1 / 1
選挙の女
しおりを挟む
「バンザーイ!、バンザーイ!」
スタッフ・支援者の歓喜の万歳が響くなか、高井景子はダルマの両目に墨を入れた。自身の目からは大粒の涙が溢れていた。横では、景子を支えてきた、夫で秘書の卓も泣いていた。
「えー、こちら北関東八区、民衆党・高井景子選挙事務所です。先ほど当確が出まして、ご覧のとおり、今、喜びと興奮に沸きかえっているところです。高井景子さん、泣いています…」
TVの女性記者が甲高い声でレポートをしていた。
「えー、準備ができたようなので、早速、共同インタビューを行います。景子さん、ご主人も、さ、こちらへ」
景子と卓は、スタッフに背中を押され、マイクの林立するお立ち台に上がった。
「では、幹事局である大湾岸TVの工藤によるインタビューを始めます。高井景子さん、まずは、おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。皆様方のおかげです」
景子が手を振り、横では卓がしきりにお辞儀を繰り返していた。
「大変な選挙戦となりましたが、やはり公認争いに関わるスキャンダルが影響したと思われますか?」
記者は、聞かれたくないことを真っ先に聞いてきた。いや、一般の関心、好奇もこの一点にあるのだろう。逃げることはできなかったし、もう逃げる必要もない。景子は卓夫と目を合わせ、覚悟を決めた。
「はい」
「ということは、つまりあのスキャンダル、民衆党の公認を得るために小川幹事長と寝た、というのは事実なんですか?、あの流出画像はご本人に間違いないのですか?」
記者は、景子のあっけない返答にさらに念を押した。
「…はい、事実です」
景子の凛とした態度に周りがシンとするなか、報道各社のカメラのシャッターが響き、ストロボが激しく閃光していた。
「そ、それは、ご自分から、所謂、枕営業を仕掛けた、ということなんですか?」
「い、いえ…。夫はかつて小川先生の秘書でしたので、そのよしみで、公認のお願いに先生の事務所へ伺ったのです…」
景子は少し上気してきた。
「ところが、先生からは、もう公認する候補を別の方に決めたから、と断られたのです。私達は、そこをなんとか、と食い下がりました。そしたら先生は…」
「景子さんの身体を要求したのですね?」
景子が話を詰まったところで、記者がせっかちにフォローした。
「…はい。私はびっくりして、流石にそれは無理です、と申し上げました。夫も隣におりましたし…。でも、夫が、…僕はかまわない、君の将来の可能性を広げてみてはどうか、と背中を押してくれて…」
景子の証言に記者は驚き、卓に確認を求めた。
「え!、ご主人がむしろ勧めたのですか?」
卓はもう割り切っていた。
「はい…。正しい政治を全うするには何かを犠牲にしなくてはならない。小川先生の以前からの教えでした。これで政界に出られるのであれば、景子にとっても充分価値のある代償だと思いました」
「ご主人は辛くなかったのですか?」
「無論、愛する妻が他人に抱かれるのですから…、とても辛いことでした。でも、相手が尊敬する小川先生でしたので…」
景子は夫の言葉を聞きながら、止まらなくなった涙を拭っていた。
「その場でした。先生の事務所のソファーで…」
「ご主人はそのときは?」
再び質問が卓に振られた。
「先生に、お前はこれで撮影しろ、とデジカメを渡されて…、様子をずっと撮影していました…」
「え?、では問題となったあの流出画像は?」
「ええ…、先生のPCがハッキングされて、出回ってしまったらしいのです…」
卓は肩を落とした。報道陣がざわめいた。
「なるほど…、それはご災難でしたね…。景子さん、小川幹事長との性交渉の内容は如何でしたか?」
記者は本題を景子に振った。
「端的に申して、とても凄かったです…」
「それは、モノがですか?、それとも行為がですか?」
「どちらもです」
下賎な質問にも景子は逃げずに即答した。
「行為は、具体的にはどのように進んだのですか…?」
「…先生はとてもお忙しい方ですが、きちんと前戯をされました。まず、スーツの上から…私の色々なところを摩ったり揉んだり…」
流石に景子は恥ずかしくなってきた。
「色々なところとは?」
「む、胸や…、腰や、お尻や…、あそことか…」
「どうでした?」
若い記者は興味津々であった。
「…すごく、…とても凄かったんです…」
「どのように?」
「…私も、夫も、性生活には淡白でして…、特に私は、…それまで、感じる、という経験がありませんでした。…でも先生の指の動きは、とても繊細で…、私の感じやすいポイントをすぐ察知されて…、身体中が感電したようになって…いつのまにか喘いでいました…。ホントに凄い刺激だったんです…」
景子はみるみる真っ赤に染まった。
「幹事長の責めは更に続いたんですよね?」
「ええ、わ、先生は私が上気してしまったのを見て、暑いだろう、と私の纏っていたものを脱がせました…。ショーツだけにされた時、私は自分のあそこがとんでもなく濡れていることに気づきました…。ショーツのあそこの部分が…、びしょびしょで変色していることを、先生に指摘されたのです…」
「幹事長は何かおっしゃってました?」
「旦那にあまりかまってもらってないから、こんなに溜まっちゃったんだろう…、と。私、恥ずかしくて…、夫にも申し訳なくて…」
「ご主人は、そのときどう思われました?」
記者は矛先を卓に向けた。
「い、いや…、妻があれだけ興奮したところは初めて見ましたし…、先生の巧みさに驚くと同時に…、改めて自分の不甲斐無さを認識しました」
記者は頷き、再び景子にマイクを向けた。
「そしていよいよ、幹事長は、本当の行為に及んだ訳ですよね?」
「はい…。濡れて重くなったショーツを脱がせ、先生は私を抱きかかえるようにソファーに寝かせました。そして自らズボンだけお脱ぎになって…、私に被さって来られました。先生は、全裸の私の、ありとあらゆる部分を…、揉んだり、舐めたり…、されました…」
「どんな感じでした?」
「ホントに凄い刺激で…、身体が勝手にヒクヒク痙攣したみたいになって…、身悶えしてしまって…、訳が分からなくなってしまいました…、あうう…」
流石に、景子はとてつもない羞恥に襲われ、涙声になっていた。
「ご主人は、そんな奥様をご覧になってどう思いました?」
「…美しい、と思いました…。女性の感情の全てを曝け出し…、喘ぐ妻に…、なんというか欲情を覚えました…」
記者も興奮していた。頷きながらどもりがちに景子に尋ねた。
「か、幹事長は、ち、ちん…、つまり、自分のモノを景子さんに…、挿入なさったんですよね?」
「はい…、先生は、大きく固くなったご自身を…、私のあそこへあてがいました…。私は、その時もう、性への欲望が抑えきれず…、自分から…腰を浮かして…迎え入れました…。久しぶりの、擦過をあそこに感じて…、私は仰け反って嬌声をあげてしまいました…、くうう…」
景子は片手で顔を覆う仕草をして涙を拭った。
「幹事長の動きはどうでした?」
「先生は…、私の腰を抱えるようにして、激しく上下に動かれました…。私の色々なところを、揉んだりしながら…。私は、もう駄目になって…、何度も…、ええ…、何度も何度も、いってしまいました…、あわわあああ…」
若い女性記者にとっても、余り凄絶な告白だった。記者は知らぬ目にマイクを持たぬほうの手を、自分の乳房にあてがっていた。泣き崩れかけた景子に配慮し、記者は卓にマイクを向けた。
「全てをご覧になっていたご主人、如何でした?、その時の奥様は?」
「…はい、…妻は、発狂したように、泣き叫ぶように…嬌声を上げて…、全身を、両足をくねらせて…、感情の発露を、抑えららないようでした…」
「どのような…、声を、上げられていたのですか?」
「あーあー、とか、くわー、とか、いくー、とか…。妻は家では声を上げたことがなかったので…、驚きました…」
「悔しくは無かったですか?、自分以外の男性によって、いかされていまう妻を見るのは…」
「い、いえ…、むしろ、自分の未熟を恥じました…。先生には感謝さえしております」
涙を拭い、落ち着きを取り戻した景子に、記者またマイクを向けた。
