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成人向け設定アダルトモードについて】
 20歳以上のユーザー様であれば任意で開放できるモードです。ONにしていただくと残酷・暴力表現、性描写がレーティングに沿った物へ変化します。これらは個別に設定することが出来ます。
 利用規約にも御座いますが、この設定をONにした際に起こったいかなる損害・恥辱に対し、運営は責任を負いかねます。予めご了承ください。
 またアダルトモードではホーム・宿・娼館といった特定の場所でのアバターの衣服を脱ぐことが出来ます。選択していただいた性別にそった性器・乳首・肛門描写が追加されます。実際の性別と異なるものを選択された方につきましては、直ぐに思うような快感を得られない場合があります。(※時間経過や回数などで解決することがありますが、個人差があります。)
 特定の場所ではアダルトモードをONにしている場合、任意のBGMを流すことが出来ます。また、ダンジョンやフィールド内にも特殊エリアとして設けてあることがあります。そこではモンスターが一切出現しなくなりますが、プレイヤーや一部NPCノンプレイヤーキャラクターのアクセスを制限するものではありません。
 アダルトモードの性描写における設定項目は『分泌液の量』『痛覚』『感度』等で、全年齢設定のものとは別に設定していただけます。(性器や胸部の大きさはアバター初期設定に含まれますので、アダルトモードでは設定できません。)
 また、残酷・暴力表現と性描写全てをONにしている場合、好感度により凌辱イベントが発生することがあります。ご注意ください。
    ――『箱庭生活』チュートリアルより抜粋




 やったー! ついに ねんがんの ホームを てに いれたぞ!

 ということでこのVRMO『箱庭生活』に初ログインして今日で8ヶ月と少し。早々にラズと出会ったから二人で一生懸命討伐クエストこなしてお使いイベントとかもやったりして、装備優先、回復アイテムは出来るだけ控えて『命大事に』を合言葉に頑張ってきた。(プレイヤーは兎も角、相棒パートナーの蘇生ってのはアイテムで行えないし、面倒な手順を踏まねばならず、費用も馬鹿にならない高さなのだ。だから相棒を愛玩動物的に戦闘に参加させず大事にするユーザーも少なくない。)
 ホームを持ったのは【海】サーバーにある港町。波の音が聞こえるし窓から海辺も臨めるいい場所だ。だからまあ、高かったんだけど。
 ラズには相談して了承も得た。命を救ったと思われているせいか、ラズは私に対して恩を感じていてこういうことには余り口を出さないから相談ってほどのことではなかったけど。まあ私と一緒ならどこでもいいって言ってくれたしね! 嘘を言うタイプじゃないから素直にうれしかったね!
 これでついにアダルトモードも解禁できるというもの! 娼館じゃその都度ゲーム内通貨が必要だし、宿は壁が薄い。フィールドやダンジョンなんてもってのほかだ。だから気兼ねなく楽しむにはホームしかなかった。相棒も出来たことだし、ログイン中しかここにいない私は兎も角、ラズには必要かなって思ったのもある。

 さて、ホームにはいくつか増設・増築できる設備がある。その他台所、風呂、寝室、トイレなどなど、部屋も素材から自分でカスタマイズできるのだ。ランクも様々あって、私はラズの意見も聞きつつ、暫定的に設定を終えたばかりだった。ちなみに今はラズをお風呂に行かせている最中だったりする。私の身体は所詮アバターなので入る必要はない。
 つまり、男の身体を知るなら今がチャンス、ということだ。
 いそいそとズボンを外してベッドに座る。ベッドボードに枕を押し付けて、そこにもたれるようにして胡坐をかいた。
(うわっ……毛が! 生えてる! そりゃそうか……へえ、ふにふにだな)
 しげしげと眺めて、手に取ってみる。しばらく手の中で弄んでみるも、特に変化は見られない。そういやアダルトモードの個別設定弄ってなかったなあ。
 設定ウィンドウを呼びだして、いろいろ試してみる。ええと、精液の量は多め、痛いのは嫌だからあんまり感じないように。感度は高すぎると怖いから、気持ち高めくらいで。
 設定を適用して戻る。うーん、とはいえ、男のオナニーってどんなもんかなって思ったものの、特別ムラムラしているわけじゃないし、何かこう、ソノ気になるものってないかな……。それ関連のアイテムは基本リアルマネー投入しないと揃えられないからノータッチだ。ってことで、本とか映像とかは望めそうにないから頼りになるのは頭の中の、つまり妄想なんだけど……身体が男だからって、女の人とあはんうふんしたいってわけでもないし。結局私の中身は女なわけだから、妄想するとなると男に攻められることになるのかな。……え? 男に弄られて喘いじゃうみたいな?
