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第五章:領主二年目第四部
年末の最後の仕事(三)
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修道院は町の外れの丘の上にあった。これがそうだったのか。俺は今年の戦争の際に戦場から王都に戻る際にここに立ち寄った。その時は丘の上に教会があるのが見えたが、修道院だとは思わなかった。
俺はこれまで他の貴族の領地に出かけたことは少ない。父にも俺にも知り合いが少なかったからだ。おそらくは小さな頃から慣らされていくのだろうが、俺は慣れることのないままこの年になってしまった。ハイデから王都に行ったことは何度もあるが、できる限り関わらないでおこうと思ってほぼ通過しただけだ。貴族の領地とはどういうものかが俺には微妙に分かっていない。
ドラゴネットは作った。だがあれは川に囲まれた土地をそのまま町にしただけで、城も気づけばできていた。町の区割りも何となくやってしまった。最初からブルーノがいれば違ったんだろうが、それは今さら言っても仕方がない。新しい町は普通の町になるはずだ。
◆ ◆ ◆
「失礼。ノルト男爵という。今日は修道院長に用事があって伺った。これが辺境伯殿から修道院長への手紙になる。取り次いでもらいたい」
「畏まりました。しばらく応接室でお待ちください」
入り口で用件を伝えると応接室に案内された。そこでしばらく経つと、年配の男性が女性を連れて入ってきた。温和な顔立ちの女性だが、知らない俺がいるからだろう、少し緊張した表情をしていた。
「ノルト男爵閣下、この修道院で院長を務めているアーブラハムと申します。辺境伯閣下からの手紙を確認いたしました。お帰りの際は誰かに声をかけていただければそれで結構でございます」
「分かった。感謝する」
院長は一礼すると部屋を出た。部屋にはレギーナだけが残された。
「レギーナ殿で間違いないな?」
「はい、そうですが……」
「俺はノルト男爵のエルマー・アーレントだ。実はあなたの娘のミリヤムが俺のところへ訪ねてきたので、その件で一度話をしようと思ってここへ伺った」
俺が事実を告げるとレギーナは驚いて目を見開いた。
「ミリヤムが⁉ あの子もどこかの修道院に入れられたはずですが」
それはそうだろうな。自分と同じ境遇だと思ったはずだ。
「それが修道院を逃げ出したそうだ」
「あの子がそんなことを?」
「ああ。結果としてうちに来ただけで、俺に会いに来たのではないんだが」
不審がるレギーナに、ミリヤムが二〇〇〇キロ近くを移動してドラゴネットに辿り着いたことを説明した。
「それで陛下の許可を取り、ミリヤムには役人として働いてもらうことになる。その彼女があなたに会いたいと言ったので、あなたの方はどうかと思って聞きにきたわけだ」
「ディーターは死罪になったそうですが、その側室の私を外に出してもいいのですか?」
「陛下がいいと仰ったからだ。さすがの俺でも勝手に連れ出すわけにはいかない。ここに残りたいなら無理に出ろとは言わないが、今後は娘と二人でゆっくり暮らしてみてはどうだ?」
レギーナはしばらく俯いて、それから「よろしくお願いします」と小さな声で答えた。
◆ ◆ ◆
俺はレギーナを連れてドラゴネットに戻った。何とも慌ただしい一日だった。[転移]が使えるというのも善し悪しだな。急いでしなければならないと思えてしまう。便利になればいいというものでもなさそうだ。
「お母さん!」
レギーナを見たミリヤムは駆け寄って抱きついた。
「ミリヤム! まあ立派な……男の子になって」
「これは色々と事情があって」
レギーナは少し困惑気味だった。どう見ても目の前いにいるのは利発そうな少年だ。服装は少し前までは孤児一歩手前というくらいのみすぼらしい格好だったが、女の子が母親に会うならそれなりの服装があるだろうと思った。それで背丈が近いカリンナとコリンナに適当な服を探して着替えさせるように言っておいたら、見事に男の子になった。これはどうなんだ? 二人はお仕置きだな。
「ノルト男爵、ディーターが国に逆らったことは事実です。私はそのことについては何も思っておりません。彼を愛していたわけでもありませんので。それで一つだけ、おそらく誰も知らなかったことを男爵様とミリヤムには伝えなければなりません」
「あまりいい話に聞こえないんだが」
また厄介事か? どれだけあるんだ?