「幹事長は、…その、射精のほうはされたんですか?」
「先生は、私に…、今日は大丈夫な日なのか?と尋ねました。私、知らぬ間に、ハイと答えていたようで…。先生は一層腰使いを激しくして…、そして私の中に…、膣内に…、凄い量を…、発射されました…。ううう…。私は瞬間にその刺激を感じて…、またいってしまって…、大きく跳ね上がって…、一瞬、気を失ってしまいました…、あううう…」
記者は今度は手を、自らの股間に添えていた。
「幹事長の発射は、一回だけでしたか?」
「い、いえ…。その後も、短い時間でしたが…、ありとあらゆる格好を私にさせて…、三回…、私に発射されました。私、それまで正常位しか経験が無く…、その格好自体にも興奮してしまい…、また何度もいってしまったんです…、うう…」
「あらゆる格好というのは?」
「後ろからとか、横向きで足を開かされて、とか…、先生の上に乗せられて、とか…。恥ずかしくて、本当に凄くて…、」
もやは周囲の報道陣も絶句していた。
「…い、いま、…あらためてご自身の今回のご経験を、どう総括されますか?」
景子は、恥ずかしさと涙を堪えながら、きっとした表情でマイクに向かった。
「私は…、自分の行いに誇りを持っています。全てが終わった後、放心状態となった私の横で、先生は公認証書にポンポンッと印鑑を押してくださいました。私はその時、確信したのです。前へ行ける、皆様方のお役に立てる、と。これも全て、先生と、夫と、そしご支援をいただいた方々のお陰です」
景子は卓と、お互い涙で潤んだ目を見つめ合い、そしてしっかりと抱き合った。
スタッフ・支援者の歓喜の万歳が響くなか、高井景子はダルマの両目に墨を入れた。自身の目からは大粒の涙が溢れていた。横では、景子を支えてきた、夫で秘書の卓も泣いていた。
「えー、こちら北関東八区、民衆党・高井景子選挙事務所です。先ほど当確が出まして、ご覧のとおり、今、喜びと興奮に沸きかえっているところです。高井景子さん、泣いています…」
TVの女性記者が甲高い声でレポートをしていた。
「えー、準備ができたようなので、早速、共同インタビューを行います。景子さん、ご主人も、さ、こちらへ」
景子と卓は、スタッフに背中を押され、マイクの林立するお立ち台に上がった。
「では、幹事局である大湾岸TVの工藤によるインタビューを始めます。高井景子さん、まずは、おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。皆様方のおかげです」
景子が手を振り、横では卓がしきりにお辞儀を繰り返していた。
「大変な選挙戦となりましたが、やはり公認争いに関わるスキャンダルが影響したと思われますか?」
記者は、聞かれたくないことを真っ先に聞いてきた。いや、一般の関心、好奇もこの一点にあるのだろう。逃げることはできなかったし、もう逃げる必要もない。景子は卓夫と目を合わせ、覚悟を決めた。
「はい」
「ということは、つまりあのスキャンダル、民衆党の公認を得るために小川幹事長と寝た、というのは事実なんですか?、あの流出画像はご本人に間違いないのですか?」
記者は、景子のあっけない返答にさらに念を押した。
「…はい、事実です」
景子の凛とした態度に周りがシンとするなか、報道各社のカメラのシャッターが響き、ストロボが激しく閃光していた。
「そ、それは、ご自分から、所謂、枕営業を仕掛けた、ということなんですか?」
「い、いえ…。夫はかつて小川先生の秘書でしたので、そのよしみで、公認のお願いに先生の事務所へ伺ったのです…」
景子は少し上気してきた。
「ところが、先生からは、もう公認する候補を別の方に決めたから、と断られたのです。私達は、そこをなんとか、と食い下がりました。そしたら先生は…」
「景子さんの身体を要求したのですね?」
景子が話を詰まったところで、記者がせっかちにフォローした。
「…はい。私はびっくりして、流石にそれは無理です、と申し上げました。夫も隣におりましたし…。でも、夫が、…僕はかまわない、君の将来の可能性を広げてみてはどうか、と背中を押してくれて…」