 それはどうなの、と思いつつも手ごろな相手(ただし脳内)がいない。……近場だと、ラズ……とか?
 いやいや、ラズはよき相棒だし! それに万が一知られたら気まずいじゃん……。オナニー自体はラズも雄なんだし理解はあると思うけど、ラズでシコってました、とかばれたら最悪相棒解消されちゃうじゃん……それは嫌だ。
 でもラズの腕の中が心地いいのは確かだ。人型の時は勿論だし、狼の時だってあったかくって癒される。きりっとした顔に、たくましい身体。女だったらドキドキするだろう。アバターが男だからラズはかけがえのない相棒だって意識が抜けないけど、女だったらこう、ときめくようなロマンスがあったかもしれない。ラズ、かっこいいからなあ。声も低くて落ち着いているし、私はラズの声も気に入っている。そんなラズに迫られたら……いや、私相手だと思うからアレなだけで、たとえばラズが女の人といたしてるところとかならあんまり罪悪感もないか! あ、我ながらいい案かも?
 ……。いや、でもラズって硬派っていうか、ラズと恋愛沙汰って結びつかない……。どうしよう。
 困った末、取り敢えず女の時と同じくまず胸を弄ってみることにした。うん。取り敢えず弄ってたらその気になるかなって。その気になったらなんか適当に脳内で誰かに攻められたらいいや。どこの誰とも知らぬスケベ親父にトイレに連れ込まれてとかやりようはある。
 そう思いながらそっと乳首に親指を滑らせる。筋肉の設定はそこまでムキムキにしてないから、そこまで厚みがあるわけじゃない。
「っ……」
 乳首は少しだけ硬くなっていて、親指が引っ掛かるときゅんとした快感が走った。それが胸から股間へ届き、男性器の付け根がむずむずする。これはイケるかも。
 左手は性器に、右手は左乳首を弄りながら、快感を掴むために集中する。親指で引っかけて、潰して、摘んで、痛みがあんまり感じない割りに感度はそこそこあるから、ついリアルよりもぐりぐりと力を込めてしまう。
「……っ、ん……」
 乳首を抑えて円をえがくようにくりくり刺激を与えていると、少し性器が反応した。意識が乳首からそっちへそれる。指先を添えるようにして、ピストン運動をしてみる。ちょっと気持ちいい、かも。
(うわ……皮ってこんな動くんだ……)
 根元に寄せると亀頭がぷっくり顔を出す。逆に先端へ寄せると、皮の中にすっぽり収まってしまう。あ、これあの、包茎手術の看板の意味わかるわ。すごい。あれ、あのニット素材のハイネックで顔の下半分を隠してるヤツね。男性的には一発で理解できちゃう感じだったんだね。新発見だ。
 そんな取り留めもないことを考えながら手を替えて、今度は右手で性器を弄って、左手で右の乳首を弄ってみる。
「ぁ、っふ……」
 ぴくりと身体が跳ねた。むくり、と性器が手の中で大きくなる。ぐり、と陰茎を親指でこすると、続けて鈍い快感が走った。どくんどくんと脈打つのが分かる。熱を持っているのも。
 少し力を強めてピストンしてみる。あ、気持ちいい。亀頭を撫でるとぴりっとした刺激が走って、自然と背中が丸まった。クリトリスのいいところみたいな感じだ。ちょっと強すぎかも。
「んっ……は、……」
 しっかりと勃起し始めた陰茎を握って、ちょっと力を込めて扱く。また少し大きく、硬くなった感じがする。
 ぴく、ぴく、と快感が走る度に腰が揺れて、乳首をつまんでぐりぐり。どんどん扱く手が早くなる。
(あっ……やだ、トイレ、行きたい……これ……っ)
 息が荒くなってくる。走った後みたいなのじゃなくて、息を殺しつつも乱れてると言うか。
 気持ちいい。気持ちいいけど、おしっこが出ちゃいそうでなんだかどうしていいか分からない。でも、もっと気持ちよくなりたくて手が止まらない。
 女だったらどっちかっていうと奥に溜まって溜まって、きゅうううって締まって吸い取るような感じだったのに、こっちは出したい、出ちゃう、ってなって、トイレを我慢して感じてるみたいな錯覚を起こしそう。
(……ぁ、でも……きもちい、いっ……)
 腕が少しだるい。だるいけど、もうこのままイってしまいたい。
 腕全部を使ってもっと強く、大胆に手を動かす。乳首まで気が回らない。完全に性器の方へ意識が移る。排泄欲求が強くなって、でも手を緩めて快感の波をやり過ごすと身体がびくびく震えて、気持ちいいのが強くなる。それを何度か繰り返すと、だんだん声が漏れそうになってきて、私は少し怖いながらもトイレで出す時みたいに放尿する覚悟を決めた。
(あっ、でる、でちゃう、イっちゃう!)
