巻き込まれる可能性も出てくる。周囲に他国が存在すると、攻め込まれる好機と見られる事もあるだろう。
「では、準備してきます。カイルさんは、門の所でお待ちください。エルバ、行きますよ」(シュリ)
「はい、姫様。カイルさん、少々お待ちください」(エルバ)
「……分かりました。門の方で待ってるので、ゆっくりと、見落としがない様に、準備をしてください」
俺の言葉にエルバさんが頷いて、シュリ第二王女と共に、食堂を出ていく。すると、アトル第一王子とザリス第二王子の雰囲気が、真剣なものに変わる。そこには、可愛い妹を甘やかす兄ではなく、一国の長である、王族の覇気を纏う王子たちがいる。
「カイル、分かっているとは思うが……」(アトル)
「分かっています。傷一つ、とは約束できませんが、危なそうなら、無理やりにで連れて帰ってきますよ。どうやら、騒がしい連中がいるようですしね」
「………騒がしい連中か。日を追うごとに、一部の騎士団長たちが、父上に身辺警護の件について、考え直す様に進言しに来ている」(ザリス)
「さらには、母上たちにも、同じ様に進言しに来ている様だ。今日も、朝から来ていた様でな。しかも、内容が少し変わっていてな。シュリの様な、年の若い王族などには、まだ身辺警護が必要なのでは?とな」(アトル)
「もしかして、襲撃事件の事で、騒がしい騎士たちが、息巻いているんですか?」
「その様だ。我々がいれば、こんな事にはならなかったなどと、発言している様だ。エルバたちも騎士ではあるが、どちらかというと、私設の騎士団に分類される」(アトル)
「それも、シュリが自分で選んだ者たちが、集まった騎士団になる。貴族出身の者もいれば、市井の中から見つけ出した、類い稀なる才能を持った者もいる。この私設騎士団の設立に関しては、当時も今も、不平をいう者が一定数いる。そこに来て、今回の襲撃を防げなかった事があり、‟本物”の騎士団が守るべきだとな」(ザリス)
「随分な自信ですね。実際に戦闘した身から言わせてもらえば、襲撃者たちは、相当な腕でしたよ。恐らくは、誰か子飼いの暗殺者たちでしょうね」
「やはり、そうか」(アトル)
「まあ、そうなるか」(ザリス)
「相手が何か仕掛けてきても、それを喰い破ってでも、連れ帰りますよ」
「「よろしく頼む」」
「はい、任せてください」
二人の王子と共に、俺は食堂を出る。アトル第一王子は執務があり、ザリス第二王子は国が主導で行っている、様々な事業の現場へ視察に向かう。三人とも食堂を出て、それぞれの方向に向かって移動を始めた。
一人になった途端に、俺に対して、いい感情を抱いていない騎士たちが、睨みつける様に見てくる。その睨みつけている騎士たちを、また別の騎士たちが睨みつけている。俺を睨みつけている騎士たちが、恐らくは黒幕側の騎士たちで、その騎士たちを睨みつけているのが、王族側の騎士たちになるのだろう。
〈‟本物”…ねぇ。何をもって、本物と言っているのか知らないが、騎士がそんな目で、人を睨みつけるんじゃないと言いたいね〉
そんな風に思いながら、一旦借りている部屋に戻る。女性の支度には時間がかかる。その点に関しては、地球だろうと、異世界だろうと変わらない。俺は、部屋に置いてきた真っ黒の羽織の袖に腕を通し、同じく真っ黒のマフラーを首に巻いて、ベットに立てかけて置いた打刀を手に取り、腰に差して部屋を出る。この羽織とマフラーは、狐人族の里にいる、玉藻さんと葛の葉さんからの贈り物だ。
カナロア王国からメリオスに帰ってきた時に、俺の部屋に、真っ白い小さい狐がポンッと現れた。その真っ白な狐は、俺を認識すると、異空間から少し大き目の袋を取り出し、俺の目の前にフワフワと浮かせて渡してきた。俺が、慎重に罠がないかの確認を終えた後に、その袋を手に取ると、真っ白い狐が再びポンッと消えてしまった。何だったんだと、袋の口を開いて中身を確認したら、入っていたのが、真っ黒の羽織とマフラー、そして、綺麗に折りたたまれた手紙だった。
書かれていた内容によると、羽織は玉藻さんが、マフラーは葛の葉さんが、それぞれ作ってくれたらしい。何か、個人的なお礼をしたかったという事で、日常使いが出来るものとして、作って送ってくれたのだ。そして、二人が作ってくれたのは、ただの羽織とマフラーではなかった。俺が毎日着ている、エルフの里の服装を模した特注の服の様に、温度調節や浄化などの様々な機能を備えた、特別な品だった。俺は、お礼の念話を玉藻さんと葛の葉さんに送り、大事に着させてもらっている。