「いえ、ミリヤムにとっては良い話でしょう。自分には何に罪も及ばないと聞けば、多少は心も楽になるのではないかと思います」
なるほど。ミリヤムにはノイフィーア伯爵の罪は及ばない。それが何を意味するか。
「ということは、俺が敵を討ったわけか。直接手を下したわけではないが」
「はい、男爵様のおかげです。自分の中で心の整理ができました」
レギーナが俺に向かって大きく頭を下げた。
「それで、相手は俺が分かる人なのか?」
「さすがにそれはあり得ません。この子が生まれる前にお墓の中にいましたので」
「そうか」
「?」
ミリヤムには俺たちのやり取りの細かな部分は分からなかったらしい。
「ミリヤム、要するにだ、お前はノイフィーア伯爵の血を受け継いでいないということだ」
「……え??」
ミリヤムが目をまん丸にする。
「ど、どういうことですか?」
「おそらくレギーナ殿がノイフィーア伯爵の側室にさせられた時点で腹の中にミリヤムがいたのだろう」
「はい、そういうことです」
「⁉」
伯爵の側室にさせられた。おそらくその時にミリヤムの実の父親は殺されたはずだ。邪魔になるからな。しかし一番やってはいけないことだろう。
「私はハインリヒの敵を取りたいと思いましたが、そう簡単に狙えるはずもなく、その間にミリヤムを産みました。日に日に大きくなるミリヤムを見ながら、この子はなんとしても立派に育てたい。できればディーターを倒せるくらいにと思いました。女の子だったのが残念ですが」
別の大陸の話らしいが、ある国の国王が城下で美しい女性を見つけた。誰なのかを調べるとそれはある臣下の妻だった。国王はその臣下に妻を差し出すようにと言った。だが臣下は差し出さなかった。国王は怒ってその臣下を殺して妻を奪おうとした。その妻は逃げて城内にある塔から身を投げた。
次に国王はまた別の美しい女性を見つけた。それもまた別の臣下の妻だった。同じように妻を差し出すように命令すると、その臣下は素直に従った。国王は大喜びでその臣下に大金を与えた。
その妻は国王の寝室に迎え入れられた。翌朝国王が起きてこないので女官が様子を見にいくと、ベッドには胸を刺されて殺された国王の姿があった。妻の姿はどこにもなかったそうだ。
よくよく調べてみると、塔から身を投げた妻の妹が国王を殺した妻で、最初に殺された臣下の弟が国王を殺した妻の夫だった。二人は兄と姉の仇を取って国を捨てたそうだ。
恋愛というのはただでさえ難しい。それなのに無理やり立場の弱い者から奪おうとすれば、それには相応の報いがあるだろう。
「それにしてもよく誤魔化せたな。生まれるのが早すぎると思われないか?」
普通に考えれば出産までが短すぎて疑問を持たれるはずだ。
「ディーターが側室の子供を気にするはずはありません。それにミリヤムは生まれた時は小さかったので、早めに生まれたと思われたようです」
「なるほどな」
ミリヤムはレギーナの話を理解し切れていないようで、口をぽかんと開けたままだった。
「ノイフィーア伯爵はもういない。この領地でゆっくり暮らしたらいいだろう。二人で暮らせる家を用意しよう」
「はい。お世話になります。できれば別の意味でも娘と一緒に男爵様のお世話になりたいのですが」
「……」
「別の意味って?」
ようやく我に返ったミリヤムがのんきにそんなことを聞く。
「ミリヤムは新しいお父さんは欲しくない?」
「いたらいいって思うけど……ってそういうこと⁉」
「そうよ。逞しい男性で、ハインリヒの仇を取ってくれた方で、しかも領主様。この上ない条件じゃない?」
「そそそれはそうかもしれないけど、ええええええ?」
ミリヤムが俺とレギーナの顔を交互に見ながらオロオロし始めた。
「私とミリヤム、両方の夫でもいいわよ。母子で同じ男性の妻になるというのも面白いわね」
「いやいや、お母さん、それはちょっと……」
「まあレギーナ殿も冗談はそれくらいにしてくれ。娘に会えてうれしいのは分かるが、真面目なミリヤムが困っているぞ」
そろそろだろう。冗談にしては度が過ぎるな。やりすぎると娘に嫌われるぞ。
「バレていましたか」
「冗談好きだと聞いていたからな」
「どなたからですか?」
「以前ノイフィーア伯爵の屋敷にいたアグネスという料理人だ。今は俺の使用人の一人として王都にいる」
「……彼女には何度も愚痴を聞いてもらいました」
「彼女は今は王都にいるが、定期的にこちらに戻る。顔を合わせる機会はあるだろう。愚痴を言うなり文句を言うなり感謝を述べるなり、そこは好きにしてくれ」
「……ありがとうございます」
これで一人段落か。ミリヤムやレギーナ以外にも修道院に入れられている女子供は多い。陛下も仰っていたように、今後は少しずつ外に出して働かせる方向に進むのだろう。親の罪が子に及ぶというのは難しい問題だな。
しかしまあ、年末までもう少しだ。これ以上厄介事はやって来てほしくないものだな。
俺はこれまで他の貴族の領地に出かけたことは少ない。父にも俺にも知り合いが少なかったからだ。おそらくは小さな頃から慣らされていくのだろうが、俺は慣れることのないままこの年になってしまった。ハイデから王都に行ったことは何度もあるが、できる限り関わらないでおこうと思ってほぼ通過しただけだ。貴族の領地とはどういうものかが俺には微妙に分かっていない。
ドラゴネットは作った。だがあれは川に囲まれた土地をそのまま町にしただけで、城も気づけばできていた。町の区割りも何となくやってしまった。最初からブルーノがいれば違ったんだろうが、それは今さら言っても仕方がない。新しい町は普通の町になるはずだ。
◆ ◆ ◆
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「ノルト男爵閣下、この修道院で院長を務めているアーブラハムと申します。辺境伯閣下からの手紙を確認いたしました。お帰りの際は誰かに声をかけていただければそれで結構でございます」
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「はい、そうですが……」
「俺はノルト男爵のエルマー・アーレントだ。実はあなたの娘のミリヤムが俺のところへ訪ねてきたので、その件で一度話をしようと思ってここへ伺った」
俺が事実を告げるとレギーナは驚いて目を見開いた。
「ミリヤムが⁉ あの子もどこかの修道院に入れられたはずですが」
それはそうだろうな。自分と同じ境遇だと思ったはずだ。
「それが修道院を逃げ出したそうだ」
「あの子がそんなことを?」
「ああ。結果としてうちに来ただけで、俺に会いに来たのではないんだが」
不審がるレギーナに、ミリヤムが二〇〇〇キロ近くを移動してドラゴネットに辿り着いたことを説明した。
「それで陛下の許可を取り、ミリヤムには役人として働いてもらうことになる。その彼女があなたに会いたいと言ったので、あなたの方はどうかと思って聞きにきたわけだ」
「ディーターは死罪になったそうですが、その側室の私を外に出してもいいのですか?」
「陛下がいいと仰ったからだ。さすがの俺でも勝手に連れ出すわけにはいかない。ここに残りたいなら無理に出ろとは言わないが、今後は娘と二人でゆっくり暮らしてみてはどうだ?」
レギーナはしばらく俯いて、それから「よろしくお願いします」と小さな声で答えた。
◆ ◆ ◆
俺はレギーナを連れてドラゴネットに戻った。何とも慌ただしい一日だった。[転移]が使えるというのも善し悪しだな。急いでしなければならないと思えてしまう。便利になればいいというものでもなさそうだ。
「お母さん!」
レギーナを見たミリヤムは駆け寄って抱きついた。
「ミリヤム! まあ立派な……男の子になって」
「これは色々と事情があって」
レギーナは少し困惑気味だった。どう見ても目の前いにいるのは利発そうな少年だ。服装は少し前までは孤児一歩手前というくらいのみすぼらしい格好だったが、女の子が母親に会うならそれなりの服装があるだろうと思った。それで背丈が近いカリンナとコリンナに適当な服を探して着替えさせるように言っておいたら、見事に男の子になった。これはどうなんだ? 二人はお仕置きだな。
「ノルト男爵、ディーターが国に逆らったことは事実です。私はそのことについては何も思っておりません。彼を愛していたわけでもありませんので。それで一つだけ、おそらく誰も知らなかったことを男爵様とミリヤムには伝えなければなりません」
「あまりいい話に聞こえないんだが」
また厄介事か? どれだけあるんだ?
「いえ、ミリヤムにとっては良い話でしょう。自分には何に罪も及ばないと聞けば、多少は心も楽になるのではないかと思います」
なるほど。ミリヤムにはノイフィーア伯爵の罪は及ばない。それが何を意味するか。
「ということは、俺が敵を討ったわけか。直接手を下したわけではないが」
「はい、男爵様のおかげです。自分の中で心の整理ができました」
レギーナが俺に向かって大きく頭を下げた。
「それで、相手は俺が分かる人なのか?」
「さすがにそれはあり得ません。この子が生まれる前にお墓の中にいましたので」
「そうか」
「?」
ミリヤムには俺たちのやり取りの細かな部分は分からなかったらしい。
「ミリヤム、要するにだ、お前はノイフィーア伯爵の血を受け継いでいないということだ」
「……え??」
ミリヤムが目をまん丸にする。
「ど、どういうことですか?」
「おそらくレギーナ殿がノイフィーア伯爵の側室にさせられた時点で腹の中にミリヤムがいたのだろう」
「はい、そういうことです」
「⁉」
伯爵の側室にさせられた。おそらくその時にミリヤムの実の父親は殺されたはずだ。邪魔になるからな。しかし一番やってはいけないことだろう。
「私はハインリヒの敵を取りたいと思いましたが、そう簡単に狙えるはずもなく、その間にミリヤムを産みました。日に日に大きくなるミリヤムを見ながら、この子はなんとしても立派に育てたい。できればディーターを倒せるくらいにと思いました。女の子だったのが残念ですが」
別の大陸の話らしいが、ある国の国王が城下で美しい女性を見つけた。誰なのかを調べるとそれはある臣下の妻だった。国王はその臣下に妻を差し出すようにと言った。だが臣下は差し出さなかった。国王は怒ってその臣下を殺して妻を奪おうとした。その妻は逃げて城内にある塔から身を投げた。
次に国王はまた別の美しい女性を見つけた。それもまた別の臣下の妻だった。同じように妻を差し出すように命令すると、その臣下は素直に従った。国王は大喜びでその臣下に大金を与えた。
その妻は国王の寝室に迎え入れられた。翌朝国王が起きてこないので女官が様子を見にいくと、ベッドには胸を刺されて殺された国王の姿があった。妻の姿はどこにもなかったそうだ。
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「それにしてもよく誤魔化せたな。生まれるのが早すぎると思われないか?」
普通に考えれば出産までが短すぎて疑問を持たれるはずだ。
「ディーターが側室の子供を気にするはずはありません。それにミリヤムは生まれた時は小さかったので、早めに生まれたと思われたようです」
「なるほどな」
ミリヤムはレギーナの話を理解し切れていないようで、口をぽかんと開けたままだった。
「ノイフィーア伯爵はもういない。この領地でゆっくり暮らしたらいいだろう。二人で暮らせる家を用意しよう」
「はい。お世話になります。できれば別の意味でも娘と一緒に男爵様のお世話になりたいのですが」
「……」
「別の意味って?」
ようやく我に返ったミリヤムがのんきにそんなことを聞く。
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「いたらいいって思うけど……ってそういうこと⁉」
「そうよ。逞しい男性で、ハインリヒの仇を取ってくれた方で、しかも領主様。この上ない条件じゃない?」
「そそそれはそうかもしれないけど、ええええええ?」
ミリヤムが俺とレギーナの顔を交互に見ながらオロオロし始めた。
「私とミリヤム、両方の夫でもいいわよ。母子で同じ男性の妻になるというのも面白いわね」
「いやいや、お母さん、それはちょっと……」
「まあレギーナ殿も冗談はそれくらいにしてくれ。娘に会えてうれしいのは分かるが、真面目なミリヤムが困っているぞ」
そろそろだろう。冗談にしては度が過ぎるな。やりすぎると娘に嫌われるぞ。
「バレていましたか」
「冗談好きだと聞いていたからな」
「どなたからですか?」
「以前ノイフィーア伯爵の屋敷にいたアグネスという料理人だ。今は俺の使用人の一人として王都にいる」
「……彼女には何度も愚痴を聞いてもらいました」
「彼女は今は王都にいるが、定期的にこちらに戻る。顔を合わせる機会はあるだろう。愚痴を言うなり文句を言うなり感謝を述べるなり、そこは好きにしてくれ」
「……ありがとうございます」
これで一人段落か。ミリヤムやレギーナ以外にも修道院に入れられている女子供は多い。陛下も仰っていたように、今後は少しずつ外に出して働かせる方向に進むのだろう。親の罪が子に及ぶというのは難しい問題だな。
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