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最終章
運河の完成と人の流れ
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「人が多いな」
「ええ、ここで商売をしたい、暮らしたいという者たちが集まり始めています」
俺は港が完成間近になったラドミラスハーフェンで陛下を案内している。
「元々このあたりで暮らしていた種族もいます。彼らはこのあたりの水の流れに詳しいですので、希望者は港で働いてもらうことになりました」
マーメイドやマーマンを中心に、川や海の中、あるいは水辺で暮らす種族たちには積極的に働いてもらう。
「ところで、そこにいるラミアとアルラウネはお前の妻か?」
「いえ、そういうわけではないのですが……」
ラミアのレイナはいつものように余計なことを口にせずに立って……いや、座っているのか。下半身が蛇だからな。アルラウネのラトカは下半身が花なので、座っているのか立っているのかは分からない。どのようにして移動しているのかも謎だ。スススっと音を立てずに近づいてくる。
この二人はここ最近、俺とそれぞれの種族との連絡役をしている。連絡役といっても、俺が港のほうに来た際の案内役というか接待係だろうか。このような状態になるまでに、俺の知らないところでいろいろなやり取りがあったらしい。漏れ聞こえてきた話をつなぎ合わせると、次のような経緯だそうだ。
川人魚族からはアレタ、海人魚族からはマレンが俺に嫁いで子供が生まれた。ラミア族とアルラウネ族も話し合いを行い、自分のところからも誰か出すべきではないかという話になった。その結果として彼女たちが選ばれた。俺としては貢物のように渡されるのはどうかと思うが、無下に突き返すこともできない。ラミアとアルラウネからすると、俺の庇護下にあるほうが安心できるらしいからた。
仮にだが、異国の船が襲ってくるなど、このあたりで何か大きな問題が起きたとしよう。その場合、俺に全員を助けるだけの余裕がないこともあり得る。もし俺がどれかの種族を切り捨てなければならないとすれば、俺の子供を産んでいない種族だろう。彼女たちは勝手にそう考えた。もちろんそれを聞いて俺はそんなことはしないと言った。そもそも、アルラウネなど、どうすれば人間との間で子供が作れるのか謎だ。だから俺の子供を産んだかどうかは関係ない。しかし、なかなか人の心というのは難しい。
「それも好意と信頼の証だろう」
「そうはおっしゃいますが、私の体は一つしかありませんので」
「ふむ。お前なら古代の御業のように、自分の体を増やすことくらいできそうだが?」
「無茶を言わないでください」
陛下は俺がどんなことでもできるビックリ人間だと思っている節があるが、残念ながら俺はそれほど器用ではない。魔力は増えた。使える魔法も若干増えた気もする。しかし、根本的なところは変わっていない。火を吐けるようにはなったが、火魔法はそれほど得意ではない。
「それはそれとしてだ、実はトンネルと運河が完成すれば、ここの総督をしてもらおうと思う」
「私がですか? それでは意味がないのでは?」
総督というのは国によって意味が違うようだが、アルマン王国では国王の代わりにその一帯を統率する者だ。一般的には占領地を治めるという立場が多いだろう。だから国境近くに置かれることが多い。
戦争で隣国の町を一時的に占領したとする。占領してそれで終わりではなく、その後はその領地を経営しなければならない。いずれ領土に組み込むとしても、そこで暮らしているのは隣国の国民と一時的に滞在している将兵たち。そこをうまくまとめるのが総督の仕事だ。
ちなみに、盆地から北はノルト辺境伯領なので、港のあるラドミラスハーフェンもうちの領地だ。ただし、今回の工事は国家事業として行われているので、旧エクディン準男爵領からうちに繋がるトンネル、そこからラドミラスハーフェンまでの運河、さらに港の運用に関しては国と協力することになっている。そのために総督を置くことにしたらしい。
「総督という立場が必要なだけだ。それに、このあたりで暮らす種族たちを刺激しないためにも、お前しかいない」