「……っ! は、んんっ……!!!」
 身体が強張って、思い切って股間の力を緩めると、びゅく! と精液が飛び出たのが見えた。量を多くと設定したせいか、性器が脈打つのと一緒に何度も出てくる。その度に快感がじわじわ広がって、すごく気持ちが良い。つい腰が揺れてしまう。
(イっちゃった……)
 余韻に浸りつつ、直ぐに萎むわけじゃないんだなあと思いつつ性器を愛撫する。腰を揺らしていたせいか、最初の体勢よりも随分ずるずると下がってしまっていた。
 後戯ってわけじゃないけど、何となく乳首も弄って快感が引いていくまで暫くくったりとベッドの上に足を投げ出し、また気分が盛り上がらないうちに手を放した。性器に添えていた方の手は精液で汚れていて、なんとなく舐めてみた。……うん、見事に味がしない。なんていうんだろう、痰を口の中で持て余してる感じだ。飲み込むことはできるからそのまま飲み下す。残り、どうしよ。処理に困るなあ。ティッシュ要るわ。出来るだけ速やかに手に入れとこう。もしかしたら、もしかしたらだけどラズも使うかもしれないしね。うん。
(……ってそうだ! ラズ! まだお風呂かな!? やっば、早い所どうにかして片付けよう!)
 堪能するように言ったものの、ラズの入浴時間とか予想できない!
 慌てて起き上がり、インベントリから素材の布きれを出して素早く拭き取る。下着とズボンを穿いて、念のため窓を開けておいた。ラズの嗅覚がどんなもんかは分からないけど一応ね、一応。
 やたら乱れきったシーツも綺麗に整えて、一息つく。よし、まだラズは入ってこないしセーフかな。

 ……後に一部始終を見られていたことなんて全く知らずに、私は一人達成感にため息をついたのだった。



*********************



 ラズは信じられない思いで立ち尽くしていた。
 今見ていたものもそうだが――なにより、クリスが自慰に耽っているのを見て、それに触発されてしまうなんて、と。
 目にしたのは偶然だった。風呂に入るよう促されたものの、熱い湯に長く浸かるのは好まなかったのでかなり早い時間で湯浴みを済ませて寝室へ戻った時、それに出くわした。その衝撃は計り知れなかった。

 クリスはラズにとって命の恩人である。クリスに出会うまでラズはただの獣だった。群れを抜けて番いを探していたのだが、ある時森の中で罠にかかり、殺されそうだったところをクリスに拾われた。
 クリスから怪我を治され、ラズという名を与えられた時からラズはクリスのものになった。少なくともラズはそう思っている。
 名付けのイベント儀式が済めば、ラズは人の形を取る方法も、多くの人間の知識も、クリスが異世界からやってきた特異な存在プレイヤーであることも知った。
 クリスは不思議な存在だった。顔立ちや体つきは整ってこそいるものの確かに青年だというのに、振る舞いは何処か幼ささえ感じて少年のようだったし、何気ない言動は男を匂わせなかった。
 快活で素直な好青年。よく笑いよくはしゃぐ。楽しそうな姿はラズには眩しかった。そんなクリスに手を引かれるのが面映ゆくもあった。クリスの隣は心地よく、番を求めていたのは既に過去のこととなり、クリスの隣で日々を過ごすこと以上の充足があることなど考えられなかった。
 クリスはスキンシップが激しいのか、ラズの姿が獣であろうと人であろうと良く触れたがった。そこに性的な色は無く、親愛や友愛というような好意しか見えなかった。少なくとも、ラズから見たクリスはそうだった。
 当のラズはと言えば、しばらく共に過ごすうちに言いようのない齟齬を感じていた。どこからどうみてもクリスは人間で男性だというのに、そう見えないのだ。
 それまでもころころと良く笑う姿が可愛い、愛しいと思ったり、守ってやりたくなったりすることは度々あった。けれどラズはそれを訝んだりすることはなく、恩もあり、広い意味での愛情を惜しみなく与えてくれるクリスにそういった想いを抱くのはごく自然なことだと思っていた。
 それがクリスの自慰を覗いてしまったことで違うのだと、否応なしに気付いてしまったのだ。
 みだらに身体をくねらせるクリスの姿と荒い息。時折漏れる甘い嬌声。
 間違いなくラズはクリスのそんな姿を見て興奮していたし、同時に、クリスの中に雌を見出していた。

 雄に盛るのではない。雌の代わりに雄を性の対象とするのでもない。人の形をとれるようになった今、性交渉などしようと思えばいくらでもできる。それこそ性など問わずに。欲求だけがあったとして、人間社会の中には然るべき場所があり、そこへ行けば満たせる。その程度のものだ。そしてラズは今までいっそ首を傾げてしまうほどに、その手の欲求を他者へ向けたことは無かった。

 いけない、という自責の念以上に、相棒と呼んで無上の信頼を置いてくれている相手に対する裏切りにも似た感情に対し、罪悪感は容赦なく襲いかかった。
 これは、外に出してはいけないものだ。
 胸を締め付けるような苦しさに喘ぎながら、ラズは吐精したため汚れた手を洗う為風呂場へ戻り、臭いを消すためにシャワーを被った。
 ラズを夢中にさせた熱は過ぎ去り、今は寧ろ彼の心を冷やす。
 焼きついたように離れないクリスの姿と声が、いつまでもラズの頭の中を回っていた。




 ――散々苦しみ、悩み、まさか相談するにもできないままその後約一年を過ごしたラズは、後に振り返ってみて頭を抱える程度には迷走した。具体的には、男が男と性欲を満たす場を提供していると噂の酒場へ赴き情報を収集したり、また時には見ず知らずの男に相談してみたりといった具合に。
 ラズが真剣に悩んでいるのを茶化す者や、ここは相談所ではないと眉を顰める者も居たが、幾人かはラズの話に耳を傾け、忌憚のない意見を言ってくれた。『お前はここに来るような種類の奴ではないから、ここがどういう場所か分かっているのなら二度と来るな』と、はっきりと。
 ラズもまた男たちと話すにつけ、とても欲情はしなかったためにクリスが特別なのだと結論付けた。はっきりと誘惑されたこともあったが、心はピクリともしなかったことはラズを勇気づけた。そうしたところで、当初の悩みは何も解決していないことに気づくのだが。
 同性を性の対象とするか否かにかかわらず、特定の、唯一の相手がいるのであれば確かにあの酒場に足を運ぶのは間違っている。それを痛感したラズはまた一人で考え込むことになったのだが、結局思い悩んだ末に膨らみ続ける気持ちに耐えかねて全てをクリスにぶつけることで彼の葛藤は終わりを迎えた。幸いにもそのおかげでいろいろと関係や認識が変わり、劇的な一夜から三ヶ月ほど経った今も二人はまだ共にいる。
 ラズの告白の後、肌を重ねた次の朝。クリスから告げられた言葉は忘れられるものではなかった。
「黙ってた……というか、言う必要がなかったから言わなかったんだけど、俺、中身女だから。自分の世界じゃ身も心も文句なしに女だから。だから、ラズが俺を女だと思っても仕方ないと思う。あんまり真剣に男になりきってたわけじゃなかったし、その辺りを本能的に感じてたのかもな」
 鼻が良いな、と笑まれた時の、空白の心境。そこからじわじわと戸惑いが広がり、その後を追いかけるように安堵が流れ出た。
 側に居てもいいのかと訊ねると、クリスはキョトンとした後、ラズの好きな笑顔を見せた。
「こんなちぐはぐなクリスオレでもいいなら」
「お前でなければ嫌だ」
 口をついて出た言葉は思いの外鋭くなってしまい、困ったように眉尻を下げたクリスはそれでも、ラズを拒絶することはなかった。それどころか
「それでいいなら、二人の時くらいは女になろうかな。体はどうしたって男だけど、女としてなら、ラズのことは……その、そういう意味で好きになりそうだし。っていうか、もうなってるっぽいし」
 そんなことまで、照れたように呟いて。
 そうして、二人の関係は恋人へ変化した。話し合いに区切りがついた後、クリスが「やべえこれ好感度MAXイベントかよアダルトモード半端ねえな」と独り言ちていたが、ラズには何のことかわからなかった。



 クリスが『二人の時くらいは』と言った通り、ホームにいる時や別サーバーの宿に宿泊する時、クリスは恋人としてのスキンシップを受け入れ、また応えた。フィールドやダンジョンで野営することがあると、照れがあるのかなんなのか頑なに拒んだが。
 クリスが一番リラックスするのは当然ホームにいる間で、それはラズの心に大きなショックを与えた自慰の件からも伺えた。良くも悪くも、普段、そういう方面への隙がないのだ。クリスが無意識にそうしているのかは分からなかったが、ホームにいる間のクリスはあの日見たまま、快楽に対しても素直なのだった。
 ホームですることというと限られている。アイテムの整理だとか、拡張した設備によっては調合だの鍛治だのも行うことができる。
 クリスはホームを持つことそのものが目的だったのかほぼそういったことはしなかったが、ラズとしては睦み合う時間が多いのは喜ばしいことだった。
「っと、あ、ラズ? なに……ん……っ、ぅ、ふぁ……」
 台所でなにやら料理をしていたクリスを後ろから抱きすくめ、上半身をひねって振り返ったところを口付ける。吸って、舐めて、舌を絡ませ合うと、クリスの下腹部はすぐに熱を持った。
 ラズがクリスを求める時、クリスが拒絶することはほぼない。曰く、「気持ちいいから」だそうだ。クリスがラズにじゃれつき、そのうち気持ちが昂りまぐわうこともある。
「ん……らず、」
 唇を合わせながら、ラズの腕の中でクリスが身をよじる。それを許すと、ラズと向かい合わせになったクリスが改めてラズの腰を引き寄せた。
 股間をすり合わせ、お互いの欲を煽る。
「……料理、いいのか?」
 口づけの合間にそう言うと、クリスはうっとりしたまま器用に眉を寄せて
「意地悪……」
 言いながら、ラズの腰に回した手で尻尾の付け根を揉み解すように触れ、ラズを震えさせた。
「っん……いいなら、いい」
 下腹部で暴れる快感をやり過ごし、ラズはクリスのズボンのベルトへ手をかけた。が、即座にクリスに止められる。
「っちょ、ここではやだ」
 する時は寝室で、となにかクリスなりに決め事でもあるのか、クリスは必ず寝室でしたがった。クリスが行為に集中できるのであればラズとしても文句はない。
「分かった」
 ラズはクリスを担ぎ上げると、早々に寝室へと場所を移した。

 寝室のドアを閉め、ベッドまで行くのさえ惜しいとばかりにクリスを下ろすと、正面から抱きしめながら形のいい尻を両手で揉みしだく。時折後ろから肛門付近に指を滑らせると、クリスの身体はわかりやすく反応した。
「あっ……」
 クリスはラズの服を掴み、今度こそラズがベルトを外しても、抵抗せずじっとラズの動作が終わるのを待った。その間にもラズはクリスの首筋や鎖骨に吸い付き、愛撫の手は止めない。
 親指を引っ掛けて下着ごとズリ下ろすと、すでにクリスのペニスは硬くなっていた。
「勃つの早ぇな」
「……ラズが上手いだけだろ」
「褒めてるのか?」
「ばか」
 クリスは拗ねたように呟きラズの頬を軽くつねるが、痛いはずもない。抱き上げ、今度こそベッドへ下ろす。ラズはまるで主人に仕える従者のごとき丁寧さでクリスの靴を脱がせ、服も取り払った。あっという間に下半身を剥かれたクリスは、羞恥からか膝を合わせて胸元へと引き寄せた。
「クリス」
 名を呼びながら、ラズはこめかみに唇を寄せ、頭を撫でる。指通りのいい髪に触れながら足の力が抜けるのを待った。
 徐々に力が抜け、クリスの足が下がって行くのを見計らって声をかける。大人しくそれに従って四つん這いになるクリスを見下ろしながら、ラズもまたおざなりに靴を脱いでベッドへ上がった。
「下、向いて」
「ん」
 照明に照らされたクリスの身体はシミもなく、肛門でさえ綺麗なものだった。薄く色づくそこはこれからラズに触れられるのを分かっているからか、時折きゅ、とすぼんで見せる。
「かわい……」
 両手を尻に置いて、そのまま優しく左右に開く。親指で肛門付近を撫でると、クリスの口から甘い吐息が漏れた。
「あぅ……っ」
 本来の役割をこなしたことのないそこに舌を這わせる。散々嬲ってくすぐって、キスを混ぜながらそっと狭い穴の中に舌を差し込む。指ともペニスとも異なるその感触に、クリスはじっとしたまま口から断続的に嬌声を漏らした。
「っぁ、ぁあぅ、……っうん……ん、ぁ……は、ぁあん……んんっ……あ、ふ……」
 ラズの唾液に塗れたそこは、控えめなリップ音も淫靡な水音へ変える。
「やぁっ……も、らずぅ……ちょうだい」
 いつまで経っても穴の外と浅い場所ばかり愛されることに焦れたクリスが堪らず強請った。ラズはそこでようやく口を離し、たっぷりと指を唾液で濡らすとそっと、人差し指を入れた。
「っ……は、……くぅん……」
 途端、望みのものを咥え込んだ穴の中が嬉しそうにラズの指をより奥へと招き入れる。痛みもないようで、ラズの指が穴の中を解すように動くのを気持ち良さそうに感じていた。
 クリスを淫らにしているのが他でもない自分自身だということに、ラズはいつも興奮を隠しきれない。回数を重ねる度にラズを覚えて悦ぶ、ひたすら快感に従順な身体。
 思えば、男に挿入されるということそれ自体に対してクリスは最初から嫌悪や戸惑いは無かったようだ。それはクリスが言ったように、中身が女だったからなのだろう。全ては後付けかもしれないが。
