姥捨て山~老婆が世界最強になるまで【完結】

息子は顔をぐちゃぐちゃに歪めながら、母親に懺悔した。

「母さん……! ほんとうにごめんなさい……!!」
「何を謝るんだい。あんたは、私の自慢の息子だよ。あんたいな息子が出来て、私は幸せだったよ」

何度も振り返りながら、小さくなっていく息子の姿を、老婆は静かに見詰めながら呟いた。

「長く生き過ぎたんだ。これで良かったんだよ……」

※小説家になろうにも掲載しています。
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