景子の証言に記者は驚き、卓に確認を求めた。
「え!、ご主人がむしろ勧めたのですか?」
卓はもう割り切っていた。
「はい…。正しい政治を全うするには何かを犠牲にしなくてはならない。小川先生の以前からの教えでした。これで政界に出られるのであれば、景子にとっても充分価値のある代償だと思いました」
「ご主人は辛くなかったのですか?」
「無論、愛する妻が他人に抱かれるのですから…、とても辛いことでした。でも、相手が尊敬する小川先生でしたので…」
景子は夫の言葉を聞きながら、止まらなくなった涙を拭っていた。
「その場でした。先生の事務所のソファーで…」
「ご主人はそのときは?」
再び質問が卓に振られた。
「先生に、お前はこれで撮影しろ、とデジカメを渡されて…、様子をずっと撮影していました…」
「え?、では問題となったあの流出画像は?」
「ええ…、先生のPCがハッキングされて、出回ってしまったらしいのです…」
卓は肩を落とした。報道陣がざわめいた。
「なるほど…、それはご災難でしたね…。景子さん、小川幹事長との性交渉の内容は如何でしたか?」
記者は本題を景子に振った。
「端的に申して、とても凄かったです…」
「それは、モノがですか?、それとも行為がですか?」
「どちらもです」
下賎な質問にも景子は逃げずに即答した。
「行為は、具体的にはどのように進んだのですか…?」
「…先生はとてもお忙しい方ですが、きちんと前戯をされました。まず、スーツの上から…私の色々なところを摩ったり揉んだり…」
流石に景子は恥ずかしくなってきた。
「色々なところとは?」
「む、胸や…、腰や、お尻や…、あそことか…」
「どうでした?」
若い記者は興味津々であった。
「…すごく、…とても凄かったんです…」
「どのように?」
「…私も、夫も、性生活には淡白でして…、特に私は、…それまで、感じる、という経験がありませんでした。…でも先生の指の動きは、とても繊細で…、私の感じやすいポイントをすぐ察知されて…、身体中が感電したようになって…いつのまにか喘いでいました…。ホントに凄い刺激だったんです…」
景子はみるみる真っ赤に染まった。
「幹事長の責めは更に続いたんですよね?」
「ええ、わ、先生は私が上気してしまったのを見て、暑いだろう、と私の纏っていたものを脱がせました…。ショーツだけにされた時、私は自分のあそこがとんでもなく濡れていることに気づきました…。ショーツのあそこの部分が…、びしょびしょで変色していることを、先生に指摘されたのです…」
「幹事長は何かおっしゃってました?」
「旦那にあまりかまってもらってないから、こんなに溜まっちゃったんだろう…、と。私、恥ずかしくて…、夫にも申し訳なくて…」
「ご主人は、そのときどう思われました?」
記者は矛先を卓に向けた。
「い、いや…、妻があれだけ興奮したところは初めて見ましたし…、先生の巧みさに驚くと同時に…、改めて自分の不甲斐無さを認識しました」
記者は頷き、再び景子にマイクを向けた。
「そしていよいよ、幹事長は、本当の行為に及んだ訳ですよね?」
「はい…。濡れて重くなったショーツを脱がせ、先生は私を抱きかかえるようにソファーに寝かせました。そして自らズボンだけお脱ぎになって…、私に被さって来られました。先生は、全裸の私の、ありとあらゆる部分を…、揉んだり、舐めたり…、されました…」
「どんな感じでした?」
「ホントに凄い刺激で…、身体が勝手にヒクヒク痙攣したみたいになって…、身悶えしてしまって…、訳が分からなくなってしまいました…、あうう…」
流石に、景子はとてつもない羞恥に襲われ、涙声になっていた。
「ご主人は、そんな奥様をご覧になってどう思いました?」
「…美しい、と思いました…。女性の感情の全てを曝け出し…、喘ぐ妻に…、なんというか欲情を覚えました…」
記者も興奮していた。頷きながらどもりがちに景子に尋ねた。
「か、幹事長は、ち、ちん…、つまり、自分のモノを景子さんに…、挿入なさったんですよね?」
