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第一章:領主一年目
ある薬師の旅(二)
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貧民街での放火事件の後、私はエルマー君が新しく作ったノルト男爵領が募集する移民団に参加することになりました。これはエルマー君に頼まれてゲルトさんが集めた人たちで、職人と職人以外で構成されていました。私も職人ということになります。
ちなみに「エルマー君」と呼んでいるのは心の中だけで、もちろん本人に向かっては以前から「エルマー様」と呼んでいます。向こうに行けば常にエルマー様でしょうね。ポロッと口にすると問題になりそうですので。
私は職人が集まっている地区に住んでいたわけではありませんので、それほど知り合いが多いわけではありませんが、それでも何人かは知った顔がいました。機織りや染めをしているアメリアさんはよくうちに来ていましたね。このあたりではジルバーヴァインと呼ばれる植物の実をよく買いにきていました。鎮痛剤として使われることが多いですね。お祖父様は木天蓼と呼んでいました。
「あんたが向こうに行くとは思わなかったがな」
「そうですか? 王都ももう十分かなと思いまして」
「余計なことを言ったな。まあ人それぞれだ。向こうに行っても元気でな」
「必要があればまた戻ってきますよ。とりあえずゲルトさんもお元気で」
私の人生からすれば、ノルト男爵領で暮らす時間はごく一部になるでしょう。エルフが一〇〇〇年ほど生きるとして、たしか今で六〇〇歳を超えたところです。まだ四〇〇年以上生きるなら、五〇年から一〇〇年くらいは向こうにいてもいいでしょう。
移住当日、私を運んでくれたのはエルマー君……いえ、エルマー様の奥様のカレン様でした。まさかの竜でした。いえ、人の姿になる竜は実家のあたりでも何人かいましたので驚くことではありません。ですが遠く離れたこの国でも竜を妻にする人がいるのかと思うと、お祖父様を思い出さないわけにはいきません。人柄はまったく違いますが。
これまでいくつもの国を見てきました。竜を恐れている国もありますし、竜に親しみを持っている国もあります。ですがそれはあくまで畏敬の念としてであって、普通は夫や妻にはしないようです。自分の素性をバラす竜はほとんどいないようですので、お姉様は特殊だとお祖父様は言っていました。
そんなあるとき、エルザちゃんからある薬の話を聞きました。エルマー様が作った水薬で、男女ともに精力絶倫になるものだそうです。素材としては竜の爪が使われているとか。竜の爪は……たしかお姉様からいただいたものが少しだけ残っていましたね。やはりこの国でも薬の材料になっているようですね。
あ、お姉様と呼んでいますが本当の姉ではなく、お祖父様の妻の一人です。私に薬の知識を教えてくれた人で、一番仲良くしてくれました。世代的には「おばあさん」になるのでしょうが、うちの一族は家族関係が少しややこしかったのです。お祖父様の妻はみんな若々しく、私が知っているだけで当時二〇人はいましたが、どなたも今の私よりも若く見えました。
とりあえず「おばあさん」世代に相当する女性も多かったのですが、「おばあさん」や「おばさん」と呼ぶと「おねえちゃんよ!」と言う面倒くさい大叔母もいましたので、お姉様以外の方たちは「〇〇姉様」と呼ぶようにしていました。あの人たちはエルフでもないのに年を取りませんでしたから、本当に謎でしたね。
そのお姉様から直接いただいた爪は、残りがかなり少なくなっていました。爪はそのまま飲むわけではなく、削って煮出して使います。一度に使う量はごく少量ですが、それでも何百年も旅をする間に減りました。竜がいると言われるこの土地ならもしかしたら手に入るかもと思ってここまで来ましたが、探す間もなくいただけることになるとは思いませんでした。ポンと丸々一つ。他にも鱗の欠片や粉末も。粉末は畑に撒けば麦がよく育つそうです。たしかにお姉様もそのようなことを言っていましたし、お祖父様も使っていましたね。どこにでも同じようなことをする人はいるものですね。
魔道具の素材として使うなら竜の属性は影響するそうですが、薬の材料にするならほとんど影響しません。カレン様のお父様……クラース様と言いましたか、この方は火竜のようですね。お姉様は古代竜という属性のない竜だそうです。
そのとき写させていただいたレシピですが、どれも私が見たことがないものばかりでした。これらはカレン様のお父様が作ったレシピだそうで、私がお祖父様やお姉様から教えていただいたものとは違いました。怪我を直す薬も病気を治す薬もありました。そのあたりは店で販売できそうです。本来ですと非常に高価な薬になるのでしょうが……原材料費がほとんどかかっていませんので、普通の薬と同じかやや高めくらいで大丈夫でしょうか。
結果として私の手元には、エルマー様から教えていただいた「体の不調をなかったことにする薬」と「精力絶倫になる薬」、そして前から私が持っていた「一定期間は絶対妊娠しない薬」と「二人ともが飲めば絶対妊娠する薬」という、特定の目的で非常に重宝されそうな薬が揃うことになりました。これらは少し特殊ですので、販売には気を使いますね。
こちらに来てしばらく経ち、ある日カレン様から妊娠の相談をされました。これまで竜の姿に戻れたのにいきなり戻れなくなったと。話を聞く限りは妊娠されたと思われますが、一か月も経っていないのに判断はできません。ごく常識的な助言しかできませんでした。
そのときカレン様は「私の代わりができたわね」とおっしゃっていましたし、エルマー様は私の年齢を聞いても「とてもそんな風には見えないが……」と言ってくださいました。
私は恋多き女というわけではありませんし、そう簡単に体を許すつもりもありませんが、エルマー様はどことなくお祖父様と似ています。見た目や話し方は正反対と言えるほど違いますが、根本的な部分と言えばいいのでしょうか、考え方の根っこがよく似ています。ですので気になる男性ではあります。
お祖父様は非常に温和な方ですが、身内が何かされそうなら全力で敵を叩きのめすつもりがあるそうです。全力を出したのは誰も見たことがないそうですが。「初めて会うた瞬間、こやつを敵に回したら確実に死ぬ、髪の毛一本どころか細胞一欠片すらこの地上に残らん、と思うたが、お前様はそもそも敵を作らぬ性格じゃった。敵に回るのは愚か者ばかりじゃな」とお姉様から聞いたことがあります。
一方でエルマー様についてですが、エルザちゃんに言わせれば、エルマー様は敵以外には非常に優しい方だそうです。ですが敵に対しては軍学校時代から、二度と突っかかってこないように一度徹底的に叩きのめす、と言っていたようで、そういうところも含めてどことなくお祖父様に似ているのでしょう。一八〇度違うように見えて、味方に優しく敵に厳しいのは同じですね。
この先この町がどのように成長するにせよ、カレン様を除けばほとんどが私より短命です。しばらくは静かに彼らを見守りましょうか。
ちなみに「エルマー君」と呼んでいるのは心の中だけで、もちろん本人に向かっては以前から「エルマー様」と呼んでいます。向こうに行けば常にエルマー様でしょうね。ポロッと口にすると問題になりそうですので。
私は職人が集まっている地区に住んでいたわけではありませんので、それほど知り合いが多いわけではありませんが、それでも何人かは知った顔がいました。機織りや染めをしているアメリアさんはよくうちに来ていましたね。このあたりではジルバーヴァインと呼ばれる植物の実をよく買いにきていました。鎮痛剤として使われることが多いですね。お祖父様は木天蓼と呼んでいました。
「あんたが向こうに行くとは思わなかったがな」
「そうですか? 王都ももう十分かなと思いまして」
「余計なことを言ったな。まあ人それぞれだ。向こうに行っても元気でな」
「必要があればまた戻ってきますよ。とりあえずゲルトさんもお元気で」
私の人生からすれば、ノルト男爵領で暮らす時間はごく一部になるでしょう。エルフが一〇〇〇年ほど生きるとして、たしか今で六〇〇歳を超えたところです。まだ四〇〇年以上生きるなら、五〇年から一〇〇年くらいは向こうにいてもいいでしょう。
移住当日、私を運んでくれたのはエルマー君……いえ、エルマー様の奥様のカレン様でした。まさかの竜でした。いえ、人の姿になる竜は実家のあたりでも何人かいましたので驚くことではありません。ですが遠く離れたこの国でも竜を妻にする人がいるのかと思うと、お祖父様を思い出さないわけにはいきません。人柄はまったく違いますが。
これまでいくつもの国を見てきました。竜を恐れている国もありますし、竜に親しみを持っている国もあります。ですがそれはあくまで畏敬の念としてであって、普通は夫や妻にはしないようです。自分の素性をバラす竜はほとんどいないようですので、お姉様は特殊だとお祖父様は言っていました。
そんなあるとき、エルザちゃんからある薬の話を聞きました。エルマー様が作った水薬で、男女ともに精力絶倫になるものだそうです。素材としては竜の爪が使われているとか。竜の爪は……たしかお姉様からいただいたものが少しだけ残っていましたね。やはりこの国でも薬の材料になっているようですね。
あ、お姉様と呼んでいますが本当の姉ではなく、お祖父様の妻の一人です。私に薬の知識を教えてくれた人で、一番仲良くしてくれました。世代的には「おばあさん」になるのでしょうが、うちの一族は家族関係が少しややこしかったのです。お祖父様の妻はみんな若々しく、私が知っているだけで当時二〇人はいましたが、どなたも今の私よりも若く見えました。
とりあえず「おばあさん」世代に相当する女性も多かったのですが、「おばあさん」や「おばさん」と呼ぶと「おねえちゃんよ!」と言う面倒くさい大叔母もいましたので、お姉様以外の方たちは「〇〇姉様」と呼ぶようにしていました。あの人たちはエルフでもないのに年を取りませんでしたから、本当に謎でしたね。
そのお姉様から直接いただいた爪は、残りがかなり少なくなっていました。爪はそのまま飲むわけではなく、削って煮出して使います。一度に使う量はごく少量ですが、それでも何百年も旅をする間に減りました。竜がいると言われるこの土地ならもしかしたら手に入るかもと思ってここまで来ましたが、探す間もなくいただけることになるとは思いませんでした。ポンと丸々一つ。他にも鱗の欠片や粉末も。粉末は畑に撒けば麦がよく育つそうです。たしかにお姉様もそのようなことを言っていましたし、お祖父様も使っていましたね。どこにでも同じようなことをする人はいるものですね。
魔道具の素材として使うなら竜の属性は影響するそうですが、薬の材料にするならほとんど影響しません。カレン様のお父様……クラース様と言いましたか、この方は火竜のようですね。お姉様は古代竜という属性のない竜だそうです。
そのとき写させていただいたレシピですが、どれも私が見たことがないものばかりでした。これらはカレン様のお父様が作ったレシピだそうで、私がお祖父様やお姉様から教えていただいたものとは違いました。怪我を直す薬も病気を治す薬もありました。そのあたりは店で販売できそうです。本来ですと非常に高価な薬になるのでしょうが……原材料費がほとんどかかっていませんので、普通の薬と同じかやや高めくらいで大丈夫でしょうか。
結果として私の手元には、エルマー様から教えていただいた「体の不調をなかったことにする薬」と「精力絶倫になる薬」、そして前から私が持っていた「一定期間は絶対妊娠しない薬」と「二人ともが飲めば絶対妊娠する薬」という、特定の目的で非常に重宝されそうな薬が揃うことになりました。これらは少し特殊ですので、販売には気を使いますね。
こちらに来てしばらく経ち、ある日カレン様から妊娠の相談をされました。これまで竜の姿に戻れたのにいきなり戻れなくなったと。話を聞く限りは妊娠されたと思われますが、一か月も経っていないのに判断はできません。ごく常識的な助言しかできませんでした。
そのときカレン様は「私の代わりができたわね」とおっしゃっていましたし、エルマー様は私の年齢を聞いても「とてもそんな風には見えないが……」と言ってくださいました。
私は恋多き女というわけではありませんし、そう簡単に体を許すつもりもありませんが、エルマー様はどことなくお祖父様と似ています。見た目や話し方は正反対と言えるほど違いますが、根本的な部分と言えばいいのでしょうか、考え方の根っこがよく似ています。ですので気になる男性ではあります。
お祖父様は非常に温和な方ですが、身内が何かされそうなら全力で敵を叩きのめすつもりがあるそうです。全力を出したのは誰も見たことがないそうですが。「初めて会うた瞬間、こやつを敵に回したら確実に死ぬ、髪の毛一本どころか細胞一欠片すらこの地上に残らん、と思うたが、お前様はそもそも敵を作らぬ性格じゃった。敵に回るのは愚か者ばかりじゃな」とお姉様から聞いたことがあります。
一方でエルマー様についてですが、エルザちゃんに言わせれば、エルマー様は敵以外には非常に優しい方だそうです。ですが敵に対しては軍学校時代から、二度と突っかかってこないように一度徹底的に叩きのめす、と言っていたようで、そういうところも含めてどことなくお祖父様に似ているのでしょう。一八〇度違うように見えて、味方に優しく敵に厳しいのは同じですね。
この先この町がどのように成長するにせよ、カレン様を除けばほとんどが私より短命です。しばらくは静かに彼らを見守りましょうか。
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