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第五章:領主二年目第四部
竜たちの個性とは
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ノルト男爵領で使うようになったペガサス便だが、うちの荷物だけではなく、頼まれれば他の領地の荷物も運ぶことになる。例えばマーロー男爵領のエクセンに立ち寄って荷物を受け取り、それをバーラン経由で王都に運ぶということも行う。だがそれなりに高くする予定だ。ペガサス便でも一度にそれほど運べないからだ。普通の馬車の倍ほどだろう。
それに速度もそこまで速くない。どちらかといえば優雅に飛ぶのがペガサスだ。全力で地面を走るのと空を飛ぶのなら、実は走る方が速い。だが道が悪くても移動できるというのは大きい。空を行けば普通の馬車の三倍は速度が出るからだ。
グリフォンなら飛行速度も積載量もペガサスの何倍にもなるらしいが、グリフォンは空の覇者とも呼ばれる魔獣だ。従魔として契約すれば大人しくはなるが、近くにいる馬や牛が暴れる可能性があるから町中では使いにくいらしい。
さらにペガサス便もグリフォン便も、誰でも御者ができるわけではなく、従魔としての契約を行った者の言葉しか聞かない。うちではカイが第一号だが、例えばカイが「アンゼルム殿の指示に従うように」とペガサスに言ってもアンゼルム殿が好き勝手に使役できるかといえばそうはならない。だから御者の人数が一度に動かせる数ということになる。
とりあえずペガサス便やグリフォン便に関係する仕事がマリエッテたちの担当ということになっている。マリーナとマルリースがペガサスやグリフォンを捕まえ、マリエッテが従魔契約を担当する。唯一男性のマルニクスはバーランで集積所を作ることになった。
普通なら男が魔物を相手にするところだろうが、竜ならペガサスやグリフォン程度に後れを取ることはあり得ないか。だから男女関係なく魔物を捕まえるのだろう。そう思っていたら実は違った。
「私は戦うのが苦手ですので」
マルニクスは思った以上に大人しい性格だった。血筋と関係なく、竜というのはかなり個性的だな。マリエッテたちとはまだそれほど親しくなったわけではないが、顔を知っている竜たちは今のところこのような印象だ。
クラースは見た目は厳つい男だが、普段は真面目で大人しい。人間の振りをして冒険者をしたり、マルセル・ハイメンダールという偽名で陶芸家をしていたこともある多彩な男だ。酔うと饒舌になって失言をすることがある。そしてパウラに締められる。
パウラはまさに淑女だ。口数はあまり多くはない。だがクラースがやらかした時だけは怒る。怒るといっても怒鳴るわけではなく、静かに怒る。この世のどこかに燃える氷というものがあるそうだが、あえて言うならそのような存在だ。
カレンは根は真面目だが体を動かすのことと話すことが好きで、誰とでもすぐに仲良くなる。小柄だが常に何ごとにも全力だ。だがたまに突拍子もないことを口にする。俺が山にトンネルを掘っていた時、「ちまちま掘るくらいなら、下水みたいに真ん中をパーンと割ってから上を塞いだら?」と言ったことは絶対に忘れないだろう。
ローサはノリが良くていつでも誰かと喋っている。いつも場の雰囲気を和やかにしてくれるのが彼女だ。場合によっては馴れ馴れしく思う時があるが、それでも場の空気は読んでいるようで、雰囲気が悪くなったことはない。娼館の代表のアデリナとも仲がいいのは性格が似ているからだろう。
ここまでの四人は前からここにいた。ローサは前からというほど前からではないが、あっという間にここに馴染んだ。そして最近やって来たのがローサの親戚筋の四人姉弟だ。
長女のマリエッテは話すことは好きだが体を動かすことはそれほど好きではないらしい。たしかに動き回っているのはあまり見ない。長女だからか状況を判断して指示を出すのが得意なようだ。指示か的確というか、理路整然と話す性格のように思える。アンゲリカとよく料理の話をしているのを見かける。ヘルガやジョゼとも仲がいい。
次女のマリーナはマリエッテと違って、かなり無口だ。聞かれたことにしか答えない。「はい」と「いいえ」が一番多く、その次が「そうです」と「違います」だろうか。無口だが無表情ではなく、目を見れば言いたいことが分かる気がする。言葉を交わすのが苦手なだけだろう。俺が怖いのではないと思いたい。竜に怖がられる人間なんていないと信じたい。マリーナはなぜかエルザやカサンドラによくくっついている。エルザはあれで察することが得意だからな。カサンドラは落ち着いているから、一緒にいて落ち着くのかもしれない。
三女のマルリースはいつも動き回っている。マリエッテに「落ち着きなさい」と叱られているのをたまに見かける。体を動かすのが好きで喋るのも好きなようだ。カレンやローサ、他にはアルマやアメリアと仲がいい。姉弟の中で一番よく笑うのが彼女だろう。
長男で最年少のマルニクスは運動は嫌いではないようだが、戦うことが好きではないそうだ。魔物や魔獣が怖いというわけではなく、あまり血を見るのが得意ではないと。だからどうしても戦う必要があるなら竜の姿に戻って丸焼きにするそうだ。それもどうかと思うが、叩き潰すよりもマシらしい。先日はライナーと話し込んでいた。似たような性格だからかもしれないな。
竜を怒らせれば国が滅ぶとも言われる。国によっては魔獣とも聖獣とも神獣とも見なされる。その竜が八人もいるのがおかしいのか何なのかもう分からないが、今後とも仲良くしたいものだと思う。
「普通に接すれば問題ないと思うわよ。何も考えずに襲うわけじゃないんだから」
「その普通が難しいんだろうけどな」
カレンは事もなげに言うが、普通は竜が現れたら逃げ惑うらしいからな。どうもこの国は普通でない者が多いようだが。特にうちの領地な。
それに速度もそこまで速くない。どちらかといえば優雅に飛ぶのがペガサスだ。全力で地面を走るのと空を飛ぶのなら、実は走る方が速い。だが道が悪くても移動できるというのは大きい。空を行けば普通の馬車の三倍は速度が出るからだ。
グリフォンなら飛行速度も積載量もペガサスの何倍にもなるらしいが、グリフォンは空の覇者とも呼ばれる魔獣だ。従魔として契約すれば大人しくはなるが、近くにいる馬や牛が暴れる可能性があるから町中では使いにくいらしい。
さらにペガサス便もグリフォン便も、誰でも御者ができるわけではなく、従魔としての契約を行った者の言葉しか聞かない。うちではカイが第一号だが、例えばカイが「アンゼルム殿の指示に従うように」とペガサスに言ってもアンゼルム殿が好き勝手に使役できるかといえばそうはならない。だから御者の人数が一度に動かせる数ということになる。
とりあえずペガサス便やグリフォン便に関係する仕事がマリエッテたちの担当ということになっている。マリーナとマルリースがペガサスやグリフォンを捕まえ、マリエッテが従魔契約を担当する。唯一男性のマルニクスはバーランで集積所を作ることになった。
普通なら男が魔物を相手にするところだろうが、竜ならペガサスやグリフォン程度に後れを取ることはあり得ないか。だから男女関係なく魔物を捕まえるのだろう。そう思っていたら実は違った。
「私は戦うのが苦手ですので」
マルニクスは思った以上に大人しい性格だった。血筋と関係なく、竜というのはかなり個性的だな。マリエッテたちとはまだそれほど親しくなったわけではないが、顔を知っている竜たちは今のところこのような印象だ。
クラースは見た目は厳つい男だが、普段は真面目で大人しい。人間の振りをして冒険者をしたり、マルセル・ハイメンダールという偽名で陶芸家をしていたこともある多彩な男だ。酔うと饒舌になって失言をすることがある。そしてパウラに締められる。
パウラはまさに淑女だ。口数はあまり多くはない。だがクラースがやらかした時だけは怒る。怒るといっても怒鳴るわけではなく、静かに怒る。この世のどこかに燃える氷というものがあるそうだが、あえて言うならそのような存在だ。
カレンは根は真面目だが体を動かすのことと話すことが好きで、誰とでもすぐに仲良くなる。小柄だが常に何ごとにも全力だ。だがたまに突拍子もないことを口にする。俺が山にトンネルを掘っていた時、「ちまちま掘るくらいなら、下水みたいに真ん中をパーンと割ってから上を塞いだら?」と言ったことは絶対に忘れないだろう。
ローサはノリが良くていつでも誰かと喋っている。いつも場の雰囲気を和やかにしてくれるのが彼女だ。場合によっては馴れ馴れしく思う時があるが、それでも場の空気は読んでいるようで、雰囲気が悪くなったことはない。娼館の代表のアデリナとも仲がいいのは性格が似ているからだろう。
ここまでの四人は前からここにいた。ローサは前からというほど前からではないが、あっという間にここに馴染んだ。そして最近やって来たのがローサの親戚筋の四人姉弟だ。
長女のマリエッテは話すことは好きだが体を動かすことはそれほど好きではないらしい。たしかに動き回っているのはあまり見ない。長女だからか状況を判断して指示を出すのが得意なようだ。指示か的確というか、理路整然と話す性格のように思える。アンゲリカとよく料理の話をしているのを見かける。ヘルガやジョゼとも仲がいい。
次女のマリーナはマリエッテと違って、かなり無口だ。聞かれたことにしか答えない。「はい」と「いいえ」が一番多く、その次が「そうです」と「違います」だろうか。無口だが無表情ではなく、目を見れば言いたいことが分かる気がする。言葉を交わすのが苦手なだけだろう。俺が怖いのではないと思いたい。竜に怖がられる人間なんていないと信じたい。マリーナはなぜかエルザやカサンドラによくくっついている。エルザはあれで察することが得意だからな。カサンドラは落ち着いているから、一緒にいて落ち着くのかもしれない。
三女のマルリースはいつも動き回っている。マリエッテに「落ち着きなさい」と叱られているのをたまに見かける。体を動かすのが好きで喋るのも好きなようだ。カレンやローサ、他にはアルマやアメリアと仲がいい。姉弟の中で一番よく笑うのが彼女だろう。
長男で最年少のマルニクスは運動は嫌いではないようだが、戦うことが好きではないそうだ。魔物や魔獣が怖いというわけではなく、あまり血を見るのが得意ではないと。だからどうしても戦う必要があるなら竜の姿に戻って丸焼きにするそうだ。それもどうかと思うが、叩き潰すよりもマシらしい。先日はライナーと話し込んでいた。似たような性格だからかもしれないな。
竜を怒らせれば国が滅ぶとも言われる。国によっては魔獣とも聖獣とも神獣とも見なされる。その竜が八人もいるのがおかしいのか何なのかもう分からないが、今後とも仲良くしたいものだと思う。
「普通に接すれば問題ないと思うわよ。何も考えずに襲うわけじゃないんだから」
「その普通が難しいんだろうけどな」
カレンは事もなげに言うが、普通は竜が現れたら逃げ惑うらしいからな。どうもこの国は普通でない者が多いようだが。特にうちの領地な。
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