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第十四部:それぞれの思惑
エステル(二)
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ジゼルを下がらせると俺は床にマットを敷いた。エステルは上半身を裸にしてその上に寝転がった。俺はその胸にローションを垂らす。冷たいとビックリするから少し温めた。
「あんっ、くすぐったいのです」
小さな口から甘い言葉が出る。胸から脇腹、鎖骨、そして首のあたりまで、手の平を使ってローションを伸ばす。その瞬間に気づいた。ガッチガチだな。緊張じゃなくてコリでだ。脇は手のひらの手首側を使って、鎖骨の周辺は指先を使って、しっかりとコリを解し始めた。
「うっ……ふ……っ……あっ、あんっ……はっ……」
凄いな。いや、真っ平らな胸じゃなくてコリがな。これだけ疲れが溜まれば背筋が伸びないから背中が丸くなる。そうすると余計に胸を隠すような姿勢になって、余計に胸が小さく見える。姿勢というのは重要だぞ。
自分に自信がないとどうしても前屈みになる。そうすると背も低く見えるし胸も小さく見える。顔もハッキリと見えないから、どうしても印象が悪くなる。例え自信がなくても目一杯胸を張って前を向いていればまた違う結果になるかもしれない。
「ふっ……うんっ……あっ、あっ……」
ああ、「胸を張る」という言葉について、かなりのやつが間違っている。「胸を振れ」と言うと腹を突き出すやつが多い。突き出すのは腹じゃなくて胸だ。一番やりやすいのは、頭を上に引っ張られるようにイメージして真っ直ぐに立ち、両手を太ももの横に置き、尻を若干後ろに出してプリケツ状態にすることだ。尻を突き出すと胸が前に出る。これが胸を張った状態になる。要するに胸を張ることと腹を突き出すことは違うということだ。
「ひゃうっ‼」
どうしてこんなことを口にするかというと、レストランでオーナーに姿勢については叩き込まれたからだ。厨房スタッフはいいとして、ホールスタッフは常に客の目に触れる。だらしなく前屈みになっていればそれだけでやる気がないと思われるわけだ。人は見た目じゃないと言われるけど、客からすればウェイターやウェイトレスの人間性なんて分からない。見た目が全てだ。だから常に緊張感を保てと。そんなことを中学の頃から叩き込まれた。
「あう~」
エステルの体を裏返してうつ伏せにし、次は肩甲骨の周辺のコリを取る。肩甲骨剥がしってやつだ。腕を後ろを回すと肩甲骨が浮く。そこに優しく指を入れて刺激を加え、少しずつ可動域を広げる。肩甲骨が動かないと肩が回らなくなる。首にも腰にも痛みも出るからな。
次に腰の方に移動する。腰から臀部、そして太もも。際どいところに触れそうになるとエステルの体がピクッと動く。モゾモゾと腰を動かしてるのは感じてるからだろう。期待に応えるかのように入り口付近を執拗に責める。
「あ、あんっ……あっ、はっ……はうっ‼ あっ……んっ‼」
エステルはタオルを咥えて声が出ないようにしているけど、それでも喘ぎ声が漏れる。しばらくすると全身から力が抜けてクタッとなった。軽くイッたな。
「も、もう……だめ……なの……れす……」
「よく頑張ったな」
「体がホワホワします」
もう口が半開きになっていた。
「シュウジ様、オマタが……切ないのです。トロトロなのです。もう待ちきれないのです」
そう言いながらエステルは自分の股間を差した。
「ああ、垂れてきたな」
「垂れないようにシュウジ様の肉杭でズッポリと栓をしてくださいです」
「……肉杭?」
「そうなのです。肉杭で激しくパンパンして、最後は私の密壺の一番奥に白い粘りをドバッと注ぎ込んでほしいのです。そうすれば孕むのです。男は女を孕ませてナンボなのです」
「……」
勃つか萎えるか微妙なとこだ。ここまで語彙が微妙だとは思わなかった。
「よし、それならお前の言った肉杭を挿れるぞ。しばらく口を閉じておけ」
口を閉じさせたのは挿れてる最中に萎えたら困るからだ。それからエステルの秘所に狙いを定めた。
◆◆◆
「もったいないのです。子種汁が垂れてきたのです」
「精液って言え、精液って」
「精液、精液」
「いや、口に出さなくてもいい」
頭は悪くないのに語彙がおかしい。いや、おかしいというか、男連中が使う下品な言葉をそのまま覚えたんだろう。頭が痛くなりそうだった。エルフという、地球じゃあり得ないほどの美貌の口から、あり得ないほど下品な言葉が次々と出てくるからだ。官能小説を濃縮したようだと言えば分かるか?