 愛おしさと、乱暴にしてそれでもよがる姿を見たいという衝動がない交ぜになり、それもまたラズを煽った。
 クリスが用意した専用のローションを手に取り、唾液で濡れそぼり光る穴へ与える。唾液よりよほど滑りのいいその感触に、クリスが堪らず声を上げるのはもはや仕方のないことと言えた。
「ぁああああっ」
 クリスの声は甘さを増し、行為が進むにつれ甲高いものへと変わる。
 穴から聞こえる水音はラズの指が増え、その手つきが大胆になるごとに大きくなり、クリスの耳を犯した。
「なぁ……聞こえるか? すげえ音……ここもだいぶ解れてきたし。今、俺の指で開かれてるの、分かるか?」
「……っ!!! はっ、はっ……いじ、…わるっ……! っふ、くぅ……っ、おく、もっ……して、よぉ……!」
「いいぞ」
「ふっ、ぁあああああっ」
  求められるまま指を突っ込む。クリスの良いところを外すことなく押してやり、指先で擦った。
「ああっ……ん、ぅ…ぁ、ああっ」
「ほら、奥まで入った。……余裕だな?」
 初めて身体を開いたときのクリスの肛門は、今よりは固く閉ざされていた。初めてだと言っていたこともあり緊張もあっただろうが、一度快感を覚えてしまえば期待せずにはいられないのか、クリスの身体は貪欲に快楽を貪ろうとよりいやらしく変わってきていた。
「ラズが、っ、い、つも……っ、したがる、から……!」
「俺の所為か? まあそうかもな。……でも、クリスだっていつも欲しがるだろ? こことか」
「あぁんっ!」
 解すことに重きを置くラズの指が、クリスを感じさせるために最も欲しがっている場所を刺激する。クリスは悲鳴のような嬌声を上げて、それからすすり泣くようにラズを振り返った。
「もうっ……っ、ラズ、きて……入れて……っ 今のトコ、ラズで触ってっ」
「ほらな」
 意地悪く口角を吊り上げている自覚はあったが、ラズは自分のベルトを緩めて下着の中から勃起して反り立つペニスを取り出すと、優しくクリスの身体をひっくり返してその膝裏に腕を引っかけ、ベッドへ手をついた。そうして、クリスに口づける。クリスは恥ずかしそうにしながらも口づけに応え、ラズの首に腕を回した。
「じゃあ、入れるぞ」
「ん……いいよ」
 腰を動かして亀頭をクリスの肛門に擦り付ける。その先端がローションに塗れたのを確認すると、ラズはゆっくりペニスをクリスの中へ押し込んだ。陰茎がローションと馴染み、滑りが良くなるように小刻みに抜き差しを繰り返す。
「んっ、んっ……ぁ、あっ」
「クリス……かわいい」
 唇をすり合わせながら、切なげな顔をして喘ぐクリスにラズの熱もペニスへ集中する。根元まで深く入り込むと、クリスは力を抜くために大きく息を吐いた。
「……全部、入った」
「ああ」
「……やっぱ、ラズのが一番気持ちいい……奥まで当たるし、おっきくて、いっぱい擦れて」
 うっとりとした顔と声で言われ、ラズは息をつめ、顔を歪めた。
「お前な、ほんと……そうやって煽るのやめろって言ってるだろ」
「正直に言ってるだけだし」
「尚のこと性質が悪い」
 窘めつつ、ラズはゆっくり腰だけを揺らしてピストンを開始する。
「んっ……ぁ、あっ……そんな、こと……っ ぁん……ラズだって、っこんな……気持ちいいの、ずるいっ」
「いいじゃねえか。気持ちいいの、好きだろ……っ?」
 言いながら、クリスの身体にも訊ねるべくラズは腰にグラインドをかけながらペニスを押し込んだ。ペニスを押し込む度、クリスの内壁はラズを咥えこむようにひくつき、ペニスを愛撫する。
「ぁあんっ……そ、だけ、どっ……も、ラズじゃないと、イけなくなりそうっ……だ、から、」
 優しく、けれどいやらしく揺さぶられながら、クリスは何とか会話を続けようとした。その内容はラズに火をつけるには充分で。
「っは……もう、俺でしかイケねえとか、どんな殺し文句だ、っ!」
「っああああああっ!」
 一際大きく突き刺し、根元まで深く繋がってもまだ足りないとでも言うように腰を捻りねじ込む。
「らずっ、あ、だめ、お、おく、い、いっ」
 震える声を切れ切れに出しながら、クリスがかすかに首を振る。しかしその声は甘くラズを強請り、身体もラズから与えられる快感を受け止めて喜んでいるのは明らかだった。
「いいな、それ……っ 俺でしか満足できねえお前、って……すげえ、いい」
「っあ、やぁん……っ」
「嫌じゃねえだろ」
「だ、て……きもち、よすぎて、っん! あん……溶けちゃいそ…ラズの、おっきくて、ながくて……ぁっ、ピストン、すごい、」
「……っ! ほ、んと、お前、っ いい加減にしろよ……!!!」
「なに、がっぁ、あああっ」
 ラズの律動が早くなり、クリスの内壁をこすりあげる。ベッドが軋み、まるで子どもが暴れているようなその音に激しさが伺えた。
「んっ、あっ、ら、っらず、あぁっん、いいっ、いっちゃ」
「いいぜ、イケよ……俺も、もうっ、限界、だっ」
 まるで挿入部からクリスの身体を貫通し、ベッドへ縫い止めんと言わんばかりの角度でラズが動く。ベッドのスプリングで二人の身体が跳ねるのを利用しながら、ギリギリまでペニスを引き抜き、一気にクリスの奥を穿つのだ。ラズを拒絶せず容易に受け止めるクリスの尻穴は、ラズのペニスからもたらされる快感に寧ろ、出て行くことを許さないほどだった。それがラズを快感の果てへ引きずりこむ。
「あっ、あああああっ やあっ、やぁあああっ」
「っくぅ……っ!」
 射精はほぼ同時だった。がむしゃらな動きが止まり、達した際に広がっていく穏やかな快感の海の中を揺蕩う、二人の荒い息だけが響く。ペニスの脈動に合わせて白い精が飛び出すが、ラズのそれがクリスの中へ吐き出されるのに対し、クリスの精はラズとクリス、二人の腹部を汚した。
「っ……ぁ……は、ぁ……んっ」
 クリスはまだ中で熱く鼓動するラズの余韻にさえひどく反応して、小さく喘ぐ。
 ラズは目を固く閉じ射精が収まるのを待っていたが、それが落ち着いてくるとゆっくり目を開け、クリスを見下ろした。それから、まだヒクつくクリスの中からペニスを引き抜くことなく、密着したまま口付ける。舌を絡めることなく啄ばむ音だけが甘く響き、唇への刺激にクリスが感じているのを結合部から知って、ラズは嬉しくなった。
 と、クリスがラズを見上げ、はにかむ。
「ラズ、イく時すごく色っぽかった」
 上気した頬。うっとりした表情にラズの雄が懲りることなく反応する。
「……お前の方こそ。すげえエロくて……やらしいよ。たまんねえ……可愛くて、ずっと見ていたくなる」
 言ったそばから、再びラズの雄が熱を持ち、気持ちが昂り始める。
 クリスはそれに気づいて慌てたように結合部に目をやったが、だからと言って仰向けで寝かされ、その上ラズが覆いかぶさっている状況でできることなどない。
「ら、ラズ? なんかまた元気になってない……?」
「へえ、やっぱ分かるか?」
「まだ繋がったまんまなのにわからないわけないだろ、っふぁあっ」
 慌てているのがよく分かるほど早口に捲し立てるクリスがもがき出す前にとラズが少し動く。それだけでクリスの体は大袈裟なほどに跳ね上がった。それを見て、ラズの心はたまらなく満ちてゆく。
「やっ、抜いて!」
 だというのに、クリスは強い語気でもって行為を押しとどめた。
 感じているはずなのに、なぜ。
 ラズは面白くない心持ちになりつつ理由を訊ねるも、クリスは顔を赤くしてもじもじとし始めた。それもまたラズには誘うように見えることなど知りもせず。
「だから……っ さっきも言いかけたけど、ラズじゃないとダメになりそうで嫌……ってか、困るんだよ」
「なんでだよ……お前のいる本当の世界に、好きな奴でもいるのか……?」
「そうじゃなくて!」
 もしそうなら腸が煮えくり返るかもしれない、とラズが思ったのも束の間、クリスは思い切り勢い良く否定した。
「だ・か・ら! 言ったろ、ラズほど信頼してる奴はいないし、ラズだからこういうこともできるんだって……。そういうことじゃなくて、その、こっちではオレは身体こそ男だけど、本当は体も中身も女なんだって言っただろ? ……だから、だな。その、あっちで一人でしようと思った時に……上手くできないんだ」
「俺にされてると思えばいいじゃねえか」
「それは思ってるよ!  ……あっ、ちが、今のは嘘じゃないけど口が滑っ……ああもうっ 大きくなるなったら!」
 それは無理な相談だろう、と思いつつ、ラズはクリスの頬を撫で、宥めるようにキスをして先を促す。クリスは正直すぎるきらいがあるが、それで救われた部分も多く、自然、ラズの双眸は熱を持ちながらも柔らかく細められた。それを見てクリスは言葉につまり、観念したように口を開く。