最後に、各種問題がないのかの確認をして、部屋を出る。今、俺が借りている部屋には、鍵の役割を果たす術式が組み込まれており、部屋の使用者の魔力を登録する事で、一部の権限を持つ者以外には、開けられない様になっている。この部屋には、鍵をかけて部屋を出ると、自動的に浄化をかけてくれる様になっており、メイドさんたちが入らなくても大丈夫な様にしてある。ベットメイキングなども、浄化が発動すると同時に、綺麗に整えてくれているらしい。シュリ第二王女にコッソリと聞いた所によると、遥か昔に、ブラウニーの者たちと交渉して、この術式を組んでもらったらしい。それを聞いて、大いに納得した。ブラウニーほど、この分野に精通した専門家はいないからな。
王城の門にたどり着くが、シュリ第二王女やエルバさんの姿は、やはり見えない。
〈さて、王女様たちが来るまでは、のんびりとしておきますか〉
「カイルさん、この後はダンジョンに潜って、実戦的な鍛錬をしたいと思っているんです。一緒に附いてきてもらえますか?」(シュリ)
俺は、附いていくかどうかよりも、シュリ第二王女が、危険なダンジョンに潜ってもいいのか、と思ったので、アトル第一王子とザリス第二王子に視線を向ける。二人の王子は、俺の視線に対して、特に何かを思うわけでもなく、頷いて了承を示す。それどころか、シュリ第二王女に向けて、楽しんでおいでとばかりに、微笑んでいる。
広大な王都コンヤには、小さいものから大きいものまで、ダンジョンが幾つかある。俺が、この前潜ったダンジョンは、低規模なダンジョンで、最高階層が十五階層のものだ。特殊な環境や、特殊な異常状態にかかることもない、洞窟タイプのダンジョンだ。出現する魔物も、ゴブリンやコボルトが中心で、十階層からは、オークやストーンゴーレムなどの、少し強い魔物も出現する。
このダンジョンは、獣王国で冒険者になった若者たちが、最初に挑むダンジョン。他の依頼で貯めたお金で装備を新調し、このダンジョンで出てくる魔物の素材や、出現する魔道具や魔鉱石を手にして戻ってくる。それらを売って、さらに装備を強化して、再びダンジョンに潜っていく。ここは、そういった若い冒険者にとっての、一種の登竜門の様な存在だ。そうして潜り続け、堅実に成長した冒険者は、大成し、自分たちよりも下の、後輩たちの憧れになっていく。
シュリ第二王女様も、二人の兄王子の賛成に、嬉しそうにしている。本当にいいのかと、エルバさんを見る。エルバさんは諦めた様子で、仕方ないといった感じでいる。アトル第一王子と、ザリス第二王子は、シュリ第二王女に甘いらしい。まあ、甘くとも、兄弟同士が仲が良いのは良い事だ。王族で、仲の悪い兄姉の行く末なんて、容易に想像が出来る。そうなると、国も荒れるし、国民も巻き込まれる可能性も出てくる。周囲に他国が存在すると、攻め込まれる好機と見られる事もあるだろう。
「では、準備してきます。カイルさんは、門の所でお待ちください。エルバ、行きますよ」(シュリ)
「はい、姫様。カイルさん、少々お待ちください」(エルバ)
「……分かりました。門の方で待ってるので、ゆっくりと、見落としがない様に、準備をしてください」
俺の言葉にエルバさんが頷いて、シュリ第二王女と共に、食堂を出ていく。すると、アトル第一王子とザリス第二王子の雰囲気が、真剣なものに変わる。そこには、可愛い妹を甘やかす兄ではなく、一国の長である、王族の覇気を纏う王子たちがいる。
「カイル、分かっているとは思うが……」(アトル)
「分かっています。傷一つ、とは約束できませんが、危なそうなら、無理やりにで連れて帰ってきますよ。どうやら、騒がしい連中がいるようですしね」
「………騒がしい連中か。日を追うごとに、一部の騎士団長たちが、父上に身辺警護の件について、考え直す様に進言しに来ている」(ザリス)
「さらには、母上たちにも、同じ様に進言しに来ている様だ。今日も、朝から来ていた様でな。しかも、内容が少し変わっていてな。シュリの様な、年の若い王族などには、まだ身辺警護が必要なのでは?とな」(アトル)