抱いてる間に聞いた言葉として、蜜壺、肉洞、肉穴、貝汁、嬉し汁、皺穴、ヒダヒダ、肉杭、肉茸、珍棒、男汁、子種汁、白い粘り、ハメハメ、パンパン、杭打ちなどがあった。しかもきちんと使い分けができていた。ああ、俺はそこまで官能小説は読まなかったけど、オーナーが読んでたからな。控室にそれなりの数が揃っていた。
エステルが口にした言葉は意味としては間違ってなかったけど、エルフの美少女が口にするのは問題がある言葉ばっかりだ。一歩間違えたらオッサンだ。見た目とギャップがありすぎるし、人前で使うと俺が教えたって思われそうだ。
エステルを見ると、しばらく俯いて、それから俺の目をじっと見て口を開いた。
「私はシュウジ様の子供しか孕まないのです。もうシュウジ様専用の肉便器なのです」
「エステル、ちょっとここに座れ」
「はいです」
俺はしばらくエステルに言葉を教えることに決めた。こいつはそのままにはしておけない。そう思った瞬間だった。
「あんっ、くすぐったいのです」
小さな口から甘い言葉が出る。胸から脇腹、鎖骨、そして首のあたりまで、手の平を使ってローションを伸ばす。その瞬間に気づいた。ガッチガチだな。緊張じゃなくてコリでだ。脇は手のひらの手首側を使って、鎖骨の周辺は指先を使って、しっかりとコリを解し始めた。
「うっ……ふ……っ……あっ、あんっ……はっ……」
凄いな。いや、真っ平らな胸じゃなくてコリがな。これだけ疲れが溜まれば背筋が伸びないから背中が丸くなる。そうすると余計に胸を隠すような姿勢になって、余計に胸が小さく見える。姿勢というのは重要だぞ。
自分に自信がないとどうしても前屈みになる。そうすると背も低く見えるし胸も小さく見える。顔もハッキリと見えないから、どうしても印象が悪くなる。例え自信がなくても目一杯胸を張って前を向いていればまた違う結果になるかもしれない。
「ふっ……うんっ……あっ、あっ……」
ああ、「胸を張る」という言葉について、かなりのやつが間違っている。「胸を振れ」と言うと腹を突き出すやつが多い。突き出すのは腹じゃなくて胸だ。一番やりやすいのは、頭を上に引っ張られるようにイメージして真っ直ぐに立ち、両手を太ももの横に置き、尻を若干後ろに出してプリケツ状態にすることだ。尻を突き出すと胸が前に出る。これが胸を張った状態になる。要するに胸を張ることと腹を突き出すことは違うということだ。
「ひゃうっ‼」
どうしてこんなことを口にするかというと、レストランでオーナーに姿勢については叩き込まれたからだ。厨房スタッフはいいとして、ホールスタッフは常に客の目に触れる。だらしなく前屈みになっていればそれだけでやる気がないと思われるわけだ。人は見た目じゃないと言われるけど、客からすればウェイターやウェイトレスの人間性なんて分からない。見た目が全てだ。だから常に緊張感を保てと。そんなことを中学の頃から叩き込まれた。
「あう~」
エステルの体を裏返してうつ伏せにし、次は肩甲骨の周辺のコリを取る。肩甲骨剥がしってやつだ。腕を後ろを回すと肩甲骨が浮く。そこに優しく指を入れて刺激を加え、少しずつ可動域を広げる。肩甲骨が動かないと肩が回らなくなる。首にも腰にも痛みも出るからな。
次に腰の方に移動する。腰から臀部、そして太もも。際どいところに触れそうになるとエステルの体がピクッと動く。モゾモゾと腰を動かしてるのは感じてるからだろう。期待に応えるかのように入り口付近を執拗に責める。
「あ、あんっ……あっ、はっ……はうっ‼ あっ……んっ‼」
エステルはタオルを咥えて声が出ないようにしているけど、それでも喘ぎ声が漏れる。しばらくすると全身から力が抜けてクタッとなった。軽くイッたな。
「も、もう……だめ……なの……れす……」
「よく頑張ったな」
「体がホワホワします」
もう口が半開きになっていた。
「シュウジ様、オマタが……切ないのです。トロトロなのです。もう待ちきれないのです」
そう言いながらエステルは自分の股間を差した。
「ああ、垂れてきたな」
「垂れないようにシュウジ様の肉杭でズッポリと栓をしてくださいです」
「……肉杭?」
「そうなのです。肉杭で激しくパンパンして、最後は私の密壺の一番奥に白い粘りをドバッと注ぎ込んでほしいのです。そうすれば孕むのです。男は女を孕ませてナンボなのです」
「……」
勃つか萎えるか微妙なとこだ。ここまで語彙が微妙だとは思わなかった。
「よし、それならお前の言った肉杭を挿れるぞ。しばらく口を閉じておけ」
口を閉じさせたのは挿れてる最中に萎えたら困るからだ。それからエステルの秘所に狙いを定めた。
◆◆◆
「もったいないのです。子種汁が垂れてきたのです」
「精液って言え、精液って」
「精液、精液」
「いや、口に出さなくてもいい」
頭は悪くないのに語彙がおかしい。いや、おかしいというか、男連中が使う下品な言葉をそのまま覚えたんだろう。頭が痛くなりそうだった。エルフという、地球じゃあり得ないほどの美貌の口から、あり得ないほど下品な言葉が次々と出てくるからだ。官能小説を濃縮したようだと言えば分かるか?
抱いてる間に聞いた言葉として、蜜壺、肉洞、肉穴、貝汁、嬉し汁、皺穴、ヒダヒダ、肉杭、肉茸、珍棒、男汁、子種汁、白い粘り、ハメハメ、パンパン、杭打ちなどがあった。しかもきちんと使い分けができていた。ああ、俺はそこまで官能小説は読まなかったけど、オーナーが読んでたからな。控室にそれなりの数が揃っていた。
エステルが口にした言葉は意味としては間違ってなかったけど、エルフの美少女が口にするのは問題がある言葉ばっかりだ。一歩間違えたらオッサンだ。見た目とギャップがありすぎるし、人前で使うと俺が教えたって思われそうだ。
エステルを見ると、しばらく俯いて、それから俺の目をじっと見て口を開いた。
「私はシュウジ様の子供しか孕まないのです。もうシュウジ様専用の肉便器なのです」
「エステル、ちょっとここに座れ」
「はいです」
俺はしばらくエステルに言葉を教えることに決めた。こいつはそのままにはしておけない。そう思った瞬間だった。
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