「だからっ……女のその、そっちの穴と、後ろの穴じゃ感覚が違うんだよ……だからその、オレ、自分で後ろの穴いじる趣味はないしさ、だからあんまり気持ち良くないっていうか……いや、気持ちいいんだけどラズとするほどじゃないっていうか……指じゃ奥、届かないし。そういう道具はラズのとは形が違っててなんか違うっていうか、フィット感がないっていうか……だから、困る。二重の意味で」
 ぼそぼそと拗ねたような口ぶりに反し、クリスの顔は赤くなっていて蠱惑的だ。その内容もそうだ。クリスが本来いる世界でラズがクリスに与えている影響が決して少なくないのだと知って喜ばないわけがなかった。
「……その頼み事は聞けないな」
「え?」
「お前のことは困らせたくないと思ってるし、それは嘘じゃねえけど。……でもそんな理由なら、もっとお前のこと困らせたい。いいじゃねえか、俺じゃないと満足できなくて。俺はいくらでも付き合ってやるし。俺が、そうしたい」
「なっ……ぁ、お前な! トイレで踏ん張るのだって声漏れそうですっげー恥ずかしいんだぞ! あっちでも男だったら絶対勃起してるし!」
「今お前が女だってこと、初めて残念だと思ったわ」
「ラズ、てめえ! んっ、あぁんっ」
 声を荒らげたクリスだったが、即座にラズに腰を揺らされて身体から力が抜けてしまう。
「っずる、ぃい」
「このくらズルの内には入んねえだろ」
「ぁっ、ぁあんっ」
「俺はそっちには行けねえんだし、お前の心と身体、少しくらい縛ったっていいだろ」
 どんなに焦がれても、クリスがログアウトしている間はラズは何もできないのだ。それがどれほど狂おしいことか、クリスは知らないだろうとラズは自嘲した。
「だから、ここに挿入れるのは止めない。むしろ話聞いて止める気なくなった」
「ふぁん……やだったら……」
「そんな声で言われてもな」
 甘え、強請るようなそれ。口では嫌だと言いながら腰はラズを求めるように動き、何よりクリスの両手は依然ラズの首に回されていて拒絶など微塵も感じられない。
「なあクリス。俺以外じゃ無理だって、そっちの責任ならいくらでも取るから……俺を覚えて。ここで俺のことしっかり咥え込んで、俺のだけによがってくれよ」
「あっ、ラズぅ……!」
「俺の全部、飲み干してさ」
 クリスの感じる場所を的確に刺激しながら、ラズは柔らかな口調で独占欲を見せた。この快感を植え付けて、クリスを、その心を引き留められるなら、そうしない理由などなかった。
 緩く律動を再開し、クリスの半勃ちになったペニスを扱き、亀頭を捏ねくりまわす。
「うあっ、く、やっ、あぁん……! やあっ らず、そこ、それ、やっ」
「それってどれだ?」
「きとうっ ぐりぐりしちゃ、」
「これか」
「ぁっ、あぁあああんっ」
 射精したことで十分なぬめりを持ったそれを、ラズは手が滑るまま強めに握った。手のひらからクリスのペニスが逃げて行くのを楽しみ、クリスが眼下で身悶え、喘ぐ姿に口元を歪める。
 クリスの中は中でラズの精液によってさらに滑りが良くなり、少し欲張ってギリギリまでと腰を引くと、そのままずるりとペニスが抜けてしまう。ラズはクリスの肛門から自身の精液が溢れ出しているのを見、苦笑した。
「飲み干して欲しいとか言っときながら、自分で掻き出してりゃ世話ねえな」
「うぁんっ」
 体外へ出てしまった精液を亀頭に絡め、再びクリスの中へ押し入る。
「ぁ、ラズ……ほ、ほんとに止めないの?」
「お前だって気持ちいいの好きなんだろ?」
「そりゃ、そうだけど……」
 快感に対してまで素直なクリスが、行為そのものに嫌悪を抱いていることなどないのはラズにも分かる。彼……否、彼女が心配しているのは元の世界での性生活なのだ。だが、ラズに引く気など毛頭なかった。ラズがクリスのいる世界へ行けることはない。彼女の心配する性生活に、ラズが入り込む余地などないのだ。求めて止まない相手なのに、どうしてそれを許容できるだろう。ここで身を引けるというのなら、恋仲になる前にそうしている。それができないということはつまり、最早前進するより他ないということだ。
「悪いが諦めてくれ。お前が欲しいんだ、クリス」
 言ってクリスを見下ろす眼差しは穏やかで、彼が以前ほど飢えてないことは明らかだった。クリスはそれを察したのか、はたまたラズの言葉が嬉しかったのか顔を赤く染めながら、それでもずるい、と不服そうに唇を尖らせる。そんな姿さえ強請っているように思われて、ラズは突き出されたそこに吸い付き、愛してる、と囁きかけた。
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