55 / 66
最終章
12-4花嫁と花婿の始まり
しおりを挟む立ったまま、キスが止まらない。
慈しむように、楽しむように、お互いの存在を確認するように、舌を使い、唇を食み、唾液を味わう。
「はぁ…気持ちいい。」
「俺も、キスだけなのにやばい。」
みーちゃんの手が何度も背中と腰を往復して撫でる。
ゾクゾクする。もっと触って欲しい。
「みーちゃん、触って…」
「ん!みーちゃんになってるよ!」
「あっ、…瑞樹…触って欲しいの。」
「いいよー。」
首にキスを落としながら、ふわりとしたワンピースの上から、胸を優しく揉みしだく。
「はぁっん…」
「あー…すげー可愛い。どうしよう。今すぐ突っ込みたいけど、この服を楽しみたいし、狂おしいね。」
むにゅむにゅと感触を楽しむように、手が胸を弄ぶ。
「んふふ。」
「何?」
「喜んでくれて良かった。」
みーちゃんの眉がぐっと寄って、苦しそうに息を吐いた。
「今、処女をもらった時と同じくらい興奮してるよ。」
「嬉しい。」
胸も子宮もキュンとした。
「しかも、中出し処女だね。」
「そうだね、やばいよ。どうしよう、気持ちよすぎて入れただけで出しちゃったら。」
「大丈夫だよ、もう千何回?ってえっちしてるんだから。」
「はぁ…綾菜の生膣…たまんない。」
私も、みーちゃんの生おちんちん、たまんないですう。
考えただけで、濡れる。
「おっぱい、直に触っていい?」
「うん。触って。」
ワンピースの下から手を入れて体に触れると、みーちゃんがびっくりした顔で私を見た。
「えっ…なにこれ。」
「えへへ…。」
興奮したみーちゃんが、ふわふわのワンピースをがばっとめくり上げた。
中には、ガーターベルトと一体型のベビードール、しかも胸の部分が隠れてないやつ。そしてストッキングと、お尻の部分と大事な部分が丸見えのショーツとはいえない布を履いている。
「えっろ…俺をそこまで喜ばせてどうすんの。」
「世界一幸せにしたい。」
「既に宇宙一幸せです。」
ワンピースをそのまま脱がされると、こぼれ落ちている胸を揺すったり、寄せたり、たまに乳首を転がして楽しんでいる。
「すっごい…え、これってさ…着たまま色々できるってことでしょ。」
「うん…そうだね。」
みーちゃんの顔はすでにふにゃふにゃになっている。
「着たままで3回は軽くいけそう。」
「多いね。」
「綾菜がえっちなんだもん。」
名前で呼ばれるの、くすぐったい。
「あん!」
急に乳首を摘まれた。
そのまま、ぐにぐにと揉まれて大きくなる。
「はぁ…ん…もっとしてぇ。」
かぷっと片方の胸を食べられて、舌でたくさん突かれて、舐められて、体がびくりと震える。
内股に愛液が垂れたのが分かった。
私も、すごく興奮している。
指が乳首を引っ張る。少し痛い、でも気持ちいい。
「ああっん、んん。」
たくさん胸を触って欲しいけど、もう下も触って欲しい。
でも、みーちゃんのも舐めたい。
「みーちゃあん…」
ちゅぱっと口を離された。乳首がスースーする。
「瑞樹でしょ!ちゃんと呼ばないと、恥ずかしい言葉を言うまで触ってあげない。」
「はい、分かりました。」
「じゃあ、言って。」
「今??」
「わかったって言ったじゃん。」
ふふん、とSっ気を見せて強気に笑う。すっごくかっこいいです。
「えー…じゃあ…瑞樹のおちんちん舐め舐めしたいから、パジャマ脱いでください。」
片手で額を押さえて、上を見上げている。
「どうしたの?」
「そうくると思わなかったから、神に感謝してた。」
パジャマを全部脱いで、ベッドのふちに座る。
足を開いてその間に体を収めて、私はみーちゃんのペニスにキスをした。
「たくさん可愛がっちゃうからね。」
入れるのは慣れたけど、口には収まりきらない大きさだから、手も一緒に使う。
柔らかい睾丸を慈しみながら舐めて、キスして口に含むと、みーちゃんの体が震える。
怖いけど気持ちいいらしい。
そっと離して、根元から先まで一気に舐め上げる。
舌でたくさん撫でて、指でしごいて、口に含んだ。
先走りがしょっぱい。うん、みーちゃんの味。
唾液を溜めて、ゆっくり動かす。
ちゅぱっちゅぱっと音が響く。
亀頭を舌で刺激しながら、唇をすぼめて上下すると、びくっびくっとペニスが震える。
「綾菜、あんまりやりすぎると、入れた時に保たないから。」
えー!やだ、もっと舐めたい。
反抗するように吸う力を強めて、じゅぽじゅぽと動かす。
「こらっ、ダメだってば!」
舌と唇でぐにゅぐにゅといじめる。
みーちゃんは、口の中でもぐもぐ動かされるのに弱い。
手の力も少し強めて、速く動かす。
みーちゃんの内腿が震えた。
「うっ…出る!」
口の中に、熱くて粘ついた精液が放たれた。
こぼさないようにゆっくりと口を離して、そっと手のひらに吐き出す。
「たくさん出たねえ。いいこいいこ。」
みーちゃんがため息をついて、私の胸を鷲掴みした。
「可愛い花嫁さんがすっごいことしてくるから、出ちゃったじゃん。」
「瑞樹の精液、体に塗りたい。」
みーちゃんの目が見開かれる。
「えっ!?まじ?!」
前から思っていたのだ。みーちゃんは、出しても絶対にすぐ処理するし、洗い流すから、精液を楽しんだことがない。
「胸に垂らしたり、塗り込んだりしたい。」
「終わってからならいいけど、俺が胸を舐められなくなるから、今はダメ。」
「終わったらしていいのね?!絶対ね!!」
「綾菜の新たな一面だ。」
手のひらの精液にお別れをして、改めてみーちゃんに抱きつく。
「楽しい!」
「俺も。」
この際だから、したかったことを言っちゃおう。
「私ね、瑞樹の唾液を飲むのが好きなの。」
「まじか。体液フェチってこと?」
「そうだね、汗も舐めたいって思うし、そうなのかもね。」
「何で言わないの?」
「恥ずかしいもん。」
首筋にキスをされて、ぶるっと震える。
「もっとしたいこと、言ってよ。引いたりしないから。大概のことはできるって思ってるし。」
「ありがとう。じゃあ、唾液ください。」
向き合って、パカっと口を開けられた。
「どんなのがお好みですか?」
「ちょっとおしゃれなディップパーティするの!」
みーちゃんの口の中に指を入れ、そっと舌と粘膜の間に差し込んだ。
柔らかくてあったかくて、唾液がたくさんある。
指を濡らして引き抜いたら、自分の口に入れる。
「おいしい。」
「うん、分からん。でも綾菜が喜ぶなら何でもいい。」
夢中で何度も指を入れては舐めていると、みーちゃんが私の指を舐めたり吸ったりしてきた。
ザラザラの舌がうごめくと、ぞくっとした気持ち良さがある。
「あっ…。」
「指も感じるなんて、えっちだね。」
みーちゃんの手が丸出しのお尻を撫でて、ペチペチと音を鳴らす。
指で下から上へとなぞられると、ため息が出ちゃう。
「はぁん…。」
「綾菜の痴態がすごくて、もう復活した。淫乱花嫁最高。」
膝の上に乗った状態でみーちゃんを跨いでいるので、足を開かれると私の足も開く。
「下、ぬるぬるだね。」
指が愛液をすくって、入り口やお尻に塗りたくる。
みーちゃんだって、私の体液を塗りたくるくせに!
乳首を口に含まれて、声が漏れる。
「ひゃあん!あっあっ!」
ぬるついた指が、クリトリスを突き、挟む。
「ひっ!んんんー!」
「大好きだねえ、クリちゃん。えっちするための器官だから、たくさん気持ちよくなっていいんだよ。」
皮の上から優しくなぶられて、腰が前に出てしまう。
「あっああっ…」
体が倒れてしまわないように、みーちゃんの肩を掴む。
「うーん、絶景。最高。」
私の痴態を嬉しそうに見つめて、赤黒いペニスを大きくする。うん、絶景。
中指と薬指が、にゅくりと中に入ってくる。
「ん…はぁ…」
もちろん、気持ちいい場所を的確に突かれて、すぐにぐずぐずになってしまう。
「あっあーやら、それやらー!」
「好きの間違いでしょ。ほら!」
クリトリスを挟まれながら、二本の指がぐちゅぐちゅと動く。
腰が勝手に動いてしまって、止められない。
体が熱い、快感が巡って苦しいほど気持ちがいい。
いつもの、あの場所。押されたら、出ちゃうそこ。押して欲しい。
「みーちゃ、みーちゃあん!」
「ん!また名前じゃないから、えっちなこと言わないと触らない。」
ピタッと指が止まる。
苦しい、いきたい、触って欲しい。
「おねがい、触って。押したら、出ちゃうとこ。綾菜のえっちなお水が出ちゃうとこ、たくさん触って、おねがい。」
「うん、びしょびしょにしていいよ。」
指がそこをぐっと押す。何度も何度も、掻き出すように、引っ掻いて、押して、刺激する。
ぞくぞくっと快感が駆け巡る。
下腹部がびくっとヒクつき、耐えられない。
「でちゃうー、でちゃうよー!ああああっやあああっ!!」
クリトリスをぎゅっと強く摘まれた瞬間、一気に放出した。
じゃばじゃばと床を濡らす。
みーちゃんの手も、腕まで濡れていた。
「たくさん出たねえ、いいこいいこ。」
くたりとみーちゃんの体に身を預けながら、やり返された、と思った。
0
お気に入りに追加
970
あなたにおすすめの小説
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる