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第十三部:勇者とダンジョンと魔物(二)
勇者の奇跡と謎の写真
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「一体どこにいたんだろうな……」
「正面から撮られていますよね。誰も正面にいなかったんですか?」
「いなかったな。よっぽど上手く隠れてたんだろう」
ミレーヌから不在の間に読んでなかった日報紙を見ながら俺は首を捻っていた。そこにはいくつもの謎の写真があったからだ。
『これぞ勇者様の奇跡! 天を揺るがすような大魔法により次々と倒れていく魔物たち。勇者様は解放軍の御旗となり、多くの兵を従えてサン=フォアの解放に向かわれた』
まずこれだ。俺が両手を広げて【石の玉】を使っている場面。この場面が前後左右、様々な方向から撮影されている。あそこには俺と従卒以外に誰もいなかった。用心はしてたからな。
「完全に正面から撮影されておりますね。巻き添いにならなかったのが不思議です」
「だろ? 石の数は一〇や二〇じゃないからな」
リュシエンヌが驚いたように、真正面から取られていた。でも撮られた気配は全くなかった。足音すら聞こえなかった。
さらにオーリックからサン=フォアへの移動、そしてサン=フォアの北での戦闘、サン=フォアを解放した時に俺が住民たちに囲まれている様子など、それぞれの出来事の間にも多くの写真が撮られていた。
そして次はダンジョンの中で魔物と戦う場面だ。俺は【索敵】を使いつつ魔物を倒していた。後ろからはほとんど来なかったけど、それでも三六〇度警戒していた。特に上層階は外へ出る準備をするためか魔物が集まっていたから、俺も全部は倒していない。
さらにこういうシーンもあった。
『勇者様はダンジョンに巣くう魔物すらその手をお取りになり、ご自身の配下になされた』
俺がスキュラたちと一緒に食事をしている写真もあった。これはクレマンティーヌ(元スキュラC)が配下になって、サンドイッチを食べているところだ。彼女たちはシチューを始め、調理したものはほとんど口にしたことがなかった。「もし(お腹が)空いたらその時にはご飯をください」と言ってたけど、ご飯というのは果物や木の実のことだった。パンのようなものは食べたことがあるらしいけど、それは発酵はさせないみたいだな。そしてシチューを一口食べたら夢中になった。
そして地下五〇階で床が抜けた後にスキュラたちと話してる場面もあった。天井の穴から覗いている彼女たちに立ち上がった俺が声をかけているのを俺の斜め後ろの足元から見上げるように撮影されていた。
さらに極めつけがこれだ。
『勇者様は翼を得た! サン=フォアのダンジョンに眠るドラゴンと共に大空を飛ぶ』
トゥーリアに乗ってスキュラたちとサン=フォアに戻る場面だ。つまりこれを撮った者は空を飛ぶこともできる。
あらためて考えれば、謁見の時もパーティーの時も騎士たちとの訓練の時も、どれもこれも撮影された記憶がない。まあ魔法やスキルがあるような世界だから、隠れたり紛れたりするスキルだってあるはずだ。
「ダンジョンでぇ近くにいた覚えはぁないんですよねぇ?」
「ないなあ。【無詠唱】を使われたら気づかないだろうけど。それに俺だけじゃなくてトゥーリアもスキュラたちもいたからな。誰も気づかないってことはないだろう」
魔法やスキルは魔法陣のようなエフェクトがある。でも【無詠唱】があればそれは見えなくなる。【無詠唱】持ちで、かつパパラッチっぽいスキルを持っていればできなくないだろう。でもある意味戦場だぞ?
特にダンジョンの上層階は第二陣として出撃準備をする魔物が集まっていた。俺の後ろから付いてきたなら、俺が手を出さなかった魔物と戦ったはずだ。そんな気配もなかった。
「それにどうやって写真を渡したのかも分からないな」
「シュウジ様、魔獣で受け渡しをすることはできないのですか?」
「技術的にはできるけど、日報紙に連日使えるほどはいないと聞いた。重要な連絡事項だけだそうだ」
「そうですか」
いつの間に撮影されたかという話の他に、サン=フォアと王都の間でどうやって写真の受け渡しをしたのかというのも疑問だ。エミリアの言うように、鳥の魔獣が使えれば渡すことはできる。でもいくら俺の記事だとしてもそれは無理だ。
鳥は暴走が起きたとか敵国が国境を越えたとか、王都と大きな町との間での重要事項の伝達にのみ使われ、日報紙などには使えないとは聞いた。だから遠方へは鳥を使って大きな出来事の内容だけが伝えられ、日報紙そのものはかなり遅れて馬車で送られる。それでも売れるそうだ。
「魔物の暴走に巻き込まれても死なず、ダンジョンの最下層まで潜れ、空を飛ぶことができ、撮った写真を何らかの手段で即座に王都まで運べると。敵になったら脅威となるでしょう」
ベラの言葉は正しいだろう。力のある存在というのは敵か味方かがハッキリしないと危険だ。
「そうなる前に少し話をしてみる。危害を加えられたわけじゃないからな。むしろ好意的に書かれてるわけだから敵じゃないと思いたい」
おそらくかなり魔力が多いんだろう。そしてレベルの高い【飛翔】や【転移】が使えるんだろう。あるいは写真を撮るのと王都まで運ぶのは別人かもしれない。まあ会ってみれば何かが分かるだろう。会えるかどうかは分からないけど。
「でもさあ、この書き方ならシュウジに対して好意でもあるんじゃない? これまでのも読んでたけど、基本的にはよく書いてくれてるでしょ?」
「ですね。悪意を持ってたり警戒してたりするなら、こんな書きぶりはないでしょう。ね?」
まあな。母さんとオリエの言う通り、かなり持ち上げてくれている。例えばダンジョンで床が抜けて落ちたシーンだけど、俺が倒れた写真はない。立ち上がってスキュラたちに声をかけるシーンが撮影されていた。それに俺が先に下に降りてスキュラたちに危険がないことを伝えたと書かれている。だから事実通りじゃない。それはなぜか。
「好意はともかく、まあ敵でなければいいさ。とりあえず明日にでも確認だけはしてくる」
「正面から撮られていますよね。誰も正面にいなかったんですか?」
「いなかったな。よっぽど上手く隠れてたんだろう」
ミレーヌから不在の間に読んでなかった日報紙を見ながら俺は首を捻っていた。そこにはいくつもの謎の写真があったからだ。
『これぞ勇者様の奇跡! 天を揺るがすような大魔法により次々と倒れていく魔物たち。勇者様は解放軍の御旗となり、多くの兵を従えてサン=フォアの解放に向かわれた』
まずこれだ。俺が両手を広げて【石の玉】を使っている場面。この場面が前後左右、様々な方向から撮影されている。あそこには俺と従卒以外に誰もいなかった。用心はしてたからな。
「完全に正面から撮影されておりますね。巻き添いにならなかったのが不思議です」
「だろ? 石の数は一〇や二〇じゃないからな」
リュシエンヌが驚いたように、真正面から取られていた。でも撮られた気配は全くなかった。足音すら聞こえなかった。
さらにオーリックからサン=フォアへの移動、そしてサン=フォアの北での戦闘、サン=フォアを解放した時に俺が住民たちに囲まれている様子など、それぞれの出来事の間にも多くの写真が撮られていた。
そして次はダンジョンの中で魔物と戦う場面だ。俺は【索敵】を使いつつ魔物を倒していた。後ろからはほとんど来なかったけど、それでも三六〇度警戒していた。特に上層階は外へ出る準備をするためか魔物が集まっていたから、俺も全部は倒していない。
さらにこういうシーンもあった。
『勇者様はダンジョンに巣くう魔物すらその手をお取りになり、ご自身の配下になされた』
