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第一章:領主一年目
町作り
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「みんなで協力し、できる限り早く全員が家に入れるようにする。まずはそこからだ。そのための石材、そして角材と板材も用意してある。各地区の棟梁の指示に従って作業を進めてくれ」
移動が終われば、まず必要なのは家だ。そのために棟梁たちとはあらかじめハイデにいたときから話し合いをしている。基本的な家の作りを同じにすれば作業が分かりやすくなるので、全て部屋の位置や大きさは統一される。一軒の家を建てるためにはどれだけの建材が必要かを話し合い、一軒ごとにまとめて置いておく。独身だろうが大所帯だろうが同じ家になるが、大きい分には文句は出ないだろう。他の家との違いを出したければ、自分で外装に手を入れてもらおう。
元々が田舎町なので周囲との繋がりは強い。新しく家を建てるときには、手が空いている者が集まって棟梁たちの指示で作業を進め、あっという間に家が建つ。もちろん内装などは後回しになるが、壁と屋根と床があればとりあえずは住める。しかも今回は同じ家ばかりだ。建てるごとに慣れてくるから作業速度は上がっていくだろう。
そうは言っても、さすがにすべての家を建て終えるには二週間程度は必要だ。とりあえずみんなが寝泊まりできるような、土を固めただけの簡易的な小屋はいくつも作ってある。しばらくはここで数家族ごとに寝泊まりしてもらうことになる。無理をすればこの中に住めなくもないが、これはあくまで一時利用の小屋だ。窓の代わりに穴が空いているだけなので、あまり快適とは言えない。寒い時期ではないから助かるな。
一方で、家に関わっていない者たちには、状況が落ち着いてきたら麦蒔きを始めてもらう。前に来たときにざっくりと土は起こしたが、畝は作っていない。畝を作らずに蒔く地域もあるらしいが、うちは以前から畝は作っていたので、そのやり方を継続してもらえばいい。
ここはハイデよりも北にあるので、蒔くのは早い方がいい。ハイデなら冬の始まりに蒔いて夏前に収穫するが、ここはもう少し早く蒔いて、もう少し遅く収穫することになる、と思っていたのだが少し状況が変わった。
「エルマー、我々の鱗を砕いて粉末にしたものを混ぜ込めばかなり土が肥えて収穫が早くなるぞ」
そう助言をしてくれたのがクラース。かつて農村部で人に交じって暮らしていたときに試したことがあるらしい。
「鱗には魔力が多く含まれている。ずっと効き目があるわけではないとは思うが、とりあえずこれだけ持ってきたから遠慮なく使ってくれ」
「それは助かる」
「なに、可愛い娘の嫁ぎ先だ。これくらいはさせてもらう。しばらく家を空けることになるから片付けようと思ったら出てくるわ出てくるわ」
二人の鱗と牙と爪などが、文字通り山のように積まれている。牙や爪にも同じような効果があるらしい。爪は特に夜の生活用に使われるだろうが。
「家を空けるって、旅にでも出るのか?」
「もう一人妻がいると言っただろう。ローサという名前だが、彼女のところに寄ってから、今度は三人で色々な町に出かけるつもりだ。それで気に入った場所が見つかればしばらく暮らそうと思っている」
「それもなかなか楽しそうだ」
竜は卵が生まれると——人の姿で妊娠すれば人と同じように出産するらしいが——基本的には家から離れなくなる。そして卵が孵り、人の姿になれるようになるくらいまで様々なことを教える。その中には人との暮らし方も含まれているそうだ。カレンはお転婆娘で、人の姿にまだ慣れていないのに飛び出してしまったそうだ。
親が家を離れるのは子供が親離れしたとき。家の管理はカレンに任せ、しばらく出かけると。
「どうしてもう一人の奥さん……ローサさんだったか、彼女を家に呼ばなかったんだ?」
「うむ、彼女は自分の家がいいと言ったのでな。無理にここまで連れてくる気にはならなかった。カレンが親離れをすれば向こうに行くと言っておいたので、そろそろ頃合いだろう。十数年は人にとっては長いだろうが、我々にとってはあっという間だ」
「たまにはカレンの顔を見に来てくれ。うっかり忘れると、俺は年を取ってもうこの世からいなくなるぞ」
「さすがにそれはない。大丈夫だ」
そう言うとクラースは「ちょっと手伝ってこよう」と家を建てている現場へ向かっていった。
さて、俺は俺でこの鱗の山から一枚取りだし、クラースが言ったように砕いて……砕いて……砕け、ない? ふんっ! くっ! これは……硬すぎる……だろう。曲がりもしなければ折れもしない。剣で削れば刃が欠けそうだ。どうしたものか……。
「鱗同士を擦り合わせてみては?」
「なるほど」
パウラの助言の通り、剣を研ぐように鱗と鱗を擦り合わせたら粉末になった。なるほど、どれだけ硬くても、同じ硬さ同士なら擦り合わせれば削れるのか。
「粉末にして使う場合はわずかで大丈夫です。鍋いっぱいのスープに塩を小さじ半分入れる気持ちで。あまり入れすぎるのも畑にとって良くないようですね」
「ありがとう。忘れないようにする」
「それでは一度カレンと一緒にハイデに戻って家財を持ってきましょうか」
「面倒だが頼む」
家のことは棟梁たちやクラースに任せ、俺とカレンとパウラは[転移]でハイデに戻ることにした。
「家の前にあるのを運べばいいですね?」
「順番とかはあるの?」
「順番はないが、ごちゃごちゃになると厄介だから、できれば家ごとに固めてほしい」
こういうとき、領民たちは字が書けるというのはありがたい。ある程度まとめた上で、それをロープでしばって名前を書いた紙がくくりつけられている。
カレンとパウラは土で作った板の上に家財をまとめて乗せて運んでいる。そうすればごちゃごちゃにならないから助かる。俺は俺でハイデのすぐ近くの二つの村を回り、回収しては鍋に入れ、回収しては鍋に入れを繰り返した。
この二つの村の住民は、ドラゴネットに行けばハイデの住民たちと一緒に暮らすことになっている。別に仲が悪くて別々に暮らしていたわけじゃない。たまたま開拓の都合で少し離れてしまっただけだ。村に名前を付ける案もあったらしいが、いつの間にか東村と南村という何のひねりもない名前で呼ばれることになった。二つの村からはハイデは『町』と呼ばれ、ハイデからは東村と南村は『村』とひとまとめに呼ばれていた。今後はその呼び方もなくなるな。
移動が終われば、まず必要なのは家だ。そのために棟梁たちとはあらかじめハイデにいたときから話し合いをしている。基本的な家の作りを同じにすれば作業が分かりやすくなるので、全て部屋の位置や大きさは統一される。一軒の家を建てるためにはどれだけの建材が必要かを話し合い、一軒ごとにまとめて置いておく。独身だろうが大所帯だろうが同じ家になるが、大きい分には文句は出ないだろう。他の家との違いを出したければ、自分で外装に手を入れてもらおう。
元々が田舎町なので周囲との繋がりは強い。新しく家を建てるときには、手が空いている者が集まって棟梁たちの指示で作業を進め、あっという間に家が建つ。もちろん内装などは後回しになるが、壁と屋根と床があればとりあえずは住める。しかも今回は同じ家ばかりだ。建てるごとに慣れてくるから作業速度は上がっていくだろう。
そうは言っても、さすがにすべての家を建て終えるには二週間程度は必要だ。とりあえずみんなが寝泊まりできるような、土を固めただけの簡易的な小屋はいくつも作ってある。しばらくはここで数家族ごとに寝泊まりしてもらうことになる。無理をすればこの中に住めなくもないが、これはあくまで一時利用の小屋だ。窓の代わりに穴が空いているだけなので、あまり快適とは言えない。寒い時期ではないから助かるな。
一方で、家に関わっていない者たちには、状況が落ち着いてきたら麦蒔きを始めてもらう。前に来たときにざっくりと土は起こしたが、畝は作っていない。畝を作らずに蒔く地域もあるらしいが、うちは以前から畝は作っていたので、そのやり方を継続してもらえばいい。
ここはハイデよりも北にあるので、蒔くのは早い方がいい。ハイデなら冬の始まりに蒔いて夏前に収穫するが、ここはもう少し早く蒔いて、もう少し遅く収穫することになる、と思っていたのだが少し状況が変わった。
「エルマー、我々の鱗を砕いて粉末にしたものを混ぜ込めばかなり土が肥えて収穫が早くなるぞ」
そう助言をしてくれたのがクラース。かつて農村部で人に交じって暮らしていたときに試したことがあるらしい。
「鱗には魔力が多く含まれている。ずっと効き目があるわけではないとは思うが、とりあえずこれだけ持ってきたから遠慮なく使ってくれ」
「それは助かる」
「なに、可愛い娘の嫁ぎ先だ。これくらいはさせてもらう。しばらく家を空けることになるから片付けようと思ったら出てくるわ出てくるわ」
二人の鱗と牙と爪などが、文字通り山のように積まれている。牙や爪にも同じような効果があるらしい。爪は特に夜の生活用に使われるだろうが。
「家を空けるって、旅にでも出るのか?」
「もう一人妻がいると言っただろう。ローサという名前だが、彼女のところに寄ってから、今度は三人で色々な町に出かけるつもりだ。それで気に入った場所が見つかればしばらく暮らそうと思っている」
「それもなかなか楽しそうだ」
竜は卵が生まれると——人の姿で妊娠すれば人と同じように出産するらしいが——基本的には家から離れなくなる。そして卵が孵り、人の姿になれるようになるくらいまで様々なことを教える。その中には人との暮らし方も含まれているそうだ。カレンはお転婆娘で、人の姿にまだ慣れていないのに飛び出してしまったそうだ。
親が家を離れるのは子供が親離れしたとき。家の管理はカレンに任せ、しばらく出かけると。
「どうしてもう一人の奥さん……ローサさんだったか、彼女を家に呼ばなかったんだ?」
「うむ、彼女は自分の家がいいと言ったのでな。無理にここまで連れてくる気にはならなかった。カレンが親離れをすれば向こうに行くと言っておいたので、そろそろ頃合いだろう。十数年は人にとっては長いだろうが、我々にとってはあっという間だ」
「たまにはカレンの顔を見に来てくれ。うっかり忘れると、俺は年を取ってもうこの世からいなくなるぞ」
「さすがにそれはない。大丈夫だ」
そう言うとクラースは「ちょっと手伝ってこよう」と家を建てている現場へ向かっていった。
さて、俺は俺でこの鱗の山から一枚取りだし、クラースが言ったように砕いて……砕いて……砕け、ない? ふんっ! くっ! これは……硬すぎる……だろう。曲がりもしなければ折れもしない。剣で削れば刃が欠けそうだ。どうしたものか……。
「鱗同士を擦り合わせてみては?」
「なるほど」
パウラの助言の通り、剣を研ぐように鱗と鱗を擦り合わせたら粉末になった。なるほど、どれだけ硬くても、同じ硬さ同士なら擦り合わせれば削れるのか。
「粉末にして使う場合はわずかで大丈夫です。鍋いっぱいのスープに塩を小さじ半分入れる気持ちで。あまり入れすぎるのも畑にとって良くないようですね」
「ありがとう。忘れないようにする」
「それでは一度カレンと一緒にハイデに戻って家財を持ってきましょうか」
「面倒だが頼む」
家のことは棟梁たちやクラースに任せ、俺とカレンとパウラは[転移]でハイデに戻ることにした。
「家の前にあるのを運べばいいですね?」
「順番とかはあるの?」
「順番はないが、ごちゃごちゃになると厄介だから、できれば家ごとに固めてほしい」
こういうとき、領民たちは字が書けるというのはありがたい。ある程度まとめた上で、それをロープでしばって名前を書いた紙がくくりつけられている。
カレンとパウラは土で作った板の上に家財をまとめて乗せて運んでいる。そうすればごちゃごちゃにならないから助かる。俺は俺でハイデのすぐ近くの二つの村を回り、回収しては鍋に入れ、回収しては鍋に入れを繰り返した。
この二つの村の住民は、ドラゴネットに行けばハイデの住民たちと一緒に暮らすことになっている。別に仲が悪くて別々に暮らしていたわけじゃない。たまたま開拓の都合で少し離れてしまっただけだ。村に名前を付ける案もあったらしいが、いつの間にか東村と南村という何のひねりもない名前で呼ばれることになった。二つの村からはハイデは『町』と呼ばれ、ハイデからは東村と南村は『村』とひとまとめに呼ばれていた。今後はその呼び方もなくなるな。
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