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第三章:領主二年目第二部
サン=エステルにて(三):母子対面
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その時点でおそらくエルザス辺境伯が関わっていると思ったそうだ。だが下手に騒いで話を大きくすれば娘が危険な目に遭うかもしれないと考えた。
「連れ去られたのは姉の方、第三王女です。レティシアを前にこのようなことを口にするのは気が引けますが、王位継承に関してのみ言えば、第三王女や第四王女が一人いなくても、国にとってはそれほど影響がないのです。切り捨てることも考えました」
確かに。これが王太子なら話は別だろう。言い方は悪いが、王女一人ならそれほど影響はない。もちろん婚姻政策によって国内の有力貴族や他国の王族との繋がりを強めるために嫁ぐことはある。だがすでに二人いるのなら、一人いなくなってどうしようもなく困るほどではない。
「ですが、母親の立場としては、生まれてからまだ数回しか抱いていない赤ちゃんです。陛下にも相談しました。すると陛下は大きな影響が出ない程度に首を縦に振ろうと」
それで大きな戦いはそれほどは起きていないが、小競り合いばっかり起きていたのか。辺境伯の持つ兵力だけならそれほど大会戦にはならないはずだ。だがたまに兵力の増強を求められたので、国軍の一部を参戦させることもあったと。
「ジョゼフィーヌがレティシアと瓜二つの女性の話をした時、まさかと思いましたが、この子が私たちに嘘を付くはずはありません」
もしかしたら見間違いはあるかもしれない。だが嘘は絶対につかない。そう王妃殿下に思ってもらえるほどジョゼフィーヌは信用されている。俺も彼女を疑おうとは思わなかったからな。真面目な言葉と表情からそれは伝わってくる。
「私の不注意から辛い思いをさせてしまったことについて、そのエルザさんには心から謝らなければなりません。弟に唆されさえしなければこんなことには……」
「一つお聞きしますが、そのデュドネ殿は巡察使という立場だったそうですが、エルザス辺境伯とはどれほど仲が良かったのですか? 辺境伯の姪を妻にしているとは聞いていますが」
良からぬ企みに関わっていたことは簡単に推測できる。問題はその程度がどれくらいだったのかということだ。
「本来あるべきことではありませんが、軍師という立場で領軍を取り仕切っていたようです。近年は出兵の際に副将を任されるほどの立場でした。叩けばいくらでもホコリが出るでしょう」
「そうでしたか。クロエ様、おそらく私は弟君が戦死した原因になったかもしれません」
「それは気にはしていません。もしデュドネがエルザス辺境伯が行った悪事の片棒を担いでいたとすれば、生きていたとしてもそれなりの処罰を下さなければなりません。あるのはどこでどのように死んだかという違いだけです。むしろ私や陛下がそれをしなくて済んだという点では、ノルト男爵にどれだけ感謝てもしきれません」
「……分かりました。それでは今からエルザを連れてきます。向こうで簡単に事情を説明しますので、少し時間を頂きます」
「時間は全く構いません。よろしくお願いします」
俺は部屋を出ると[転移]を使ってドラゴネットまで戻ることにした。
◆ ◆ ◆
城に戻るとまずエルザを探して、先ほど聞いた話を手短に説明した。
「連れ去られた……」
「ああ、向こうも詳しいことは分かっていないそうだが、事実はそうなる。それを計画したと思われる弟のデュドネ殿とエルザス辺境伯は先日死んだから、屋敷を探して何かが見つかるかどうかだ。だが第四王女とエルザは、俺から見てもそっくりだ。双子で間違いないだろう。双子じゃないと言われる方が怖いくらいだ」
「……向こうに連れて行ってもらえますか?」
「ああ、それならすぐに行こうか」