「はい…、先生は、大きく固くなったご自身を…、私のあそこへあてがいました…。私は、その時もう、性への欲望が抑えきれず…、自分から…腰を浮かして…迎え入れました…。久しぶりの、擦過をあそこに感じて…、私は仰け反って嬌声をあげてしまいました…、くうう…」
景子は片手で顔を覆う仕草をして涙を拭った。
「幹事長の動きはどうでした?」
「先生は…、私の腰を抱えるようにして、激しく上下に動かれました…。私の色々なところを、揉んだりしながら…。私は、もう駄目になって…、何度も…、ええ…、何度も何度も、いってしまいました…、あわわあああ…」
若い女性記者にとっても、余り凄絶な告白だった。記者は知らぬ目にマイクを持たぬほうの手を、自分の乳房にあてがっていた。泣き崩れかけた景子に配慮し、記者は卓にマイクを向けた。
「全てをご覧になっていたご主人、如何でした?、その時の奥様は?」
「…はい、…妻は、発狂したように、泣き叫ぶように…嬌声を上げて…、全身を、両足をくねらせて…、感情の発露を、抑えららないようでした…」
「どのような…、声を、上げられていたのですか?」
「あーあー、とか、くわー、とか、いくー、とか…。妻は家では声を上げたことがなかったので…、驚きました…」
「悔しくは無かったですか?、自分以外の男性によって、いかされていまう妻を見るのは…」
「い、いえ…、むしろ、自分の未熟を恥じました…。先生には感謝さえしております」
涙を拭い、落ち着きを取り戻した景子に、記者またマイクを向けた。
「幹事長は、…その、射精のほうはされたんですか?」
「先生は、私に…、今日は大丈夫な日なのか?と尋ねました。私、知らぬ間に、ハイと答えていたようで…。先生は一層腰使いを激しくして…、そして私の中に…、膣内に…、凄い量を…、発射されました…。ううう…。私は瞬間にその刺激を感じて…、またいってしまって…、大きく跳ね上がって…、一瞬、気を失ってしまいました…、あううう…」
記者は今度は手を、自らの股間に添えていた。
「幹事長の発射は、一回だけでしたか?」
「い、いえ…。その後も、短い時間でしたが…、ありとあらゆる格好を私にさせて…、三回…、私に発射されました。私、それまで正常位しか経験が無く…、その格好自体にも興奮してしまい…、また何度もいってしまったんです…、うう…」
「あらゆる格好というのは?」
「後ろからとか、横向きで足を開かされて、とか…、先生の上に乗せられて、とか…。恥ずかしくて、本当に凄くて…、」
もやは周囲の報道陣も絶句していた。
「…い、いま、…あらためてご自身の今回のご経験を、どう総括されますか?」
景子は、恥ずかしさと涙を堪えながら、きっとした表情でマイクに向かった。
「私は…、自分の行いに誇りを持っています。全てが終わった後、放心状態となった私の横で、先生は公認証書にポンポンッと印鑑を押してくださいました。私はその時、確信したのです。前へ行ける、皆様方のお役に立てる、と。これも全て、先生と、夫と、そしご支援をいただいた方々のお陰です」
景子は卓と、お互い涙で潤んだ目を見つめ合い、そしてしっかりと抱き合った。
0
お気に入りに追加
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
覗いていただけだったのに
にのみや朱乃
青春
(性的描写あり)
僕の趣味は覗きだ。校舎裏で恋人同士の営みを覗き見するのが趣味だ。
今日はなんとクラスメイトの田中さんがやってきた。僕はいつも通りに覗いていたのだが……。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本
しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。
関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください
ご自由にお使いください。
イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる