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第2章 王の帰還
恋心
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自由都市サキアスではロイスデール市長の不在が続いている。
市長が外遊に旅立ってから四か月近くが過ぎ、副市長代理カール・クラウジニアスの立場も危うくなりつつある。客観的に見て、カールの裁定はあらゆる場面において公正であった。ゆえに彼を評価する役人は多いのだが、わずかな粗を論う者のなんと多いことか。
市長不在の長期化の影響が随所に出始め、にわかに評議会が活発化し、行政府の在り方について連日議論されている。
このままではいずれ市長は解任されるであろう。
同時にカールも一切の権力を失うことになるであろう。
そして、臨時政府へ権力が移譲されるのである。
それは致し方のないことだ。
だが、カールの不安は別のところにある。
評議会は、議長を中心とした臨時政府を立てる方向で動いているのだが、この議長が怪しいのだ。議長は、市長が提唱する国軍創設の強硬な反対派であり、長年に渡る市長の政敵でもある。だが、そのような因縁よりも重大な疑念がある。議長は、カールたちの調査報告によれば、傭兵団との癒着が疑われる人物の一人でもあるのだ。
市長暗殺計画と傭兵団に何らかの関係があるという確証は今のところ存在しない。
だが、何とも言えぬきな臭ささ、をカールたちは感じ取っている。
そして、つい先ほど、新たな連絡が入った。
評議会は三日後に市長解任の多数決を取る。もう議論は終わったということだ。
「もはやこれまで、だな…」
三日後、自分はただの無職の一市民となるであろう。
自分は別にかまわないが、市長の身はどうなる。
カールは深い溜息を吐いた。
そこへ秘書官がやってきた。
「副市長代理に来客がありました」
「ありました?」
「はい。三十歳ぐらいの栗毛の髪の女性でしたが、これを渡してくれ、と」
封書を受け取り、すぐに封を開いてみると、中には手紙が一枚入っていた。
読み始めるやいなや、手紙を持つ手が震え出した。
「秘書官! 私は早退するぞ!」
そう告げて、慌ただしく帰り支度をし、部屋を出て行った。
庁舎正門の手前を左へ曲がり、急ぎ足で『密約の森』と呼ばれる庭園へ入った。
広大な庭園の区画を過ぎてゆくうちに次第に駆け足になった。
そして、とある人物の影を視界に捉えた。
「ソフィア!」
まだ二人の仲は親密とは言えない。
ファーストネームで呼び合う仲でもないだろう。
だが、今、その愛しき名を叫ばずにはいられなかった。
幸い、彼女は笑顔で迎えてくれた。
「まあ、そんなに慌てなくてもいいのに。お久しぶりね」
「本当に君なんだね。よかった。本当に無事でよかった…」
カールは目頭が熱くなったが、何とか落涙だけはこらえた。
「ええと、こちらの方は?」
「ノラ・イシカワさん。母と私をずっと守ってくださった、命の恩人です」
「ヤシマ人の?」
カールがそう訊き返したとき、ソフィアの眉が少し曇った。
父もカールも蕃人のことを嫌っていたからだ。
だが、杞憂であった。今のカールはレイを他の誰よりも信じているからだ。
カールはノラの手をしっかりと握りしめ、
「ありがとう! 本当にありがとう! 君たちは真の友人だ! もうどうやって感謝していいのか、僕にはわからない!」
と感情を露わにした。
「あ、どうも…」
と困惑するノラがおかしくて、ソフィアは笑った。
「おかしいわね。私の記憶にあったカール・クラウジニウスは、もっとクールな気取り屋さんだったはずだけど」
「え、そっちの方がよかったのかな?」
ソフィアは首を振った。
「全然。今の方が人間的で素敵よ」
ティザーン共和国の首都を後にした旅団は再び西へ向かっている。
ここから先は何もない平原がひたすら続く。早朝に移動を開始し、夕暮れ時までただ進み続ける、そんな日がすでに三日も続いている。
皇太子一家の馬車は三台あり、一台に皇太子ご夫妻、残りに子供たちが分乗している。
なお、このところ、次男シュトゥークは自ら馬を操るようになり、乗馬の技術も日々高まっていた。レイが奨めたためである。
延々と続く同じ景色を眺めるのも、皆、いい加減飽きたころである。
次女のルーシアは十四歳。まだデリカシーという概念をよく知らない。
「オットーはどうして元気がないの?」
とつぶやいた。
それを聞いたオットーは少しムッとしただけであった。
セシリアは、
「あなたがもう少し成長したら分かるわよ」
と意味ありげに答えた。
すると、案外負けず嫌いのルーシアは反論した。
