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綾菜と瑞樹編
6-5相変わらずのみーちゃん(現在)
しおりを挟む玄関のドアを閉めると、2人の間の濃密な空気が、どちらともなくキスをさせた。
舌を絡ませ合い、唾液を零し、貪るように深くお互いを求める。
歩いている時から、みーちゃんが欲しくて欲しくて仕方なかった。
私のみーちゃん、大好きなみーちゃん。その強い瞳で、私だけを見てほしい。
「みーちゃん、好き。」
激しいキスの間、息をしながら何度も呟く。
キスだけで、いってしまいそう。
「あーにゃ…今日も…してもいい?」
「うん…私も、したい。」
好き、好き、みーちゃんで満たされたい。全部を明け渡して、一つになりたい。
「世界で一番優しくするって言ったけど、ごめん。今日は…ちょっと…難しいかも。」
切なくて苦しい顔で、みーちゃんが私を抱きしめる。
「いいの。私のこと、ぐちゃぐちゃにして。」
「…そういうこと言うと、本当に止まらなくなるからね。」
「嬉しい。」
みーちゃんの白眼が、私を見てるよって知らせてくれる。
お願い、その瞳で、私を射殺して。
オレンジに染まる部屋の中、もう何度目かも分からない絶頂に喘ぐ。
「ああっ…また…いっちゃう…」
「いいよ、好きなだけいって。」
奥を何度も突かれて、激しく揺すられて、背面から抱きしめられて乳首を強く挟まれる。
汗と涙と、いろんな体液でぐしょぐしょになって、狂ったように泣き叫ぶ。
「みーちゃ…みーちゃ…あっああっ」
「好きだよ…あーにゃ。」
言われる度に、いってしまう。幸せで、嬉しくて、泣きながら何度も爆ぜる。
膣がきゅうきゅうと陰茎を締め付け離さない。
「やば…あーにゃの中に持っていかれる…」
「あっ…はぁ…ん…」
内腿が痙攣し、体勢を保てなくてうつ伏せに倒れる。
ずるりと陰茎を引き抜かれて、膣がぽっかりと空洞になった。
みーちゃんがいない。
「抜いちゃやだぁ…」
「なにそれ…可愛すぎるんだけど。」
使用済みの避妊具を処理して、みーちゃんが私の体に覆い被さってくる。
重くて温かくて気持ちいい。
「そんなに入れて欲しいの?」
「欲しいよぉ…みーちゃんと、ずっと一緒にくっついてたいの…」
熱くて、気持ちよくて、頭がおかしくなってるのかもしれない。
でも、本当のこと。
2人でくっついて溶けて混ざって、一つになってしまいたい。
「そんなに俺が好き?」
甘い声が、耳を侵す。
「好き…大好き…愛してる…」
「はぁ…やばい…あーにゃに殺される。」
お尻に当たるみーちゃんが、また大きく硬くなった。
「あーにゃ…」
細長い指が、お尻の間を弄る。
「ひゃっ」
「ここ、実は前から触りたかったんだ。」
キュッとすぼまったそこを、指の腹が撫でて解しにくる。
「な、なんでぇ」
「あーにゃのことは、全部知りたい。あと、気持ち良かったら喜ぶあーにゃが見られるでしょ。」
そんなこと言われたら、触って欲しくなっちゃう。
みーちゃんが喜ぶ顔が見たい。
「うー…優しくしてね…」
「やったぁ!あーにゃの…お尻…」
背後で、ごくりと喉が鳴る音がした。
「今更ですが。今日のテーマは、あーにゃのお尻を気持ちよくしよう!に決定。」
ひゃー!久々にみーちゃんの探究心に火がついた。
しかも、気持ちよくなるまでされ続けることが確定してる。
引き出しをガコガコと開けて、みーちゃんが何かを取り出している。
「あった。お尻を傷つけないようにしないとね。」
手に持っているのは、小包装のチューブ。
「なにそれ。」
「ローション、お尻用の濃いやつ。温感だよ。」
何でそんなの持ってるの。
みーちゃんはニカニカ笑って包装の口を切る。
「やっぱり、事前の準備は大切だよね。あ、今日は指先だけの予定だから、浣腸はしないよ。」
「えっ!?いずれするの?!」
「うん。だって、あーにゃが嫌でしょ?」
「…うん。キレイな状態がいい。いや、そうじゃなくて、まだ分かんないから!そこまで良いって言ってないから!」
「うんうん、分かってる分かってる。」
本気で嫌がったら、みーちゃんは絶対にしないから大丈夫だけど。
みーちゃんは避妊具を指にはめてから、指の上に透明でとろみのある液体を垂らす。
「触るよ。」
ぬるりとした感触と共に、指先が触れる。円を描かれて優しく押されると、温感も手伝ってむず痒い。
「うう…」
ぐにぐにと何度もマッサージされる。
「括約筋がいい仕事してるなぁ。」
「その言い方イヤー!」
デコボコを何度も撫でられて、ぬちゅぬちゅと音を立てて可愛がられると、ムズムズして熱くなってきた。
「ひゃあっ…」
「アナルは、神経が集まってるから敏感なんだって。」
「ううう…」
豆知識。
なんだかゾワゾワしてきた。
「よし、お尻で気持ち良くなる為に、脳を錯覚させよう!」
腰を持ち上げられて、お尻が上を向く。
「やだ、恥ずかしい。」
「あーにゃの体でみたことない場所はないのに。」
「恥ずかしいの!」
「ふぅん、じゃあ好都合。」
お尻と陰核を同時に刺激される。
「んやっ!」
優しく揉まれたり押し込まれたりして、膣からトロトロと愛液が垂れてしまう。
「コリコリ大きくなったここも、赤くてキュッて恥ずかしがってるここも、気持ちよくて涎垂らしてる下のお口も、ぜーんぶ可愛いよ。」
「やだぁぁっああっきもち…んんん」
「さっきたくさんいったのに、まだいけそうだね。」
陰核をいじりながら、膣に指を入れ、お尻をねちねちと嬲られる。
「ふやあっ!」
「んー、第一関節入った。思ったよりキツくないね。収縮性あるからかな。」
ぬるぬるさせて内壁を刺激されると、入り口がむずむずしてるのと、お尻に指が入ったという事実が羞恥を呼んで、ヒクヒクと動いてしまう。
「動いてる…すごい。あーにゃ、どう?」
「よくわかんない。でも、痛くはない。」
「うんうん、なら大丈夫だね。じゃ、どんどん錯覚させて行こう。」
お尻を触るタイミングで陰核をいじられる。
「ひゃっ…やぁ…あうう…」
じんわり熱くてむず痒くて、そこを何度もぐちゅぐちゅと優しく掻き出される。痒いのがやわらいで、気持ちよくて、もっとして欲しい。
「あーにゃ、お尻振ってるよ。気持ちいい?」
「んっ、んん…ムズムズするの…もっと…」
ぬちゅ、ぬぷ、指が動く度に粘液の音がする。
「ちょっと乾いてきたかな。もうちょっと濡らすね。」
穴の上に直接ジェルを垂らされて、その感触に身悶える。
「ふああっ…あっつい…ああん」
膣の方まで垂れたジェルを、みーちゃんの指がすくって押し込んでくるから、愛液と混ざってぐちゃぐちゃになる。
もう、どこが気持ちいいのか分からないくらい、夢中になっていた。
「すごい、指が飲み込まれる。あーにゃ、気持ちいい?」
「きもち…い…ああぁっ」
快感がすごくて、息が荒くなる。
体の重心を低くして、お尻を高く突き上げた。
もっと、もっと触って欲しい。
「お尻で感じてるあーにゃ、可愛い。たくさん気持ちよくするから、好きなだけ鳴いて。」
穴の中で、指がぐるぐる回る。内壁を擦られ、押され、掻き出され、熱くてぐちゃぐちゃで、痒くて痺れて気持ちいい。
「あああっ…おかしくなっちゃう…お尻が…ああっ」
腰を振ってもっともっとと、ねだってしまう。
指が膨れた陰核を押して、摘んで、ぎゅっと引っ張った。
「いやぁぁっ、そこ、らめ…ああっ」
ガクガクと体が震えて、体重が支えきれず、ベッドに突っ伏した。
いったばかりなのに、まだお尻の中で指が動いている。
「みーちゃ…いっちゃった…あん…もうらめらから…」
「ほら、さっきより気持ち良くなってきたんじゃない?穴がゆるゆるだよ。」
にちゅにちゅ音を立て、抜く気配もない指を受け入れ続けるお尻は、既に脳の錯覚で、気持ちいい場所と認定されつつあった。
「んひゃあああ」
背後でバリッとビニールの切れる音がして、足を開かされるとズプリと膣に陰茎が刺さる。
「ふああっ」
「あーにゃ、両方でいってみよっか。」
お尻も前もみーちゃんで満たされて、ゾクゾクと快感が襲う。
ぶちゅ、ぶちゅ、と間を置きながらゆっくりと動かされ、指もそれに合わせてぐりぐりと振動する。
「すっごい…あーにゃの中、ぐずぐずにとろけてる。俺、結構やばいかも。」
「みーちゃ…いっぱいして…もっとお…ああっ」
重い一撃が、子宮の入り口に走る。
「うん…もう我慢できないから、あーにゃ頑張ってね。」
言うが早いか、重い律動がガクガクと体を揺さぶる。
貫かれる体は愉悦に満たされて、ぶつかり合う場所の痛みすら、あまく痺れて快感になった。
「あああっやぁぁっ…あっあっ…しんじゃう…」
膣をお尻側に突き上げられ、内壁を挟んで指を感じる。
「あっあっ…やだ…なにこれ」
「両方気持ちいいでしょ…」
「みーちゃあん…もう…もう…ああっ」
頭のてっぺんから足の先まで、電流が走った。
「俺も…出すよ…」
「だして…だしてぇ…」
速く強く突かれる度、愛液が溢れて流れ出る。ぐちゅぐちゅにとろけた膣もお尻も、精を搾り取るように痙攣した。
「っはぁ…」
重く最奥を突き、みーちゃんが果てる。
辺りは真っ暗で、カーテンを閉め忘れた窓の向こうでは、キラキラと星が輝いていた。
ぐったりと倒れ込んでそれを見上げていると、みーちゃんが後ろから抱きしめてくる。
「あーにゃ、お尻良さそうだったね。」
満足そうに笑っているみーちゃんが恨めしいけど、良かったです。
「今度はプラグ入れてみようね。」
「持ってるの…?」
「事前準備はバッチリです。」
みーちゃんは、相変わらずみーちゃんだ。
「絶対に気持ちよくしてね。」
楽しそうにしているその笑顔に弱い私は、頷くしかない。
「もちろん!」
今から楽しみだなぁ…と思いを馳せているみーちゃんに擦り寄って、しばらく余韻に浸った。
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