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2章 東日本県大会編
第1話 ウォーターバトルフィールドの誕生者
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2101年 トウキョウ 万代日エリア 国会議事堂
ワイワイ ガヤガヤ カイサンシロー
6月をむかえたある日の時。
国の中心であるここでたくさんの議員たちが集まる。
今日はスポーツ事業について会議をしようとしていた。
国会はえらい人たちが日本の今後について話し合う所で、
ルールをどうするか決める場所だ。
「カスミガサキ総理大臣、前に!」
カスミガサキ・ソウシン、日本をみちびく総理大臣が
指名されて中央の台頭に立つ。
ウオバトを生み出した男がいよいよ登場。
黒髪で前髪を左右に分けられた様は少し若そうなものの、
顔付きはリーダーらしく見える。
対する相手は女性議員でメガネをかけたおかっぱ頭、
質疑しようとしているのはヤマダ・インコ。
あらゆることに規制をかけようと熱を入れている
おせっかい人の代表格だ。
余計なところにまで根ほり葉ほり追及してトリしまり、
女性のためのルールをしこうとしている。
今日の国会でさっそくウオバトについて、
総理大臣に問い詰めようとしていた。
「えー、今回はウォーターバトルフィールド、
略してウオバトとよばれるスポーツの内容について
いくつか質疑させてもらいますっ!
2096年より制定されたあなたの案には
不可思議な点がいくつかあるのです。
こんな熱帯状態において水玉を打ち合うメリットに、
はたして意味がありますでしょうか?」
「ウォーターバトルフィールドは夏における
負担をかけない運動でまちがいありません。
スポーツ禁止令が発令されている間で、
人々の体力低下、精神的向上を保つために
冷涼さを用いた運動を広げるためであります」
「ですが、ルール内容が数点定まっていないところが
ございまして少々お聞きいたします。
まずはウォーターガンの特許についておかしい点が、
地域限定理由がどこかしこ不明です。
スポーツとは基本、等しい条件の下に行うもので
規格を地方別に分ける必要性がどこにあるのか?」
「決議の時にお話しした通り、SOとPO間で生じた
結果となっています。工場や開発者方の要望もふくめて
現時点においてはまだ検討中としか言えません」
「例の地方の技術関連の障害といった結果ですか?
いくらなんでもコレはやりすぎでしょう?
関東の子どもたちも様々な種類を使用したいのに、
おあずけではかわいそうに思えます。
各地方ごとに水鉄砲を分けへだてるなど、
言語道断ではないのでしょうか?」
ソウヨソウヨ ウオバトヨソウ カイサンシロー
会場の女性議員たちが大きく声を上げる。
差別するなと平等プレッシャーをかけて追い打ち。
カスミガサキ総理はこう述べた。
「お答えします、ウォーターバトルフィールドは
日本だけでなく世界各地でも行われていて、
確かにまだ不備もところどころにあります。
理由の中心は、外側とのとりしまりからなる
国外へ簡単に出させない工夫によるものです」
「外、国税調整の?」
「はい、元はSOのグラハム大臣が海外議会で世界特許が
アメリカやヨーロッパで発覚したことにより、
道具素材の値段をおさえられかけたのを止めるため。
そこへPOのコウシ大臣より日本エリア、
地方の制限にとどめるべきだとしてきされました。
私も苦肉の策でそこに賛成、寸前に流されるところを
どうにか区域内におさえるしかなかったのです。
かつて、日本製品がたくさん世界中へ流されて
格安のニセモノが多く出回ってしまった様に」
「うっ、ま、まあそういったケースもございましょ。
し、しかし、スポーツにまでそんな問題をまぜるのも
いかがなことかと・・・」
タジタジ
お金や貿易の事情を話したとたんに追及が止まる。
外国が出張ったとたんに勢いがなくなるのも、
こういった人の弱点でもある。
「次の議題へ!」
司会の人が別の質疑に代えさせる。
今度は試合場のことで問いつめようとした。
「次はコートについておうかがいします。
不定形自由形もルールとして公式認定されましたが、
基準がやはり不明なところがございますッ!
なぜ、ウオバトの形式が定めようとせずに
試合場の広さがあいまいなままなんですか?」
「主な理由の最大点は“場を選ばない”利便性です。
気温、熱はどこにでもふりかかる現象。
プールは費用や設置場所が限られるため、
身分関係なくプレイさせる目標にふくまれます」
「ですが、指定試合場に足場が不安定な所があります。
汽水域から水をかき集めてまでコスいことをして、
海や川だけでなくプール、はたまた温泉も!
子どももプレイしている場所がそういったことでは
ケガをする恐れもあるのではないでしょうか?」
イヤァオ キケンヨォ カイサンシロー
また会場がざわめく、試合場の形が適当すぎると
総理にマウント[えらそうな態度]取りとばかりおしこむ。
にもかかわらず、彼は静かな口調で応対した。
「おっしゃる通りですが、現地のまま試合をさせることを
許可しておりませんし、危険性なコンクリート場などは
ゴム製シートを設置させて安全性を高めております。
さらに、不定形自由形は四国の様な干害地域での
サポートのためにも適用。ウォーターガンの種類など
ゴルフ場と同様、エリア地域別に分けて定めています。
そちらのスポーツも今まで反意はなかったはずですが」
「くうっ、た、確かにそれもそうですが、
はんいの定まっていない所ってのはちょっと・・・。
ハフーッ、ハフーッ、世界はワクに固めてこそ成立ゥ。
川や海など危険な場所での試合場なんてムチャクチャァ、
つまり、その・・・アァァオ」
タジタジ
完全に自分の世界に入ってしまったインコ。
またしても言い分が通らなかった。
今の時代となって世間に受け入れられたウオバトに、
反対派は過半数以下にまで減って中止へもちこめず。
質疑はこれで終わりだが、まだ伝言があるらしく
カスミガサキ総理が今後の夏を大いに語り始めた。
「では、改めて水事業のありかたを述べて主張します。
2100年をすぎてからも環境はこくこくと変化、
身体は熱とかわきにイヤがおうでも直面させられる。
ですが、我々人類は気温という空気からは
決して逃れられず、地球産物に頼り続けるだけです。
今年もまた暑く、多くの人々が苦しみにあえぐでしょう」
「・・・・・・」
「人はいつまでもエアコンの中でいるわけにもいかず、
必ず熱射の世界を通して身を置いて生きる。
たとえ水鉄砲遊びだ、ようちだと思われようとも
ここ、日本こそ救いの手を生み出し、わずかに小さく
水のめぐみを世に、星の支えを広めたい。
私は、国民の方々を最優先として冷涼をもたらします!
この熱波をしのぎ、人として動物として生きるために!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおあお!!」
パチパチパチパチ カイサ、ウワナニヲス
盛大な拍手を送られる。
否定案も1つ決まることなくこの件も議決は続いて、
彼によってしめくくられた。
「「ぐぬぬ・・・」」
くやしがるインコ、反対意見がまったく通れずに
規制のキの字も植え付けられなかった。正論がないから。
というわけで、今回の質疑はウオバト推しで終わる。
国会議事堂 ろう下
「総理、おつかれさまです」
「ああ」
部下にむかえられて外に出ようとする。
次の仕事は関西への視察に向かう予定があり、
まだおいそれと家に帰れる安心さはない。
総理の任期は4年であるが、再び選ばれて水計画を
変えずに国から支え続けてきた。
今回の件は大した問題ではない、何よりも重要で
息子の動向が気がかりだったから。
「「スイリュウ、お前の活やくは今年から始まる」」
こんな所で小言ながらそうつぶやく。
人前で堂々と公言できないものの、
やはりあの子の働きが気になっていた。
他地方も同様で様々な型も台頭し始めて、
試合も攻略しにくくより激しくなるだろう。
話によると、同学年の実力者たちも現れているらしい。
ウォーターガンの種類がいっせいに増加したり、
一回り超えた現実に私もまた一度改めて思い返す。
海洋国、日本。
あらゆる水辺にかこまれたこの国は本当に水気があり、
本州に来てからなおさら感じる。
夏におけるスポーツはこれより各地で再開、
冷涼なるムーブメントがさらに起ころうとしていた。
――――――――――――――――――――――――――
2章東編、始まります。ここから時間が進むので1章を
全て先に読むのをおすすめします。
スイリュウ、メアリー、ノア、そして他の視点を主に
えがいてずんずん書いていきますが、かなり長くなると
思いますがよろしくお願いいたします。
それぞれの活やくはいかに。
ワイワイ ガヤガヤ カイサンシロー
6月をむかえたある日の時。
国の中心であるここでたくさんの議員たちが集まる。
今日はスポーツ事業について会議をしようとしていた。
国会はえらい人たちが日本の今後について話し合う所で、
ルールをどうするか決める場所だ。
「カスミガサキ総理大臣、前に!」
カスミガサキ・ソウシン、日本をみちびく総理大臣が
指名されて中央の台頭に立つ。
ウオバトを生み出した男がいよいよ登場。
黒髪で前髪を左右に分けられた様は少し若そうなものの、
顔付きはリーダーらしく見える。
対する相手は女性議員でメガネをかけたおかっぱ頭、
質疑しようとしているのはヤマダ・インコ。
あらゆることに規制をかけようと熱を入れている
おせっかい人の代表格だ。
余計なところにまで根ほり葉ほり追及してトリしまり、
女性のためのルールをしこうとしている。
今日の国会でさっそくウオバトについて、
総理大臣に問い詰めようとしていた。
「えー、今回はウォーターバトルフィールド、
略してウオバトとよばれるスポーツの内容について
いくつか質疑させてもらいますっ!
2096年より制定されたあなたの案には
不可思議な点がいくつかあるのです。
こんな熱帯状態において水玉を打ち合うメリットに、
はたして意味がありますでしょうか?」
「ウォーターバトルフィールドは夏における
負担をかけない運動でまちがいありません。
スポーツ禁止令が発令されている間で、
人々の体力低下、精神的向上を保つために
冷涼さを用いた運動を広げるためであります」
「ですが、ルール内容が数点定まっていないところが
ございまして少々お聞きいたします。
まずはウォーターガンの特許についておかしい点が、
地域限定理由がどこかしこ不明です。
スポーツとは基本、等しい条件の下に行うもので
規格を地方別に分ける必要性がどこにあるのか?」
「決議の時にお話しした通り、SOとPO間で生じた
結果となっています。工場や開発者方の要望もふくめて
現時点においてはまだ検討中としか言えません」
「例の地方の技術関連の障害といった結果ですか?
いくらなんでもコレはやりすぎでしょう?
関東の子どもたちも様々な種類を使用したいのに、
おあずけではかわいそうに思えます。
各地方ごとに水鉄砲を分けへだてるなど、
言語道断ではないのでしょうか?」
ソウヨソウヨ ウオバトヨソウ カイサンシロー
会場の女性議員たちが大きく声を上げる。
差別するなと平等プレッシャーをかけて追い打ち。
カスミガサキ総理はこう述べた。
「お答えします、ウォーターバトルフィールドは
日本だけでなく世界各地でも行われていて、
確かにまだ不備もところどころにあります。
理由の中心は、外側とのとりしまりからなる
国外へ簡単に出させない工夫によるものです」
「外、国税調整の?」
「はい、元はSOのグラハム大臣が海外議会で世界特許が
アメリカやヨーロッパで発覚したことにより、
道具素材の値段をおさえられかけたのを止めるため。
そこへPOのコウシ大臣より日本エリア、
地方の制限にとどめるべきだとしてきされました。
私も苦肉の策でそこに賛成、寸前に流されるところを
どうにか区域内におさえるしかなかったのです。
かつて、日本製品がたくさん世界中へ流されて
格安のニセモノが多く出回ってしまった様に」
「うっ、ま、まあそういったケースもございましょ。
し、しかし、スポーツにまでそんな問題をまぜるのも
いかがなことかと・・・」
タジタジ
お金や貿易の事情を話したとたんに追及が止まる。
外国が出張ったとたんに勢いがなくなるのも、
こういった人の弱点でもある。
「次の議題へ!」
司会の人が別の質疑に代えさせる。
今度は試合場のことで問いつめようとした。
「次はコートについておうかがいします。
不定形自由形もルールとして公式認定されましたが、
基準がやはり不明なところがございますッ!
なぜ、ウオバトの形式が定めようとせずに
試合場の広さがあいまいなままなんですか?」
「主な理由の最大点は“場を選ばない”利便性です。
気温、熱はどこにでもふりかかる現象。
プールは費用や設置場所が限られるため、
身分関係なくプレイさせる目標にふくまれます」
「ですが、指定試合場に足場が不安定な所があります。
汽水域から水をかき集めてまでコスいことをして、
海や川だけでなくプール、はたまた温泉も!
子どももプレイしている場所がそういったことでは
ケガをする恐れもあるのではないでしょうか?」
イヤァオ キケンヨォ カイサンシロー
また会場がざわめく、試合場の形が適当すぎると
総理にマウント[えらそうな態度]取りとばかりおしこむ。
にもかかわらず、彼は静かな口調で応対した。
「おっしゃる通りですが、現地のまま試合をさせることを
許可しておりませんし、危険性なコンクリート場などは
ゴム製シートを設置させて安全性を高めております。
さらに、不定形自由形は四国の様な干害地域での
サポートのためにも適用。ウォーターガンの種類など
ゴルフ場と同様、エリア地域別に分けて定めています。
そちらのスポーツも今まで反意はなかったはずですが」
「くうっ、た、確かにそれもそうですが、
はんいの定まっていない所ってのはちょっと・・・。
ハフーッ、ハフーッ、世界はワクに固めてこそ成立ゥ。
川や海など危険な場所での試合場なんてムチャクチャァ、
つまり、その・・・アァァオ」
タジタジ
完全に自分の世界に入ってしまったインコ。
またしても言い分が通らなかった。
今の時代となって世間に受け入れられたウオバトに、
反対派は過半数以下にまで減って中止へもちこめず。
質疑はこれで終わりだが、まだ伝言があるらしく
カスミガサキ総理が今後の夏を大いに語り始めた。
「では、改めて水事業のありかたを述べて主張します。
2100年をすぎてからも環境はこくこくと変化、
身体は熱とかわきにイヤがおうでも直面させられる。
ですが、我々人類は気温という空気からは
決して逃れられず、地球産物に頼り続けるだけです。
今年もまた暑く、多くの人々が苦しみにあえぐでしょう」
「・・・・・・」
「人はいつまでもエアコンの中でいるわけにもいかず、
必ず熱射の世界を通して身を置いて生きる。
たとえ水鉄砲遊びだ、ようちだと思われようとも
ここ、日本こそ救いの手を生み出し、わずかに小さく
水のめぐみを世に、星の支えを広めたい。
私は、国民の方々を最優先として冷涼をもたらします!
この熱波をしのぎ、人として動物として生きるために!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおあお!!」
パチパチパチパチ カイサ、ウワナニヲス
盛大な拍手を送られる。
否定案も1つ決まることなくこの件も議決は続いて、
彼によってしめくくられた。
「「ぐぬぬ・・・」」
くやしがるインコ、反対意見がまったく通れずに
規制のキの字も植え付けられなかった。正論がないから。
というわけで、今回の質疑はウオバト推しで終わる。
国会議事堂 ろう下
「総理、おつかれさまです」
「ああ」
部下にむかえられて外に出ようとする。
次の仕事は関西への視察に向かう予定があり、
まだおいそれと家に帰れる安心さはない。
総理の任期は4年であるが、再び選ばれて水計画を
変えずに国から支え続けてきた。
今回の件は大した問題ではない、何よりも重要で
息子の動向が気がかりだったから。
「「スイリュウ、お前の活やくは今年から始まる」」
こんな所で小言ながらそうつぶやく。
人前で堂々と公言できないものの、
やはりあの子の働きが気になっていた。
他地方も同様で様々な型も台頭し始めて、
試合も攻略しにくくより激しくなるだろう。
話によると、同学年の実力者たちも現れているらしい。
ウォーターガンの種類がいっせいに増加したり、
一回り超えた現実に私もまた一度改めて思い返す。
海洋国、日本。
あらゆる水辺にかこまれたこの国は本当に水気があり、
本州に来てからなおさら感じる。
夏におけるスポーツはこれより各地で再開、
冷涼なるムーブメントがさらに起ころうとしていた。
――――――――――――――――――――――――――
2章東編、始まります。ここから時間が進むので1章を
全て先に読むのをおすすめします。
スイリュウ、メアリー、ノア、そして他の視点を主に
えがいてずんずん書いていきますが、かなり長くなると
思いますがよろしくお願いいたします。
それぞれの活やくはいかに。
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