「お姉さま、私、そんなに子供じゃないわ。本当は知ってるのよ。オットーはリリアにフられたんでしょ?」
オットーは心の殻をさらに強く閉じた。
ちなみに、これはオットーに限った話ではない。リリアに憧れを抱いていた多くの男性隊員がオットーと同じ思いをしているのだ。
首都を出てから、いや、首都に滞在のときからであろうか、リリアの様子があきらかに変わったのである。
以前は、時折、張り詰めた表情をしたり、精神的に不安定なところが見えたが、最近はそれがない。表情は柔らかくなり、声も明るくなった。
何よりもレイと話し込む回数が増え、そして、その距離が近すぎるのである。
手をつないだり、抱き合うという、あからさまな行為に及ぶことは今のところないようだが、いい雰囲気で寄り添う姿はよく見かける。
先日、セシリアはリリアと二人になったとき、
「あなたたち、付き合ってるでしょ?」
と尋ねてみた。
「まさか! ないないない! ありえないわ!」
リリアはそう言って強く否定はした。
確かに、ありえないはずだ。リリアはシャリルの婚約者も同然で、あのレイに、略奪愛を演じるような野獣性があるとはとうてい思えない。
なお、レイの様子が以前とまったく変わっていないのが、セシリアにとっての救いである。
「いろいろ打合せしているだけよ」
リリアが逆にほくそ笑んだ。
「セシリアこそ、旅が終わるまでに気持ちを伝えなさいよ! うかうかしてる間に旅は終わってしまうわよ!」
「私はべつに… あなたは案外いじがわるいのね」
そう言って笑い合った。
だが、リリアの心は見た目ほど落ち着いているわけではない。
毎日何度も晩餐の席でレイが発した言葉を思い出しては顔を赤らめていた。
「僕はこの者を妻に娶りたいと願い、この者もまたそれを願っています」
レイが一体どういうつもりで、それを言ったのか、その真意を確かめたいと思うのだが、いざとなると口に出すには、あまりにも恥ずかしい。
さて、レイは変わらずである。
時に深く考え込み、馬を休める間は読書をし、たまにシュトゥークと剣術の稽古をする。
強いて変わった点を挙げるとするならば、一人もしくはシュトゥークを伴って偵察に出ることが多くなった。
何かよからぬ予兆を察知しているのかもしれない。
リリアが訊ねると、
「予兆はないよ。しかし、何か起こるとしたらこれからだからね」
と、穏やかならざることを、平然と言った。
レイの予感は当たる。
そんな気がしてならないリリアであった。
市長が外遊に旅立ってから四か月近くが過ぎ、副市長代理カール・クラウジニアスの立場も危うくなりつつある。客観的に見て、カールの裁定はあらゆる場面において公正であった。ゆえに彼を評価する役人は多いのだが、わずかな粗を論う者のなんと多いことか。
市長不在の長期化の影響が随所に出始め、にわかに評議会が活発化し、行政府の在り方について連日議論されている。
このままではいずれ市長は解任されるであろう。
同時にカールも一切の権力を失うことになるであろう。
そして、臨時政府へ権力が移譲されるのである。
それは致し方のないことだ。
だが、カールの不安は別のところにある。
評議会は、議長を中心とした臨時政府を立てる方向で動いているのだが、この議長が怪しいのだ。議長は、市長が提唱する国軍創設の強硬な反対派であり、長年に渡る市長の政敵でもある。だが、そのような因縁よりも重大な疑念がある。議長は、カールたちの調査報告によれば、傭兵団との癒着が疑われる人物の一人でもあるのだ。
市長暗殺計画と傭兵団に何らかの関係があるという確証は今のところ存在しない。
だが、何とも言えぬきな臭ささ、をカールたちは感じ取っている。
そして、つい先ほど、新たな連絡が入った。
評議会は三日後に市長解任の多数決を取る。もう議論は終わったということだ。
「もはやこれまで、だな…」
三日後、自分はただの無職の一市民となるであろう。
自分は別にかまわないが、市長の身はどうなる。
カールは深い溜息を吐いた。
そこへ秘書官がやってきた。
「副市長代理に来客がありました」
「ありました?」
「はい。三十歳ぐらいの栗毛の髪の女性でしたが、これを渡してくれ、と」
封書を受け取り、すぐに封を開いてみると、中には手紙が一枚入っていた。
読み始めるやいなや、手紙を持つ手が震え出した。
「秘書官! 私は早退するぞ!」
そう告げて、慌ただしく帰り支度をし、部屋を出て行った。
庁舎正門の手前を左へ曲がり、急ぎ足で『密約の森』と呼ばれる庭園へ入った。
広大な庭園の区画を過ぎてゆくうちに次第に駆け足になった。
そして、とある人物の影を視界に捉えた。
「ソフィア!」
まだ二人の仲は親密とは言えない。
ファーストネームで呼び合う仲でもないだろう。
だが、今、その愛しき名を叫ばずにはいられなかった。
幸い、彼女は笑顔で迎えてくれた。
「まあ、そんなに慌てなくてもいいのに。お久しぶりね」
「本当に君なんだね。よかった。本当に無事でよかった…」
カールは目頭が熱くなったが、何とか落涙だけはこらえた。
「ええと、こちらの方は?」
「ノラ・イシカワさん。母と私をずっと守ってくださった、命の恩人です」
「ヤシマ人の?」
カールがそう訊き返したとき、ソフィアの眉が少し曇った。
父もカールも蕃人のことを嫌っていたからだ。
だが、杞憂であった。今のカールはレイを他の誰よりも信じているからだ。
カールはノラの手をしっかりと握りしめ、
「ありがとう! 本当にありがとう! 君たちは真の友人だ! もうどうやって感謝していいのか、僕にはわからない!」
と感情を露わにした。
「あ、どうも…」
と困惑するノラがおかしくて、ソフィアは笑った。
「おかしいわね。私の記憶にあったカール・クラウジニウスは、もっとクールな気取り屋さんだったはずだけど」
「え、そっちの方がよかったのかな?」
ソフィアは首を振った。
「全然。今の方が人間的で素敵よ」
ティザーン共和国の首都を後にした旅団は再び西へ向かっている。
ここから先は何もない平原がひたすら続く。早朝に移動を開始し、夕暮れ時までただ進み続ける、そんな日がすでに三日も続いている。
皇太子一家の馬車は三台あり、一台に皇太子ご夫妻、残りに子供たちが分乗している。
なお、このところ、次男シュトゥークは自ら馬を操るようになり、乗馬の技術も日々高まっていた。レイが奨めたためである。
延々と続く同じ景色を眺めるのも、皆、いい加減飽きたころである。
次女のルーシアは十四歳。まだデリカシーという概念をよく知らない。
「オットーはどうして元気がないの?」
とつぶやいた。
それを聞いたオットーは少しムッとしただけであった。
セシリアは、
「あなたがもう少し成長したら分かるわよ」
と意味ありげに答えた。
すると、案外負けず嫌いのルーシアは反論した。
「お姉さま、私、そんなに子供じゃないわ。本当は知ってるのよ。オットーはリリアにフられたんでしょ?」
オットーは心の殻をさらに強く閉じた。
ちなみに、これはオットーに限った話ではない。リリアに憧れを抱いていた多くの男性隊員がオットーと同じ思いをしているのだ。
首都を出てから、いや、首都に滞在のときからであろうか、リリアの様子があきらかに変わったのである。
以前は、時折、張り詰めた表情をしたり、精神的に不安定なところが見えたが、最近はそれがない。表情は柔らかくなり、声も明るくなった。
何よりもレイと話し込む回数が増え、そして、その距離が近すぎるのである。
手をつないだり、抱き合うという、あからさまな行為に及ぶことは今のところないようだが、いい雰囲気で寄り添う姿はよく見かける。
先日、セシリアはリリアと二人になったとき、
「あなたたち、付き合ってるでしょ?」
と尋ねてみた。
「まさか! ないないない! ありえないわ!」
リリアはそう言って強く否定はした。
確かに、ありえないはずだ。リリアはシャリルの婚約者も同然で、あのレイに、略奪愛を演じるような野獣性があるとはとうてい思えない。
なお、レイの様子が以前とまったく変わっていないのが、セシリアにとっての救いである。
「いろいろ打合せしているだけよ」
リリアが逆にほくそ笑んだ。
「セシリアこそ、旅が終わるまでに気持ちを伝えなさいよ! うかうかしてる間に旅は終わってしまうわよ!」
「私はべつに… あなたは案外いじがわるいのね」
そう言って笑い合った。
だが、リリアの心は見た目ほど落ち着いているわけではない。
毎日何度も晩餐の席でレイが発した言葉を思い出しては顔を赤らめていた。
「僕はこの者を妻に娶りたいと願い、この者もまたそれを願っています」
レイが一体どういうつもりで、それを言ったのか、その真意を確かめたいと思うのだが、いざとなると口に出すには、あまりにも恥ずかしい。
さて、レイは変わらずである。
時に深く考え込み、馬を休める間は読書をし、たまにシュトゥークと剣術の稽古をする。
強いて変わった点を挙げるとするならば、一人もしくはシュトゥークを伴って偵察に出ることが多くなった。
何かよからぬ予兆を察知しているのかもしれない。
リリアが訊ねると、
「予兆はないよ。しかし、何か起こるとしたらこれからだからね」
と、穏やかならざることを、平然と言った。
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