俺がスキュラたちと一緒に食事をしている写真もあった。これはクレマンティーヌ(元スキュラC)が配下になって、サンドイッチを食べているところだ。彼女たちはシチューを始め、調理したものはほとんど口にしたことがなかった。「もし(お腹が)空いたらその時にはご飯をください」と言ってたけど、ご飯というのは果物や木の実のことだった。パンのようなものは食べたことがあるらしいけど、それは発酵はさせないみたいだな。そしてシチューを一口食べたら夢中になった。
そして地下五〇階で床が抜けた後にスキュラたちと話してる場面もあった。天井の穴から覗いている彼女たちに立ち上がった俺が声をかけているのを俺の斜め後ろの足元から見上げるように撮影されていた。
さらに極めつけがこれだ。
『勇者様は翼を得た! サン=フォアのダンジョンに眠るドラゴンと共に大空を飛ぶ』
トゥーリアに乗ってスキュラたちとサン=フォアに戻る場面だ。つまりこれを撮った者は空を飛ぶこともできる。
あらためて考えれば、謁見の時もパーティーの時も騎士たちとの訓練の時も、どれもこれも撮影された記憶がない。まあ魔法やスキルがあるような世界だから、隠れたり紛れたりするスキルだってあるはずだ。
「ダンジョンでぇ近くにいた覚えはぁないんですよねぇ?」
「ないなあ。【無詠唱】を使われたら気づかないだろうけど。それに俺だけじゃなくてトゥーリアもスキュラたちもいたからな。誰も気づかないってことはないだろう」
魔法やスキルは魔法陣のようなエフェクトがある。でも【無詠唱】があればそれは見えなくなる。【無詠唱】持ちで、かつパパラッチっぽいスキルを持っていればできなくないだろう。でもある意味戦場だぞ?
特にダンジョンの上層階は第二陣として出撃準備をする魔物が集まっていた。俺の後ろから付いてきたなら、俺が手を出さなかった魔物と戦ったはずだ。そんな気配もなかった。
「それにどうやって写真を渡したのかも分からないな」
「シュウジ様、魔獣で受け渡しをすることはできないのですか?」
「技術的にはできるけど、日報紙に連日使えるほどはいないと聞いた。重要な連絡事項だけだそうだ」
「そうですか」
いつの間に撮影されたかという話の他に、サン=フォアと王都の間でどうやって写真の受け渡しをしたのかというのも疑問だ。エミリアの言うように、鳥の魔獣が使えれば渡すことはできる。でもいくら俺の記事だとしてもそれは無理だ。
鳥は暴走が起きたとか敵国が国境を越えたとか、王都と大きな町との間での重要事項の伝達にのみ使われ、日報紙などには使えないとは聞いた。だから遠方へは鳥を使って大きな出来事の内容だけが伝えられ、日報紙そのものはかなり遅れて馬車で送られる。それでも売れるそうだ。
「魔物の暴走に巻き込まれても死なず、ダンジョンの最下層まで潜れ、空を飛ぶことができ、撮った写真を何らかの手段で即座に王都まで運べると。敵になったら脅威となるでしょう」
ベラの言葉は正しいだろう。力のある存在というのは敵か味方かがハッキリしないと危険だ。
「そうなる前に少し話をしてみる。危害を加えられたわけじゃないからな。むしろ好意的に書かれてるわけだから敵じゃないと思いたい」
おそらくかなり魔力が多いんだろう。そしてレベルの高い【飛翔】や【転移】が使えるんだろう。あるいは写真を撮るのと王都まで運ぶのは別人かもしれない。まあ会ってみれば何かが分かるだろう。会えるかどうかは分からないけど。
「でもさあ、この書き方ならシュウジに対して好意でもあるんじゃない? これまでのも読んでたけど、基本的にはよく書いてくれてるでしょ?」
「ですね。悪意を持ってたり警戒してたりするなら、こんな書きぶりはないでしょう。ね?」
まあな。母さんとオリエの言う通り、かなり持ち上げてくれている。例えばダンジョンで床が抜けて落ちたシーンだけど、俺が倒れた写真はない。立ち上がってスキュラたちに声をかけるシーンが撮影されていた。それに俺が先に下に降りてスキュラたちに危険がないことを伝えたと書かれている。だから事実通りじゃない。それはなぜか。
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