「もしかして、襲撃事件の事で、騒がしい騎士たちが、息巻いているんですか?」
「その様だ。我々がいれば、こんな事にはならなかったなどと、発言している様だ。エルバたちも騎士ではあるが、どちらかというと、私設の騎士団に分類される」(アトル)
「それも、シュリが自分で選んだ者たちが、集まった騎士団になる。貴族出身の者もいれば、市井の中から見つけ出した、類い稀なる才能を持った者もいる。この私設騎士団の設立に関しては、当時も今も、不平をいう者が一定数いる。そこに来て、今回の襲撃を防げなかった事があり、‟本物”の騎士団が守るべきだとな」(ザリス)
「随分な自信ですね。実際に戦闘した身から言わせてもらえば、襲撃者たちは、相当な腕でしたよ。恐らくは、誰か子飼いの暗殺者たちでしょうね」
「やはり、そうか」(アトル)
「まあ、そうなるか」(ザリス)
「相手が何か仕掛けてきても、それを喰い破ってでも、連れ帰りますよ」
「「よろしく頼む」」
「はい、任せてください」
二人の王子と共に、俺は食堂を出る。アトル第一王子は執務があり、ザリス第二王子は国が主導で行っている、様々な事業の現場へ視察に向かう。三人とも食堂を出て、それぞれの方向に向かって移動を始めた。
一人になった途端に、俺に対して、いい感情を抱いていない騎士たちが、睨みつける様に見てくる。その睨みつけている騎士たちを、また別の騎士たちが睨みつけている。俺を睨みつけている騎士たちが、恐らくは黒幕側の騎士たちで、その騎士たちを睨みつけているのが、王族側の騎士たちになるのだろう。
〈‟本物”…ねぇ。何をもって、本物と言っているのか知らないが、騎士がそんな目で、人を睨みつけるんじゃないと言いたいね〉
そんな風に思いながら、一旦借りている部屋に戻る。女性の支度には時間がかかる。その点に関しては、地球だろうと、異世界だろうと変わらない。俺は、部屋に置いてきた真っ黒の羽織の袖に腕を通し、同じく真っ黒のマフラーを首に巻いて、ベットに立てかけて置いた打刀を手に取り、腰に差して部屋を出る。この羽織とマフラーは、狐人族の里にいる、玉藻さんと葛の葉さんからの贈り物だ。
カナロア王国からメリオスに帰ってきた時に、俺の部屋に、真っ白い小さい狐がポンッと現れた。その真っ白な狐は、俺を認識すると、異空間から少し大き目の袋を取り出し、俺の目の前にフワフワと浮かせて渡してきた。俺が、慎重に罠がないかの確認を終えた後に、その袋を手に取ると、真っ白い狐が再びポンッと消えてしまった。何だったんだと、袋の口を開いて中身を確認したら、入っていたのが、真っ黒の羽織とマフラー、そして、綺麗に折りたたまれた手紙だった。
書かれていた内容によると、羽織は玉藻さんが、マフラーは葛の葉さんが、それぞれ作ってくれたらしい。何か、個人的なお礼をしたかったという事で、日常使いが出来るものとして、作って送ってくれたのだ。そして、二人が作ってくれたのは、ただの羽織とマフラーではなかった。俺が毎日着ている、エルフの里の服装を模した特注の服の様に、温度調節や浄化などの様々な機能を備えた、特別な品だった。俺は、お礼の念話を玉藻さんと葛の葉さんに送り、大事に着させてもらっている。
最後に、各種問題がないのかの確認をして、部屋を出る。今、俺が借りている部屋には、鍵の役割を果たす術式が組み込まれており、部屋の使用者の魔力を登録する事で、一部の権限を持つ者以外には、開けられない様になっている。この部屋には、鍵をかけて部屋を出ると、自動的に浄化をかけてくれる様になっており、メイドさんたちが入らなくても大丈夫な様にしてある。ベットメイキングなども、浄化が発動すると同時に、綺麗に整えてくれているらしい。シュリ第二王女にコッソリと聞いた所によると、遥か昔に、ブラウニーの者たちと交渉して、この術式を組んでもらったらしい。それを聞いて、大いに納得した。ブラウニーほど、この分野に精通した専門家はいないからな。
王城の門にたどり着くが、シュリ第二王女やエルバさんの姿は、やはり見えない。
〈さて、王女様たちが来るまでは、のんびりとしておきますか〉
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