本来ならアルマン王国で初めてできた港の周辺を俺から召し上げるだろう。国の直轄にすることが最も国益に繋がる。経済的には。ところが、あのあたりで暮らす水棲種族たちは、川の上流で暮らすパウラやカレンたち水竜を神として崇めていた。だからドラゴネット周辺は聖地扱いされている。
ドラゴネットを始め、この盆地にある町の耕作地では、粉末状になった水竜の鱗が土に混ぜ込まれている。その成分が少しずつ水に溶け出し、下流で暮らす者たちの肌や鱗をより美しく強くしているらしい。ドラゴネットあってこその今の自分たち。このあたりで暮らす者たちはそう考えている。
別に水棲種族たちは危険ではないが、一人一人が並の兵士一〇人二〇人に匹敵する程度には強い。人数は少ないが、それぞれの種族が特殊な力を持っている。神のいる場所から勝手に切り離され、その上で国に従えと言われたら蜂起するかもしれない。そう陛下はお考えだ。
たとえばアレタやマレンはおっとりしているが、それは今は戦う必要がないからだ。マーメイドたちが魔法で大波を起こせば、大型船でも簡単に転覆するだろう。それに王城は湖の中にある。マーメイドやマーマン、リザードマンたちが怒って、湖の水を使って王城を攻めれば、一時間も経たずに崩れ去るのではないか。それは考えすぎだと俺は思うが。
その水棲種族たちですら、山から襲ってきた魔物たちが相手ではなす術もなかった。その魔物たちも竜たちに狩られたり追い立てられたりして、盆地の北側に移動したようだ。
「領主がそのまま総督を兼ねるのであれば何も心配はいらん。だから言葉どおり形だけやってほしい」
「形だけとおっしゃるならお引き受けいたします」
何が変わるわけでもない。ただ自分の領地の一部を取り仕切る総督になるだけなので、一つ仕事が増えるだけだろう。
◆ ◆ ◆
俺が港周辺の総督を引き受けると聞いたからか、トンネルの掘削速度が上がった。運河の工事に目処が立ったので、竜たちがトンネル工事に協力するようになったからだ。
竜という存在は、場合によっては人に恐れられる。だから人の姿をしていても自分が竜だということを隠すことがほとんどらしい。ところがこの国というかこの領地では、竜が普通に本来の姿で寝そべったり、人の姿で巨大な岩を持ち上げたり、まあ自由気ままに暮らしている。自分の力を活かした仕事ができるのが嬉しいと聞いている。
「国王の代行なら、もう少しで一番上ね」
「もう十分だぞ」
もちろん竜たちをけしかけたのはカレンだ。彼女は「さっさと終わらせるわよ」と言っただけだが、それでも一部の竜たちは我先にとトンネルに向かった。カレンの魔力量はとんでもないらしく、仕事を探してやって来た竜たちからすれば「女帝」と呼んでもおかしくないらしい。
「私が女帝なら、あなたは皇帝でしょ?」
「その場合は皇配か皇婿だろう」
「それじゃあ、あなたが皇帝で私が皇后?」
「いや、俺は皇帝じゃないから」
カレンは無理に俺を上の地位に就けようとするわけではないが、言葉の端々に上昇志向を感じるというか、俺が一番上に立って当たり前という前提で話をする。
「あなたあっての今の私だから当然でしょ?」
「あの出会いがすべてだったな」
「そうね」
俺が初めてこの盆地にやって来て、何日かかけて住める場所にしようとしていたところでいきなり背後から現れたのがカレンだ。
「あれから妻も増えたわね」
「誰かさんが増やしたがるからな」
「あなたくらいの魅力があるなら一〇〇人や二〇〇人くらいはいて当然でしょ?」
「そんなに妻を作っても相手ができないだろ」
陛下にも言ったが、俺の体は一つしかない。古代の御業とやらがどういうものかは分からないが、体は増えないだろう。
「う~ん、体を増やす方法かあ……」
「増やさなくていいぞ」
「そう? 体が二つあったら一人はここにいて、もう一人は仕事をするっていうのもできるんじゃない?」
「それだと仕事をする方は延々と仕事ばかりしてそうだな」
正直なところ、どんなことでもほどほどでいい。そもそも妻だってカレンだけでよかったのに、エルザとアルマが来て、それ以降もどんどんと増えた。カレンは増やしたがるし周りは押し込みたがるし、そのあたりはもう諦めている。
◆ ◆ ◆
それからしばらくしてトンネルが開通し、運河と港も完成した。さあ、これで一仕事終わったと思ったところで、とんでもない大仕事がやって来た。
「ええ、ここで商売をしたい、暮らしたいという者たちが集まり始めています」
俺は港が完成間近になったラドミラスハーフェンで陛下を案内している。
「元々このあたりで暮らしていた種族もいます。彼らはこのあたりの水の流れに詳しいですので、希望者は港で働いてもらうことになりました」
マーメイドやマーマンを中心に、川や海の中、あるいは水辺で暮らす種族たちには積極的に働いてもらう。
「ところで、そこにいるラミアとアルラウネはお前の妻か?」
「いえ、そういうわけではないのですが……」
ラミアのレイナはいつものように余計なことを口にせずに立って……いや、座っているのか。下半身が蛇だからな。アルラウネのラトカは下半身が花なので、座っているのか立っているのかは分からない。どのようにして移動しているのかも謎だ。スススっと音を立てずに近づいてくる。
この二人はここ最近、俺とそれぞれの種族との連絡役をしている。連絡役といっても、俺が港のほうに来た際の案内役というか接待係だろうか。このような状態になるまでに、俺の知らないところでいろいろなやり取りがあったらしい。漏れ聞こえてきた話をつなぎ合わせると、次のような経緯だそうだ。
川人魚族からはアレタ、海人魚族からはマレンが俺に嫁いで子供が生まれた。ラミア族とアルラウネ族も話し合いを行い、自分のところからも誰か出すべきではないかという話になった。その結果として彼女たちが選ばれた。俺としては貢物のように渡されるのはどうかと思うが、無下に突き返すこともできない。ラミアとアルラウネからすると、俺の庇護下にあるほうが安心できるらしいからた。
仮にだが、異国の船が襲ってくるなど、このあたりで何か大きな問題が起きたとしよう。その場合、俺に全員を助けるだけの余裕がないこともあり得る。もし俺がどれかの種族を切り捨てなければならないとすれば、俺の子供を産んでいない種族だろう。彼女たちは勝手にそう考えた。もちろんそれを聞いて俺はそんなことはしないと言った。そもそも、アルラウネなど、どうすれば人間との間で子供が作れるのか謎だ。だから俺の子供を産んだかどうかは関係ない。しかし、なかなか人の心というのは難しい。
「それも好意と信頼の証だろう」
「そうはおっしゃいますが、私の体は一つしかありませんので」
「ふむ。お前なら古代の御業のように、自分の体を増やすことくらいできそうだが?」
「無茶を言わないでください」
陛下は俺がどんなことでもできるビックリ人間だと思っている節があるが、残念ながら俺はそれほど器用ではない。魔力は増えた。使える魔法も若干増えた気もする。しかし、根本的なところは変わっていない。火を吐けるようにはなったが、火魔法はそれほど得意ではない。
「それはそれとしてだ、実はトンネルと運河が完成すれば、ここの総督をしてもらおうと思う」
「私がですか? それでは意味がないのでは?」
総督というのは国によって意味が違うようだが、アルマン王国では国王の代わりにその一帯を統率する者だ。一般的には占領地を治めるという立場が多いだろう。だから国境近くに置かれることが多い。
戦争で隣国の町を一時的に占領したとする。占領してそれで終わりではなく、その後はその領地を経営しなければならない。いずれ領土に組み込むとしても、そこで暮らしているのは隣国の国民と一時的に滞在している将兵たち。そこをうまくまとめるのが総督の仕事だ。
ちなみに、盆地から北はノルト辺境伯領なので、港のあるラドミラスハーフェンもうちの領地だ。ただし、今回の工事は国家事業として行われているので、旧エクディン準男爵領からうちに繋がるトンネル、そこからラドミラスハーフェンまでの運河、さらに港の運用に関しては国と協力することになっている。そのために総督を置くことにしたらしい。
「総督という立場が必要なだけだ。それに、このあたりで暮らす種族たちを刺激しないためにも、お前しかいない」
本来ならアルマン王国で初めてできた港の周辺を俺から召し上げるだろう。国の直轄にすることが最も国益に繋がる。経済的には。ところが、あのあたりで暮らす水棲種族たちは、川の上流で暮らすパウラやカレンたち水竜を神として崇めていた。だからドラゴネット周辺は聖地扱いされている。
ドラゴネットを始め、この盆地にある町の耕作地では、粉末状になった水竜の鱗が土に混ぜ込まれている。その成分が少しずつ水に溶け出し、下流で暮らす者たちの肌や鱗をより美しく強くしているらしい。ドラゴネットあってこその今の自分たち。このあたりで暮らす者たちはそう考えている。
別に水棲種族たちは危険ではないが、一人一人が並の兵士一〇人二〇人に匹敵する程度には強い。人数は少ないが、それぞれの種族が特殊な力を持っている。神のいる場所から勝手に切り離され、その上で国に従えと言われたら蜂起するかもしれない。そう陛下はお考えだ。
たとえばアレタやマレンはおっとりしているが、それは今は戦う必要がないからだ。マーメイドたちが魔法で大波を起こせば、大型船でも簡単に転覆するだろう。それに王城は湖の中にある。マーメイドやマーマン、リザードマンたちが怒って、湖の水を使って王城を攻めれば、一時間も経たずに崩れ去るのではないか。それは考えすぎだと俺は思うが。
その水棲種族たちですら、山から襲ってきた魔物たちが相手ではなす術もなかった。その魔物たちも竜たちに狩られたり追い立てられたりして、盆地の北側に移動したようだ。
「領主がそのまま総督を兼ねるのであれば何も心配はいらん。だから言葉どおり形だけやってほしい」
「形だけとおっしゃるならお引き受けいたします」
何が変わるわけでもない。ただ自分の領地の一部を取り仕切る総督になるだけなので、一つ仕事が増えるだけだろう。
◆ ◆ ◆
俺が港周辺の総督を引き受けると聞いたからか、トンネルの掘削速度が上がった。運河の工事に目処が立ったので、竜たちがトンネル工事に協力するようになったからだ。
竜という存在は、場合によっては人に恐れられる。だから人の姿をしていても自分が竜だということを隠すことがほとんどらしい。ところがこの国というかこの領地では、竜が普通に本来の姿で寝そべったり、人の姿で巨大な岩を持ち上げたり、まあ自由気ままに暮らしている。自分の力を活かした仕事ができるのが嬉しいと聞いている。
「国王の代行なら、もう少しで一番上ね」
「もう十分だぞ」
もちろん竜たちをけしかけたのはカレンだ。彼女は「さっさと終わらせるわよ」と言っただけだが、それでも一部の竜たちは我先にとトンネルに向かった。カレンの魔力量はとんでもないらしく、仕事を探してやって来た竜たちからすれば「女帝」と呼んでもおかしくないらしい。
「私が女帝なら、あなたは皇帝でしょ?」
「その場合は皇配か皇婿だろう」
「それじゃあ、あなたが皇帝で私が皇后?」
「いや、俺は皇帝じゃないから」
カレンは無理に俺を上の地位に就けようとするわけではないが、言葉の端々に上昇志向を感じるというか、俺が一番上に立って当たり前という前提で話をする。
「あなたあっての今の私だから当然でしょ?」
「あの出会いがすべてだったな」
「そうね」
俺が初めてこの盆地にやって来て、何日かかけて住める場所にしようとしていたところでいきなり背後から現れたのがカレンだ。
「あれから妻も増えたわね」
「誰かさんが増やしたがるからな」
「あなたくらいの魅力があるなら一〇〇人や二〇〇人くらいはいて当然でしょ?」
「そんなに妻を作っても相手ができないだろ」
陛下にも言ったが、俺の体は一つしかない。古代の御業とやらがどういうものかは分からないが、体は増えないだろう。
「う~ん、体を増やす方法かあ……」
「増やさなくていいぞ」
「そう? 体が二つあったら一人はここにいて、もう一人は仕事をするっていうのもできるんじゃない?」
「それだと仕事をする方は延々と仕事ばかりしてそうだな」
正直なところ、どんなことでもほどほどでいい。そもそも妻だってカレンだけでよかったのに、エルザとアルマが来て、それ以降もどんどんと増えた。カレンは増やしたがるし周りは押し込みたがるし、そのあたりはもう諦めている。
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それからしばらくしてトンネルが開通し、運河と港も完成した。さあ、これで一仕事終わったと思ったところで、とんでもない大仕事がやって来た。
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