先ほどは王都サン=エステルからサン=サージュ、エルシャースレーベン、王都ヴァーデン、ドラゴネットと移動し、そこから逆にサン=エステルのヴァジ男爵邸まで戻ると、俺と指輪の魔力はほとんど空になった。指輪が二つあって助かった。
「お待たせしました」
エルザを連れてヴァジ男爵邸の応接室に戻ると、クロエ王妃とレティシア王女はエルザに駆け寄った。
「ああ、レティシアとそっくり……」
「夢にまで見た私のお姉様ですね。私とそっくりです」
腹が大きく、妊婦なので多少は顔もふっくらするが、目元や口元は二人と同じだ。ここまで似ているなら双子でないと言われても誰でも双子だと思うだろう。
「エルザさん、あの時はごめんなさい……」
王妃はエルザにすがり付いて泣き始めた。エルザはそんな母親の頭を優しく撫でていた。
王妃が落ち着くと、その口からもう一度エルザに事情が語られ始めた。エルザはじっとそれを聞いている。レティシア王女はエルザの隣に座り、彼女の手を握っていた。
「エルザさん、エルザス辺境伯の屋敷はいずれ調べることになるとして、あなたはレティシアの双子の姉になります。そのために第三王女の場所はずっと空けてありますが、無理にこの国に戻ってくださいとは言いません。今後はどうしますか?」
「私はエルマー様の第二夫人です。これまで大変気にかけていただいたようで、それに関してはありがたくも申し訳なくも思いますが、今さら王女だと言われてもピンと来ませんし、この子のこともあります」
エルザは腹に手を当てながらそうハッキリと言った。
「それはそうでしょうね。母親にとっては子供が一番です」
「はい。ですが私自身にも家族がいると分かって一安心しました。自分の出自は気にしないようにしていましたが、ジョゼフィーヌさんから話を聞いてからは、どうしても落ち着かなくなっていましたので」
「……エルザさん、もし良ければ、私を母と呼んでくれませんか?」
「はい、お母様」
「……エルザ」
「お姉様、妹であるこの私のことはレティシアとお呼びください」
「でも王女様を呼び捨てには……」
「レ・ティ・シ・ア・です!」
「ええと……」
レティシア王女の勢いにエルザが少し仰け反り、困ったように俺の方を見た。
「エルザ、呼んでいいと言われたんだ。呼んだらいい」
「そうですね、分かりました。それでは……レティシア」
「——!」
レティシア王女は胸に手を当てて天井を見た。
「ど、どうしたのですか?」
「長年お会いすることを夢見ていたお姉様から、まさかこの私の名前を呼んでいただける機会があるとは……」
やはり育ちは違ってもエルザの妹なんだろう。レティシア王女もかなり変わった性格のようだ。
母娘三人のやりとりが落ち着くと、状況を思い出したのか少し照れながら王妃殿下がこちらを見た。
「ノルト男爵、三日後に王城に来ていただけますか? ある程度の貴族を集めるためには時間が必要ですので」
「はい、もちろんです」
「そして多少順番がおかしいかもしれませんが、まずは陛下をエルザさんに会わせてあげてください。あの人もずっと気にしていましたので」
「分かりました。では個人的に陛下と対面した後、改めて大使として謁見という形でよろしいですか?」
「はい、それでお願いします」
「お姉様、名残惜しいですがまたお会いしましょう」
話が終わるとクロエ王妃とレティシア王女は晴れ晴れとした顔でヴァジ男爵邸を後にした。
「エルマー様、これは本当の話ですよね?」
「ああ、本当だ。世の中は何が起こるか分からないな。どこかの誰かが『起きる可能性があることはいつか起きる』と言ったが、まさにそうだな」
出自がハッキリしていなければ、誰だって王族や貴族の落胤という可能性もあるということだ。
「私は双子の片割れではなく、実は王女は別にいた、とかにはなりませんか?」
「あそこまで似ていて双子でない方が怖いぞ。性格もそっくりだ」
見た目はほぼ同じ、声も同じ、表情も同じ、少しおかしなところも同じ。言葉遣いが若干違うようだが、それは王女として育てられたかそうでないかの違いだろう。国によって言い回しも少し違うからな。
「連れ去られたのは姉の方、第三王女です。レティシアを前にこのようなことを口にするのは気が引けますが、王位継承に関してのみ言えば、第三王女や第四王女が一人いなくても、国にとってはそれほど影響がないのです。切り捨てることも考えました」
確かに。これが王太子なら話は別だろう。言い方は悪いが、王女一人ならそれほど影響はない。もちろん婚姻政策によって国内の有力貴族や他国の王族との繋がりを強めるために嫁ぐことはある。だがすでに二人いるのなら、一人いなくなってどうしようもなく困るほどではない。
「ですが、母親の立場としては、生まれてからまだ数回しか抱いていない赤ちゃんです。陛下にも相談しました。すると陛下は大きな影響が出ない程度に首を縦に振ろうと」
それで大きな戦いはそれほどは起きていないが、小競り合いばっかり起きていたのか。辺境伯の持つ兵力だけならそれほど大会戦にはならないはずだ。だがたまに兵力の増強を求められたので、国軍の一部を参戦させることもあったと。
「ジョゼフィーヌがレティシアと瓜二つの女性の話をした時、まさかと思いましたが、この子が私たちに嘘を付くはずはありません」
もしかしたら見間違いはあるかもしれない。だが嘘は絶対につかない。そう王妃殿下に思ってもらえるほどジョゼフィーヌは信用されている。俺も彼女を疑おうとは思わなかったからな。真面目な言葉と表情からそれは伝わってくる。
「私の不注意から辛い思いをさせてしまったことについて、そのエルザさんには心から謝らなければなりません。弟に唆されさえしなければこんなことには……」
「一つお聞きしますが、そのデュドネ殿は巡察使という立場だったそうですが、エルザス辺境伯とはどれほど仲が良かったのですか? 辺境伯の姪を妻にしているとは聞いていますが」
良からぬ企みに関わっていたことは簡単に推測できる。問題はその程度がどれくらいだったのかということだ。
「本来あるべきことではありませんが、軍師という立場で領軍を取り仕切っていたようです。近年は出兵の際に副将を任されるほどの立場でした。叩けばいくらでもホコリが出るでしょう」
「そうでしたか。クロエ様、おそらく私は弟君が戦死した原因になったかもしれません」
「それは気にはしていません。もしデュドネがエルザス辺境伯が行った悪事の片棒を担いでいたとすれば、生きていたとしてもそれなりの処罰を下さなければなりません。あるのはどこでどのように死んだかという違いだけです。むしろ私や陛下がそれをしなくて済んだという点では、ノルト男爵にどれだけ感謝てもしきれません」
「……分かりました。それでは今からエルザを連れてきます。向こうで簡単に事情を説明しますので、少し時間を頂きます」
「時間は全く構いません。よろしくお願いします」
俺は部屋を出ると[転移]を使ってドラゴネットまで戻ることにした。
◆ ◆ ◆
城に戻るとまずエルザを探して、先ほど聞いた話を手短に説明した。
「連れ去られた……」
「ああ、向こうも詳しいことは分かっていないそうだが、事実はそうなる。それを計画したと思われる弟のデュドネ殿とエルザス辺境伯は先日死んだから、屋敷を探して何かが見つかるかどうかだ。だが第四王女とエルザは、俺から見てもそっくりだ。双子で間違いないだろう。双子じゃないと言われる方が怖いくらいだ」
「……向こうに連れて行ってもらえますか?」
「ああ、それならすぐに行こうか」
先ほどは王都サン=エステルからサン=サージュ、エルシャースレーベン、王都ヴァーデン、ドラゴネットと移動し、そこから逆にサン=エステルのヴァジ男爵邸まで戻ると、俺と指輪の魔力はほとんど空になった。指輪が二つあって助かった。
「お待たせしました」
エルザを連れてヴァジ男爵邸の応接室に戻ると、クロエ王妃とレティシア王女はエルザに駆け寄った。
「ああ、レティシアとそっくり……」
「夢にまで見た私のお姉様ですね。私とそっくりです」
腹が大きく、妊婦なので多少は顔もふっくらするが、目元や口元は二人と同じだ。ここまで似ているなら双子でないと言われても誰でも双子だと思うだろう。
「エルザさん、あの時はごめんなさい……」
王妃はエルザにすがり付いて泣き始めた。エルザはそんな母親の頭を優しく撫でていた。
王妃が落ち着くと、その口からもう一度エルザに事情が語られ始めた。エルザはじっとそれを聞いている。レティシア王女はエルザの隣に座り、彼女の手を握っていた。
「エルザさん、エルザス辺境伯の屋敷はいずれ調べることになるとして、あなたはレティシアの双子の姉になります。そのために第三王女の場所はずっと空けてありますが、無理にこの国に戻ってくださいとは言いません。今後はどうしますか?」
「私はエルマー様の第二夫人です。これまで大変気にかけていただいたようで、それに関してはありがたくも申し訳なくも思いますが、今さら王女だと言われてもピンと来ませんし、この子のこともあります」
エルザは腹に手を当てながらそうハッキリと言った。
「それはそうでしょうね。母親にとっては子供が一番です」
「はい。ですが私自身にも家族がいると分かって一安心しました。自分の出自は気にしないようにしていましたが、ジョゼフィーヌさんから話を聞いてからは、どうしても落ち着かなくなっていましたので」
「……エルザさん、もし良ければ、私を母と呼んでくれませんか?」
「はい、お母様」
「……エルザ」
「お姉様、妹であるこの私のことはレティシアとお呼びください」
「でも王女様を呼び捨てには……」
「レ・ティ・シ・ア・です!」
「ええと……」
レティシア王女の勢いにエルザが少し仰け反り、困ったように俺の方を見た。
「エルザ、呼んでいいと言われたんだ。呼んだらいい」
「そうですね、分かりました。それでは……レティシア」
「——!」
レティシア王女は胸に手を当てて天井を見た。
「ど、どうしたのですか?」
「長年お会いすることを夢見ていたお姉様から、まさかこの私の名前を呼んでいただける機会があるとは……」
やはり育ちは違ってもエルザの妹なんだろう。レティシア王女もかなり変わった性格のようだ。
母娘三人のやりとりが落ち着くと、状況を思い出したのか少し照れながら王妃殿下がこちらを見た。
「ノルト男爵、三日後に王城に来ていただけますか? ある程度の貴族を集めるためには時間が必要ですので」
「はい、もちろんです」
「そして多少順番がおかしいかもしれませんが、まずは陛下をエルザさんに会わせてあげてください。あの人もずっと気にしていましたので」
「分かりました。では個人的に陛下と対面した後、改めて大使として謁見という形でよろしいですか?」
「はい、それでお願いします」
「お姉様、名残惜しいですがまたお会いしましょう」
話が終わるとクロエ王妃とレティシア王女は晴れ晴れとした顔でヴァジ男爵邸を後にした。
「エルマー様、これは本当の話ですよね?」
「ああ、本当だ。世の中は何が起こるか分からないな。どこかの誰かが『起きる可能性があることはいつか起きる』と言ったが、まさにそうだな」
出自がハッキリしていなければ、誰だって王族や貴族の落胤という可能性もあるということだ。
「私は双子の片割れではなく、実は王女は別にいた、とかにはなりませんか?」
「あそこまで似ていて双子でない方が怖いぞ。性格もそっくりだ」
見た目はほぼ同じ、声も同じ、表情も同じ、少しおかしなところも同じ。言葉遣いが若干違うようだが、それは王女として育てられたかそうでないかの違いだろう。国によって言い回しも少し違うからな。
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