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第一章:領主一年目
ダニエルの仮工房と竜の鱗
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「ほう、この町は……何もないわけではありませんが、建物が少ないですね。これは……話に聞く運河ですか。かなり立派ですね」
「これからだな。まだ引っ越して三か月も経っていないからな」
「そう考えるとかなり発展していると言えるのでしょうね」
城や教会など、町として必要な建物はある。家も建っているし麦畑もある。パン屋、商店、酒場、宿屋など、必要な店も揃い始めた。職人街もできた。だがそれ以外のもの、例えばやって来た商人たちが順番に買い付けを行うような商店街など、他の町には普通にあるものがほとんどない。人が来ていないからだ。
王都から魔道具職人のダニエルさんを呼び、この町で作業をしてもらうことになった。ダニエルさんは王都に工房があるので、こちらで二日作業をしたら二日は王都に戻り、またこちらで二日作業をし、というように行き来しつつ作業を進めてもらう。
「ここを使ってもらおうと思う。家の方は他と同じだが、工房の方は何もないという建物だ」
「大掛かりな道具などは使いませんので、ここで問題ありません」
彼のために用意したこの工房は、家の部分は完成しているが工房部分は何もないというものだ。職人が増えたときのために何軒か作られたもので、ダニエルさんは大きな道具は使わないからここで十分ということだった。
素材は全てこちらで用意し、作業はダニエルさんにすべて任せることになるだろう。俺は魔道具については素人だからだ。もちろん俺だって土魔法でできることがあるならするが。
「まず、エルマー様には大まかな構造を掴んでいただきます」
「分かった」
「今回のトンネルですが、九キロ近くありますので、それよりも長めに鱗を伸ばして繋げていきます。そして両端、つまりトンネルの出口あたりに魔力収集装置を設置します。これはなくても問題ないかもしれませんが、照明以外に魔道具も設置する可能性があるのなら、最初に取り付けておいた方がいいと思います」
魔道具を増やしすぎれば魔力が足りなくなる可能性も出てくるのか。
「そうだな。後から変にいじるよりはいいだろう」
「そして伝達路の途中に一定間隔で照明の魔道具を設置します。これに伝達路を触れさせます。触れてさえいれば接合しなくても大丈夫です」
「伝達路を天井近くに通して、そこにこうやって引っかけるのでも大丈夫なのか?」
俺は右手の人差し指をフックの形にして左手の人差し指に引っかけるようにしながら聞いてみた。触れさせるよりも引っかける方が楽だろう。
「え? ……あ、ああ、そういうことですか。なるほど……。はい、それでも大丈夫です。ただしむき出しでは悪戯をされたり盗まれたりする可能性もあります。設置が終わった後、エルマー様は土魔法で必要な部分以外を土で埋める作業をしてください。もし照明を追加したり他の魔道具を設置したりするなら、その部分だけ土を崩せば問題ないと思います」
照明の部分だけを土から出し、それ以外は埋め込んでおけば盗まれる心配はないか。まあそれでも盗もうとするやつもいるかもしれないが、完全に防ぐことは難しいだろうな。いずれは何か対策を考えるか。
「……そうだな。よし、分かった。とりあえず俺の仕事は伝達路を天井に固定すること、それからダニエルさんに作ってもらった魔道具を設置すること、そして最後に土で埋めることだな」
「はい、そうなります。私はここで伝達路と照明の加工をすることにします」
「よろしく頼む。食事やその他の世話をする担当はこちらで用意する。これから連れて来るので、何か必要なものがあれば彼女たちに伝えてもらいたい」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
一度城に帰ると鱗を二山ほど運んだが、これだけでどれくらいの長さになるかは分からない。照明を引っかけるならある程度の太さになるはずだ。そうなるとどれだけあっても足りなくなる可能性がある。とりあえずダニエルさんには作業を始めてもらって、彼が王都に戻っている間に追加しておこうか。
ダニエルさんの世話を任せた女性に「もし何かあれば城の方まで連絡するように」と伝えると、一度戻ることにした。
◆ ◆ ◆
「カレン、鱗のことなんだが、クラースとパウラがここに持って来てくれた以外にもあったりするのか?」
「いくらでもあるわよ。もっと必要なら好きなだけ持ってっていいって」
「そうか。とりあえず二山ほど運んでおいたが、最終的にどれくらい必要なのかが全く分からん。追加を持ってきてもらってもいいか?」
「いいけど、あなたなら勝手に入ってもいいわよ。そう言われてるから」
「いや、そうは言われてもさすがに気が引ける。一緒に付いて来てくれるか?」
「分かった」
さすがに勝手知ったる他人の家にように振る舞うことはできない。いくら身内であっても礼儀は必要。好きに持っていっていいと言われようが、それは俺の所有物ではない。俺の持ち物は俺が好きにしてもいいが、妻の物や妻の家族の物は違う。そこを勘違いすると大公のようになるだろう。
久しぶりと言うほどでもないが、またカレンの実家に来ている。前に来たのは、いずれ殿下の行啓がある時に備えて、貴賓室で使わせてもらう家具や食器を借りに来た時だな。
鱗が置いてあるのは物置ではなく、その近くにある別の部屋だった。扉には何も書かれていない。扉を開けると洞窟だった。
「また洞窟か」
「量があるから別に掘ったらしいわ。鱗はそっち、牙や爪はあっちの箱の中ね」
「一応牙や爪もあるのか」
「鱗ほど頻繁に生え替わるわけじゃないけど、それでもたまには生え替わるから」
たしかに箱の中には牙と爪が入っている。頻繁に生え替わるわけじゃないと言いながらもそれなりに数があるな。クラースは三〇〇〇歳くらいだったか。溜めればこれくらいにはなるんだろうか。よく分からん。
「頻繁じゃないわりには多くないか?」
「爪は伸びたら取れるわよ。牙は折れるとまた生えてくるから」
「折れるようなことをするのか? 竜に勝てる生き物はいないだろう」
竜に勝てる生き物は竜くらいだと思うが、もしかしたらあれか? 妻の序列だの何だの、やたらと面倒そうな決まりを教えてもらった。
「戦ったわけじゃなくて、自分の爪などを噛んでわざと折ったらしいわよ」
「自分で? 自傷行為が好きなのか?」
「そうじゃないわ。牙や爪も素材として売れるでしょ? それでわざわざ折ったりして生え替わらせたそうなの。でもやりすぎると価値が下がりすぎるから、ある程度まとめて作って、それをたまに売っていたらしいわ。でも用意しすぎたみたい」
「なるほど、理屈が分かった上で行っている金の卵か」
「ん? 何それ?」
「ああ、子供向けの話があってな……」
地域によって鳥の種類が違うそうだが、年に一回やってくる渡り鳥が金の卵を産む話だ。
ある時、とある夫婦の家の庭に渡り鳥がやって来て金の卵を産んだ。それが高値で売れたのでその夫婦は大喜びした。その鳥は毎年やって来るようになったが、一年につき一つしか卵を産まない。欲を掻いた夫婦は、鳥の腹の中には金が詰まっているだろうと思い、ある年その鳥を捕まえて殺して腹を切り開いたが、もちろん金は入っていなかった。欲を掻いてはいけないということを教えてくれる話だ。
「そうね。死んだら生え替わらないもんね」
「自分で言っておいて何だが、竜に置き換えるのは少し無理があったな。竜をどうこうできる者はいないだろう」
「でも理屈なら合ってるわよ。仲良くしておけばいいのよ」
「少し意味が変わったが、その意味ならおかしくはないか」
「そうそう、私たちみたいに」
「これからだな。まだ引っ越して三か月も経っていないからな」
「そう考えるとかなり発展していると言えるのでしょうね」
城や教会など、町として必要な建物はある。家も建っているし麦畑もある。パン屋、商店、酒場、宿屋など、必要な店も揃い始めた。職人街もできた。だがそれ以外のもの、例えばやって来た商人たちが順番に買い付けを行うような商店街など、他の町には普通にあるものがほとんどない。人が来ていないからだ。
王都から魔道具職人のダニエルさんを呼び、この町で作業をしてもらうことになった。ダニエルさんは王都に工房があるので、こちらで二日作業をしたら二日は王都に戻り、またこちらで二日作業をし、というように行き来しつつ作業を進めてもらう。
「ここを使ってもらおうと思う。家の方は他と同じだが、工房の方は何もないという建物だ」
「大掛かりな道具などは使いませんので、ここで問題ありません」
彼のために用意したこの工房は、家の部分は完成しているが工房部分は何もないというものだ。職人が増えたときのために何軒か作られたもので、ダニエルさんは大きな道具は使わないからここで十分ということだった。
素材は全てこちらで用意し、作業はダニエルさんにすべて任せることになるだろう。俺は魔道具については素人だからだ。もちろん俺だって土魔法でできることがあるならするが。
「まず、エルマー様には大まかな構造を掴んでいただきます」
「分かった」
「今回のトンネルですが、九キロ近くありますので、それよりも長めに鱗を伸ばして繋げていきます。そして両端、つまりトンネルの出口あたりに魔力収集装置を設置します。これはなくても問題ないかもしれませんが、照明以外に魔道具も設置する可能性があるのなら、最初に取り付けておいた方がいいと思います」
魔道具を増やしすぎれば魔力が足りなくなる可能性も出てくるのか。
「そうだな。後から変にいじるよりはいいだろう」
「そして伝達路の途中に一定間隔で照明の魔道具を設置します。これに伝達路を触れさせます。触れてさえいれば接合しなくても大丈夫です」
「伝達路を天井近くに通して、そこにこうやって引っかけるのでも大丈夫なのか?」
俺は右手の人差し指をフックの形にして左手の人差し指に引っかけるようにしながら聞いてみた。触れさせるよりも引っかける方が楽だろう。
「え? ……あ、ああ、そういうことですか。なるほど……。はい、それでも大丈夫です。ただしむき出しでは悪戯をされたり盗まれたりする可能性もあります。設置が終わった後、エルマー様は土魔法で必要な部分以外を土で埋める作業をしてください。もし照明を追加したり他の魔道具を設置したりするなら、その部分だけ土を崩せば問題ないと思います」
照明の部分だけを土から出し、それ以外は埋め込んでおけば盗まれる心配はないか。まあそれでも盗もうとするやつもいるかもしれないが、完全に防ぐことは難しいだろうな。いずれは何か対策を考えるか。
「……そうだな。よし、分かった。とりあえず俺の仕事は伝達路を天井に固定すること、それからダニエルさんに作ってもらった魔道具を設置すること、そして最後に土で埋めることだな」
「はい、そうなります。私はここで伝達路と照明の加工をすることにします」
「よろしく頼む。食事やその他の世話をする担当はこちらで用意する。これから連れて来るので、何か必要なものがあれば彼女たちに伝えてもらいたい」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
一度城に帰ると鱗を二山ほど運んだが、これだけでどれくらいの長さになるかは分からない。照明を引っかけるならある程度の太さになるはずだ。そうなるとどれだけあっても足りなくなる可能性がある。とりあえずダニエルさんには作業を始めてもらって、彼が王都に戻っている間に追加しておこうか。
ダニエルさんの世話を任せた女性に「もし何かあれば城の方まで連絡するように」と伝えると、一度戻ることにした。
◆ ◆ ◆
「カレン、鱗のことなんだが、クラースとパウラがここに持って来てくれた以外にもあったりするのか?」
「いくらでもあるわよ。もっと必要なら好きなだけ持ってっていいって」
「そうか。とりあえず二山ほど運んでおいたが、最終的にどれくらい必要なのかが全く分からん。追加を持ってきてもらってもいいか?」
「いいけど、あなたなら勝手に入ってもいいわよ。そう言われてるから」
「いや、そうは言われてもさすがに気が引ける。一緒に付いて来てくれるか?」
「分かった」
さすがに勝手知ったる他人の家にように振る舞うことはできない。いくら身内であっても礼儀は必要。好きに持っていっていいと言われようが、それは俺の所有物ではない。俺の持ち物は俺が好きにしてもいいが、妻の物や妻の家族の物は違う。そこを勘違いすると大公のようになるだろう。
久しぶりと言うほどでもないが、またカレンの実家に来ている。前に来たのは、いずれ殿下の行啓がある時に備えて、貴賓室で使わせてもらう家具や食器を借りに来た時だな。
鱗が置いてあるのは物置ではなく、その近くにある別の部屋だった。扉には何も書かれていない。扉を開けると洞窟だった。
「また洞窟か」
「量があるから別に掘ったらしいわ。鱗はそっち、牙や爪はあっちの箱の中ね」
「一応牙や爪もあるのか」
「鱗ほど頻繁に生え替わるわけじゃないけど、それでもたまには生え替わるから」
たしかに箱の中には牙と爪が入っている。頻繁に生え替わるわけじゃないと言いながらもそれなりに数があるな。クラースは三〇〇〇歳くらいだったか。溜めればこれくらいにはなるんだろうか。よく分からん。
「頻繁じゃないわりには多くないか?」
「爪は伸びたら取れるわよ。牙は折れるとまた生えてくるから」
「折れるようなことをするのか? 竜に勝てる生き物はいないだろう」
竜に勝てる生き物は竜くらいだと思うが、もしかしたらあれか? 妻の序列だの何だの、やたらと面倒そうな決まりを教えてもらった。
「戦ったわけじゃなくて、自分の爪などを噛んでわざと折ったらしいわよ」
「自分で? 自傷行為が好きなのか?」
「そうじゃないわ。牙や爪も素材として売れるでしょ? それでわざわざ折ったりして生え替わらせたそうなの。でもやりすぎると価値が下がりすぎるから、ある程度まとめて作って、それをたまに売っていたらしいわ。でも用意しすぎたみたい」
「なるほど、理屈が分かった上で行っている金の卵か」
「ん? 何それ?」
「ああ、子供向けの話があってな……」
地域によって鳥の種類が違うそうだが、年に一回やってくる渡り鳥が金の卵を産む話だ。
ある時、とある夫婦の家の庭に渡り鳥がやって来て金の卵を産んだ。それが高値で売れたのでその夫婦は大喜びした。その鳥は毎年やって来るようになったが、一年につき一つしか卵を産まない。欲を掻いた夫婦は、鳥の腹の中には金が詰まっているだろうと思い、ある年その鳥を捕まえて殺して腹を切り開いたが、もちろん金は入っていなかった。欲を掻いてはいけないということを教えてくれる話だ。
「そうね。死んだら生え替わらないもんね」
「自分で言っておいて何だが、竜に置き換えるのは少し無理があったな。竜をどうこうできる者はいないだろう」
「でも理屈なら合ってるわよ。仲良くしておけばいいのよ」
「少し意味が変わったが、その意味ならおかしくはないか」
「そうそう、私たちみたいに」
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